ヌスラ戦線「第30師団の兵士らが真理と正義に回帰することが、シャームの民のジハードにとってより有益」(2015年7月31日)

シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、30日にアレッポ県アアザーズ市郊外で、米軍の軍事教練を受けた「穏健な反体制派」の第30師団司令官ら8人を拉致したことに関して、「第30師団の兵士らが真理と正義に回帰することが、シャームの民のジハードにとってより有益であり、我々にとって好ましい」としたうえで、同師団戦闘員に対して「体制に対する戦闘の前線に戻り、お前たちの民、お前たちの目的を守るために戦い、奪われた者を救済し、宗教の旗を掲げよ」と呼びかけた。

ヌスラ戦線はまた、第30師団以外の反体制武装集団に対しても、「シャームの民のジハードと革命を略奪しようとする者との関係を絶ち…、シャームの民のジハードと土地を守るために前進し、それを奪おうとするヌサイリー派、外国のならず者、米国の手先に対抗する」よう呼びかけた。

一方、第30師団については、「米国の計画や国益を伸張するための手先」と断じたうえで、拉致直後に有志連合がアレッポ県アアザーズ市一帯のヌスラ戦線拠点などを空爆したことから、「第30師団と有志連合の間に協力・調整は明らかになった」と述べた。

Kull-na Shuraka', August 1, 2015
Kull-na Shuraka’, August 1, 2015

AFP, August 1, 2015、AP, August 1, 2015、ARA News, August 1, 2015、Champress, August 1, 2015、al-Hayat, August 2, 2015、Iraqi News, August 1, 2015、Kull-na Shuraka’, August 1, 2015、al-Mada Press, August 1, 2015、Naharnet, August 1, 2015、NNA, August 1, 2015、Reuters, August 1, 2015、SANA, August 1, 2015、UPI, August 1, 2015などをもとに作成。

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ロシア外務副大臣は、シリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ3」を9月末までに開催できる見込みだと述べる(2015年7月31日)

ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣は、シリア政府と反体制派の和平交渉、いわゆる「モスクワ3」を9月末までに開催できる見込みだと述べるとともに、米国およびスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が同交渉に参加するかたちで調整を進めていることを明らかにした。

ロシア外交筋によると、ロシア政府は「モスクワ3」実施にあたり、モスクワ以外での都市での開催が良い結果をもたらすのであれば、反対はしない旨、米国側に伝えている、という。

ボグダノフ外務副大臣はまた、近く国連安保理でデミストゥラ共同特別代表が提案した「作業委員会」設置を支持する声明が採択されるだろうとの見方も示した。
『ハヤート』(8月1日付)が伝えた。

AFP, July 31, 2015、AP, July 31, 2015、ARA News, July 31, 2015、Champress, July 31, 2015、al-Hayat, August 1, 2015、Iraqi News, July 31, 2015、Kull-na Shuraka’, July 31, 2015、al-Mada Press, July 31, 2015、Naharnet, July 31, 2015、NNA, July 31, 2015、Reuters, July 31, 2015、SANA, July 31, 2015、UPI, July 31, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がガーブ平原北部のマンスーラ村を奪還(2015年7月31日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原北部でファトフ軍と戦闘の末、マンスーラ村とその南部の穀物サイロ地区を制圧した。

シリア軍はまた、ガーブ平原北部のハウワーシュ村、アムキーヤ町、ジスル・ジスル・バイト・ラース村、ムスタリーハ村、マイダーン・ガザール村、ハーリディーヤ村、ザイズーン村、カフルズィーター市などを砲撃・空爆したほか、ザイズーン発電所一帯、ズィヤーディーヤ村、カーヒラ村一帯でファトフ軍と交戦した。

これに対して、ファトフ軍は、ズィヤーラ村・カルクール村間の街道でシリア軍の兵員輸送車を攻撃し、シリア軍兵士・国防隊隊員複数を殺害した。

一方、SANA(7月31日付)によると、シリア軍がガーブ平原のズィヤーディーヤ村、ザイズーン村で反体制武装集団と交戦、同地を制圧した。

シリア軍はまた、ザイズーン発電所居住地域、カルアト・マディーク町、ザクーム村、アンカーウィー村、カフルズィーター市、ムーリク市東部、フライカ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカンスフラ村、アイン・ラールーズ村、ジスル・シュグール市、ブサクラー村、タフタナーズ市、サラーキブ市を「樽爆弾」などで空爆し、タフタナーズ市では男女2人が死亡した。

一方、SANA(7月31日付)によると、マジャース村、ウンム・ジャリーン村、アブー・ズフール町、ハシール村、トゥルア村、バズィート村、ハムキー村、ハムキー丘、ジスル・シュグール市、ジャンアト・クラー村、アリーハー市、アアワル丘、ラッジュ村、ジャウル丘、ミンタール村、カルタ村、マルジュ・ズフール村、サフン丘をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、スマート・ニュース(7月31日付)やシリア人権監視団によると、シリア軍が塩素ガスを装填した砲弾でジャウバル区を砲撃し、反体制武装集団戦闘員ら12人が呼吸困難などの症状を訴え、戦闘員1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまたザブディーン村近郊を砲撃した。

ザバダーニー市一帯では、シリア軍(第4師団)が、ヒズブッラー戦闘員とともに、ジハード主義武装集団、地元の武装集団との戦闘を続け、同地を50回以上にわたり空爆、20発以上の地対地ミサイル、数十発の迫撃砲で砲撃した。

これにより、反体制武装集団戦闘員3人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市、東ムライハ町、ヌアイマ村をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、男性2人が死亡した。

シリア軍はまた、ダルアーを地対地ミサイルなどで砲撃し、子供2人が死亡、子供5人と女性らを含む10人が負傷した。

一方、SANA(7月31日付)によると、ダルアー市Sytiatelビル一帯、電力会社一帯、西ムライハ村、シャイフ・フサイン丘、ズィムリーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、スマート・ニュース(7月31日付)によると、ヌールッディーン・ザンキー運動がアレッポ市ラーシディーン地区に進攻しようとしたシリア軍を撃退し、兵士20人を殺害した、と発表した。

一方、SANA(7月31日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区、シャッアール地区、シャイフ・サイード地区、カルム・ジャバル地区、ハラブ・ジャディーダ地区、空軍情報部一帯、科学研究センター一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラスタン市、タルビーサ市を「樽爆弾」で空爆し、男性1人が死亡した。

一方、SANA(7月31日付)によると、クナイトラート村、タルビーサ市、ラジュム・カスル村、ザアフラーナ村、イッズッディーン町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(7月31日付)によると、タッル・サアド村、ブサイナ丘方面からサアラ航空基地一帯に潜入しようとした反体制武装集団をシリア軍が撃退し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷した。

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ラタキア県では、SANA(7月31日付)によると、フルワ村、ダッラ村、カビール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 31, 2015、AP, July 31, 2015、ARA News, July 31, 2015、Champress, July 31, 2015、al-Hayat, August 1, 2015、Iraqi News, July 31, 2015、Kull-na Shuraka’, July 31, 2015、al-Mada Press, July 31, 2015、Naharnet, July 31, 2015、NNA, July 31, 2015、Reuters, July 31, 2015、SANA, July 31, 2015、SMART News, July 31, 2015、UPI, July 31, 2015などをもとに作成。

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有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のダイル・ザウル県のユーフラテス川に架かる橋3カ所を爆撃により破壊(2015年7月31日)

『ハヤート』(8月1日付)は、アレッポ県のジャラーブルス市近郊の国境地帯で、ダーイシュ(イスラーム)が、トルコ国境警備隊の目前で地下トンネルや堀を掘削している様子がトルコ領内に設置された監視カメラに撮影されたと伝えた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるムッラート村を空爆、またハトラ村を砲撃した。

また有志連合は未明、ユーフラテス川に架かるブーカマール市とバーグーズ村を結ぶ橋、ブーカマール市とスワイイーヤ村を結ぶ橋、マヤーディーン市内のトゥラービー橋を空爆し、破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、スィッリーン町でダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が自爆ベルトを爆発させ自爆し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の隊員30人が死亡した。

町内ではまた、人民防衛隊とダーイシュが交戦し、ダーイシュ戦闘員8人が死亡した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(7月31日付)は、ダーイシュがスィッリーン町を再び制圧したと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュは、アレッポ市北部郊外の歩兵士官学校を攻撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がシャーイル・ガス採掘所一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍の大尉ら複数が死亡した。

一方、SANA(7月31日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、ワーディー・マースィク、ウンム・ラジーム村、ウンク・ハワー村、ラッフーム村、ダイル・フール村、シャンダーヒーヤ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月31日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなる南部地域ファトフ軍が、シャジャラ村などヤルムーク川流域で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団の拠点を攻撃し、治安部門責任者のアブー・カースィム・シャーミー氏らヤルムーク殉教者旅団戦闘員を殺害した。

クッルナー・シュラカー(8月1日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団の戦略拠点カウカブ・ダムを制圧した。

なお南部地域ファトフ軍による攻撃激化に先立ち、ヤルムーク殉教者旅団司令官で「ハール」(おじさん)の名で知られる司令官がツイッターで、ハウラーン法務局のウサーマ・ヤティーム裁判長を殺害したと発表していた。

だが、クッルナー・シュラカー(7月31日付)は、ヤティーム氏が30日に襲撃されたもの無事だと伝えた。

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ハサカ県では、ARA News(7月31日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がハサカ市南部のフーシュ・バーイル地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, July 31, 2015、AP, July 31, 2015、ARA News, July 31, 2015、Champress, July 31, 2015、al-Hayat, August 1, 2015、Iraqi News, July 31, 2015、Kull-na Shuraka’, July 31, 2015、August 1, 2015、al-Mada Press, July 31, 2015、Naharnet, July 31, 2015、NNA, July 31, 2015、Reuters, July 31, 2015、SANA, July 31, 2015、UPI, July 31, 2015などをもとに作成。

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有志連合と思われる戦闘機が、アレッポ県北部で、米軍の教練を受けた第30師団メンバーを拉致したヌスラ戦線拠点を爆撃、米国防総省報道官「「穏健な反体制派」のなかに第30師団メンバーの名前はない」(2015年7月31日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月31日付)、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機が、アアザーズ市一帯で、米軍がトルコで軍事教練した「穏健な反体制派」の一部第30師団の司令官ら8人を拉致したシャームの民のヌスラ戦線の拠点複数カ所を空爆し、戦闘員12人を殺害、多数を負傷させた。

一方、ヌスラ戦線は、第30師団の拠点(マーリキーヤ村)などアアザーズ市一帯の反体制武装集団拠点を攻撃した。

また、シリア人権監視団によると、アアザーズ市一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とヌスラ戦線が交戦した。

戦闘は、人民防衛隊がアアザーズ市周辺に掘りを建設していることに対して、ヌスラ戦線が南部、南西部の道路を封鎖することで抗議したことで発生した。

両者はまた、イドリブ県アティマ村一帯でも交戦したという。

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国防総省のアリサ・スミス報道官は、30日にアレッポ県北部でシャームの民のヌスラ戦線によって司令官ら8人を拉致された第30師団に関して、国防省がトルコ領内で進めている「穏健な反体制派」への軍事教練を修了した60人ではない、と述べた。

『ハヤート』(8月1日付)が述べた。

しかし、マーク・トナー米国務省副報道官は「ヌスラ戦線は周知の組織で、アル=カーイダの一派だと自ら名乗っており、テロ組織であるアル=カーイダと同じ目標を掲げている。それゆえ、我々はこの行為(拉致)を非難する」と述べた。

