トルコ軍が国民解放戦線とともにイドリブ県M4高速道路沿線に展開し、地雷・爆発物の撤去を開始(2020年9月23日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから200日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受ける国民解放戦線が、M4高速道路沿線に展開し、地雷と爆発物の撤去を開始した。

トルコ軍はまた、兵站物資を積んだ車輌約70輌を2隊に分けてカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるマンタフ村、カドゥーラ村、アーフィス村、ファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室も県南部のシリア軍拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がバータンター村近郊でシリア軍兵士1人を殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカルズ村、ザイトゥーナ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府支配下のガーブ平原を砲撃し、少尉3人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民448人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は603,648人に(2020年9月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月23日付)を公開し、9月22日に難民448人(うち女性135人、子供228人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民448人(うち女性135人、子供228人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は603,648人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者208,400人(うち女性62,662人、子ども106,010人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,023人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は832,928人(うち女性249,938人、子供424,501人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2020をもとに作成。

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ラッカ県では、シリア軍とダーイシュの交戦とロシア軍の爆撃で28人死亡(2020年9月22日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍の拠点複数カ所を攻撃し、兵士13人が死亡した。

これを受けて、ロシア軍戦闘機が同地一帯を爆撃し、爆撃とシリア軍による反撃によってダーイシュ戦闘員15人が死亡した。

AFP, September 22, 2020、ANHA, September 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2020、Reuters, September 22, 2020、SANA, September 22, 2020、SOHR, September 22, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がアレッポ県北部を砲撃(2020年9月22日)

アレッポ県では、ANHA(9月22日付)によると、トルコと国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(9月22日付)によると、トルコの占領下にあるタッル・タムル町近郊のライラーン村、アルバイーン村で国民軍どうしが交戦した。

また、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市で、国民軍に所属するサフィーラ殉教者のメンバーどうしが撃ち合いとなり、負傷者が出た。

撃ち合いは、ハサカの盾旅団が介入することで収束した。

AFP, September 22, 2020、ANHA, September 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2020、Reuters, September 22, 2020、SANA, September 22, 2020、SOHR, September 22, 2020などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県ザーウィヤ山地方などで激しく交戦(2020年9月22日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから199日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、アブディーター村、バーラ村、イフスィム町を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室も、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯を砲撃した。

砲撃を行ったのは、シャーム解放機構で、これと同じくしてトルコ軍のF-16戦闘機複数機がハタイ県とイドリブ県が接する国境地帯に飛来した。

さらに、シリア人権監視団やSANA(9月22日付)によると、シリア政府支配下のサラーキブ市近郊に「決戦」作戦司令室が迫撃砲弾複数発を打ち込んだ。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア軍が展開するクルド山地方のジュッブ・アフマル村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県2件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 22, 2020、ANHA, September 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 22, 2020、Reuters, September 22, 2020、SANA, September 22, 2020、SOHR, September 22, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民394人と国内避難民(IDPs)7人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は603,200人、2019年以降帰還したIDPsは66,387人に(2020年9月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月22日付)を公開し、9月21日に難民394人(うち女性118人、子供201人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民394人(うち女性118人、子供201人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は603,200人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者207,952人(うち女性62,527人、子ども105,782人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,023人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は832,480人(うち女性249,803人、子供424,273人)となった。

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一方、国内避難民7人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは7人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は7人(うち女性2人、子供4人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は66,390人(うち女性23,138人、子供27,323人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,986人(うち女性405,697人、子供671,089人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 22, 2020をもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県カフルナブル市近郊でロシア軍兵士とシリア軍兵士が地雷原に入り、地雷の爆発で死亡したと主張(2020年9月21日)

シャーム解放機構に近いイバー・ネット(9月22日付)は、シリア軍部隊が21日晩、カフルナブル市近郊の森林地帯の地雷原に入り込み、地雷の爆発によってロシア軍兵士1人とシリア軍兵士6人が死亡したと伝えた。

これに関して、シャーム解放機構の軍事報道官を務めるアブー・ハーリド・シャーミー氏は、ドゥラル・シャーミーヤ(9月22日付)に対して、「ロシア軍兵士らが指導するシリア軍部隊が、イドリブ県南部のカフルナブル市一帯に新たに潜入しようとしたが、ムジャーヒディーンが仕掛けた地雷原に入り、ロシア軍兵士複数人を含む一団が死亡した」と述べた。

シャーミー氏によると、「この一団はムジャーヒディーンが仕掛けた地雷原に完全にはまった。これは、潜入に対処するためのもので、爆発後、生き残った者たちは、死傷者を回収し、撤退した」という。

