イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦、反体制派戦闘員1人死亡(2020年4月1日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから27日目となる4月1日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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しかし、イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村、アーフィス村、カンスフラ村、カフル・ウワイド村などを砲撃、アーフィス村で戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア人権監視団やSANA(4月1日付)によると、マストゥーマ村近郊のトルコ軍拠点付近に展開する「決戦」作戦司令室が、シリア政府支配下のサラーキブ市を複数回にわたり砲撃した。

一方、トルコ軍は、戦車や装甲車など数十輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に進入させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフィア村のシリア軍の拠点近くに仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, April 1, 2020、ANHA, April 1, 2020、AP, April 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 1, 2020、Reuters, April 1, 2020、SANA, April 1, 2020、SOHR, April 1, 2020、UPI, April 1, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年4月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月1日付)を公開し、3月31日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は577,853人。

内訳は、レバノンからの帰還者182,605人(うち女性55,179人、子ども93,427人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,715,172人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は807,133人(うち女性242,455人、子供411,918人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 1, 2020をもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県、ラッカ県北部を砲撃(2020年3月31日)

アレッポ県では、ANHA(3月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局共同支配下のマンビジュ市郊外のサイヤーダ村、ダンダニーヤ村、ウンム・アダサ村、ファーラート村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(3月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のクール・ハサン村を砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(3月31日付)によると、ラアス・アイン市一帯を不法占拠するトルコ軍が同市西のアルーク村にある揚水場からの水道水の供給を再開、シリア政府支配下のタッル・タムル町近郊の貯水場の水道水貯蔵が確保された。

AFP, March 31, 2020、ANHA, March 31, 2020、AP, March 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2020、Reuters, March 31, 2020、SANA, March 31, 2020、SOHR, March 31, 2020、UPI, March 31, 2020などをもとに作成。

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イスラエル軍がヒムス県のシャイーラート航空基地をミサイル攻撃(2020年3月31日)

SANA(3月31日付)はシリア軍筋の話として、3月31日午後8時25分、イスラエル軍戦闘機複数機がレバノン領空を侵犯、ヒムス県に向かってミサイル複数発を発射したと伝えた。

シリア軍防空部隊はただちにこれを迎撃、ミサイル多数を撃破したという。

イスラエルがシリア領内をミサイル攻撃したのは、3月5日以来約1ヶ月ぶり。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機によるミサイル攻撃は、ヒムス県西部のシャイーラート航空基地から県中部のT4航空基地(タイフール航空基地、ティヤース航空基地)に輸送機1機が移動したのを受けて行われた。

この攻撃で、イスラエル軍戦闘機はシャイーラート航空基地におよび同基地一帯に展開する「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して、ミサイル8発以上を発射した。

レバノン24(3月31日付)によると、レバノン山地県キスラワーン郡、ジュベイル郡上空で、イスラエル軍戦闘機4機が低空で飛行し、旋回を繰り返す様子が確認されたという。

https://www.facebook.com/380935266099933/videos/523225111897457/?t=0

 

AFP, March 31, 2020、ANHA, March 31, 2020、AP, March 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2020、Lebanon 24, March 31, 2020、Reuters, March 31, 2020、SANA, March 31, 2020、SOHR, March 31, 2020、UPI, March 31, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はM4高速道路で11度目となる単独パトロールを実施(2020年3月31日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから26日目となる3月31日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がM4高速道路のタルナバ村とムサイビーン村を結ぶ区間で11度目となる単独パトロールを実施した。

トルコ軍はまた、戦車や装甲車など25輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に進入させた。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス、ザーウィヤ山一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室もサラーキブ市内のシリア軍拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室はまた、ファッティーラ村一帯でシリア軍を狙撃、兵士2人を殺害した。

AFP, March 31, 2020、ANHA, March 31, 2020、AP, March 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 31, 2020、Reuters, March 31, 2020、SANA, March 31, 2020、SOHR, March 31, 2020、UPI, March 31, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年3月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月31日付)を公開し、3月30日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は577,853人。