トナー副報道官は「拉致の詳細を知ることは困難だ」としつつ、「我々はこの行為を厳しく非難する」と付言した。

AFP, July 31, 2015、AP, July 31, 2015、ARA News, July 31, 2015、Champress, July 31, 2015、al-Hayat, August 1, 2015、Iraqi News, July 31, 2015、Kull-na Shuraka’, July 31, 2015、al-Mada Press, July 31, 2015、Naharnet, July 31, 2015、NNA, July 31, 2015、Reuters, July 31, 2015、SANA, July 31, 2015、UPI, July 31, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県北部でシリア軍とファトフ軍の戦闘激化(2015年7月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラーキブ市各所を空爆し、子供5人、女性3人を含む16人が死亡した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山のマルイヤーン村、ジスル・シュグール市、カンスフラ村・カフル・ウワイド村間、アリーハー市に対しても空爆を行い、2人が死亡、子供を含む20人弱が負傷した。

一方、SANA(7月30日付)によると、アブー・ズフール町一帯、シャーグーリート村、マルイヤーン村、カンスフラ村、バズィート村、ハムカ村、バシュラームーン村、イシュタブリク村、アウラム・ジャウズ村、マジュダリヤー、アリーハー市、ジスル・シュグール市、スッカリーヤ村、アイン・スーダ村、マルジュ・アフダル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(7月30日付)は、反体制武装集団が29日にハーミディーヤ村で、シリア軍兵士らの遺体約70体が遺棄された集団墓地を発見した、と伝えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サルキーニーヤ市郊外のカルクール村一帯で、シリア軍、国防隊が、ハック旅団、ジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線、スンナ軍、アンサール・ディーン戦線、トルキスターン・イスラーム党、アンサール・シャーム、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団、第111歩兵師団、第101歩兵師団、ジャバルの鷹旅団、ガーブの鷹、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)、シャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍、国防隊はまた、ヒルバト・ナークース村・マンスーラ村間でもジハード主義武装集団と交戦し、ジハード主義武装集団戦闘員2人が死亡した。

シリア軍はさらに、カーヒラ村、アンカーウィー村、クライディーヤ村などガーブ平原北部一帯を空爆した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ザクーム村、アンカーウィー村、カフルズィーター、ムーリク東部、カストゥーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、山岳地帯でのジハード主義武装集団との戦闘で、シリア軍兵士2人が死亡した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ファルラク森、アザル丘、カンダースィーヤ村、アイドゥー村、フルワ村、カラーキフィー山、スッカリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アンサーリー地区、マイサル地区、シャイフ・サイード地区をシリア軍が砲撃・空爆する一方、ジハード主義武装集団も手製の迫撃砲で、サブア・バフラート地区、ハーリディーヤ地区などを砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団とヒズブッラー戦闘員がザバダーニー市内で、ジハード主義武装集団、地元の武装集団との戦闘を続け、同地一帯を激しく砲撃した。

またザブディーン村にシリア軍が地対地ミサイル2発を撃ち込み、タッル・クルディー町一帯で、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ザバダーニー市一帯で、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、反体制武装集団に対する作戦を継続し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊し、市内のバラダー・モスクおよび南西部の建物複数棟を制圧した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、旧市街のバーブ・トゥーマ広場に、迫撃砲の流れ弾2発が着弾した。

またジャウバル区では、シリア軍、国防隊、秘図ブラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、カフルシャムス町一帯に対するシリア軍の砲撃により、フルカーン旅団の司令官が死亡した。

またシリア軍が、ヨルダン国境に位置するナスィーブ村を「樽爆弾」で空爆し、男性1人が死亡した。

このほか、ヌアイマ村で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦、ハッラーブ・シャフム村をシリア軍が「樽爆弾」で攻撃した。

一方、SANA(7月30日付)によると、アトマーン村、ダルアー市避難民キャンプ一帯、電力会社南部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月30日付)によると、タルジャナ村、ジュャバーター・ハシャブ村、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、フルカーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月30日付)によると、タルビーサ市、サワーナ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 30, 2015、AP, July 30, 2015、ARA News, July 30, 2015、Champress, July 30, 2015、al-Hayat, July 31, 2015、Iraqi News, July 30, 2015、Kull-na Shuraka’, July 30, 2015、al-Mada Press, July 30, 2015、Naharnet, July 30, 2015、NNA, July 30, 2015、Reuters, July 30, 2015、SANA, July 30, 2015、UPI, July 30, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がスィッリーン町を制圧したYPGを奇襲(2015年7月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、スィッリーン町南東部の学校周辺で、有志連合の航空支援を受けて27日にスィッリーン町を制圧した西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と、同部隊の連携する反体制武装集団(自由シリア軍)が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

戦闘は、ダーイシュによる奇襲で始まったが、ダーイシュ戦闘員が町内に潜伏していたのか、潜入したのかは定かでないという。

一方、同監視団は、スィッリーン町を制圧した人民防衛隊と「自由シリア軍」、住民約150人に対してダーイシュ(イスラーム国)のメンバー・協力者だとの嫌疑をかけて拘束、アレッポ県北東部に連行るとともに、その家族を「強制移住」させようとしている、と複数の活動家、地元住民が指摘していると発表した。

また、タッルアラン村一帯では、シリア軍、国防隊がダーイシュと交戦する一方、ダーイシュによって包囲されているクワイリス航空基地一帯をシリア軍が空爆した。

他方、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のマンビジュ市一帯をシリア軍が重点的に空爆した。

シリア軍はまた、アレッポ市東部の航空士官学校一帯、クワイリス航空基地一帯、サフィーラ市一帯で、ダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線が占拠するヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯で、シリア軍がPFLP-GCとともにダーイシュと交戦した。

クッルナー・シュラカー(7月31日付)によると、この戦闘で、PFLP-GCの民兵多数が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサアン・アスワド村を砲撃する一方、ジャズル・ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市の南部郊外一帯、タッル・ブラーク町で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、サナーディード軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ハサカ市南部のズフール地区、パノラマ交差点一帯、バースィル交差点・パノラマ交差点間で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊、ズフール地区北西部を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市のハラビーヤ交差点、サーリヒーヤ村などのダーイシュ(イスラーム国)拠点などに空爆を大内、子供2人を含む10人が死亡した。

一方、ダーイシュはブーカマール市で、アッラーを侮辱したとの罪で男性3人を斬首刑に処した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるラッカ市郊外の第17師団基地を空爆した。

AFP, July 30, 2015、AP, July 30, 2015、ARA News, July 30, 2015、Champress, July 30, 2015、al-Hayat, July 31, 2015、Iraqi News, July 30, 2015、Kull-na Shuraka’, July 30, 2015、July 31, 2015、al-Mada Press, July 30, 2015、Naharnet, July 30, 2015、NNA, July 30, 2015、Reuters, July 30, 2015、SANA, July 30, 2015、UPI, July 30, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線がアレッポ県のトルコ国境地帯で米軍の教練を受けた「穏健な反体制派」司令官ら8人を拉致する一方、ダーイシュ(イスラーム国)、YPGと交戦(2015年7月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ARA News(7月30日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が、トルコで米国の軍事教練を受けた「穏健な反体制派」を拉致した。

拉致されたのは、第30師団司令官のナディーム・ハサン大佐以下8人で、トルコで米軍の軍事教練を受けた「穏健な反体制派」54人を構成するメンバーで、バーブ・サラーマ国境通行所を経由して、トルコからシリア領内に潜入していた。

彼らはこの日、アアザーズ市での会合に参加していたが、会合を終えて、本拠地であるマーリキーヤ村に帰還する途中、アアザーズ市郊外のサジュー交差点でヌスラ戦線によって拘束されたという。

しかし、クッルナー・シュラカー(7月30日付)は、複数の地元活動家の話として、ハサン大佐らが、マーリキーヤ村の本部に帰還後、マーリキーヤ村に進入したヌスラ戦線によって拉致、連行されたと伝えるとともに、第30師団メンバーのほかにも、タウヒード旅団の元司令官アブー・ハーディー氏も逮捕されたと報じた。

第30師団は、トルコで米軍の軍事教練を施した「穏健な反体制派」が米国の支援を受けて、最近創設した武装集団で、戦闘員の多くはトルクメン系シリア人だという。

一方、アレッポ県マンビジュ市一帯を拠点とし、「自由シリア軍」幹部のファルハーン・ジャースィム氏と近しいという活動家アブー・ウマル・マンビジー氏は、フェイスブックで、ハサン大佐らが「3日前にヌスラ戦線の本部で会合を行うための調整を行っていた」としたうえで、「米国の工作員だと疑われて、逮捕された」と綴った。

また、会合参加前にも「彼らとヌスラ戦線の間には問題が発生していた…。第30師団司令官らは(トルコの)キリスからアアザーズ市に入ってきたため、ヌスラ戦線の検問所は意表を突かれ、彼らは国境通行所にある…ヌスラ戦線の本部に連行された」とも付言した。

なお、クッルナー・シュラカーによると、第30師団のハサン大佐は、シリア国内での任務(ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘)などについての調整を行うため、シリア派遣前にカタールを訪問していたという。

クッルナー・シュラカーは、西側諸国が、第30師団などの武装集団を「シリア国民軍」の中核を構成することで合意していたが、この方針が、各地でファトフ軍を主導するヌスラ戦線の政策や活動との軋轢を生んだのだとの見方を示している。

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シリア人権監視団によると、スーラーン・アアザーズ町近郊のバッル村一帯で深夜、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ARA News(7月30日付)によると、アレッポ県アフリーン市郊外のジンディールス町およびイドリブ県のトルコ国境地帯に位置するアティマ村一帯で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とシャームの民のヌスラ戦線が交戦した。

人民防衛隊に近い複数の消息筋によると、戦闘はヌスラ戦線が両村近郊のクルド人の村落を襲撃したことをきっかけに発生したという。

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米中央軍(CENTCOM)は、7月30日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して41回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は24回におよび、ハサカ市近郊(7回)、ダイル・ザウル市近郊(17回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, July 30, 2015、AP, July 30, 2015、ARA News, July 30, 2015、Champress, July 30, 2015、al-Hayat, July 31, 2015、Iraqi News, July 30, 2015、Kull-na Shuraka’, July 30, 2015、al-Mada Press, July 30, 2015、Naharnet, July 30, 2015、NNA, July 30, 2015、Reuters, July 30, 2015、SANA, July 30, 2015、UPI, July 30, 2015などをもとに作成。

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イスラエル軍機偵察機がシリア領内(クナイトラ県)で車輌とPFLP-GC拠点を爆撃し、ヒズブッラー・メンバーら5人が死亡(2015年7月29日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ゴラン高原のハドル村で、イスラエル軍機がヒズブッラー・メンバーと地元の人民諸委員会メンバーが乗った車を空爆し、ヒズブッラー・メンバー3人と人民諸委員会メンバー2人が死亡した。

マナール・チャンネル(7月29日付)は、この空爆に関して、イスラエル軍偵察機がハドル村入口で車を攻撃し、国防諸委員会(人民諸委員会)のメンバー2人が死亡したと伝えた。

ハドル村は、ゴラン高原の兵力引き離し線上、クナイトラ市の北約10キロに位置する村で、ドゥルーズ派が多く暮らしている。

イスラエル軍報道官はこの攻撃に関するコメントを今のところ差し控えている。

一方、シリア・アラブ・テレビ(7月29日付)は、軍消息筋の話として、イスラエル軍機が、シリア・レバノン国境地帯にあるPFLP-GC(パレスチナ人民解放戦線総司令部派)の拠点の一つを空爆した、と伝えた。

