【トルコ・シリア大地震】地震発生以降、シャーム解放機構の支配下にある「解放区」と、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」、「オリーブの枝」両地域にトルコから入った貨物車輌の数は391輌(2023年2月15日)

シリア人権監視団は、2月6日のトルコ・シリア大地震発生以降、シャーム解放機構の支配下にあるいわゆる「解放区」と、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」、「オリーブの枝」両地域にトルコから入った貨物車輌の数が391輌にのぼっていると発表した。

このうちシリア政府が通過を許可したアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の国境通行所、ハマーム村西の国境通行所からトルコ占領地に入った車輌は285輌で、145輌が「こちらシリア」キャンペーンによって集められた物資を積む車輌だという。

また、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所からは106輌の車輌の入国がこれまでに確認されている。

なお、2月15日には、国連の人道支援物資を積んだ22輌の車輌がバーブ・ハワー国境通行所を経由して通過、また同じく国連の物資を積んだ4輌の車輌がバーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリアに入った。

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

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