内訳は、レバノンからの帰還者182,605人(うち女性55,179人、子ども93,427人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,715,172人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は807,133人(うち女性242,455人、子供411,918人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 31, 2020をもとに作成。

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米軍がハサカ県ルマイラーン町に入ろうとしたロシア軍の進行を阻止(2020年3月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー国際空港に駐留しているロシア軍のパトロール部隊が、ルマイラーン町に入ろうとしたが、同地近郊の油田地帯を違法に占拠し、軍事基地を設置している米軍のパトロール部隊がこれを阻止し、カーミシュリー市方面に引き返した。

これを受け、ロシア軍の装甲車4輌からなる別のパトロール部隊がハサカ市とカーミシュリー市を結ぶ街道上の要衝であるヒッティーン・ガソリン・スタンド一帯(ヒッティーン交差点)に展開し、警戒活動にあたった。

AFP, March 30, 2020、ANHA, March 30, 2020、AP, March 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2020、Reuters, March 30, 2020、SANA, March 30, 2020、SOHR, March 30, 2020、UPI, March 30, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県のM4高速道路で10回目となる単独パトロールを実施(2020年3月30日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから25日目となる3月30日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がM4高速道路のサラーキブ市とマジュダリヤー村を結ぶ区間で10度目となる単独パトロールを実施した。

トルコ軍はまた、戦車、装甲車など35輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍は、ナージヤ村にあるトルコ軍の拠点一帯を砲撃した。

また、シリア軍と「決戦」作戦司令室が、ファッティーラ村、カフルナブル市一帯で砲撃を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, March 30, 2020、ANHA, March 30, 2020、AP, March 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2020、Reuters, March 30, 2020、SANA, March 30, 2020、SOHR, March 30, 2020、UPI, March 30, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍はハサカ市の刑務所でのダーイシュの暴動を鎮圧したと発表(2020年3月30日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のキーヌー・カブラーヒール報道官は声明を出し、29日にハサカ市グワイラーン地区のスィナーア刑務所に収監中のダーイシュ(イスラーム国)メンバーが起こした暴動に関して、シリア民主軍が事態を収拾し、脱獄者はなかったと発表した。

カブラーヒール報道官によると、29日にスィナーア刑務所に収監中のダーイシュ・メンバーが雑居房の扉を破壊し、居房棟の壁に穴を空け、地上階を制圧、脱獄を試みたが、シリア民主軍が脱獄を阻止、収監者を完全に制圧したという。

カブラーイール報道官は、「この事件は、シリア民主軍がダーイシュのテロリストたちの身柄を確保し続ける能力を有していることを改めて示すものだ。だが、ダーイシュのテロリストとその家族を収容している拘置所やキャンプの安全を確保するため、我々が国際社会、有志連合からのさらなる支援を必要としていることも明らかになった」と強調した。

ANHA(3月30日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、収監中のダーイシュ・メンバーは、刑務所の看守複数人を人質にとり、刑務所長との交渉を要求したが、米主導の有志連合とシリア民主軍のテロ撲滅部隊が刑務所の敷地内に突入し、暴動を鎮圧した。

突入に際して、有志連合のヘリコプターが上空を旋回、燃料気化爆弾を投下し、地上部隊を支援した。

シリア民主軍のテロ撲滅部隊はまた、脱獄を図った4人を刑務所の敷地内で拘束した。

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一方、反体制派系のユーフラテス・プレス(3月29日付)によると、シリア民主軍がダーイシュ・メンバーの暴動を掌握できていないと伝え、その映像を公開した。

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シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)を通じて声明を出し、有志連合と国際社会に対して、ダーイシュのメンバーの収監や彼らの家族の収容にかかる問題を根本的に解決するための行動を加速させるよう呼びかけた。

AFP, March 30, 2020、ANHA, March 30, 2020、AP, March 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2020、Euphrates Post, March 29, 2020、Reuters, March 30, 2020、SANA, March 30, 2020、SOHR, March 30, 2020、UPI, March 30, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がマンビジュ市郊外を砲撃し女性1人死亡、シリア民主軍はラッカ県で国民軍司令官1人を殺害(2020年3月30日)

