トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を爆撃(2020年6月20日)

アレッポ県では、ANHA(6月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村を砲撃した。

またトルコ軍は、無人航空機(ドローン)でハルバル村を爆撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ占領地域(マーリア市西)に接するタッル・リフアト市東のシャイフ・イーサー村一帯で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と国民軍が激しく交戦した。

一方、ANHA(6月20日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市のヴィーラート通りで車に仕掛けられていた爆弾が学発し、子供を含む複数人が死傷した。

AFP, June 20, 2020、ANHA, June 20, 2020、AP, June 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2020、Reuters, June 20, 2020、SANA, June 20, 2020、SOHR, June 20, 2020、UPI, June 20, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県を爆撃(2020年6月20日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから107日目となる6月20日、ロシア軍がイドリブ県の緊張緩和地帯を爆撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機1機がザーウィヤ山上空に飛来し発射したミサイル複数発がカフル・ウワイド村上空で爆発した。

また、シリア軍地上部隊も、カフル・ウワイド村、バーラ村を砲撃した。

一方、イドリブ市内で、自由イドリブ軍のメンバー1人が何者かに殺害された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, June 20, 2020、ANHA, June 20, 2020、AP, June 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 20, 2020、Reuters, June 20, 2020、SANA, June 20, 2020、SOHR, June 20, 2020、UPI, June 20, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民26人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,968人に(2020年6月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月20日付)を公開し、6月19日に難民26人(うち女性8人、子供13人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民26人(うち女性8人、子供13人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,968人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,720人(うち女性55,855人、子ども94,442人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,248人(うち女性243,131人、子供412,933人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 20, 2020をもとに作成。

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トルコによってリビアに派遣されていたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約2,600人が帰国(2020年6月19日)

シリア人権監視団は、トルコによってリビアに派遣されていたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約2,600人が最近になって帰国したと発表した。

同監視団によると、トルコはこれまでに国民軍戦闘員14,700人をリビアに派遣しているという。

AFP, June 19, 2020、ANHA, June 19, 2020、AP, June 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 19, 2020、Reuters, June 19, 2020、SANA, June 19, 2020、SOHR, June 19, 2020、UPI, June 19, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県北部で「クルド人部隊」がシャーム軍団の拠点を攻撃し、戦闘員8人を殺害(2020年6月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「クルド人部隊」がトルコの占領下にあるアフリーン市近郊のバースーファーン村にあるシャーム軍団(国民軍所属)の拠点を攻撃し、戦闘員4人を殺害した。

「クルド人部隊」はまた、駆けつけたシャーム軍団の増援部隊に対しても攻撃を加え、さらに戦闘員4人を殺害した。

「クルド人部隊」は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、ないしはアフリーン解放軍団だと思われる。

一方、SANA(6月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある県北部のズィヤーラ村、アキーバ村、スーガーニカ村を砲撃した。

ANHA(6月19日付)によると、トルコ軍と国民軍はまた、バイナ村、タッル・リフアト市を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍の戦闘員どうしが、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のウンム・ウシュバ村で盗品の分配をめぐって衝突、交戦した。

一方、ANHA(6月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町近郊のクブール・ガラージナ村を砲撃した。

AFP, June 19, 2020、ANHA, June 19, 2020、AP, June 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 19, 2020、Reuters, June 19, 2020、SANA, June 19, 2020、SOHR, June 19, 2020、UPI, June 19, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県とハマー県を砲撃(2020年6月19日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから106日目となる6月19日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がバイニーン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原のマナーラ村(タンジャラ村)一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を0件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。

AFP, June 19, 2020、ANHA, June 19, 2020、AP, June 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 19, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 19, 2020、Reuters, June 19, 2020、SANA, June 19, 2020、SOHR, June 19, 2020、UPI, June 19, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民35人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,942人に(2020年6月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月19日付)を公開し、6月18日に難民35人(うち女性10人、子供18人)が新たに帰国したと発表した。


このうちレバノンから帰国したのは難民35人(うち女性10人、子供18人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,942人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,694人(うち女性55,847人、子ども94,429人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,222人(うち女性243,123人、子供412,920人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 19, 2020をもとに作成。

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ハサカ県北東部でロシア軍兵士と米軍兵士が殴り合いに(2020年6月18日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、県北東部のカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊で、ロシア軍兵士と米軍兵士が殴り合いとなった。

