アレッポ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(1月13日付)、MMC(1月13日付)などによると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市アアザーズ市で、シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣のアブドゥッラフマーン・ムスタファー首班が7日にトルコとシリア政府の和解を支持する発言を行ったことに抗議するデモが行われ、住民数百人が参加した。
デモ参加者は、会場に居合わせていたシリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムサッラト代表を「シャッビーハ」などと罵倒して襲撃、乗っていた車を破壊、ムサッラト氏はその場を立ち去ることを余儀なくされた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるハーリム市で「戦線開放」と銘打った抗議デモが行われ、地元の名士ら数十人が集まり、シリア政府とトルコの和解拒否、体制打倒を訴えた。
AFP, January 13, 2023、ANHA, January 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2023、‘Inab Baladi, January 13, 2023、MMC, January 13, 2023、Reuters, January 13, 2023、SANA, January 13, 2023、SOHR, January 13, 2023などをもとに作成。
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