アレッポ県では、ANHA(3月30日付)によると、トルコ軍のその支援を受ける国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるマンビジュ市近郊の大アラブ・ハサン村を砲撃し、6歳の女児1人が死亡、両親が負傷した。

 

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ラッカ県では、ANHA(3月30日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のフーシャーナー村を攻撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と女性防衛隊(YPJ)が反撃を行い、トルコ軍側の車輌1輌を破壊し、国民軍に所属するスライマーン・シャー師団のマーヒル・ハミーディー司令官を殺害した。


トルコ軍はまた、同じくアイン・イーサー市近郊のディブス村を砲撃した。

AFP, March 30, 2020、ANHA, March 30, 2020、AP, March 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2020、Reuters, March 30, 2020、SANA, March 30, 2020、SOHR, March 30, 2020、UPI, March 30, 2020などをもとに作成。

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イラクのカルバラー県知事「11人の新型コロナウイルス感染者を確認しているが、そのほとんどがシリアからの帰国者だ…シリア政府は正確な情報を与えてくれていない」(2020年3月29日)

イラクのカルバラー県のナズィーフ・ハッタービー知事はビデオ声明を出し、「カルバラー県は、11人の新型コロナウイルス感染者を確認している…。そのほとんどがシリアからの帰国者だ」と発表したうえで、「シリア政府と医療当局が正確な情報を与えてくれていない」と非難した。

AFP, March 29, 2020、ANHA, March 29, 2020、AP, March 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2020、Reuters, March 29, 2020、SANA, March 29, 2020、SOHR, March 29, 2020、UPI, March 29, 2020などをもとに作成。

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リビアで死亡したシリア人戦闘員(国民軍)が156人に(2020年3月29日)

シリア人権監視団は、トルコによってリビアに派遣されていたシリア人戦闘員(国民軍)の遺体5体が28日深夜にアレッポ県アフリーン市近郊の村に搬送され、これによりリビアでの戦死者数が156人に達したと発表した。

156人は、国民軍に所属するムウタスィム旅団、スルターン・ムラード師団、北の鷹旅団、ハムザ師団、スライマーン・シャー師団のメンバーで、リビアの首都トリポリ市南部のサラーフッディーン地区、トリポリ国際空港近郊のラムラ地区一帯、ハドバ開発計画地区、ミスラータ市一帯などで、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍と交戦中に死亡したと見られる。

なお、リビアに派遣された国民軍戦闘員は4,750人に達し、約1,900人が派遣に向けて、トルコ占領下のアレッポ県北部(「オリーブの枝」、「ユーフラテスの盾」地域に設置されているキャンプでトルコ軍の教練を受けている。

 

AFP, March 29, 2020、ANHA, March 29, 2020、AP, March 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2020、Reuters, March 29, 2020、SANA, March 29, 2020、SOHR, March 29, 2020、UPI, March 29, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市などを砲撃(2020年3月29日)

アレッポ県では、ANHA(3月29日付)によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市とその近郊のカフル・アントゥーン村、イルシャーディーヤ村、アルカミーヤ村、マーリキーヤ村、マルアナーズ村、シャワーリガ村、タナブ村、カシュタアール村、タート・マラーシュ村を砲撃した。

AFP, March 29, 2020、ANHA, March 29, 2020、AP, March 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2020、Reuters, March 29, 2020、SANA, March 29, 2020、SOHR, March 29, 2020、UPI, March 29, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県アルーク村の揚水所からの水道水供給を再び停止(2020年3月29日)

ハサカ県では、SANA(3月29日付)、ANHA(3月29日付)、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市近郊のアルーク村にある揚水所に駐留するトルコ軍部隊が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市およびその周辺地域への水道水の供給を再び停止した。

トルコ軍は26日にアルーク村の揚水場からの水道水供給を再開した。

だが、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、揚水所への職員の立ち入りを禁止し、水道水の供給を再び停止したという。