同監視団によると、ロシア軍車輌複数輌が同地に展開していた米軍車輌とこれに随行していた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌を排除しようとしたが、両軍兵士どうしがもみ合いとなったという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市近郊の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, June 18, 2020、ANHA, June 18, 2020、AP, June 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2020、Reuters, June 18, 2020、SANA, June 18, 2020、SOHR, June 18, 2020、UPI, June 18, 2020などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県アアザーズ市近郊の街道で爆弾が爆発し、トルコ兵士2人が負傷(2020年6月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある北部のアアザーズ市近郊の街道で爆弾が爆発し、走行中のトルコ軍車輌に乗っていた兵士2人が負傷した。

一方、アフリーン解放軍団は、12、13、15日にトルコ占領下のシーラーワー町近郊、アフリーン市、バーブ市、アアザーズ市近郊でトルコ軍とその支援を受ける「傭兵」(国民軍)の拠点、車輌などを攻撃し、トルコ軍兵士1人と国民軍戦闘員8人を殺害したと発表した。

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ハサカ県では、SANA(6月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラアス・アイン市近郊のシャッラーフ村、ヌーファリーヤ村、ラスム・ラフジャ村の放置に放火、消火作業にあたった住民多数が火傷を負った。

AFP, June 18, 2020、ANHA, June 18, 2020、AP, June 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2020、Reuters, June 18, 2020、SANA, June 18, 2020、SOHR, June 18, 2020、UPI, June 18, 2020などをもとに作成。

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「イランの民兵」の無人航空機がイドリブ県の反体制派拠点に自爆攻撃を実施(2020年6月18日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから105日目となる6月18日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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だが、イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」の無人航空機がザーウィヤ山地方のバーラ村近郊にある反体制武装集団の拠点複数カ所に対して、自爆攻撃を行った。

この攻撃と合わせて、シリア軍もフライフィル村、バーラ村一帯を砲撃した。

シリア軍はまた、ルワイハ村、バイニーン村、ファッティーラ村、ハルーバ村を砲撃した。

さらに、シリア軍は、タフタナーズ市近郊で農作業をしていた若者2人を狙撃し、殺害した。

一方、ロシア軍とトルコ軍は、アレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路で18回目となる合同パトロールを実施した。

合同パトロールはタルナバ村とジスル・シュグール市近郊までの全長約40キロの区間で実施された。

また、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌40輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア軍がアンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, June 18, 2020、ANHA, June 18, 2020、AP, June 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 18, 2020、Reuters, June 18, 2020、SANA, June 18, 2020、SOHR, June 18, 2020、UPI, June 18, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民18人と国内避難民(IDPs)38人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,907人、2019年以降帰還したIDPsは65,891人に(2020年6月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月18日付)を公開し、6月17日に難民18人(うち女性5人、子供10人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民18人(うち女性5人、子供10人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,907人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,659人(うち女性55,837人、子ども94,411人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,187人(うち女性243,113人、子供412,902人)となった。

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一方、国内避難民38人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは38人(女性10人、子供12人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した38人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は38人(女性10人、子供12人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,929人(うち女性22,006人、子供27,128人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,525人(うち女性405,565人、子供670,894人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 18, 2020をもとに作成。

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ロシア軍はハサカ県カスル・ディーブ村に再び基地設置を試みるも、住民はこれを拒否(2020年6月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、装甲車8輌からなるロシア軍部隊がマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のカスル・ディーブ村に入り、基地を設置しようとしたが、住民がこれを拒否、ロシア軍部隊は撤退を余儀なくされた。

ロシア軍は6月初めにも基地の設置を試みていたが、住民の反対を受けて断念していた。

https://www.facebook.com/syriahro/posts/10159088950448115

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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ポンペオ米国務長官はカイザー・シリア市民保護法の発動を宣言、アサド大統領、アスマー夫人、マーヒル・アサド少将ら39の個人・団体を制裁対象に指定したと発表(2020年6月17日)

マイク・ポンペオ米国務長官は声明を出し、ドナルド・トランプ大統領が2020年度国防権限法案に署名してから180日が経た6月17日に、同権限法に盛り込まれていたシーザー・シリア市民保護法(略称シーザー法)が発動したと発表した。

ポンペオ国務長官はまた、米財務省と国務省が、シーザー法と大統領令第13894号(2019年10月14日施行)に従い、経済的・政治的な圧力をかけ、アサド体制の収入を絶ち、それが戦争やシリア国民の大量虐殺に拠出されるのを食い止める持続的なキャンペーンの開始するため、39の個人・団体を制裁対象に指定したと付言した。

