イドリブ県では停戦発効から3日目もシリア・ロシア軍、トルコ軍による爆撃は確認されず(2020年3月8日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領のモスクワでの会談で合意した停戦が発効(5日深夜)してから3日目となる3月8日、シリア・ロシア軍、トルコ軍による爆撃は確認されなかったと発表した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(イドリブ県1件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室が、マアーッラト・ムーハス村、ブライジュ村を砲撃し、シリア軍を撤退させた。

両村にはシリア軍が前日に入っていた。

一方、トルコ軍は、戦車、装甲車など250輌以上がシリア領内に新たに進入させた。

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アレッポ県では、SANA(3月8日付)によると、電力省の技術チームがICARDA発電所とズィルバ発電所の復旧を完了した。

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シア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(イドリブ県1件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, March 8, 2020、ANHA, March 8, 2020、AP, March 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 8, 2020、Reuters, March 8, 2020、SANA, March 8, 2020、SOHR, March 8, 2020、UPI, March 8, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民707人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は571,809人に(2020年3月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月8日付)を公開し、3月7日に難民707人が新たに帰国したと発表した。


このうちレバノンから帰国したのは198人(うち女性60人、子供101人)、ヨルダンから帰国したのは509人(うち女性153人、子供260人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は571,809人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者180,643人(うち女性54,591人、子ども92,425人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者391,166人(うち女性117,393人、子ども199,487人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は801,089人(うち女性240,642人、子供408,834人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 8, 2020をもとに作成。

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トルコがリビアに派遣したシリア人戦闘員4,750人のうち117人が死亡、150人が欧州に不法入国(2020年3月7日)

シリア人権監視団は、リビアでの戦闘に参加するためにトルコが派遣したシリア人戦闘員(国民軍)の死者数が117人を記録していると発表した。

117人は、国民軍に所属するムウタスィム旅団、スルターン・ムラード師団、北の鷹旅団、ハムザ師団、スライマーン・シャー師団のメンバーで、リビアの首都トリポリ市南部のサラーフッディーン地区、トリポリ国際空港近郊のラムラ地区一帯などで、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍と交戦中に死亡したと見られる。

負傷した戦闘員は、「マシュタル」、「カッドゥール」、「グート・シャッアール」と名づけられた医療センターで治療を受けているという。

また、リビアに派遣されたシリア人戦闘員のうちの約150人が、欧州に不法入国しているという。

なお、リビアに派遣された国民軍戦闘員は4,750人に達し、約1,900人が派遣に向けて、トルコ占領下のアレッポ県北部(「オリーブの枝」、「ユーフラテスの盾」地域に設置されているキャンプでトルコ軍の教練を受けている。

AFP, March 7, 2020、ANHA, March 7, 2020、AP, March 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2020、Reuters, March 7, 2020、SANA, March 7, 2020、SOHR, March 7, 2020、UPI, March 7, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はラッカ県のシリア軍拠点複数カ所を砲撃(2020年3月7日)

ラッカ県では、ANHA(3月7日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線に設置されているシリア軍拠点複数カ所を砲撃した。

砲撃は、アイン・イーサー市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ、ハーリディーヤ村、フーシャーン村にもおよび、ハーリディーヤ村では住民1人が負傷した。

AFP, March 7, 2020、ANHA, March 7, 2020、AP, March 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2020、Reuters, March 7, 2020、SANA, March 7, 2020、SOHR, March 7, 2020、UPI, March 7, 2020などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊司令官の一人がシリアで暗殺される(2020年3月7日)

イランのファルス通信(3月7日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊司令官の一人フェルハード・ドベリヤーン准将がダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ市で6日夜に暗殺されたと伝えた。

ドベリヤーン准将は、ハサカ県タドムル市一帯でのイスラーム国(ダーイシュ)に対する軍事作戦の司令官を務めた後、サイイダ・ザイナブ廟があるサイイダ・ザイナブ市一帯地区の司令官に任命されていた。

AFP, March 7, 2020、ANHA, March 7, 2020、AP, March 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2020Fars News AgencyMarch 7, 2020、Reuters, March 7, 2020、SANA, March 7, 2020、SOHR, March 7, 2020、UPI, March 7, 2020などをもとに作成。

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米軍車輌がシリア領内に入国、違法に設置されている基地に向かう(2020年3月7日)

ハサカ県では、SANA(3月7日付)によると、米軍の車輌約10輌からなる車列が県東部に違法に設置されているワリード国境通行所から新たに進入し、ヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町からマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のハッラーブ・ジール村にある米軍の航空基地に向かった。