AFP, March 29, 2020、ANHA, March 29, 2020、AP, March 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2020、Reuters, March 29, 2020、SANA, March 29, 2020、SOHR, March 29, 2020、UPI, March 29, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はM4高速道路を修繕するため工事車輌をイドリブ県に派遣(2020年3月29日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから24日目となる3月29日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が工事車輌15輌からなる部隊をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

部隊は、M4高速道路の修繕を任務としているという。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフム・ジャウラーン村とジッリーン村を結ぶ街道で、政治治安部の隊員1人が何者かによって撃たれて死亡した。

AFP, March 29, 2020、ANHA, March 29, 2020、AP, March 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 29, 2020、Reuters, March 29, 2020、SANA, March 29, 2020、SOHR, March 29, 2020、UPI, March 29, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年3月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月29日付)を公開し、3月28日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は577,853人。

内訳は、レバノンからの帰還者182,605人(うち女性55,179人、子ども93,427人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,715,172人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は807,133人(うち女性242,455人、子供411,918人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 29, 2020をもとに作成。

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ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会は米国が新型コロナウイルス感染拡大に乗じてルクバーン・キャンプのテロリストに物資供与を試みていると批判(2020年3月28日)

ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会は共同声明を出し、米国が、新型コロナウイルス感染拡大に乗じて、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプへの人道支援物資と称して、同地の「テロリスト」への物資供与を試み、国連に圧力をかけてこれを認めさせようとしていると非難した。

両センターは、ルクバーン・キャンプの人道状況は米国による違法な占領の結果だと指摘、ロシアとシリアはその封鎖を解除するために必要なすべての措置を講じていると強調した。

AFP, March 28, 2020、ANHA, March 28, 2020、AP, March 28, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2020、Reuters, March 28, 2020、SANA, March 28, 2020、SOHR, March 28, 2020、UPI, March 28, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がM4高速道路のサラーキブ市とムサイビーン村を結ぶ区間で9度目となる単独パトロールを実施(2020年3月28日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから23日目となる3月28日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がM4高速道路のサラーキブ市とムサイビーン村を結ぶ区間で9度目となる単独パトロールを実施した。

一方、シリア軍がナージヤ村を砲撃、ファッティーラ村、カフルナブル市一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, March 28, 2020、ANHA, March 28, 2020、AP, March 28, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 28, 2020、Reuters, March 28, 2020、SANA, March 28, 2020、SOHR, March 28, 2020、UPI, March 28, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年3月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月28日付)を公開し、3月27日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は577,853人。

内訳は、レバノンからの帰還者182,605人(うち女性55,179人、子ども93,427人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,715,172人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は807,133人(うち女性242,455人、子供411,918人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 28, 2020をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアフリーン市で国民軍所属組織どうしが交戦し、1人死亡、4人負傷(2020年3月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団やANHA(3月7日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市で国民軍に所属するシャーム戦線と第51旅団の戦闘員が交戦、第51旅団の戦闘員1人が死亡、双方合わせて4人が負傷した。

衝突の原因は不明だが、当初軽火器を打ち合っていた両者は、迫撃砲などを使用し激しく交戦したという。

また、アフリーン市近郊のシャッラー村でも、国民軍の戦闘員3人が何者かが投げた手榴弾の爆発に巻き込まれて死亡した。

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ラッカ県では、ANHA(3月7日付)によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市で国民軍戦闘員が、別の部隊との交代や2ヶ月以上延滞されている給与の支払いを求めて座り込みデモを行った。

これに対して、国民軍憲兵隊が参加した戦闘員50人以上を逮捕した。

一方、トルコ軍と国民軍は、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村を砲撃した。

AFP, March 27, 2020、ANHA, March 27, 2020、AP, March 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2020、Reuters, March 27, 2020、SANA, March 27, 2020、SOHR, March 27, 2020、UPI, March 27, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領とUAEのムハンマド皇太子が電話会談を行い新型コロナウイルスへの対応を協議(2020年3月27日)

シリアのアサド大統領はアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子と電話会談を行った。

SANA(3月27日付)によると、会談で、ムハンマド皇太子は、新型コロナウイルス感染が拡大する非常事態において、シリア国民を支援することを確認、「姉妹国であるシリアだけが、こうした深刻な状況下において孤立することはない」と強調したという。