また、SANA(7月29日付)は、シャームの民のヌスラ戦線などのタクフィール主義組織へ支援の一環として、イスラエル軍機がハドル村近郊で自動車1台とシリア・レバノン国境地帯のPFLP-GC拠点を空爆したと伝えた。

SANAによると、ハドル村近郊への空爆は午前10時45分頃に行われ、シリア軍とともにヌスラ戦線と対決してきたハドル村住民3人が死亡し、またPFLP-GC拠点に対する空爆は、午後3時15分頃に行われ、PFLP-GCメンバー6人が負傷したという。

SANA, July 29, 2015
SANA, July 29, 2015

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍による攻撃の直後、ハドル村近郊のハムリーヤ丘一帯で、シリア軍、国防隊が、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月29日付)によると、ジャバーター・ハシャブ村、ハミーディーヤ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Qanat al-Manar, July 28, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県北部でシリア軍とファトフ軍の攻防続く(2015年7月29日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月29日付)によると、フーア市の国防隊が、フーア市とビンニシュ市間のファトフ軍支配地域に侵攻を試みたが、ファトフ軍がこれを撃退した。

一方、SANA(7月29日付)によると、シリア軍がタッル・ワースィト村、ヒルバト・ナークース村、マンスーラ村などを空爆、ファトフ軍と交戦し、同地を制圧した。

シリア軍はまたザーウィヤ山からガーブ平原にいたる反体制武装集団の兵站路上に位置するダイル丘、バクリー丘を制圧した。

このほか、シリア軍はダブシーヤ村、フライジャート村、ウンム・ジャリーン村、タッル・サラムー村、ハシール北部、ハミーディーヤ村、マルジュ・アフダル村、サルマーニーヤ村、ムシャイリファ村、アアワル丘、フライカ村、カンスフラ村、ジューズィーフ村、バズィート村、ラッジュ村、カストゥーン村、シャーグーリート村、ハーン・シャイフーン市、ハウワーシュ村を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月29日付)によると、ファトフ軍がスカイラビーヤ市を砲撃した。

これに対して、シリア軍ヘリコプターがカルアト・マディーク町に「樽爆弾」、さらには機雷16発を投下、これにより1人が死亡した。

一方、SANA(7月29日付)によると、シリア軍がカルアト・マディーク町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、マラーナ村、カーヒラ村、アミーカ村、バーブ・ターカ村を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(7月30日付)によると、アブー・アマーラ特殊任務大隊がアレッポ大学理学部数学長のムハンマド・ジャマール・ハマンドゥーシュ博士を暗殺した。

ハマンドゥーシュ博士はバアス党シリア地域指導部メンバーで、アレッポ市治安組織のメンバーだったという。

一方、SANA(7月29日付)によると、アレッポ市旧市街、ライラムーン地区、シャッアール地区、バニー・ザイド地区、ハーリディーヤ地区、ラーシディーン地区、スッカリー地区、シャイフ・サイード地区、シャイフ・ルトフィー村、バーシュカウィー村、ハーン・トゥーマーン村、マンスーラ村、フライターン市、アナダーン市、ヌッブル市およびザフラー町一帯、ナイラブ村近郊で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月29日付)によると、ザバダーニー市南部のバラダー街道一帯、北部のカルアト・ザフラー一帯で、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに反体制武装集団と交戦し、戦闘員30人を殲滅した。

また東グータ地方では、アルバイン市、ハムーリーヤ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月29日付)によると、アイン・フサイン村、ヒムス市ワアル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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NNA(7月29日付)によると、レバノンのベカーア県バアルベック郡ラブワ村のアイン・シャアブ検問所で、レバノン軍情報局がシリア軍離反兵10人を拘束した。

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)は、アレッポ県北部でヌスラ戦線拠点などを自爆攻撃(2015年7月29日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(7月29日付)によると、マーリア市で、自爆ベルトを着用したダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人が自爆し、反体制武装集団戦闘員3人が死亡した。

自爆現場はマーリア市の「市民防衛センター」近くでだったという。

またARA News(7月29日付)によると、イスラーム国は、マンナグ航空基地に近いマーリキーヤ村にあるシャームの民のヌスラ戦線の拠点の一つを爆弾を積んだ車で攻撃し、ヌスラ戦線戦闘員6人が死亡、9人が負傷した。

ダーイシュとヌスラ戦線はまた、ウンム・フーシュ村、スーラーン・アアザーズ町などで交戦したという。

一方、SANA(7月29日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線が占拠を続けるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯をシリア軍が砲撃した。

一方、アンサール・イスラーム戦線報道官を名乗る活動家が、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯で、同戦線およびパレスチナ・ムジャーヒディーン大隊がPFLP-GCと激しく交戦し、PFLP-GCの拠点などがあるキャンプに隣接するタダームン区のビル複数棟を制圧したと発表した。

クッルナー・シュラカー(7月31日付)が伝えた。

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ハサカ県では、ARA News(7月29日付)によると、シリア軍、国防隊がハサカ市南部のパノラマ交差点一帯、経済学部、土木工学一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月29日付)によると、ブカイン村近郊で、ダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団のメンバー、ムアーッズ・アブダ氏をシリア軍が殺害した。

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ヒムス県では、SANA(7月29日付)によると、タドムル市郊外のワーディー・アブヤド・ダム一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯、タドムル市および北部郊外、ムーザ城一帯、ワーディー・マースィクで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、7月29日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して31回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回におよび、ハサカ市近郊(8回)、ラッカ市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、July 31, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がジュネーブ合意履行に向けた「作業委員会」設置を提唱(2015年7月29日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、ニューヨークでの国連安保理会合で、シリア政府と反体制派の和平会議「ジュネーブ3」開催に向けた準備の進捗を報告した。

このなかで、デミストゥラ共同特別代表は、シリア人および諸外国の当事者約300人と面談し、「ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線の支配の拡大、シリア分裂への懸念増大、過激派や宗派主義への懸念増大を踏まえたかたちで、危機の深刻さへの共通の新式が生じているとの結論に達した」としたうえで、ジュネーブ合意(2012年6月)履行に向けた新たな「作業委員会」の設置を提唱した。

この「作業委員会」は、包囲解除、医療物資の配給、逮捕者釈放などを通じた治安・安全の確保、移行期統治機関の設置や選挙実施など治安・憲政上の問題への対処、テロとの戦い、停戦、武装勢力の統廃合など軍事・治安上の問題への対処などを目的とし、ジュネーブ合意履行に向けた枠組み合意文書の策定をめざすものだという。

『ハヤート』(7月30日付)が伝えた。

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なお、『ハヤート』(7月31日付)によると、安保理会合では、ロシアと米国が、シリア紛争の政治的解決や「テロとの戦い」をめぐって歩み寄りが感じられるとともに、スペイン、ニュージーランドといった国から、サウジアラビア、イラン、トルコといった国を紛争解決に向けて直接関与させるべきだとの主張が見られたという。

西側外交筋によると、サマンサ・パワー米国連代表大使は、「新たな政府」を樹立する必要を強調したもの、「アサド政権は正統性を失った」といった表現は避けていたようだという。

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、July 31, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合がイドリブ県各所でヌスラ戦線車輌、拠点を爆撃し、メンバー4人に加えて、子供2人を含む住民4人が死亡(2015年7月29日)

イドリブ県では、ムハンマド・サッルームを名乗るイドリブ市の活動家がARA News(7月29日付)に明らかにしたところによると、有志連合の戦闘機が、サルキーン市郊外のカフルヒンド村でシャームの民のヌスラ戦線の車を空爆し、近くのガソリン・スタンドが爆発、乗っていたヌスラ戦線メンバー4人に加えて、子供2人を含む住民4人が死亡した。

この活動家によると、有志連合はまた、アブー・タルハ村やイドリブ市ジャムイーヤート地区のヌスラ戦線拠点に対しても空爆を行ったという。

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015などをもとに作成。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表「シリア北部に緩衝地帯を設置しようとするトルコ政府のいかなる試みも拒否する」(2015年7月29日)

シリア国内で活動する反体制組織の民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は、イラク北部およびシリア北部に対するトルコの空爆に関して親政府系日刊紙『ワタン』(7月29日付)に対して、西クルディスタン移行期民政局とともに、シリア北部に緩衝地帯を設置しようとするトルコ政府のいかなる試みも拒否すると述べた。

アブドゥルアズィーム代表は「我々は、民主的自治勢力(西クルディスタン移行期民政局のこと)における我らが同胞や同盟者、人民防衛隊と連帯し、ダーイシュ(イスラーム国)によるものであれ、トルコ軍によるものであれ、彼らへの攻撃を非難する」としたうえで、「トルコ軍の空爆をダーイシュ、そして蛮行を続けるその姉妹組織に向けることを支持する」と訴えた。

また「委員会は、シリア領内に緩衝地帯を設置しようとするトルコの試みに与せず、クルド人に対するものであれ、北部地域の住民に対するものであれ、あらゆる攻撃を非難し、外国の軍事介入を実質的にもたらす飛行禁止空域の設置も拒否する」と強調した。

そのうえで「シリアを殺戮、破壊、国内外への避難から救済すべく、今年中にジュネーブ3大会を開催する必要がある」と述べた。

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015、al-Watan , July 29, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省は国連宛書簡で「シリア人の犠牲と苦しみの直接の責任は、テロを支援するトルコ政府にある」と訴える(2015年7月29日)

外務在外居住者省は国連事務総長および安保理議長に宛てて書簡を送り、そのなかでイラク北部およびシリア北部に対するトルコの空爆に関して、シリア人の犠牲と苦しみの直接の責任は、テロを支援するトルコ政府にあると訴え、国連に対して責任をもって「テロとの戦い」に関する諸決議を実施し、テロ支援国の行動を抑止するための措置を講じるよう求めた。

書簡のなかで、外務在外居住者省は「4年半におよぶシリアの危機において、トルコはテロリストへの支援を通じたシリアへの陰謀を止まることなく行ってきた。テロリストは100以上の国からトルコ領を経由し、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など、アル=カーイダとつながりのある組織に加わっている」と非難、「トルコや近隣諸国が、関連する安保理決議を履行していれば、シリアに危機をもたらしている要因の70%は解決する」と主張した。

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍はイラク北部のPKK拠点などに「最大規模の爆撃」を行う一方、シリア北部のダーイシュ(イスラーム国)攻撃は後退(2015年7月29日)

ロイター通信(7月29日付)は、トルコ軍はシリア北部およびイラク北部への空爆を開始して以降最大規模となる空爆をイラク北部に対して行ったと伝えた。

空爆は、イラク北部の6カ所におよび、クルディスタン労働者党(PKK)の避難施設、倉庫などを標的とした。

これに関して、『ハヤート』(7月30日付)は「トルコはPKKに空爆を集中させ、ダーイシュ(イスラーム)への攻撃は減退」との見出しを掲げ、批判的に報じた。

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015などをもとに作成。

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サーリフ・ムスリム民主統一党(PYD)党首が『ハヤート』の単独インタビューに応じる「ダーイシュ(イスラーム国)は、他の誰かが目的を実現するために利用している破壊の道具だ」(2015年7月25~28日)

『ハヤート』は、7月25から28日までの4日間にわたり、西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党「民主統一党」(PYD)のサーリフ・ムスリム共同党首に行った独占インタビューを連載した。