制裁対象に指定されたのは、バッシャール・アサド大統領、アスマー・アフラス夫人(大統領令第13894号2(a)(i)(A)および2(a)(ii)の適用対象)、ムハンマド・ハムシュー氏、ファーティミーユーン旅団(第13894号2(a)(i)(D)の適用対象)、マーヒル・アサド氏、ガッサーン・アリー・ビラール氏、サーミル・ダーナ氏(第13894号2(a)(i)(A)の適用対象)、ブシュラー・アサド氏、マナール・アサド氏、アフマド・サービル・ハムシュー氏、アムル・ハムシュー氏、アリー・ハムシュー氏、ラーニヤ・ダッバース氏、スマイマ・ハムシュー氏(第13894号2(a)(ii)の適用対象)など。

ポンペオ国務長官はまた、今後数週間、数ヶ月、アサド体制を支援し、国連安保理決議第2254号に基づく和平・政治プロセスを妨害する個人・団体に対して追加制裁を続けるとしたうえで、「アサドとその体制がシリア国民に対する無用で野蛮な戦争を止め、シリア政府が国連安保理決議第2254号に基づく政治プロセスに同意するまで」、制裁を継続すると強調した。

なお、財務省によると、今回制裁対象となったのは以下39の個人・団体

アスマー・アサド
ブシュラー・アサド
マナール・アサド
ラーニヤ・ラスラーン・ダッバース
サーミル・ダーナー准将(第4師団)
アーディル・アンワル・アラビー
ハーリド・ズバイディー
ガッサーン・アリー・ビラール(第4師団)
スマイマ・サービル・ハムシュー
アフマド・サービル・ハムシュー
アリー・ムハンマド・ハムシュー
アムル・ムハンマド・ハムシュー
ナズィール・アフマド・ムハンマド・ジャマールッディ^ン
ナーディル・カライー
バッシャール・アサド
マーヒル・アサド
ムハンマド・ハムシュー

アンマール個人会社LLC
キンマ開発計画LLC
アート・ハウスGmbH
ダマスカス・ブンヤーン証券会社
キャッスル・ホールディングGmbH
ダマスカス・シャーム・マネージメントLLC
エブラー・ホテル
シリア軍第4師団
グランド・タウン観光都市
カルイー工業
ミールザー社
ラーマーク開発人道計画LLC
ダマスカス・ラワーヒド株式会社
タマイユズLLC
テレフォーカス・コンサルタントInc
テレフォーカスSAL
タイミート商事LLC
アジュニハ株式会社
ズバイディー・ワ・カルイーLLC
ファーティミーユーン旅団

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍が住民を、トルコ軍憲兵隊がIDPsを射殺(2020年6月17日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから104日目となる6月17日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のフライフィル村を砲撃、反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、タフタナーズ市東部に展開する部隊が、住民を狙撃し、殺害した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

また、トルコ軍憲兵隊が国境地帯で、マアッラト・ヌウマーン市出身の国内避難民(IDPs)に向けて発砲し、子供1人が死亡、女性1人と子供1人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民23人と国内避難民(IDPs)1人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,889人、2019年以降帰還したIDPsは65,891人に(2020年6月17日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月17日付)を公開し、6月16日に難民23人(うち女性7人、子供12人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民23人(うち女性7人、子供12人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,889人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,641人(うち女性55,832人、子ども94,401人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,169人(うち女性243,108人、子供412,892人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは1人(女性1人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は1人(女性1人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,891人(うち女性22,996人、子供27,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,487人(うち女性405,555人、子供670,872人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 17, 2020をもとに作成。

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ハサカ県国境地帯のダイル・グスン村にロシア・シリア軍が入り、ロシア軍とトルコ軍が同地で合同パトロール(2020年6月16日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市に駐留するロシア軍とシリア軍からなる合同部隊が北東部のカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊のダイル・グスン村に入った。

その後、今度はロシア軍とトルコ軍の車輌15輌からなる合同部隊がダイル・グスン村からダイルナー・アーガー村方面に向かって合同パトロールを実施した。

ロシア軍は、トルコ軍との合同パトロールを開始した地点に駐留を開始し、住民に対して食糧物資の支援を行おうとしたが、住民はこれを拒否し、ロシア軍の退去を要請した。

この要請を受けて、ロシア軍は退去の準備に入ったという。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍、シリア軍がラッカ県アイン・イーサー市一帯で増派(2020年6月16日)

ラッカ県では、ANHA(6月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・アブヤド市近郊のアリーダ村、ヒルバト・バカル村、スライブ村を砲撃した。

トルコ軍と国民軍はまた、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊の支配地境界線一帯に増援部隊を派遣した。