両者の電話会談は2012年以降初めて。

UAEのWAM通信(3月27日付)も、会談で中東地域および世界での新型コロナウイルス感染の状況について意見が交わされたとしたうえで、シリアへの支援の可能性について協議したと伝えた。

AFP, March 27, 2020、ANHA, March 27, 2020、AP, March 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2020、Reuters, March 27, 2020、SANA, March 27, 2020、SOHR, March 27, 2020、UPI, March 27, 2020、WAM, March 27, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊でシリア軍と住民が村に入ろうとした米軍の車列を撃退(2020年3月27日)

ハサカ県では、SANA(3月27日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のハームー村で、シリア軍と住民が村に入ろうとした米軍の車列を撃退した。

報道によると、装甲車5輌からな米軍の車列が村に入ろうとしたが、住民がシリア軍とともに立ちはだかり、投石するなどしてこれを追い返したという。

AFP, March 27, 2020、ANHA, March 27, 2020、AP, March 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2020、Reuters, March 27, 2020、SANA, March 27, 2020、SOHR, March 27, 2020、UPI, March 27, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がM4高速道路で単独パトロールを行う一方、民間人がロシア・トルコ軍合同パトロールに反対するために派遣される(2020年3月27日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから22日目となる3月27日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がM4高速道路のサラーキブ市とムサイビーン村を結ぶ区間で8度目となる単独パトロールを実施した。

トルコ軍はまた、戦車、装甲車など60輌からなる車列を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、民間人の一団が、ロシア・トルコ軍のM4高速道路での合同パトロールを拒否するためのデモを行うため、アリーハー市近郊の沿線に派遣された。

このほか、シリア軍がバーラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村を砲撃、対する「決戦」作戦司令室もカフルバッティーフ村のシリア軍拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, March 27, 2020、ANHA, March 27, 2020、AP, March 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 27, 2020、Reuters, March 27, 2020、SANA, March 27, 2020、SOHR, March 27, 2020、UPI, March 27, 2020などをもとに作成。

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反体制派系サイトはサイイダ・ザイナブ町一帯に展開するイラン・イスラーム革命防衛隊90人が新型コロナウイルスに感染したと伝える(2020年3月26日)

反体制派系サイトのジュルフ・ニュース(3月26日付)は、複数のメディア筋の話として、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町一帯に展開する「イランの民兵」の間で新型コロナウイルスの感染が拡がっていると伝えた。

同サイトによると、これまでに90人の感染が確認されているという。

感染者はいずれもイラン・イスラーム革命防衛隊の将兵で、ジャミール・プラザ・ホテルを隔離センターとして転用し、感染者を収容しているという。

AFP, March 26, 2020、ANHA, March 26, 2020、AP, March 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2020、Jurf News, March 26, 2020、Reuters, March 26, 2020、SANA, March 26, 2020、SOHR, March 26, 2020、UPI, March 26, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のラッカ県北部で武装集団どうしが交戦(2020年3月26日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある県北部の「平和の泉」地域にあるハマーム・トゥルクマーン村で、トルコの支援を受ける武装集団どうしが衝突、交戦した。

交戦したのは、ダイル・ザウル県出身者を中心に構成され、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーも参加している東部自由人連合と、ハマーム・トゥルクマーン村出身のトルコマン系住民によって構成される武装集団。

村の女性が東部自由人連合から再三にわたって嫌がらせを受けてきたことがきっかけで、戦闘により東部自由人連合のメンバー3人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(3月26日付)によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃し、住民2人が負傷した。

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ハサカ県では、ANHA(3月26日付)によると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市西およびアームーダー市一帯の国境地帯で合同パトロールを実施した。

合同パトロールには両国の装甲車輌のほか、ロシア軍ヘリコプター2機も参加した。

AFP, March 26, 2020、ANHA, March 26, 2020、AP, March 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2020、Reuters, March 26, 2020、SANA, March 26, 2020、SOHR, March 26, 2020、UPI, March 26, 2020などをもとに作成。