インタビューにおけるムスリム共同党首の主な発言は以下の通り:

al-Hayat, July 25, 2015
al-Hayat, July 25, 2015

7月25日付

「我々は、ダーイシュ(イスラーム国)が、他の誰かが目的を実現するための破壊活動に利用している道具そのものだと考えている…。ダーイシュのやり方は、イスラーム教にもカリフ制にも寄与しない。ダーイシュをはじめとする組織は、現状を破壊し、別の何かを作ろうとする計画の一部をなしている…。我々の経験から明らかなのは、ダーイシュが一日たりとも、一つの頭、一つの体の組織であったことはない、ということだ。クルド人に対抗するために利用されているダーイシュは当然、クルド時の敵がそれを動かしている。つまり、クルド人を根絶し…、クルド人が暮らす地域の人口動態を変更しようとしている者たちがである」。

「ダーイシュを指導、支援している主要な当事者とは以下の二つである。第1にクルド人地域の人口動態を変更し、クルド人を根絶しようとしている当事者、第2にシリアのクルド人地域で民主的に問題が解決することを恐れている当事者」。

「我々はこの問題(トルコとダーイシュの関係)に大いなる疑いを抱いている。(トルコがダーイシュを操っていることについて)多くの証拠もある。とりわけ、コバネ(アイン・アラブ)市へのダーイシュの攻撃に関して、国境監視を通じて、トルコ国境を渡ってダーイシュに参加した者がいるという証拠が出ている。トルコ軍とダーイシュが国境地帯で会合を持っていたという証拠もある…。タッル・アブヤド地域はトルコとラッカのダーイシュを結ぶ主要な通行所となっている」。

「正規軍(シリア軍、イラク軍)はダーイシュと戦うことができない。正規軍はラッカ、アイン・イーサー、そしてハサカでダーイシュに敗北してきた…。これに対して、人民防衛隊(YPG)は、イデオロギーや戦闘経験、そして士気といった点で、ダーイシュをしのぐ戦術を持っている…。シリア軍は恥ずべき状態だ…。ハサカ周辺の戦略的要衝を維持することもできなかった。もちろん、シリア軍には空軍や重火器があるが…、多くの場合、ダーイシュの攻撃には持ちこたえられない」。

「シリア軍との間で調整はなされていない…。時には交戦があり、犠牲者は出るが…、シリア軍はクルド人部隊を標的とはしない…。我々が一つの敵と戦っているのは事実だが、我々の存在、権利を未だに承認しようとしないシリア政府と一致協力することはあり得ない」。

「シリア軍の一部がダーイシュに武器を供与していることは疑う余地がない…。士官が関与しているかどうかは分からないが、ダーイシュの手に武器が渡るようにしている者がいる…。こうしたことが行われていなければ、なぜダーイシュはこれほどの武器を手にできようか」。

「トルコは、コバネが陥落するだろうと考えていた…。レジェップ・タイイップ・エルドアン首相(当時)は、「今日コバネが陥落しないとしても、明日陥落するだろう」とさえ言っていた…。彼らは…クルド人地域の人口動態を変更したいと思っているのだと思う。コバネはシリア国内のクルド人地域の中枢だからだ」。

「(コバネでの戦いにおいて)自由シリア軍は、ユーフラテス火山作戦司令室、ラッカ革命家戦線、北の太陽大隊などがいた。彼らはYPGとともに戦う小規模な部隊だった」。

「(西クルディスタン移行期文民局に関して)我々は、ジャズィーラ地区、コバネ、アフリーン地区という三つの地区を「強制的」に発足すると宣言した。なぜ「強制的」なのか?… それは、シリア情勢がどこに向かうかのイメージが存在しなかったからだ…。我々は住民が決め、合意することを尊重したい…。彼らが統合したいと決めれば、彼らの希望を尊重したい」。

「(YPGによる)民族浄化などまったく存在しない…。シリア革命反体制勢力国民連立はダーイシュを支持していた。この組織はダーイシュがどこかで敗北する度に、ダーイシュよりも前に悲鳴を上げてきた…。(民族浄化を調査するために)シリア革命反体制勢力国民連立が設置した委員会は、現地を訪問する前に民族浄化についての声明や非難を発表している…。エルドアンが疑いをかけた数時間後に、彼らが疑いかけてくる…。連立はイスタンブールにとどまっている限り、自由な見解を持つことはないだろう」。

「YPGの隊員の数は約5万人いる…。アサーイシュは数千人いる…。外国人隊員の存在はシンボリックなものに過ぎない」。

7月26日付

「YPGについて言うと、彼らは数ヶ月にわたって訓練を受け、自らの生活を自衛活動と結びつけているプロである。彼らは志願して隊員となっている。徴兵されている者もいるが、そうした者はYPGには所属せず、「自衛隊」と呼ばれている。すべての世帯から、1人が徴兵され、6ヶ月間教練を受け、武器を与えられ、その後、自分たちの村が攻撃に曝された場合に、村を守るため、家に戻されているのが「自衛隊」である。

「問題は、ダーイシュが自爆を選択しているということではない。問題は、彼らが近代的な兵器で攻撃するようになったということだ。彼らは近代的な兵器を持ってはいるが、遅れた知能ゆえに、何をするかの予測が困難なのだ…。剣で戦っていたような者が、知的・人間的な発展を身を委ねないままに、戦車、TOWミサイルで戦っている」。

「過激なイスラーム主義者が釈放されたため、ダーイシュは拡大したのだろう。シリアのムハーバラートがこれら過激派…とともに工作員を送り込み、ダーイシュを作り出したことは疑う余地がない。ムハーバラートはこうした活動の経験を持っているからだ…。ダーイシュ、そしてその姉妹組織もそうだ。シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、タウヒード旅団もある…。シリアの工作機関がおそらく危険なゲームをしているのだ」。

「ダーイシュは一つの頭、一つの体を持つだけの組織ではないと思っている。例えば、クルド人を攻撃するダーイシュは、トルコの当事者と関係がある」。

「シリアが前の時代、つまり、一党支配、一民族…の支配に戻るとは思っていない…。我々は、民主的で分権的なシリアのために努力している…。ドゥルーズ派、アラウィー派、イスマーイーリー派、トルクメン、キリスト教徒…、これらすべての集団が自分たちで表現すべきだ」。

「一国民の運命を一個人(アサド大統領)の運命と結びつけることは完全に間違っている。この人物(アサド大統領)は、解決策を生み出す移行期のなかで周縁に追いやることができる。シリア革命反体制勢力国民連立は2011年に、アサド大臣を条件とした。これは解決を望んでいないことを実質的に意味する。我々はカイロでの会合で反体制派に、大統領を6ヶ月間残留させたかたちでの移行期を6ヶ月設けるとの文言を提案した。しかし、一部の反体制派がこれを拒否した。勢力バランス、解決策の実行可能性を踏まえて現実的に対処しなければならない」。

「こんな状況が起きてしまった今となっては、アサドがシリアの未来を担うとは思っていない。しかしこうしたことを決める権利は国民にあると言わせて欲しい。個人的にはアサドが残留することは不可能だと思っている。シリア国民がそれを受け入れるとは思っていない。あるいは、彼が残留することで戦争が終わるとは思っていない」。

「(もしシリア軍が)新たなメンタリティと新たな条件をもって(クルド人地域に)戻ってきたら、なぜそれを拒否するのか? YPGはシリア軍の一部だ。しかし、軍がバアス主義的、ムハーバラート的なメンタリティのまま戻ってきたら、決して受け入れることはできない」。

「シリア・アラブ共和国は我々にこれほどまでの苦難を与えてしまった。すべての社会成員を包摂するようなシリア民主共和国を試してみたい」。

(クルディスタン労働者党(PKK)に所属していたか、との問いに対して)「私は支持者のままだった…。しかし、イデオロギー的な面でPKKの影響はもちろん受けている。世界が変わったということは留意すべきだが、我々は社会民主主義を主唱している。我々は民主主義の欠如が社会主義陣営衰退の原因の一つだと考えている」。

7月27日付

(欧米諸国の支援はあるか、との問いに対して)「直接支援はない。しかし、欧州のNGOが我々を支援してくれている。多くの場合、それは人道支援だ…。武器はブラック・マーケット、そしてクルド組織、ペシュメルガ、PKKから手に入れている」。

「我々は、トルコの当局がダーイシュと協力し合っていると思っている…。トルコとダーイシュの関係は一貫して曖昧なものだ…。一方、シリア政府は、我々がダーイシュの攻撃に曝されていても、介入しないことがある…。シリア政府はおそらく目を反らしているのであろう。しかし、シリア政府に正統性があるのなら、市民を守らねばならないはずだ…。私はこの点が重要だと思っている。なぜなら、我々は、シリア政府が市民を守ることができないのなら、正統性はないと考えているからだ…。私はシリア政府が正統性を失っていると思っている。政府は我々のために何も守ってはくれなかったし、何もしてくれなかった」。

「シリア政府との間に政治的な関係は皆無だ」。

「我々は分離を主唱しているのではない。我々がシリア政府と戦ったとしても、分離はしない…。我々は国民の利益を考えており、国民のためになることを実践する。我々は自分たちの考え、データに基づいて行動するのであって、他人から命令を受けることはない」。

「トルコは、自国の隣に民主的なシリアが成立することを望んでいない。トルコはまた、シリアのすべての社会集団が民主主義を享受することを望んでいない。だから、自らの利益に従って指示を下すため、これらの反体制派(シリア革命反体制勢力国民連立)を保護したのだ…。陰謀はシリア革命当初、すなわち2011年6月のアンタルヤでの会合以来存在していた…。トルコは民主的体制がシリアに広まることを恐れている…。それは、クルド人、シリア正教徒、アラウィー派…、ドゥルーズ派、キリスト教徒…が民主的権利を得ること、そしてこれらの宗派が自由になること…を意味するが…、トルコでは、シリア正教徒、アルメニア教徒…、クルド人…の文化が禁止され、権利が禁止されている」。

「トルコは、ダーイシュをシリア、さらには地域全体で破壊のための道具として利用し、破壊後に自分たちが作りたい者を作ろうとしている。ただ、ダーイシュを作り出し、その活動に影響力を行使している当事者は一つだけではない…。シリア政府とダーイシュとの関係は曖昧だが、ダーイシュの活動の一部がシリア政府に資していることだけは疑う余地はない…。例えば…ダーイシュとその姉妹組織との紛争がそうだ」。

「シリア革命反体制勢力国民連立の一部がダーイシュを支援していることは明らかだ。クルド人と戦うダーイシュは、連立の一部から全面支援を受けている」。

(自由シリア軍が終わったと思うか、との問いに対して)「いいえ、自由シリア軍は存在する。しかし、非常に弱小だ。彼らはもともとは、国民のために民主主義、世俗主義、自由をめざす離反兵からなっていた。しかし、現地でこのような勢力はあまりいない。小規模な部隊、グループの一部が我々と共闘しており、我々は彼らと調整の用意がある…。自由シリア軍が皿フィー主義者、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などになることはあり得ない。自由シリア軍はこうしたサラフィー・ジハード主義イデオロギーを遠ざけている諸部隊だ」。

(イスラーム教スンナ派のアラブ人との間に問題はあるか、との問いに対して)「我々は誰との間にも問題は抱えていない。宗教を政治に利用するすることを遠ざければ、すべての問題は解決する」。

