シリア人権監視団は、複数筋から得た情報として、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県や隣接するラタキア県北部で活動を続けていた外国人戦闘員多数が数週間前からシリアから出国を続けている、と発表した。
同筋によると、シリアを出国している外国人戦闘員はコーカサス人、チェチェン人のジハード主義者で、その数は170人以上にのぼる。
出国は、シャーム解放機構からの圧力や要請を受けたもので、欧州の某国に移動したという。
シャーム解放機構はまた、シリアにとどまるコーカサス人やチェチェン人の戦闘員らに圧力をかけ、トルコ経由で欧州某国へと移動するよう求めている一方、トルキスタン人のジハード主義者に対しては出国を求めていないという。
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欧州の某国がどこかは不明だが、シリアで活動していたチェチェン人は最近になってウクライナに移動し、ロシア軍との戦闘に参加している(「シリアでアル=カーイダと共闘していたチェチェン人戦闘員がロシアの侵攻を受けるウクライナでの戦闘に参戦」を参照)。
AFP, January 12, 2023、ANHA, January 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2023、Reuters, January 12, 2023、SANA, January 12, 2023、SOHR, January 12, 2023などをもとに作成。
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