スウェーデンのトビアス・ビルストロム外務大臣は、シリアのクルド民族主義民兵の人民防衛隊(YPG)とその政治部門である民主統一党(PYD)を支援する意思はないと述べた。
外務大臣は、スウェーデン・ラジオ(11月5日付)のインタビューのなかで、PYDやYPGが「トルコのクルディスタン労働者党(PKK)とあまりに密接に関係している…。それは我々とトルコの関係にとって良いことではない…。スウェーデンがNATOに加盟するのが主要な目的だ」などと述べていた。
意思表明は、ウルフ・クリステション・スウェーデン首相のトルコ訪問に先立って行われたものだという。
トルコは、ウクライナ侵攻の発生を受けて北欧のスウェーデンとフィンランドがNATOへの加盟を求めたのに対して、両国がクルディスタン労働者党(PKK)の活動家らを支援しているとして、加盟に難色を示していた経緯がある。
ロイター通信(11月5日付)、スウェーデン・テレビ(SVT、11月6日付)などが伝えた。
AFP, November 6, 2022、ANHA, November 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2022、Reuters, November 5, 2022、November 6, 2022、SANA, November 6, 2022、SOHR, November 6, 2022、SVT, November 6, 2022、Sweden Radio, November 5, 2022などをもとに作成。
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