シリア人権監視団によると、対するシリア軍もアイン・イーサー市に軍用車輌数十両からなる増援部隊を派遣した。

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ハサカ県では、ANHA(6月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊からアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊に至る支配地境界線一帯に増援部隊を派遣した。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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駐シリア米国大使館はシーザー・シリア市民保護法の発動を控え、国際機関の人道支援を民間人に届けるための取り組みを継続すると発表(2020年6月16日)

駐シリア米国大使館は、シーザー・シリア市民保護法の発動を翌日(17日)に控えて、ツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/USEmbassySyria/)で、同法の発動後も、米国はシリア国内の民間人に国際機関の人道支援が届くことを保証するため、国際社会のパートナーとの連携を通じた取り組みを継続するとするアラビア語のメッセージを発表した。
https://twitter.com/USEmbassySyria/status/1272882822492160001

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア・トルコ軍がイドリブ県のM4高速道路のタルナバ村とジスル・シュグール市近郊で初の合同パトロール、途中ロシア軍車輌が爆発に巻き込まれる(2020年6月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がアレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路で17回目となる合同パトロールを実施した。

16日の合同パトロールは、サラーキブ市近郊のタルナバ村とジスル・シュグール市近郊を結ぶ全長約40キロの区間で行われた。

両軍がジスル・シュグール市近郊に至る区間でパトロールを実施したのは今回が初めて。

 

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しかし、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官はビデオ声明を出し、合同パトロール中にロシア軍車輌が武装集団の「テロ攻撃」を受けたことを明らかにした。

声明のなかで、コナシェンコフ報道官は、アリーハー市とアウラム・ジャウズ村を結ぶ区間で、武装集団がパトロールを妨害しようとして「テロ攻撃」を仕掛け、「テロリスト」が仕掛けた爆弾の爆発によって、ロシア軍兵員輸送車が軽い損傷を受けたと発表した。

乗っていた兵士らに負傷者はなく、ロシア軍部隊は無事に帰還したという。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/videos/183733426413363/

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一方、トルコ国防省もツイッターのアカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)などを通じて声明を出し、「未確認の爆発物の爆発」で車輌1輌が軽い損傷を受けたと発表した。

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なお、損傷を受けたロシア軍車輌は、トルコ軍車輌に牽引されて、基地に引き返したという。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県南部での爆撃を継続(2020年6月16日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから103日目となる6月16日、ロシア軍戦闘機がイドリブ県南部のマウザラ村を爆撃した。

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同じく、イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフル・ウワイド村、ルワイハ村、バイニーン村、スフーフン村、ファッティーラ村、カンスフラ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民34人と国内避難民(IDPs)1人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,866人、2019年以降帰還したIDPsは65,890人に(2020年6月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月16日付)を公開し、6月15日に難民34人(うち女性10人、子供17人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民34人(うち女性10人、子供17人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,866人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,618人(うち女性55,825人、子ども94,389人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,146人(うち女性243,101人、子供412,880人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは1人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は1人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,890人(うち女性22,995人、子供27,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,486人(うち女性405,554人、子供670,872人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2020をもとに作成。

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ロシア軍とトルコ軍が米主導の有志連合が違法に基地を設置しているルマイラーン町に近い国境地帯で合同パトロール(2020年6月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍が米主導の有志連合が違法に基地を設置しているルマイラーン町に近い国境地帯で合同パトロールを実施した。

一方、米主導の有志連合は、大型トレーラー約200輌をスィーマルカー国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2020年6月15日)

アレッポ県では、ANHA(6月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市の燃料市場で爆発が発生し、住民1人が死亡、4人が負傷した。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県ザーウィヤ山地方を爆撃(2020年6月15日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから102日目となる6月15日、ロシア軍戦闘機がイドリブ県ザーウィヤ山地方のサルジーラー村一帯を爆撃した。

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同じくイドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、バイニーン村、ダイル・サンバル村、スフーフン村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ貨物車輌10輌を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民28人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,832人に(2020年6月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月15日付)を公開し、6月14日に難民28人(うち女性8人、子供15人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民28人(うち女性8人、子供15人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,832人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,584人(うち女性55,815人、子ども94,372人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,112人(うち女性243,091人、子供412,863人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 15, 2020をもとに作成。

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ドイツ内務省は2017年以降、1,000人のシリア難民が自発的に帰国したと発表(2020年6月14日)

ドイツ内務省は、2017年以降に連邦政府の資金援助を受けて1,000人以上のシリア難民が自発的に帰国したと発表した。

連邦移民難民庁(BAMF)は、2017年には199回の旅費、2018年には466回の旅費、2019年には347回の旅費を支払い、シリア難民の自発的な帰国を支援したという。

