タルトゥース県エルワード島近くのシリアの領海内で難民を乗せたボートが沈没、36人死亡(2022年9月22日)

シリア人権監視団によると、タルトゥース県エルワード島近くのシリアの領海内で、レバノンのタラーブルス港からキプロスに向かって航行していたボートが沈没した。

ボートには、欧州に逃れようとしていたシリア人、レバノン人など120~150人ほどが乗船していた。

シリアの救援チームが漁船の支援を受けて、子どもと女性15人を含む20人を救出し、タルトゥース市内の病院に移送される一方、36人が遺体で発見された。

タルトゥース港に駐留しているロシア軍は捜索には参加しなかった。

午後4時頃に最初の遺体が発見されてから6時間が経ち、シリア軍のヘリコプター1機が事故現場上空で、生存者の捜索を行ったが、その後、捜索は打ち切られた。

AFP, September 22, 2022、ANHA, September 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2022、Reuters, September 22, 2022、SANA, September 22, 2022、SOHR, September 22, 2022などをもとに作成。

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