【トルコ・シリア大地震】地震発生以降、4万9000人がトルコからシリアに帰国、うち1万2000人が強制退去者(2023年3月6日)

シリア人権監視団は、6日のトルコ・シリア大地震と20日の余震による死者は3月4日の段階で6,795人、このうちシリア政府の支配地での死者は2,248人、シリア北西部での死者は4,547人に達していると発表した。

また、トルコで被災して死亡したシリア人は4267人、シリア領内に移送された犠牲者の数は1,793人に達した。

このうち、1,570人の遺体がイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所から、166人がアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所から、22人がラーイー村北の通行所から、20人がジャラーブルス国境通行所から、15人がハマーム村北の通行所からシリアに移送された。

一方、トルコからシリアに帰国したシリア人は、約4万9000人に達した。

このうち約3万7000人は、トルコ・シリア大地震に被災者としてトルコ国内の被災県で一時保護身分証の発給を受けるか、トルコ国籍保有者、約1万2000人が一時保護制度のもとで滞在を認められず、強制退去を余儀なくされた難民・移民。

4万9000人のうち、1万7000人はバーブ・ハワー国境通行所、1万1000人はジャラーブルス国境所、9万人はバーブ・サラーマ国境通行所とタッル・アブヤド国境通行所を経由してシリアに入ったという。

AFP, March 6, 2023、ANHA, March 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2023、Reuters, March 6, 2023、SANA, March 6, 2023、SOHR, March 6, 2023などをもとに作成。

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