ダルアー県では、関係当局が民間人や軍人を狙って暗殺、襲撃、爆弾敷設を行ってきたダーイシュ(イスラーム国)の重要幹部2人を殺害した。
殺害されたのは、タファス市出身のハサン・ハーイク容疑者とスハイリーヤ村出身のナビール・アブドゥッラー容疑者。
治安筋がSANA(5月9日付)に明らかにしたところによると、当局は、ダーイシュの「テロリストへの正確な追跡を継続するなかで、農業用の車輌(盗難車)に乗って、タファス市からアトマーン村に至る街道沿線の軍の拠点複数ヵ所を監視しようとしていた2人を要撃、殺害するとともに、2人が所持していたイスラエル製などの武器、弾薬を押収した。
SANA(5月8日付)が伝えた。
一方、シリア人権監視団によると、フラーク市で正体不明の武装集団が8日にシリア軍第5旅団の元兵士を含む2人を襲撃、2人は9日に死亡した。
AFP, May 9, 2023、ANHA, May 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2023、Reuters, May 9, 2023、SANA, May 9, 2023、SOHR, May 9, 2023などをもとに作成。
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