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ロシア、中国、イラン、キューバ、ベネズエラ、北朝鮮、シリアは国連事務総長に新型コロナウイルスに立ち向かう上で障害となっている一部加盟国による一方的で違法な制裁措置の解除を求める(2020年3月26日)

ロシア、中国、イラン、キューバ、ベネズエラ、北朝鮮、そしてシリアの国連代表大使は、各国外務大臣の代理として国連事務総長に書簡を提出、そのなかで新型コロナウイルスに立ち向かう上で障害となっている一部加盟国による一方的で違法な制裁措置を解除し、世界全体で新型コロナウイルスに等しく連携・対処できるようにするよう求めた。

AFP, March 26, 2020、ANHA, March 26, 2020、AP, March 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2020、Reuters, March 26, 2020、SANA, March 26, 2020、SOHR, March 26, 2020、UPI, March 26, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍は前日の橋爆破事件を受けてイドリブ県クファイル村に新たな拠点を設置(2020年3月26日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから21日目となる3月26日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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シリア人権監視団によると、トルコ軍はM4高速道路沿線のジスル・シュグール市の西に位置するクファイル村に新たな拠点を設置した。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月26日付)が複数の現地筋の話として伝えたところによると、拠点設置は25日に「正体不明の武装集団」が同村の橋を爆破したことを受けた動き。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は53カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町、ナージヤ村、ズアイニーヤ村、ガッサーニーヤ村、クファイル村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

トルコ軍はまた、戦車、装甲車など35輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるスフーフン村、カンスフラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍兵士2人がスフナ市近郊でダーイシュ(イスラーム国)残党と思われる武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月26日付)によると、バイト・イラ村でシリア政府との和解に応じたシャーム自由人イスラーム運動の元メンバーのサーミル・マサード氏が何者かに撃たれて死亡した。

また、ダルアー市、タファス市でも2人が何者かに撃たれて死亡した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、サルハド市に近郊のアイン村に至る街道で、地元住民(ドゥルーズ派宗徒)からなる反体制武装集団のシャイフ・カラーマ軍団と街道に設置されている検問所に駐留するシリア軍部隊が交戦し、シャイフ・カラーマ軍団のメンバー4人が死亡した。

AFP, March 26, 2020、ANHA, March 26, 2020、AP, March 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 26, 2020、Reuters, March 26, 2020、SANA, March 26, 2020、SOHR, March 26, 2020、UPI, March 26, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年3月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月26日付)を公開し、3月25日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は577,853人。

内訳は、レバノンからの帰還者182,605人(うち女性55,179人、子ども93,427人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,715,172人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は807,133人(うち女性242,455人、子供411,918人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 26, 2020をもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県アルーク村の揚水場の水道水供給を一時再開するも、再び停止(2020年3月25日)

ハサカ県では、SANA(3月25日付)によると、ラアス・アイン市西のアルーク村にある揚水場に駐留しているトルコ軍部隊は早朝、22日以降停止していた水道水の供給を一時再開したが、再び供給を停止した。

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ラッカ県では、ANHA(3月25日付)によると、トルコ軍がアイン・イーサー市近郊のファスタ村とM4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, March 25, 2020、ANHA, March 25, 2020、AP, March 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2020、Reuters, March 25, 2020、SANA, March 25, 2020、SOHR, March 25, 2020、UPI, March 25, 2020などをもとに作成。

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トルコのシャンルウルファ県は「平和の盾」の公共施設の殺菌作業の監督を決定(2020年3月25日)

トルコのシャンルウルファ県は声明を出し、2019年10月に占領した「平和の盾」で地域の拠点都市であるラッカ県タッル・アブヤド市とハサカ県ラアス・アイン市で、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、シリア支援調整センターが公共施設での殺菌作業を監督することを決定したと発表した。

AFP, March 25, 2020、ANHA, March 25, 2020、AP, March 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2020、Reuters, March 25, 2020、SANA, March 25, 2020、SOHR, March 25, 2020、UPI, March 25, 2020などをもとに作成。

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