7月28日付

「イランのクルド人は抑圧されており…、自らの伝統、文化を自由に実践できない。彼らの政治的関係も抑圧されている…。もし問題が民主的に解決されなければ、事態は暴発するだろう…。トルコでも問題は同じだ」。

(これまで暗殺未遂に遭ったことはあるか、との問いに対して)「いいえ。なぜなら私は貧乏人なので、暗殺される理由などないです…。しかし犠牲になってきた国民が、シリアにおいて役割を演じているのです」。

「私の息子のシャルファー(アラビア語で戦闘員の意味)は、コバネで戦死した。彼はYPGに従軍しており、狙撃手としての訓練を受け、コバネで活躍していた。10月9日に、狙撃され22歳で戦死した…。私には息子が4人、娘1が人いる。今は息子3人と娘1人です」。

(シリア国内に行くことはあるのか、との問いに対して)「もちろんです。1ヶ月前もそこにいました…。私はトルコには正式に招聘されなければ行きません。私は通常はイラク・クルディスタン地域を経由してシリアに入ります」。

「バアス党にすべての責任がある。バアス党に、シリア、イラク、そして中東全体の破壊の責任がある…。私は誇張して言っているのではない…。アラブ世界におけるバアス党の実験は悲劇だ…。バアス党にはまた、ダーイシュのような潮流が出現したことの責任がある。ダーイシュとは過激な宗教思想と民族主義的ショービニズムの結節点だ。その証拠にサッダーム・フセインの軍の士官らがダーイシュにおいて指導的な地位を占めている。サッダームの士官少なくとも80人がダーイシュの戦闘に参加していると聞いたことがある…。シリアでは…、バアス党は国を刑務所にしてしまった。国をスローガンやムハーバラートの力で運営した。バアス党は国家という考え方を破壊し、社会的な調和を破壊した」。

(2012年6月のジュネーブ合意が問題解決の基礎をなすか、との問いに対して)「はい、問題はジュネーブ合意に基づいて解決され得る」。

「ロシアは政治的解決を呼びかけるその言葉を何ら変えてはおらず、そのなかでクルド人の権利を保障するように言っている。しかし、政権はロシアの忠告に耳を貸さず、その手法を変えることなく、力に頼ろうとした」。

「イランを訪問して、イラン外務省の高官とあったが、我々を政権側につかせようとしていることは、彼らの話から明らかに思えた…。しかしこれは無理だ。我々を承認しない政権をなぜ支持できるのか?」

al-Hayat, July 26, 2015、July 27, 2015、July 28, 2015、July 29, 2015をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラクのアバーディー内閣はイラク、シリアへのトルコ軍の爆撃を「深刻な事態の悪化をもたらす主権侵害」と非難(2015年7月28日)

イラクのハイダル・アバーディー内閣は閣議で、イラク北部とシリア北部へのトルコ軍の空爆などへの対応について協議した。

首相府は閣議後に声明を出し、トルコ軍の空爆に関して「深刻な事態の悪化をもたらすとともに、イラク主権への侵害」だと非難の意を表明した。

また「内閣は、イラク領内からトルコへのいかなる攻撃も認めないよう専念し、トルコに対して両国の善隣関係を尊重し、事態を悪化させず、問題解決に向けて相互理解に訴えるよう協調する」と付言した。

Iraqi News(7月28日付)が伝えた。

Iraqi News, July 29, 2015
Iraqi News, July 29, 2015

AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのエルドアン大統領「安全保障地帯を設置することで、シリア人避難民が帰還できるようになるだろう」、オランド仏大統領「目的を混同しないよう注意すべきだ」(2015年7月28日)

NATO(北大西洋条約機構)は、トルコ政府の要請に基づき、ブリュッセルで緊急の大使級理事会を開き、シリア、イラクにおけるトルコの軍事作戦について協議した。

イェンス・ストルテンベルグ事務総長は記者会見で、「(理事会では)すべての加盟国がトルコへの強力な支援を表明した。我々はみな、トルコと連帯し、一体となっている。すべての加盟国があらゆるテロに反対を表明した」と述べたが、シリア、イラク領内での空爆について言及することはなかった。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、中国、インドネシア訪問に先立って、首都アンカラで記者会見を開き、そのなかで、シリアでのダーイシュ(イスラーム国)空爆とイラクでのクルディスタン労働者党(PKK)空爆に関して「後退はない。この作戦は断固たる決意のもとに継続される」と述べた。

エルドアン大統領はまた、シリア北部に「安全地帯」を設置することで米国と基本合意に達したことについて、ダーイシュをこの地域から「浄化し、安全地帯を設置することで、シリア人避難民が帰還できるようになるだろう」と述べた。

なお、エルドアン大統領は、イラク北部のPKKに対する空爆については、「クルド人との和平プロセスは、PKKが政府軍に対して攻撃を続ける限りは不可能だ」と述べた。

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『ハヤート』(7月29日付)は、フランスのフランソワ・オランド大統領が、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談を行い、そのなかで「目的を混同しないよう注意すべきだ」と進言したと伝えた。

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イスタンブールを拠点とするシリア革命反体制勢力国民連立に参加するシリア・クルド国民評議会は声明を出し、トルコ政府に対してイラク北部でのクルディスタン労働者党(PKK)拠点への空爆を停止するよう求めるとともに、PKKに対してはトルコ政府との和平プロセスを継続するよう呼びかけた。

シリア・クルド国民評議会はまた声明を出し、「クルド人民」に対して平和的活動を通じて、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党による「武装集団のテロ」に抵抗し、その支配を退けるよう呼びかけた。

AFP, July 28, 2015、AP, July 28, 2015、ARA News, July 28, 2015、Champress, July 28, 2015、al-Hayat, July 29, 2015、Iraqi News, July 28, 2015、Kull-na Shuraka’, July 28, 2015、July 29, 2015、al-Mada Press, July 28, 2015、Naharnet, July 28, 2015、NNA, July 28, 2015、Reuters, July 28, 2015、SANA, July 28, 2015、UPI, July 28, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県でシリア軍の防衛工場機構を所属不明の戦闘機が爆撃し、武器庫が爆発(2015年7月28日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(7月28日付)によると、サフィーラ市南西部にあるシリア軍の防衛工場機構の武器庫で大きな爆発が起きた。

爆発は所属不明の戦闘機がミサイル2発を発射した直後に発生したという。

クッルナー・シュラカーはまた、反体制武装集団、ダーイシュ(イスラーム国)が攻撃した可能性については、防衛工場機構が堅固に防御され、Gradミサイルなどの射程外にあるために低いとの見方を示すとともに、近郊のアクラブ村に展開していたシリア軍がパニック状態に陥り、兵士の一部が脱走するなど混乱が起きたと指摘した。

Kull-na Shuraka', July 28, 2015
Kull-na Shuraka’, July 28, 2015

AFP, July 28, 2015、AP, July 28, 2015、ARA News, July 28, 2015、Champress, July 28, 2015、al-Hayat, July 29, 2015、Iraqi News, July 28, 2015、Kull-na Shuraka’, July 28, 2015、al-Mada Press, July 28, 2015、Naharnet, July 28, 2015、NNA, July 28, 2015、Reuters, July 28, 2015、SANA, July 28, 2015、UPI, July 28, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県でファトフ軍が「大規模攻撃」を行い、戦略的要衝フライカ村などを制圧(2015年7月28日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月28日付)、クッルナー・シュラカー(7月28日付)などによると、ファトフ軍が、イドリブ県、ラタキア県、ハマー県を結ぶ地域に対して「大規模攻撃」を行い、戦略的要衝のフライカ村を制圧、ハッターブ丘、ハムカ丘、ムシャイリファ村、ザイズーン・ダム、タッル・アアワル村、アアワル丘、イリヤース丘、クファイル村南部、アッラーウィーン村、さらにはハマー県のタッル・ワースィト村、バーキール丘のシリア軍の検問所13カ所を制圧した。

また、ファトフ軍に参加するシャーム軍団は声明を出し、フライカ村・クファイル町間に位置するザイズーン発電所を制圧した、と発表した。

シリア人権監視団によると、この戦闘で、シリア軍兵士・国防隊隊員12人、反体制派戦闘員5人が死亡したという。

なお、シリア軍、国防隊とファトフ軍との戦闘は続いているという。

これに対して、シリア軍は、カンスフラ村などを空爆し3人が死亡した。

一方、SANA(7月28日付)は、ハッターブ丘、ムシャイリファ村、フライカ村周辺で、シリア軍がファトフ軍と交戦し、これを撃退したと伝えた。

シリア軍はまた、イシュタブリク村、ミンタール丘、バズィート村採石場、アアワル丘、ハムカ丘、サラーリーフ丘のシャームの民のヌスラ戦線拠点を空爆した。

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ハマー県では、SANA(7月28日付)によると、タッル・ワースィト村、ヒルバト・ナークース村、マンスーラ村、フワイジャ村、カストゥーン村、ズィヤーディーヤ村、新ザイズーン村、ザジュラム丘をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・ハドル地区で地下トンネルでの爆発によると思われる爆音が聞こえる一方、ハンダラート・キャンプ一帯、バーシュカウィー村で、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、シリア軍、国防隊と交戦した。

またアレッポ市西部のザフラー協会地区にある大使徒モスク一帯では、アレッポ作戦司令室、アンサール・シャリーア作戦司令室が、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア軍第4師団がヒズブッラー戦闘員とともにザバダーニー市でジハード主義武装集団、地元の武装集団と交戦し、同地一帯を「樽爆弾」20発以上で激しく空爆・砲撃した。

これにより、ジハード主義武装集団戦闘員2人が死亡した。

シリア軍はまた、ムカイラビーヤ市一帯を激しく砲撃した。

さらにスマート・ニュース(7月28日付)によると、シリア軍がドゥーマー市に対しても空爆を行った。

一方、SANA(7月28日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、ザバダーニー市内(マハッタ地区、アーラ地区、スルターニーヤ地区北部、ナーブーア地区など)に籠城する反体制武装集団への集中攻撃を継続し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ハムザ・ブン・アブドゥルムトリブ大隊を名乗る武装集団の戦闘員多数が、シリア軍に投降した。

このほか、東グータ地方では、シリア軍がアルバイン市、ダイル・アサーフィール市農場地帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区を激しく砲撃、また国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともにシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

これに関して、スマート・ニュース(7月28日付)は、シリア軍が塩素ガスを装填した迫撃砲でジャウバル区を砲撃し、住民15人以上が呼吸困難に陥った、と伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市各所に「樽爆弾」3発を投下した。

一方、SANA(7月28日付)によると、タルビーサ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月28日付)によると、ヤードゥーダ村、ガズラーン農場、ビータール農場、ダルアー市・タファス市間、ヌアイマ村、ウンム・マヤーズィン町、ダーイル町、ハッラーブ・シャフム村北部、ダルアー市避難民キャンプ一帯、バジャービジャ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月28日付)によると、アフマル丘一帯、タルジャナ村、アブー・シャブタ村、ウーファーニヤー村、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 28, 2015、AP, July 28, 2015、ARA News, July 28, 2015、Champress, July 28, 2015、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2015、al-Hayat, July 29, 2015、Iraqi News, July 28, 2015、Kull-na Shuraka’, July 28, 2015、al-Mada Press, July 28, 2015、Naharnet, July 28, 2015、NNA, July 28, 2015、Reuters, July 28, 2015、SANA, July 28, 2015、SMART News, July 28, 2015、UPI, July 28, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍、YPGがダーイシュ(イスラーム国)を放逐し、ハサカ市の再制圧に成功(2015年7月28日)