AFP, September 22, 2020、ANHA, September 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2020、Reuters, September 22, 2020、SANA, September 22, 2020、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, September 22, 2020、SOHR, September 22, 2020などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「ロシアとトルコはM4高速道路の合同パトロールを停止した…。シャーム解放機構の支配地は縮小する」(2020年9月21日)

ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣は、アラビーヤ・チャンネル(9月21日付)のインタビューに応じ、そのなかで、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の「イドリブにおける支配は縮小する」と述べた。

ラブロフ外務大臣は「シリアでの政府と反体制派の対決は終わった…。イドリブ県とユーフラテス川東部のみがシリアにおけるホットスポットだ」としたうえで、「ロシアとトルコはシリアのM4高速道路での合同パトロールを停止した…。トルコは我々に、シリア北部でのテロとの戦いに専念すると明言した」と述べた。

ラヴロフ外務大臣はまた「シリアの反体制派内は分裂している…。ユーフラテス川東岸における米軍の存在はこの地域を緊張化させる…。シリアの制憲委員会は我々が望むような速度では進まないが、シリア政府を非難することなどできない」などと述べた。

AFP, September 21, 2020、Alarabia, September 21, 2020、ANHA, September 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2020、Reuters, September 21, 2020、SANA, September 21, 2020、SOHR, September 21, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県ラサーファ砂漠でシリア軍とダーイシュが交戦し16人死亡、ロシアがダーイシュ潜伏地を爆撃(2020年9月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠にあるシリア軍の拠点をダーイシュ(イスラーム国)が攻撃し、激しい戦闘となった。

これにより、シリア軍兵士7人、ダーイシュ・メンバー9人が死亡した。

また、ロシア軍は、ラッカ県とダイル・ザウル県の県境に位置するビシュリー山にあるダーイシュの拠点に対して爆撃を実施した。

AFP, September 21, 2020、ANHA, September 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2020、Reuters, September 21, 2020、SANA, September 21, 2020、SOHR, September 21, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はラッカ県クール・ハサン村を砲撃し、シリア軍兵士が負傷(2020年9月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるクール・ハサン村(タッル・アブヤド市近郊)を砲撃し、シリア軍兵士複数人が負傷した。

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ハサカ県では、ANHA(9月21日付)によると、ロシア軍とトルコ軍の合同部隊が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるダルバースィーヤ市西のシーリーク村からアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊にいたる国境地帯で合同パトロールを実施した。

しかし、その後、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、アブー・ラースィーン町近郊のダーダー・アブダール村、ウンム・アシュバ村、ムハルマラ村を砲撃した。

AFP, September 21, 2020、ANHA, September 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2020、Reuters, September 21, 2020、SANA, September 21, 2020、SOHR, September 21, 2020などをもとに作成。

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米軍の大型トレーラーなど約60輌がハサカ県のワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2020年9月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の大型トレーラーなど約60輌が、ワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

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ラッカ県では、SANA(9月21日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるジャルニーヤ町で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が複数の住居に押し入り、若い男性多数を徴兵するとして、連行した。

AFP, September 21, 2020、ANHA, September 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2020、Reuters, September 21, 2020、SANA, September 21, 2020、SOHR, September 21, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と「決戦」作戦司令室がシリア政府支配下のイドリブ県サラーキブ市一帯やカフルナブル市を砲撃(2020年9月21日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから198日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフル・ウワイド村、カンスフラ村、バイルーン村、マウザラ村、イフスィム町を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、トルコ軍と「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯やカフルナブル市を砲撃した。

トルコ軍また、兵站物資を積んだ車輌複数輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がバーラー村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室はまた同地一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方のアイン・イーサー村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 21, 2020、ANHA, September 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 21, 2020、Reuters, September 21, 2020、SANA, September 21, 2020、SOHR, September 21, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民359人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は602,806人に(2020年9月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月21日付)を公開し、9月20日に難民359人(うち女性108人、子供183人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民359人(うち女性108人、子供183人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は602,806人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者207,558人(うち女性62,409人、子ども105,581人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,136人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は832,086人(うち女性249,685人、子供424,072人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 21, 2020をもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県東部で米国への蜂起を呼びかけるビラが撒かれる(2020年9月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるアブー・ハマーム市で、米国に対する蜂起を呼びかけるビラが何者かによって撒かれた。

