ダイル・ザウル県では、『ムドゥン』(8月18日付)やドゥラル・シャーミーヤ(8月18日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合所属と思われる無人航空機(ドローン)2機がシリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊の砂漠地帯に設置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所を攻撃した。
同メディア筋によると、ドローン攻撃は、15日にウマル油田のグリーン・ヴィレッジに対して行われた攻撃への報復と見られる。
アシャーラ市からマヤーディーン市、ブーカマール市に至る地域に設置されているファーティミーユーン旅団の拠点複数カ所などが狙われ、少なくとも6回の爆発が発生、イラン・イスラーム革命防衛隊のものと思われる拠点も2回にわたって攻撃を受けたという。
一方、アイン・フラート(8月18日付)は、複数のドローンが、午前6時頃、アシャーラ市近郊の砂漠地帯、ブーカマール市近郊の砂漠地帯(ハムダーン村一帯)にあるイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点複数カ所、イラク国境に面するイマーム・アリー基地近く(ハスヤーン油田一帯)の拠点複数カ所に6発のミサイルを発射したと伝えた。
AFP, August 18, 2022、ANHA, August 18, 2022、‘Ayn al-Furat, August 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 18, 2022、al-Mudun, August 18, 2022、Reuters, August 18, 2022、SANA, August 18, 2022、SOHR, August 18, 2022などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.