ジョン・カービー米国家安全保障会議(NSC)の戦略広報調整官は、イラン、ロシア、トルコの首脳会談に関して、ヴラジーミル・プーチン大統領のイラン訪問は、ロシアがウクライナでの戦争を止める意思がないことを示していると述べた。
カービー調整官は「プーチン大統領のイラン訪問は、彼とロシアが孤立し、その軍事システムが戦争のニーズに対応できないことを示している」などと批判した。
一方、イスラエル国会(クネセト)のラム・ベン・バラク外交安全保障委員会委員長は、「テヘランとモスクワの接近は、ジョー・バイデン米大統領の中東歴訪に対抗し、イスラエルが戦争においてウクライナ側に付いたことへの対抗措置だと見ている」としたうえで、「イスラエルはロシアとイランの接近がシリアでのイスラエルの軍事作戦を阻止しようとするものだと懸念している」と批判した。
AFP, July 20, 2022、ANHA, July 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2022、Reuters, July 20, 2022、SANA, July 20, 2022、SOHR, July 20, 2022などをもとに作成。
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