ビラには、次のように書かれている。

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寛大なる我らが住民…名誉、寛大さ、尊厳を持つ者たちよ。

侵略者と略奪者と対決するため、我々が共に立ち上がる時が来た。

我々の土地に米国人犯罪者どもの居場所はない。奴らは女性、子供、老人を殺した。我々の家から奴らを追放するための共に行動しよう。奴らの悪と罪を排除しよう。奴らは村や町を爆撃し、無垢の人々の家を破壊し、自分たちの利益と野望を実現するために破壊をもたらしている。奴らに対して隊列をなして対峙しよう。安全と安定のオアシスだったシリアを取り戻すために。我々には、子供たちが安全で穏やかな生活を送らせる権利がある。

AFP, September 20, 2020、ANHA, September 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2020、Reuters, September 20, 2020、SANA, September 20, 2020、SOHR, September 20, 2020などをもとに作成。

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トルコはカタール経由でリビアに派遣するため国民軍戦闘員150~200人を募集(2020年9月20日)

ANHA(9月20日付)は、トルコ占領下のアレッポ市アフリーン市の複数の地元筋の話として、トルコが、国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動、スルターン・ムラード師団、そしてサマルカンド旅団のメンバー150人から200人をジンディールス区で募集し、カタールを経由して、リビアに派遣しようとしていると伝えた。

カタールに派遣されるメンバーには、約2,000米ドルを報酬として支払われるという。

AFP, September 20, 2020、ANHA, September 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2020、Reuters, September 20, 2020、SANA, September 20, 2020、SOHR, September 20, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の管理下にあるグワイラーン刑務所でのダーイシュ・メンバーの暴動をシリア民主軍が鎮圧(2020年9月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ市グワイラーン地区のスィナーア刑務所(グワイラーン刑務所)で19日に発生したダーイシュ(イスラーム国)メンバーによる暴動を、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が完全に制圧した。

一方、SANA(9月20日付)は、マーリキーヤ(ダイリーク)市にある刑務所を米軍士官からなる一団が訪れ、収監されていたダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる5人を殺害したと伝えた。

米軍士官らは、イラクからワリード国境通行所を通ってシリア領内に入国し、5人を殺害した後、イラクに戻ったという。

米軍はまた、ハサカ市グワイラーン地区にあるスィナーア刑務所(グワイラーン刑務所)に収監されていたダーイシュ・メンバーと見られる3人をヘリコプターに乗せて、ライフ・ストーン基地とダイル・ザウル県ウマル油田の基地に連行したという。

このほか、SANAによると、米軍の大型トレーラーなど60輌からなる車列がワリード国境通行所からシリア領内に進入し、うち40輌がハサカ市へ、20輌がハッラーブ・ジール村に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県南部の砂漠地帯で、シリア軍部隊と交戦、少尉1人を殺害した。

AFP, September 20, 2020、ANHA, September 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2020、Reuters, September 20, 2020、SANA, September 20, 2020、SOHR, September 20, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がシャーム解放機構支配下のイドリブ県を20回以上爆撃、シリア軍もトルコ軍監視所近くを砲撃(2020年9月20日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから197日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が昼頃、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市西のアラブ・サイード村、バータンター村一帯を1時間の間に22回にわたって爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月20日付)によると、爆撃を実施した戦闘機は10機、爆撃回数は27回。

この爆撃と前後して、シリア軍が、M4高速道路の要衝であるジスル・シュグール市近郊のイシュタブリク村に設置されているトルコ軍の監視所一帯を砲撃、森林地帯で火災を発生させた。

シリア軍がまた、カフルナブル市一帯、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯で「決戦」作戦司令室と交戦するとともに、同地一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「結成」作戦司令室は、シリア政府支配下のサラーキブ市を砲撃した。

この戦闘により、カフルナブル市一帯でシリア軍兵士8人が死亡した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタカード村、バスラトゥーン村で「決戦」作戦司令室と交戦するとともに、カフルタアール村、タディール村を砲撃し、1人が死亡した。

これに対して、シャーム解放機構はバスラトゥーン村一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 20, 2020、ANHA, September 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 20, 2020、Reuters, September 20, 2020、SANA, September 20, 2020、SOHR, September 20, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民427人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は602,447人に(2020年9月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月20日付)を公開し、9月19日に難民427人(うち女性128人、子供218人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民427人(うち女性128人、子供218人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は602,447人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者207,199人(うち女性62,301人、子ども105,398人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,136人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は831,727人(うち女性249,577人、子供423,889人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 20, 2020をもとに作成。

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オランダ外務省はシリア政府による人権侵害の責任を追及すると発表、シリア政府は「米国に卑しく従属し自己満足している」と非難(2020年9月19日)

