トルコのエルドアン大統領;「米国はシリア北部から撤退すべきたというのが、ロシア、イランとの首脳会談の成果だ」(2022年7月20日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、アスタナ・プロセス保障国(ロシア、トルコ、イラン)首脳会議に出席するために訪問していたイランの首都からの帰路、記者らに対して、米国がシリア北東部から撤退すべきだと述べた。

アナトリア通信(7月21日付)によると、エルドアン大統領は次のように述べた。

米国はユーフラテス東岸から今すぐに立ち去らねばならない。これがアスタナ・プロセスにおいてもたらされた成果だ。
トルコはこのことを期待している。なぜなら、同地のテロリストを養っているのは米国だからだ。
米軍がテロ組織である人民防衛隊(YPG)/クルディスタン労働者党(PKK)を教練しているの目にしている。
この教練を通じて、彼ら(米軍)は同地で国旗をはためかせているのはなぜか?
彼らの職務はこの地でトルコ軍に対してテロ活動を行うことなのだ。ここでも、彼らは、国旗をはためかせて、トルコ軍を欺けるかどうかと考えている。だが、我々はバカではない。

AFP, July 21, 2022、Anadolu Ajansı, Juy 20, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

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