ハサカ県では、ARA News(7月28日付)などによると、シリア軍、国防隊が、ハサカ市南部のバースィル交差点とパノラマ交差点の間に位置する経済学部および土木工学部一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を放逐し、市内に残っていたダーイシュ最後の拠点を制圧した。

また、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊も、ハサカ市西ヌシューワ地区を完全制圧した。

シリア人権監視団などによると、シリア軍はまた、フーシュ・バーイル地区、ズフール地区でイスラーム国と激しく交戦し、同地を制圧した。

一方、SANA(7月28日付)によると、シリア軍がハサカ市南部のズフール地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)の追撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

なお、ダーイシュのアアマーク通信は27日に、ハサカ市一帯に対する有志連合の空爆を受け、ハサカ市内の全地区から撤退したと発表していた。

この発表によると、有志連合はハサカ市一帯に対して270回以上の空爆を行い、シリア軍によるグワイラーン地区東部、東ヌシューワ地区、ヌシューワ・ヴィーラート地区、マディナ・リヤーディーヤ一帯の制圧に寄与したという。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州の治安部隊が、ラッカ市内のインターネット・カフェに対して強制捜査を実施し、Wifi使用規制に違反していた4件を閉鎖した。

一方、タブカ市では、ダーイシュの外国人戦闘員2人の遺体が発見された。

遺体はいずれも鋭利な刃物によって殺害された痕跡が残っていたという。

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ダイル・ザイル県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ・タフターニー村出身のダーイシュ(イスラーム国)ハイイル州治安部隊のシリア人隊員2人がダーイシュを離反、脱走中に、ジハード主義武装集団に身柄を拘束された。

この2人は3万ドルを所持し、トルコ国境に向かって逃走していたが、ジハード主義武装集団によって拘束され、連行されていったという。

一方、ダーイシュはヒサーン村で、男性1人を、シリア政府支配地域から食糧品を密輸したとの罪で処刑した。

なおダーイシュは、27日にも、女性1人を姦通罪によりハジーン市で処刑している。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市西部郊外で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(7月28日付)によると、タドムル市北西部のファフルッディーン城一帯、タドムル市とワーディー・アブヤド・ダム一帯を結ぶ三角地帯、タドムル市・スフナ市街道、タドムル市内にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月28日付)によると、マダーヤー町およびザバダーニー市で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団に対する特殊作戦を行い、ダーイシュのメンバー3人を殺害した。

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アレッポ県では、ARA News(7月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアフタリーン市からバーブ市方面に部隊を撤退させた。

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米中央軍(CENTCOM)は、7月28日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して14回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回におよび、ハサカ市近郊(2回)、イドリブ市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, July 28, 2015、AP, July 28, 2015、ARA News, July 28, 2015、Champress, July 28, 2015、al-Hayat, July 29, 2015、Iraqi News, July 28, 2015、Kull-na Shuraka’, July 28, 2015、al-Mada Press, July 28, 2015、Naharnet, July 28, 2015、NNA, July 28, 2015、Reuters, July 28, 2015、SANA, July 28, 2015、UPI, July 28, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領がイラン首相特使ファーリフ・ファイヤード国家安全保障顧問と会談(2015年7月28日)

アサド大統領は、シリアを訪問したイラクのファーリフ・ファイヤード国家安全保障顧問(ハイダル・アバーディー首相の特使)と会談し、シリアとイラクにおける「テロとの戦い」の状況、両国間の協力態勢などについて意見を交わした。

会談には、サッターム・ジャドアーン・ダンダフ駐イラク・シリア大使が同席した。

SANA(7月28日付)が伝えた。

AFP, July 28, 2015、AP, July 28, 2015、ARA News, July 28, 2015、Champress, July 28, 2015、al-Hayat, July 29, 2015、Iraqi News, July 28, 2015、Kull-na Shuraka’, July 28, 2015、al-Mada Press, July 28, 2015、Naharnet, July 28, 2015、NNA, July 28, 2015、Reuters, July 28, 2015、SANA, July 28, 2015、UPI, July 28, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米・トルコ両政府がシリア北部に「安全地帯」を設置することで基本合意するも、シリア軍に対する飛行禁止空域の設定、YPGの処遇は不透明(2015年7月27日)

『ワシントン・ポスト』(7月26日付)などによると、米・トルコ両政府は、シリア領内のトルコ国境地帯からダーイシュ(イスラーム国)を排除し、両国の協力のもとに国境地帯に「安全地帯」を設置することで基本合意した。

「安全地帯」は、アレッポ県北東部の一帯に、東西約100キロ、南北約40キロの区域で設定され、トルコ南東部のインジルリク空軍基地から米軍機がこの地域に空爆を行い、ダーイシュを排除し、排除完了後も監視飛行を継続して、ダーイシュの潜入を阻止する計画だという。

また『ニューヨーク・タイムズ』(7月27日付)は、複数の米高官の話として、米政府が、トルコおよびシリアの「穏健な反体制派」とともに、ダーイシュの排除をめざし、トルコ領内に18万人に避難しているとされるシリア人のための避難場所を提供することで合意したと伝えた。

しかし、この「安全地帯」が、シリア軍の進入を阻止するための飛行禁止空域の設置を意味するかは明確ではない。

また、アレッポ県北部、ハサカ県各所で有志連合が空爆によって支援している人民防衛隊がこの「安全地帯」においてどのような処遇を受けるのかも定かではない。

なお、シリア・トルコ国境は全長800キロにおよび、「安全地帯」の設置が予定されているのは、西クルディスタン移行期文民局人民防衛隊主体のユーフラテスの火山作戦司令室が有志連合の航空支援のもとに進軍を続けている一致に限られる。

The Washington Post, July 27, 2015
The Washington Post, July 27, 2015
The New York Times, July 27, 2015
The New York Times, July 27, 2015

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トルコのアフメト・ダウトオール首相は、シリア北部に「安全地帯」を設置することで米国と基本合意に達したことについて「トルコはシリア危機当初から、安全地帯設置の必要を擁護してきた。それは二つの理由によるもので、第1に、シリア人避難民が自分たちの祖国にとどまるのを保障するため、第2に、安全地帯が、テロ集団の進入を阻止するためだ。安全地帯は、シリア政府、そしてテロ集団の攻撃に晒されているシリア人にとって、安全な避難場所となるだろう」と述べた。

また「ダーイシュやシリアのあらゆるテロ集団と戦うため、有志連合に対してトルコの航空基地を開放する」としたうえで、安全地帯が「シリアの反体制派の武装や教練のために利用されるだろう」と付言した。

一方、イラク北部のクルディスタン労働者党(PKK)拠点への空爆については、「この戦争は我々のクルド人ではなく、PKKに対するものだ」と述べた。

ARA News(7月28日付)が伝えた。

AFP, July 28, 2015、AP, July 28, 2015、ARA News, July 28, 2015、Champress, July 28, 2015、The Guardian, July 27, 2015、al-Hayat, July 29, 2015、Iraqi News, July 28, 2015、Kull-na Shuraka’, July 28, 2015、al-Mada Press, July 28, 2015、Naharnet, July 28, 2015、The News York Times, July 27, 2015、NNA, July 28, 2015、Reuters, July 28, 2015、SANA, July 28, 2015、UPI, July 28, 2015、The Washington Post, July 27, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍がダーイシュ(イスラーム国)と戦うシリア領内のYPGと自由シリア軍の拠点を重火器で攻撃(2015年7月27日)

アレッポ県では、ARA News(7月27日付)によると、アイン・アラブ市西部のトルコ国境に位置する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と自由シリア軍の拠点複数カ所が深夜、トルコ軍の砲撃を受けた。

人民防衛隊のコバネ司令部によると、トルコ軍の攻撃を受けたのは、アイン・アラブ市の西約35キロに位置するズール・マガール村の人民防衛隊と自由シリア軍の拠点で、トルコ軍は迫撃砲、重火器で砲撃を行ってきたという。

クルディスタン労働者党(PKK)に近い複数の消息筋によると、この攻撃で人民防衛隊の戦闘員3人と自由シリア軍戦闘員1人が負傷し、アイン・アラブ市に搬送されたという。

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これに関して、トルコの高官は、匿名を条件にAFP(7月27日付)の取材に応じ、そのなかで、シリアとイラクにおいてトルコが行っている軍事作戦に関して、「トルコの国家安全保障を脅かす脅威の根絶」が目的だとしたうえで、「シリアのダーイシュ(イスラーム国)とトルコのクルディスタン労働者党(PKK)を標的とし…、シリアの西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は軍事作戦の標的に含まれない」と述べた。

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しかし、『ハヤート』(7月28日付)によると、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、訪問先のポルトガルで、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党などシリアのクルド人勢力に関して、「ダーイシュ(イスラーム国)より良いなどということはない。彼らはシリアの領土の統一性のために戦っている訳ではなく、シリアに和平をもたらそうとしている訳でもない。彼らはシリア領内の一部地域を支配したいだけだ…。彼らは1日たりともテロ活動を停止したことなどない」と批判した。

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なお、ARA News(7月27日付)によると、トルコのアフメト・ダウトオール首相は26日のトルコ各社編集者らとの懇談のなかで、シリアおよびイラク領内での軍事活動について「ダーイシュ(イスラーム国)と戦うシリアの反体制派を航空支援することに限定される」と述べたという。

AFP, July 27, 2015、AP, July 27, 2015、ARA News, July 27, 2015、Champress, July 27, 2015、al-Hayat, July 28, 2015、Iraqi News, July 27, 2015、Kull-na Shuraka’, July 27, 2015、al-Mada Press, July 27, 2015、Naharnet, July 27, 2015、NNA, July 27, 2015、Reuters, July 27, 2015、SANA, July 27, 2015、UPI, July 27, 2015などをもとに作成。

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ハサカ市で、シリア軍、YPGによるダーイシュ(イスラーム国)の追撃続く(2015年7月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市南部各所を戦闘機(所属不明)が空爆する一方、シリア軍がズフール地区、西ヌシューワ地区などのダーイシュ(イスラーム国)拠点を砲撃した。

またハサカ市ズフール地区では、シリア軍、国防隊がダーイシュと交戦した。

一方、カーミシュリー市では、爆弾が仕掛けられた車2台が相次いで爆発し、男性1人死亡、7人が負傷した。

爆発はコルニーシュ通り、ガナム市場で発生、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの車輌などが標的となった。

他方、SANA(7月26日付)によると、シリア軍がハサカ市ズフール地区から逃走するダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、バースィル交差点、パノラマ交差点の間の街道沿いに位置する建物に立てこもるダーイシュに対して攻撃を加えた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月26日付)によると、ザバダーニー市郊外(マダーヤー町)の反体制武装集団に対するシリア軍の特殊作戦でにより、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官ハリール・マフムード氏ら3人を殺害した。

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ヒムス県では、SANA(7月26日付)によると、タドムル市北部一帯、採石場一帯、ワーディー・アブヤド、シャンダーヒーヤ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月26日付)によると、アイドゥーン村、ウンク・バージーラー村、トゥルール・フムル村、アカシュ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、7月27日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して32回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回におよび、ハサカ市近郊(7回)、アレッポ市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, July 27, 2015、AP, July 27, 2015、ARA News, July 27, 2015、Champress, July 27, 2015、al-Hayat, July 28, 2015、Iraqi News, July 27, 2015、Kull-na Shuraka’, July 27, 2015、al-Mada Press, July 27, 2015、Naharnet, July 27, 2015、NNA, July 27, 2015、Reuters, July 27, 2015、SANA, July 27, 2015、UPI, July 27, 2015などをもとに作成。