ドイツ内務省は、連邦移民難民庁の支援を受けないで帰国している難民もいるため、帰国者の数は、実際の発表よりも多いとしたうえで、「困難な治安状況」ゆえに、現在は自発的な帰国は支援していないという。

ドイツ内務省によると、「さまざまな民兵が検問所を設置し、こうした民兵が武器を手にしており、さまざまな治安機関を通じてこれらの武器をシリア国民に容赦なく使用しているため、シリアの難民には依然として大きなリスクに晒されている」のだという。

なお、2011年以降、約63万人がドイツで難民申請を行っている。

DPA(6月14日付)が伝えた。

AFP, June 14, 2020、ANHA, June 14, 2020、AP, June 14, 2020、DPA, June 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2020、Reuters, June 14, 2020、SANA, June 14, 2020、SOHR, June 14, 2020、UPI, June 14, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県の農地でトルコ軍と国民軍の砲撃・放火による火災発生(2020年6月14日)

ハサカ県では、SANA(6月14日付)によると、トルコの支援を受ける国民軍がラアス・アイン市近郊のミシュラーファ村、ウンム・ハイル村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ワルド村、ルバイアート村の小麦・大麦畑に放火した。

また、ANHA(6月14日付)によると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のアリーシャ村の農地を砲撃し火災が発生し、近隣のタウィーラ村、タッル・タウィール村、タッル・カイフジー村、ウンム・カイフ村に火の手が及び、民家数十棟が被害を受けた。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のマシュラファト・ハムウ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、国民軍の戦闘員3人が死亡した。

AFP, June 14, 2020、ANHA, June 14, 2020、AP, June 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2020、Reuters, June 14, 2020、SANA, June 14, 2020、SOHR, June 14, 2020、UPI, June 14, 2020などをもとに作成。

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ダルアー市で米国のシーザー・シリア市民保護法に反対するデモが行われ、住民らが参加(2020年6月14日)

ダルアー県では、SANA(6月14日付)によるとダルアー市の11月16日広場で、米国のシーザー・シリア市民保護法に反対するデモが行われ、住民らが参加した。

AFP, June 14, 2020、ANHA, June 14, 2020、AP, June 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2020、Reuters, June 14, 2020、SANA, June 14, 2020、SOHR, June 14, 2020、UPI, June 14, 2020などをもとに作成。

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米主導の有志連合がイドリブ市をミサイル攻撃し、フッラース・ディーン機構の外国人司令官2人を殺害(2020年6月14日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから101日目となる6月14日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかったが、米主導の有志連合所属と思われる無人航空機(ドローン)がイドリブ市に対してミサイル攻撃を行った。

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イドリブ県では、ザマーン・ワスル(6月14日付)やドゥラル・シャーミーヤ(6月14日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市内で乗用車がミサイル攻撃を受けて、乗っていた2人が死亡、1人が重傷を負った。

攻撃は、午後6時、イドリブ市南西部郊外にあるアブドゥルカリーム・ラーズカーニー学校近くから市内のシュアイブ・モスクに向かって移動中の乗用車を狙って行われた。

死亡したのは、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構の司令官2人。

1人はカッサーム・ウルドゥンニーを名乗るヨルダン人司令官。

もう1人は、フッラース・ディーン機構に所属する砂漠(バーディヤ)軍の幹部を務めるビラール・サナアーニーを名乗るイエメン人。

重傷を負ったのは、車に同乗していたムハマド・アフマドなる人物。

ミサイル攻撃を行ったのは、米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)MQ-9リーパーで、6枚の刃で標的を切り裂く空対地ミサイルR9X(通称ニンジャ)が使用された。

一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がアレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路沿線に設置していたすべての検問所を撤去した。

理由は不明。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県2件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, June 14, 2020、ANHA, June 14, 2020、AP, June 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 14, 2020、Reuters, June 14, 2020、SANA, June 14, 2020、SOHR, June 14, 2020、UPI, June 14, 2020、Zaman al-Wasl, June 14, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民13人と国内避難民(IDPs)44人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,804人、2019年以降帰還したIDPsは65,889人に(2020年6月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月14日付)を公開し、6月13日に難民13人(うち女性4人、子供7人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民13人(うち女性4人、子供7人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,804人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,556人(うち女性55,807人、子ども94,357人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,084人(うち女性243,083人、子供412,848人)となった。

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一方、国内避難民44人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは44人(女性9人、子供25人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した44人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は44人(女性9人、子供25人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,889人(うち女性22,995人、子供27,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,485人(うち女性405,554人、子供670,872人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 14, 2020をもとに作成。

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