外務在外居住者省の公式筋は声明を出し、「オランダ政府は、ハーグの国際司法裁判所を利用して、自らの主人である米国の政治的アジェンダに奉仕することで、米国に卑しく従属し自己満足している」、「オランダ検察庁がテロ組織に指定しているシリアの武装集団に資金援助するというスキャンダルを自国民の前で行ったオランダは、シリアの人権や市民の苦しみについてもっとも語る資格がない」と非難した。

SANA(9月19日付)が伝えた。

オランダ外務省は9月18日、シリア政府に対して外交覚書で、国際法に基づいて、その重大な人権侵害、とりわけ拷問に対する責任を追及することを決定した旨通告していた。

AFP, September 19, 2020、ANHA, September 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2020、Reuters, September 19, 2020、SANA, September 19, 2020、SOHR, September 19, 2020などをもとに作成。

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ハマー県東部でシリア軍とダーイシュが交戦、双方合わせて36人死亡(2020年9月19日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍が、アレッポ県、ラッカ県との県境に位置するイスリヤー村一帯の三角地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を行う一方、シリア軍がダーイシュと交戦した。

この戦闘で、ダーイシュ戦闘員20人とシリア軍兵士16人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のシュマイティーヤ町近郊の砂漠地帯で、パレスチナ人によって構成されるクドス旅団の戦闘員3人が、地雷の爆発で死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ市グワイラーン地区にあるスィナーア刑務所(グワイラーン刑務所)で、収監中のダーイシュ(イスラーム国)メンバーが暴動を起こし、シリア民主軍が介入、強制解除した。

AFP, September 19, 2020、ANHA, September 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2020、Reuters, September 19, 2020、SANA, September 19, 2020、SOHR, September 19, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がハサカ県アルーク村を砲撃(2020年9月19日)

ハサカ県では、ANHA(9月18日付)やSANA(9月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、ラアス・アイン市近郊のアルーク村を砲撃し、複数の住民が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊にある国民軍の拠点複数カ所に対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が奇襲をかけ、戦闘員7人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市で、国民軍に所属する第9師団の戦闘員が子供1人を射殺した。

AFP, September 19, 2020、ANHA, September 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2020、Reuters, September 19, 2020、SANA, September 19, 2020、SOHR, September 19, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民475人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は602,020人に(2020年9月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月19日付)を公開し、9月18日に難民475人(うち女性143人、子供242人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民475人(うち女性143人、子供242人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は602,020人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者206,772人(うち女性62,173人、子ども105,180人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,136人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は831,300人(うち女性249,449人、子供423,671人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 19, 2020をもとに作成。

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米軍攻撃ヘリがシリア北東部でロシア軍パトロール部隊を威嚇するも、ロシア軍ヘリがこれを排除(2020年9月18日)

ロシアのルスヴェスナ(9月18日付)は、米軍のAH-64アパッチ戦闘ヘリコプター2機が9月16日、県北東部の油田地帯に進入したロシア軍憲兵隊のパトロール部隊を低空で威嚇したが、パトロール部隊を護衛していたロシア軍のMi-35ヘリコプター1機とMi-8ヘリコプター2機が介入し、米軍ヘリコプターを排除したと伝えた。

 

https://youtu.be/EHoLUupS8Fo

https://youtu.be/pRnhDApujbM

Rusvesna, September 18, 2020をもとに作成。

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米中央軍報道官はシリア東部にAN/MPQ-64センチネル・レーダーとM2ブラッドレー歩兵戦闘車を配備したと発表(2020年9月18日)

米中央軍のビル・アーバン報道官は声明を出し、有志連合の安全を確保するとして、AN/MPQ-64センチネル・レーダーとM2ブラッドレー歩兵戦闘車を配備し、東部シリア安全地帯(ESSA)の米軍部隊を増強したと発表した。

AFP, September 19, 2020、ANHA, September 19, 2020、U.S. Central Command, September 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2020、Reuters, September 19, 2020、SANA, September 19, 2020、SOHR, September 19, 2020などをもとに作成。

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有志連合報道官は、シリア領内の移動の自由を確保するためM2ブラッドレー歩兵戦闘車を含む機械化歩兵関連装備を配備する計画があると発表(2020年9月18日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)のウェイン・マロット報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/OIRSpox/)を通じて声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)が勢力を盛り返すのを回避するため、M2ブラッドレー歩兵戦闘車を含む機械化歩兵関連の装備を配備する計画があるとしたうえで、シリアに駐留する部隊を防衛し、その移動の自由を確保すると発表した。