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首都ダマスカス県ジャウバル地区でシリア軍による攻勢が激化、従軍記者1人が死亡(2015年7月27日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区に対して、シリア軍が20回以上の空爆を加える一方、ヒズブッラー戦闘員とともに砲撃を激化させ、同地でジハード主義武装集団と交戦した。

同監視団によると、シリア軍は、ジャウバル区への突入を試みたが、反体制武装集団の反撃を受け、士官2人を含むシリア軍兵士11人が死亡した。

また、イフバーリーヤ・チャンネル(7月27日付)は、この戦闘の最中、国防隊の従軍記者のサーイル・アジュラーニー氏がジャウバル区での戦闘を取材中に、反体制武装集団の砲撃を受け、死亡したと伝えた。

これに関して、ファイラク軍団の広報局は、対空砲でMiG戦闘機を撃墜し、乗っていたパイロットらシリア軍士官3人と、同乗していたアジュラーニー氏を殺害した、と主張した。

一方、SANA(7月26日付)によると、ジャウバル区でシリア軍がシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍に対して集中攻撃を加え、同地区東部前線のすべての建物を制圧した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダマスカス県ジャウバル区への突入失敗を受け、シリア軍がドゥーマー市、ムカイラビーヤ市、カフルバトナー町などを激しく砲撃し、6人が死亡した。

このうち、ドゥーマー市では、6回にわたるシリア軍の空爆で、少なくとも3人が死亡した。

またバーラー村では、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。

このほか、ザバダーニー市に対して、シリア軍は30発にのぼる「樽爆弾」を投下し、第4師団がヒズブッラー戦闘員とともに、ジハード主義武装集団、地元の武装集団と交戦した。

一方、シリア軍はまた、ハムーリーヤ市近郊、アイン・タルマー村西部、ドゥーマー市、ザマルカー町、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、フサイニーヤ町で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらにシリア軍は、レバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、ザバダーニー市での作戦を継続し、市内の複数の建物を制圧した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍がシリア政府支配下のフーア市、カファルヤー町を砲撃した。

一方、SANA(7月26日付)によると、シリア軍がアブー・ズフール町、タッル・サラムー村、ハシール村、マジャース村、ハーン・シャイフーン市、ビンニシュ市を空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月26日付)によると、ラスタン市、カフルラーハー市、タッルドゥー市、アクラブ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月26日付)によると、ジャバーター・ハシャブ村、タルジャナ村、ハドル村、フッリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月26日付)によると、ビータール農場北部、ヌアイマ村、サイダー町、ヤードゥーダ村、ハッラーブ・シャフム村、マスミヤ町、西ガーリヤ村、フラーク市西部にある発電所、ダルアー市カラク地区、バジャービジャ地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月26日付)によると、タルディーン村、アイン・ガザール村、ハーラト・バイト・ハサン村、ナフシャバ村などをシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、バイト・アワーン村、ダッラ村、イブリク村でシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 27, 2015、AP, July 27, 2015、ARA News, July 27, 2015、Champress, July 27, 2015、al-Hayat, July 28, 2015、al-Ikhbariya, July 27, 2015、Iraqi News, July 27, 2015、Kull-na Shuraka’, July 27, 2015、al-Mada Press, July 27, 2015、Naharnet, July 27, 2015、NNA, July 27, 2015、Reuters, July 27, 2015、SANA, July 27, 2015、UPI, July 27, 2015などをもとに作成。

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ジハード主義武装集団がアレッポ県、イドリブ県でのシリア政府支配下の町への砲撃を続ける(2015年7月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が、シリア政府支配下のヌッブル市、ザフラー町(いずれもシーア派居住)に対して迫撃砲弾数十発を撃ち込んだ。

これに対して、シリア軍はアナダーン市各所を砲撃した。

また、反体制武装集団は、シリア政府支配下のアレッポ市シャフバー・ジャディード地区に砲撃を加え、子供5人と女性1人が死亡した。

一方、SANA(7月26日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区、ハーリディーヤ地区、ライラムーン地区、カフル・ナーヤー村、ヌッブル市一帯、アターリブ市、タームーラ村、カブターン・ジャバル村、マンスーラ村、ナイラブ航空基地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(7月27日付)によると、アレッポ県で活動するミイアード連隊がシャームの民のヌスラ戦線に合流するとの声明を発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のフーア市、カファルヤー町(いずれもシーア派居住)をファトフ軍が砲撃した。

またドゥラル・シャーミーヤ(7月26日付)によると、シリア軍は、マアッラト・ヌウマーン市南部郊外、アブー・ズフール航空基地周辺、ハーン・スブル村、イドリブ市などを空爆した。

一方、SANA(7月26日付)によると、シリア軍がアブー・ズフール町、タフタナーズ市、トゥウーム村を空爆し、複ファトフ軍数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、マアッラト・ヌウマーン市一帯、タッル・サフン村、ザイズーン・ダム一帯でファトフ軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またフーア市、カファルヤー町の住民および国防隊は、ファトフ軍を撃退した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市内各所を「樽爆弾」で空爆、また第4師団とヒズブッラー戦闘員が、ジハード主義武装集団、地元の武装集団と交戦した。

これにより、ジハード主義武装集団の戦闘員4人が死亡したほか、ブルーダーン村で子供1人が死亡した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(7月27日付)は、4日前から、シリア軍がタッル市への包囲を強化、住民数万人が避難している、と伝えた。

他方、SANA(7月26日付)によると、ザバダーニー市南部で、シリア軍とレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)が「テロ集団」と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ダイル・アサーフィール市農場地帯、ザブディーン村、ダイル・サルマーン町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム旅団、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が東ガーリヤ村、タイバ村、ジーザ町、キヒール村を「樽爆弾」などで空爆する一方、ジハード主義武装集団(自由シリア軍南部戦線)がダルアー市のシリア政府支配地域、ヒルバト・ガザーラ町を砲撃した。

一方、SANA(7月26日付)によると、ダルアー市内各所(ダム街道地区、避難民キャンプ一帯、カラク地区、アッバースィーヤ地区など)、ヌアイマ村、サイダー町、キヒール村南部、ブスラー・シャーム市内東部、ヤードゥーダ村、ウンム・マヤーズィン町、タファス市、ハッラーブ・シャフム村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、自由シリア軍南部戦線所属のファッルージャト・ハウラーン師団は、24日にダルアー市での戦闘で死亡したアブー・ハーディー・アッブード司令官の後任として、アナス・ザイーム氏を新司令官に任命した。

また、ARA News(7月26日付)によると、自由シリア軍南部戦線がダルアー市内でのシリア軍との戦闘の末、国立病院を制圧した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍がナビー・ユーヌス峰山頂のシリア軍拠点を砲撃した。

またシャームの民のヌスラ戦線に近いサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)はツイッターを通じて、ファトフ軍がハーフィズ・アサド前大統領の生地カルダーハ市を砲撃したと主張した。

ファトフ軍も声明を出し、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員によるザバダーニー市(ダマスカス郊外県)への攻撃の報復として、イドリブ県のフーア市、カファルヤー町に加えて、ハーフィズ・アサド前大統領の生地カルダーハ市をも標的とすると発表した。<br>

一方、SANA(7月26日付)によると、サルマー町およびその周辺をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月26日付)によると、アンカーウィー村、アカシュ村、ラスム・アワーイド村、アクラブ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 26, 2015、AP, July 26, 2015、ARA News, July 26, 2015、Champress, July 26, 2015、al-Hayat, July 27, 2015、Iraqi News, July 26, 2015、Kull-na Shuraka’, July 26, 2015、July 27, 2015、al-Mada Press, July 26, 2015、Naharnet, July 26, 2015、NNA, July 26, 2015、Reuters, July 26, 2015、SANA, July 26, 2015、UPI, July 26, 2015などをもとに作成。

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YPG、シリア軍がハサカ市内でダーイシュ(イスラーム国)掃討を続ける(2015年7月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市東ヌシューワ地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュに制圧されていた同地区内の建物数棟を奪還した。

シリア軍はまた、ハサカ市一帯のダーイシュ拠点に対して砲撃を行った。

一方、SANA(7月26日付)によると、ハサカ市南部の文化会館一帯、マディーナ・リヤーディーヤ地区、小児科病院一帯、文学部一帯、ヴィーラート・ヌシューワ地区、サカン・シャバービー地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)を掃討、同地を制圧した。

シリア軍はまた、バースィル交差点一帯、ズフール地区などでもダーイシュと交戦し、戦闘員複数を殲滅した。

なお、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ハサカ市は現在、市内中心部に勢力を拡大した西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、同市北部、西部、南部など全体の70%を掌握、グワイラーン地区などでダーイシュと戦闘を続けるシリア軍は同市の20%を、そしてダーイシュは10%を支配下に置いている、という。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市上空を飛行する有志連合に対して重火器で攻撃を行った。

またトルコ国境に近いタッル・アブヤド市近郊の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点2カ所に対して、ダーイシュは爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行った。

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アレッポ県では、ARA News(7月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室は、有志連合の空爆による援護を受け、スィッリーン町でのダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、同地を制圧した。

スィッリーン町一帯での戦闘が続く中、人民防衛隊の包囲を受けたダーイシュは、スィッリーン町の穀物サイロを爆破するなどして、同地から撤退した。

また、シリア人権監視団によると、スィッリーン町郊外の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点に対して、ダーイシュが爆弾を積んだ自動車で自爆攻撃を行った。

一方、ダーイシュは、スーラーン・アアザーズ町一帯で男性一人を「覚醒評議会に所属し、連絡をとっていた」との罪で斬首、殺害した。

他方、シリア軍は、ダーイシュによって包囲されているクワイリス航空基地一帯を空爆した。

このほか、SANA(7月26日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がタドムル市西部郊外で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、その拠点などに対して砲撃を行った。

一方、SANA(7月26日付)によると、タドムル市一帯などで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月26日付)によると、ジャフラ村をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、7月26日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して26回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は13回におよび、ハサカ市近郊(10回)、アレッポ市近郊(1回)、アイン・アラブ市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, July 26, 2015、AP, July 26, 2015、ARA News, July 26, 2015、Champress, July 26, 2015、al-Hayat, July 27, 2015、July 28, 2015、Iraqi News, July 26, 2015、Kull-na Shuraka’, July 26, 2015、al-Mada Press, July 26, 2015、Naharnet, July 26, 2015、NNA, July 26, 2015、Reuters, July 26, 2015、SANA, July 26, 2015、UPI, July 26, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領「軍のエネルギーとはマンパワーであり、軍が力を発揮できるようにするには、我々が持つより多くの力を提供しなければならない」(2015年7月26日)

アサド大統領はダマスカス県にある人民宮殿で、人民諸委員会、職業諸組合、工業会議所、商業会議所、農業会議所、観光事業所の代表およびメンバーの前で演説を行った(https://youtu.be/pdBCQqWSKCA)。

アサド大統領の演説での主な発言は以下の通り:

SANA, July 26, 2015
SANA, July 26, 2015

「我々は今日、白日のもとに晒され、明らかとなった多くのことを目の当たりにしている。シリア情勢は複雑ではあるが、知性を覆い隠してきたものは取り去られ、顔からは仮面がはがれ落ち…、彼らが世界に信じ込ませようとしていた嘘が暴露された…。これにより、テロリストを支援する国々の高官の犯罪的メンタリティが証明され、同時に、シリア国民を幻想の泥沼に陥れようとしてきた彼らのこれまでのすべてのやり口が失敗したことが示された…。国民が彼らの罠に落ちないと、彼らは最後の手段としてテロの蛮行を極め、シリア国民に対して、押しつけられたものを受け入れるか、死と破壊を選ぶかを選択させようとした。こうした過激な態度は…、シリア国民の抵抗を打ち砕くことができないことへの彼らの絶望を表してもいた…。この抵抗力は彼らの計略を頓挫させるだけでなく、テロ支援者の政治的未来への真の脅威となった」。

「彼らは長い間、自分たちがシリアの革命家、そして自由と民主主義を求める者たちを支援していると言っていた。しかし、国民は、彼らがシリアでテロリストを支援していることを突き止めた」。

「テロは病んだ思想であり、逸脱したイデオロギーであり、異常な行為だ。それは、無知、後進性といった環境のもとで成長し、拡大する…。植民地主義がこうした要素のもとにあり、それを強め、持続させることは、誰からも明らかだ。であるとするなら、テロの種をまく者がどのようにテロと戦うことができるというのか? テロと戦う意志がある者は、正義、自決、知識の普及、無知の根絶、経済改善、社会の発展をめざす国民の意思の尊重などに根ざした知性に根ざした政策を行うべきだ」。

「こうした現象(テロ)への彼ら(欧米諸国)の対応は依然として偽善によって彩られている。彼らを苦しめると、それはテロとなるが、我々を苦しめると、それは革命、自由、民主主義、人権になる。彼らに対して犯罪を行う者はテロリストだが、我々に行う者は革命家、「穏健な反体制派」となる」。

「国際社会において、最近になって良い変化が起きていることは事実だ…。しかし私は言いたい。こうした変化は頼りにはならない。彼らがダブルスタンダードに依拠する限りは…、彼らは何の教訓も道徳を得ることはない。つまり、何もかもがその場しのぎだ」。

「彼ら自身が作り出し、制御できなくなった蛮行と戦うことを支援しているということが、彼らの偽善の本質だ。彼らの現在の目的は、こうした蛮行を抑えることだけにしかなく、それを根絶しようとはしていない…。テロとの戦いにおいて彼らの誠実な行動を期待できりょうか? これらの国は、植民地主義の歴史を持っている。植民地主義とは、テロ、非道徳、非人道と同義だ…。我々は自分たちしかあてにできない。原理原則、道徳を持ち合わせ、地域、シリア、そして世界の安定を望む一部の友人の善意にしか期待できない」。

「BRICs諸国はその他の国々とともに、シリアで起きていることに対して公正な態度をとってきた…。イランは経済的、軍事的、政治的な支援を通じて、我々国民の抵抗力強化に貢献してきた…。ロシアは中国とともに安全弁となり、国連安保理が諸国民を脅かす道具になるのを阻止してきた…。ロシアはさまざまな建設的なイニシアチブを発揮し…、シリア人どうしの対話に向けて事態を進めようとしてきた」。

「我々の路線はあらゆるイニシアチブに対応するとおいうものであり続けてきた。そうしたイニシアチブの一部が悪意に基づくものだと知っていても、例外なくそうしようとしてきた…。シリア人の血こそが何よりもまず考慮されるべきものであり、そのために戦争を終わらせることが最優先だからだ…。だから、我々はジュネーブやモスクワでの対話に臨んだのだ…。政治プロセスと国内でのテロとの間の関係とはどのようなものか? いわゆる「在外の反体制派」との関係とはどのようなものか? 「在外の反体制派」とは外国に存在するという意味ではなく、外国とつながりを持っているという意味だ。その一部はシリア国内にもあろ、外国と政治的、物的につながりを持っている…。いわゆる在外の反体制派と国内にいるテロリストとの関係とはどのようなものか? これらのテロリストは当初から、在外の反体制派を…承認することを拒んできた。テロリストに影響力を行使できない者たちとどのように対話できるというのか? 彼らはテロリスト以外のものにも影響力を行使できないというのに。彼らは自分たち自身さえも代表していない」。

「対話、政治活動とテロとの間には論理的には何の結びつきもない。なぜなら政治活動は政治体制を発展させ、それによって繁栄、そして祖国の力を増進することが目的だからだ…。しかしテロはそのための道具とはならない…。外国とつながりのある反体制派とテロリストのつながりは、主人が一人であるために非常に強い。この主人とは、資金を供与し、運営し…、糸を操る者であり、時にテロリストにテロの脅威を高めるよう求め、また時に反体制派に発言を強めるように求める…。これを運営し、教練する者の知性は一つだ。その目的はテロと政治という二つの路線を駆使して、シリア人を恐喝し、シリアが従属国になることを受け入れさせるか…、テロリストへの支援を続けることで国を破壊することが目的だ。つまり、テロこそが真の道具であり、政治プロセスは二義的な予備の道具に過ぎない」。

「テロ撲滅を本質としないいかなる政治的提案も意味がない…。政治プロセスは存在するが、現実において、我々の前にある唯一の解決策は、テロと戦うことにあり、テロがなくならない限りは、政治、経済、文化、安全、そして道徳もない」。

「我々は戦争を望んでいなかったが、戦争を強いられれば、どこであっても武装部隊がテロリストを撃退してきた…。しかし我々が今日行っている戦争は、シリア全土に武装部隊がくまなく存在し得ないというなかで行われている。それゆえに、テロリストが一部の地域に入り込んできた…。最近になって、テロ国家が…テロリスト支援のレベルを引き上げ…、トルコがイドリブに対して行ったような直接介入が見られるようになった…。これにより、国家の支配下にあった一部の地域が、テロリストの手に落ちた。これにより市民の間である種のフラストレーションが生じ…、国が衰退し、軍が衰退している…とのプロパガンダが強まった…。また戦っているのがシリア国外から来た軍隊だとの主張も繰り返された…。もちろん、彼らはイランのことを言おうとしているのだが…。この点について明らかにしておくために言いたい。イランは軍事的経験を提供しているだけで、軍事面ではそれ以外の何も提供していない。一方、レバノンのレジスタンスの忠実なる同胞は、我々とともに戦い、すべてを提供してくれている」

「援軍が主力軍にとってかわることなどできないことは誰でも知っている。同時に、シリア以外の友好国の軍が、我々の代わりに我々の祖国を防衛するためにやってくることなどあり得ない。軍が一部の地域から後退して、人々が不満を募らせたとしても、それは気迫や信頼の証であって…、軍の能力への疑念、軍への支援の躊躇ではない」。

「現地情勢に関して、これまでになされたいくつかの質問から話を始めることにしよう。我々は一部の地域を放棄しているのか? なぜ我々は一部の地域で敗北しているのか?… シリア国内のどの領地も価値があるもので、その支配を放棄することはできない…。我々にとって一部の地域を他の地域と区別することはできない…。これが慣例であり、原則だ。だが、戦争には条件、戦略、優先事項がある…。すべての場所でのすべての戦いで同時に勝利すると考えることは、現実からかけ離れたもので、不可能でもある…。部隊を重要な地域に集中させ、装備や兵士を動員する時…、それ以外の地域を考慮しつつも、これらの地域(の防衛)が弱くなり、場合によっては、一部の地域を放棄し、そこにいた部隊を、維持したい別の地域に移動させざるを得ないこともある…。また第2の優先事項として兵士の生命がある…。我々はいつも、勝利するために戦っているのであって、殉教するために戦っているのではないと言っている。殉教は運命ではあるが、目的ではない。目標は勝利だ」。

「戦争は武装部隊だけの戦争ではなく、祖国全体にとっての戦争だ…。社会全体にとっての戦争であり、我々はもっとも困難、複雑で、広範におよぶ戦いで能力を発揮できるように備えることができる…。平時には、脱走兵や兵役忌避の割合は数千人程度だが、戦時においては、この割合は、何よりもまず恐怖という要因ゆえに、何倍にも増える。しかし、周知の通り、軍とは武器や装備だけではない。軍とは何よりもまず武器、装備を使用するパンパワーである…。シリアの武装部隊は…祖国防衛の任務を適切に遂行できるかとの問いに対して…、私は誇張せずに、科学的、実質的、現実的な本当の答えを述べたい…。「確実にできる」…。しかし軍のエネルギーとはマンパワーであり、軍が持つ力をより多く発揮させるには、我々が持つ力をより多く提供しなければならない。軍に最大のエネルギーを発揮して欲しいのなら、このエネルギーに必要なすべてを保証しなければならない」。

(脱走兵、兵役忌避者への恩赦に関して)「この法律は、兵役につくことが送れている人々に従軍を促すのが目的である」。

「祖国とは、そこに済む者のためにあるのではないし、パスポート、国籍を持つ者のためにあるのでもない。祖国は、祖国と国民を防衛する者のためにある…。そうする者のためにのみ祖国はある…。シリア・アラブ軍の辞書に敗北という言葉はない」。

「我々は情報戦争、神経戦を戦っており、そこでは、シリアを親政権派と反体制派、宗派、エスニック集団に分割しようとする考え方が広められようとしている…。しかし、分割は国民がそれを受け入れるか、望まない限りは生じない…。現実に基づいて言える唯一のことは、シリア領内には二つの構成要素しか存在しない。さまざまな国籍を持つテロリストと、それ以外のシリア人である。この二つの構成要素しか存在しないがゆえに、宗派・エスニック集団どうしが分裂しているといった言説や、我々は祖国を分割しようとしているといった言説は破綻しているのだ…。こうした言説に対して、我々シリア人は統合的な愛国意識を持って結束し続けねばならなず、一つの祖国であるシリアを複数のシリアへと分断しようとする仮想的な社会やアイデンティティを退けねばならない」。

「我々は運命の時に身を置いており、そこには中途半端な解決策はない…。権利を放棄することはなく、国土を譲り渡すこともない。我々が奴隷になることはなく、独立した主権者であり続けるだろう。我々の国、価値観、そして権利の主権者であり続けるだろう」。

「イランはなぜ、(欧米諸国の)陰謀すべてを乗り越え、(核開発合意という)勝利にいたったのか? イランの国民統合がこの合意の実現をもたらし、イランに核開発の権利を与えたのだ」。

「シリアが戦争において勝利するということは、テロを敗北させることだけを意味するのではない。それは、地域が安定を取り戻し、我々の地域の未来が、シリアの未来に沿うかたちで確定し、描き出されているということを意味する…。我々の選択肢は当初から明らかだ。それは勝利への意志と信頼を持つことだ。勝利とはシリアの一部の集団ではなく、すべてのシリア人のためにある…。恐れ、疑念を抱き、実現し得ない夢を望んで躊躇している人に呼びかけたい。前を進む人々の後に続き、真の敵に対して一つになって銃を向けよう。もっとも恐るべき共通の敵とはテロだ。外国に住む者に外国がした約束は単なる幻想に過ぎない」。

AFP, July 26, 2015、AP, July 26, 2015、ARA News, July 26, 2015、Champress, July 26, 2015、al-Hayat, July 27, 2015、Iraqi News, July 26, 2015、Kull-na Shuraka’, July 26, 2015、al-Mada Press, July 26, 2015、Naharnet, July 26, 2015、NNA, July 26, 2015、Reuters, July 26, 2015、SANA, July 26, 2015、UPI, July 26, 2015などをもとに作成。

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