ダイル・ザウル県では、トルコのイスタンブールを拠点とする反体制系サイトのシリア・テレビ(7月10日付)によると、所属不明の戦闘機複数機がシリア政府の支配下にあるブー・カマール市近郊の国境地帯に設置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所を爆撃した。
爆撃は、イラク領内からブーカマール市近郊のハリー村の鉄道の国境通行所を経由して、武器弾薬を積んだ貨物車輌複数輌がシリア領内に入った数時間後に行われた。
一方、ドゥラル・シャーミーヤ(7月10日付)は、複数の地元メディア筋の話として、「イランの民兵」は無人航空機(ドローン)を使用した訓練を行うための新たな軍事基地を建設したと伝えた。
同筋によると、基地が建設されたのは、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯に位置するラフバ城で、今週初め、イラン・イスラーム革命防衛隊がイラン製のドローン15機を配備したという。
AFP, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022、Syria TV, July 10, 2022などをもとに作成。
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