AFP, September 18, 2020、ANHA, September 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2020、Reuters, September 18, 2020、SANA, September 18, 2020、SOHR, September 18, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県各所で攻撃を受ける(2020年9月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるダフラ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車列が道路に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれ、その後爆弾を仕掛けたと見られる武装集団との間に銃撃戦が発生した。

また、SANA(9月18日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるジャズラト・ブーハミード村で、シリア民主軍の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、戦闘員3人が死亡、複数人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川東岸のシュハイル村では、シリア民主軍がシリア政府支配下の同川西岸とを結ぶ船着き場に発砲、女性1人が死亡、5人が負傷した。

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ラッカ県では、SANA(9月18日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるファーティサ村でシリア民主軍が村の若者2人を拘束、連行した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局が管理するフール・キャンプで、シリア人男性1人と女性1人が何者かに刺殺された。

AFP, September 18, 2020、ANHA, September 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2020、Reuters, September 18, 2020、SANA, September 18, 2020、SOHR, September 18, 2020などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県でトルコ軍装甲車を砲撃(2020年9月18日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから195日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマアズラーフ町近郊でトルコ軍装甲車2輌を砲撃した。

装甲車は炎上したが、死傷者はなかった。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月18日付)によると、カフルバッティーフ村に駐留するシリア軍部隊が、マアッルザーフ町近郊の街道を走行中のトルコ軍装甲車2輌を狙って砲撃した。

シリア軍は、トルコ軍に対する被害を抑えるため、比較的破壊力が低い82ミリ迫撃砲を使用したと見られる。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、バイルーン村、フライフィル村、スフーフン村、バイニーン村を砲撃、ファッティーラ村で住民4人が負傷した。

一方、バイニーン村の森林地帯では、シリア軍が地雷に触れて、兵士1人が死亡、4人が負傷した。

このほか、トルコ軍が兵站物資を積んだ車輌約40輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 18, 2020、ANHA, September 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 18, 2020、Reuters, September 18, 2020、SANA, September 18, 2020、SOHR, September 18, 2020などをもとに作成。

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シリアの外交・軍事使節団がエジプトを訪問し、シリアへのトルコの干渉への対応、アラブ連盟へのシリアの復帰などについて協議(2020年9月17日)

ハリージュ・ジャディード(9月17日付)は、複数の外交筋の話として、シリア政府の外交・軍事使節団が数日前にエジプトを訪問し、エジプト高官と会談、両国間関係の強化について協議したと伝えた。

同外交筋によると、会談は首都カイロの外務省本舎で行われ、シリア情勢の進捗、シリアでのトルコの介入への対応、アラブ連盟へのシリアの復帰、新型コロナウイルス感染症対策などについて意見が交わされたという。

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、al-Khalij al-Jadid, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県マストゥーマ村のトルコ軍拠点に武装して接近した女性をトルコ軍が射殺(2020年9月17日)

イドリブ県では、ステップ・ニュース(9月17日付)、スーリーヤ・ネット(9月17日付)、ヘベル24(9月17日付)によると、トルコ軍が拠点として転用しているマストゥーマ村のバアス前衛キャンプに接近した女性を、基地に駐留するトルコ軍兵士が射殺した。

射殺された女性は40歳代で、爆弾ベルトを装着し、機関銃を乱射しようとして、基地の正門から施設内に侵入しようとしたが、トルコ軍兵士は、女性が正門にたどり着く前に発砲した。

女性は即死だった。

シリア人権監視団によると、女性はカラシニコフ銃を持って侵入しようとていたという。

遺体は、トルコ軍が回収し、一端基地内に運び込んだ後、トルコの支援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)を主導するシャーム軍団が引き取られた。

一方、また、アルマナーズ市では、シャーム解放機構の戦闘員と住民が交戦し、住民1人が死亡、複数が負傷した。

交戦は、シャーム解放機構のメンバーと住民の口論がきっかけで、シャーム解放機構が無差別に発砲したという。

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、Alsouria.net, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020、STEP News, September 17, 2020、Xeber 24, September 17, 2020などをもとに作成。

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シリア軍、シリア民主軍がハカサ県北部でトルコ軍と交戦(2020年9月17日)

ハサカ県では、SANA(9月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を砲撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア軍と国民軍が砲撃で応戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、アイン・イーサー市近郊に設置されている国民軍の拠点複数カ所に潜入、戦闘員複数人を殺傷した。

一方、ANHA(9月17日付)によると、トルコ軍とロシア軍がアイン・アラブ(コバネ)市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。
https://hawarnews.com/ar/uploads//2020/09/17/062950_03.jpg

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020などをもとに作成。

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