AFP, March 7, 2020、ANHA, March 7, 2020、AP, March 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2020、Reuters, March 7, 2020、SANA, March 7, 2020、SOHR, March 7, 2020、UPI, March 7, 2020などをもとに作成。

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停戦2日目、シリア軍はイドリブ県の2カ村を無血制圧、アル=カーイダ系の「信者を煽れ」作戦司令室と交戦(2020年3月7日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領のモスクワでの会談で合意した停戦が発効(5日深夜)してから2日目となる3月7日、シリア・ロシア軍、トルコ軍による爆撃は確認されなかったと発表したが、シリア軍、「決戦」作戦司令室による若干の停戦違反は確認された。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルナブル市近郊のマアーッラト・ムーハス村、ブライジュ村に進軍した。

同地には、シリア軍も「決戦」作戦司令室も展開しなおらず、戦闘も発生しなかった。

シリア軍はまた、カフル・ウワイド村、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

一方、SANA(3月7日付)によると、トルコ軍の支援を受ける「決戦」作戦司令室が、5日深夜に発効した停戦に違反するかたちで、ハザーリーン村、ダール・カビーラ村を砲撃した。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコ軍の戦車、装甲車、ミサイル発射台や大砲を積んだトレーラーなど100輌以上からなる車列が、カフル・ルースィーン村に違法に設置された国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

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ハマー県では、「信者を煽れ」作戦司令室が声明を出し、ガーブ平原の反体制派支配地域に潜入しようとしたシリア軍部隊と交戦し、兵士多数を殺傷したと発表した。

「信者を煽れ」作戦司令室は、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を19件(イドリブ県3件、ラタキア県7件、アレッポ県9件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, March 7, 2020、ANHA, March 7, 2020、AP, March 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 7, 2020、Reuters, March 7, 2020、SANA, March 7, 2020、SOHR, March 7, 2020、UPI, March 7, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民865人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は571,102人に(2020年3月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月7日付)を公開し、3月6日に難民865人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは228人(うち女性68人、子供116人)、ヨルダンから帰国したのは637人(うち女性191人、子供325人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は571,102人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者180,445人(うち女性54,531人、子ども92,324人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者390,657人(うち女性117,240人、子ども199,227人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は800,382人(うち女性240,429人、子供408,473人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 7, 2020をもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「イドリブ県内のトルコ軍監視所は維持される」(2020年3月6日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、5日のロシアのヴラジミール・プーチン大統領との会談での停戦合意に関して、「国連安保理決議第2254号に従い、シリアの政治プロセスを活性化し、内戦を終わらせることが目的」だと述べた。

また、シリア国内に設置されているトルコ軍監視所については、「現在の場所で維持され、今のところ、この点に関していかなる変化もない…。シリア政府やテロ組織から攻撃に対して警戒態勢にある」と付言した。
アナトリア通信(3月6日付)が伝えた。

なお、「春の盾」作戦開始と同時に、決定された欧州へのシリア難民の移動阻止解除については変更はないという。

AFP, March 6, 2020、Anadolu Ajansı, March 6, 2020、ANHA, March 6, 2020、AP, March 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2020、Reuters, March 6, 2020、SANA, March 6, 2020、SOHR, March 6, 2020、UPI, March 6, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県のトルコ占領地で爆弾が仕掛けられていた車が爆発し、トルコ軍兵士3人死亡(2020年3月6日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月6日付)が国民軍の司令官の情報として伝えたところによると、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市近郊のダーミシーヤ村の検問所で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、トルコ軍兵士3人が死亡した。

トルコ占領地(「平和の泉」地域)でトルコ軍兵士が爆殺されるのはこれが初めて。

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ハサカ県では、ANHA(3月6日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル市近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(3月6日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のイルシャーディーヤ村、タート・マーラーシュ村、カフル・アントゥーン村を砲撃した。

AFP, March 6, 2020、ANHA, March 6, 2020、AP, March 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2020、Reuters, March 6, 2020、SANA, March 6, 2020、SOHR, March 6, 2020、UPI, March 6, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談し、イドリブ県の停戦に満足の意を表明(2020年3月6日)

シリアのアサド大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、シリア情勢への進捗について意見を交わしたた。

SANA(3月6日付)によると、会談において、プーチン大統領は、イドリブ県での戦闘での戦果への祝意をアサド大統領に示すとともに、5日のモスクワでのトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会談での合意内容について報告した。

これに対して、アサド大統領はロシア・トルコ首脳会談での合意内容に満足していると表明、トルコ側がこれを遵守することで、人道面、社会面、経済面でシリア国民に良い効果がもたらされると伝えたという。

