シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内でもっとも地震の被害が大きかったとされるアレッポ県ジンディールス町を訪れ、被災者の家族らとともに被害状況を視察した。
ウバイダ・ウマルを名乗るメディア活動家がテレグラムのアカウント(https://t.me/obaida1s)を通じて、その様子を撮影した映像を公開した。
映像には、ジャウラーニー指導者のほか、マイサル・ブン・アリー・ジャッブーリー(ハラーリー)氏(通称アブー・マーリヤー・カフターニー)も写っている。
イナブ・バラディー(2月25日付)によると、ジャウラーニー指導者は、2月7日から10日にかけて行ったイドリブ県の被災地などへの訪問と合わせて、ジンディールス町を訪問したものと見られる。
ジンディールス町の地元評議会のマフムード・ハッファール議長は、イナブ・バラディー(2月25日付)の取材に対して、同町が行政上はシリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣に所属しているとしたうえで、ジャウラーニー指導者の訪問はメディアを通じて知っただけだと弁明している。
‘Inab Baladi, February 25, 2023、Obaida Omar (Telegram), February 25, 2023などをもとに作成。
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