AFP, March 6, 2020、ANHA, March 6, 2020、AP, March 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2020、Reuters, March 6, 2020、SANA, March 6, 2020、SOHR, March 6, 2020、UPI, March 6, 2020などをもとに作成。

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米国がロシア・トルコによるイドリブ県での停戦合意を支持する国連安保理での声明発表を阻止(2020年3月6日)

ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連大使が、5日のモスクワでのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領によるイドリブ県での停戦合意への支持を表明する声明発表を国連安保理で提案したが、米国が「前例がない」としてこれを拒否した。

AFP(3月6日付)が、複数の外交筋の話として伝えた。

AFP, March 6, 2020、ANHA, March 6, 2020、AP, March 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2020、Reuters, March 6, 2020、SANA, March 6, 2020、SOHR, March 6, 2020、UPI, March 6, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民755人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は570,237人に(2020年3月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月6日付)を公開し、3月5日に難民755人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは237人(うち女性72人、子供120人)、ヨルダンから帰国したのは518人(うち女性155人、子供264人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は570,237人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者180,217人(うち女性54,463人、子ども92,208人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者390,020人(うち女性117,049人、子ども198,902人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は799,517人(うち女性240,170人、子供408,032人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 6, 2020をもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領の停戦合意を受け、シリア軍、ロシア軍、トルコ軍は爆撃を実施せず(2020年3月6日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領のモスクワでの会談で合意された停戦が5日深夜に発効したのを受けて、6日にはシリア・ロシア軍、トルコ軍による爆撃は確認されなかったと発表した。

しかし、シリア軍は、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県のタカード村、イドリブ県のファッティーラ村、ハマー県北西部一帯を砲撃した。

また、イドリブ県のザーウィヤ山でシリア軍と中国新疆ウィグル自治区出身者を主体とするトルキスタン・イスラーム党が交戦、シリア軍兵士6人とトルキスタン・イスラーム党メンバー9人が死亡した。

このほか、フライフィル村一帯で、シリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦したが、戦闘は数分で収まったという。

一方、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県フマイミーム航空基地に向かって飛来する無人航空機(ドローン)を防空部隊(所属は明示せず)が撃墜した。

SANA(3月7日付)によると、飛来したドローンは2機。

このほか、トルコ軍は戦車、装甲車など150輌からなる増援部隊を3度にわたってシリア領内に侵入させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県20件、ラタキア県11件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を19件(イドリブ県20件、ラタキア県11件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認した。

AFP, March 6, 2020、ANHA, March 6, 2020、AP, March 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 6, 2020、Reuters, March 6, 2020、SANA, March 6, 2020、March 7, 2020、SOHR, March 6, 2020、UPI, March 6, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構と国民解放戦線が撃墜したシリア軍戦闘機のパイロットの遺体をめぐって交戦、トルコ軍が介入し前者に遺体が引き渡される(2020年3月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室を主導するシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構と、トルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)に対して、3日にトルコ軍によって撃墜されたシリア軍戦闘機のパイロットの遺体の引き渡すよう要求、国民解放戦線が拒否したことで戦闘状態に入った。

トルコ軍が介入し、戦闘は収束、遺体はシャーム解放機構に引き渡された。

AFP, March 6, 2020、ANHA, March 6, 2020、AP, March 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2020、Reuters, March 6, 2020、SANA, March 6, 2020、SOHR, March 6, 2020、UPI, March 6, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県、アレッポ県を砲撃(2020年3月5日)

ラッカ県では、ANHA(3月5日付)によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市近郊のスライブ村を砲撃した。

一方、シリア民主軍は、アイン・イーサー市とシャルカラーク穀物サイロ間の上空に飛来したトルコ軍の偵察用無人航空機(ドローン)を撃墜した。

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アレッポ県では、ANHA(3月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府支配の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村、シャイフ・イーサー村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

一方、アフリーン解放戦線が声明を出し、ラージュー町近郊とブルブル町近郊で反体制武装集団を攻撃し、戦闘員7人を殺害したと発表した。

AFP, March 5, 2020、ANHA, March 5, 2020、AP, March 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2020、Reuters, March 5, 2020、SANA, March 5, 2020、SOHR, March 5, 2020、UPI, March 5, 2020などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領がイドリブ県の現状を凍結して5日深夜から停戦することを合意(2020年3月5日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がモスクワで首脳会談を行った。

6時間にわたる会合では、イドリブ県情勢への対応などについて意見が交わされた。

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エルドアン大統領は会談後の共同記者会見で、イドリブ県の情勢への対応をめぐって合意点と相違点を確認したとしたうえで、「(5日)深夜より停戦を発効する」と発表した。

エルドアン大統領はまた、現場がこの停戦に応じることを希望すると述べる一方、シリア軍によるすべての攻撃に対する報復権を留保すると付言した。

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一方、プーチン大統領は、同地の現状を凍結するかたちで停戦することを定めた合同文書を交わしたことを明らかにした。

プーチン大統領は、トルコ側の見解のすべてに同意していないとしながらも、今回は事態の深刻さを踏まえて、合意に至ったと付言した。

そのうえで、シリアの独立、主権、国土統一の原則を遵守し、「テロとの戦い」を継続することを改めて強調するとともに、アスタナ会議の枠組みに沿った活動の継続に関心を示し続けると述べた。

AFP, March 5, 2020、ANHA, March 5, 2020、AP, March 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2020、Reuters, March 5, 2020、SANA, March 5, 2020、SOHR, March 5, 2020、UPI, March 5, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県、アレッポ県で、シリア軍、ロシア軍、トルコ軍、「決戦」作戦司令室の戦闘続く(2020年3月5日)

イドリブ県を中心とする反体制派支配地では、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領による停戦合意発効(5日深夜)に先立って、シリア軍とトルコ軍、そしてその支援を受ける「決戦」作戦司令室(シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体)の戦闘が続き、ロシア・シリア軍、そしてトルコ軍が爆撃を実施した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、サラーキブ市近郊、アリーハー市近郊、マアッラトミスリーン市近郊、ザーウィヤ山一帯を爆撃した。

マアッラトミスリーン市近郊の爆撃では、国内避難民(IDPs)7人が死亡した。

シリア軍も戦闘機がザーウィヤ山一帯を爆撃するとともに、地上部隊がナイラブ村のトルコ軍拠点を砲撃し、トルコ軍兵士2人が死亡した。

ナイラブ村への砲撃は、首脳会談直後に行われたが、停戦は発効していなかった。

これに関して、トルコ国防省は声明を出し、イドリブ県に対するシリア軍の砲撃で新たにトルコ軍兵士2人が死亡、3人が負傷した。

トルコ軍部隊は直ちに抱腹としてシリア軍に対して砲撃を行ったという。

また、トルコ軍は、砲兵部隊がタルナバ村、サラーキブ市を砲撃し、無人航空機(ドローン)が県南部一帯を爆撃した。

さらに、シリア軍と「決戦」作戦司令室がサラーキブ市一帯、ザーウィヤ山一帯で交戦した。

一方、SANA(3月5日付)によると、シリア軍はカンスフラ村、カフル・ウワイド村でトルコ軍の支援を受けるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対して集中攻撃を加えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がガーブ平原一帯を爆撃した。

また、シリア軍地上部隊がズィヤーラ町、カストゥーン村、サルマーニーヤ村、タッル・ワースィト村、アンカーウィー村、ダクマーク村、マシーク村を砲撃、「決戦」作戦司令室と交戦した。

これに対して、トルコ軍がドゥワイル村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、また、シリア軍と「決戦」作戦司令室がハッダーダ村一帯で交戦した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)によると、「決戦」作戦司令室がダーラト・イッザ市上空でロシア軍の無人航空機(ドローン)を撃墜した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町近郊の街道で、シリア軍第4師団の兵士が何者かの発砲を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を58件(イドリブ県30件、ラタキア県15件、アレッポ県12件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を39件(イドリブ県29件、ラタキア県0件、アレッポ県10件、ハマー県0件)確認した。

AFP, March 5, 2020、ANHA, March 5, 2020、AP, March 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 5, 2020、Reuters, March 5, 2020、SANA, March 5, 2020、SOHR, March 5, 2020、UPI, March 5, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民842人と国内避難民(IDPs)1,520人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は569,482人、2019年以降帰還したIDPsは61,035人に(2020年3月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月5日付)を公開し、3月4日に難民842人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは194人(うち女性58人、子供99人)、ヨルダンから帰国したのは648人(うち女性194人、子供330人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は569,482人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者179,980人(うち女性54,391人、子ども92,088人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者389,502人(うち女性116,894人、子ども198,638人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は798,762人(うち女性239,943人、子供407,648人)となった。

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一方、国内避難民1,520人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したの1,520人(うち女性543人、子ども491人)、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は61,035人(うち女性20,823人、子供25,273人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,329,631人(うち女性403,382人、子供669,039人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 5, 2020をもとに作成。

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イスラエル軍がレバノン領空を侵犯し、シリア領内をミサイル攻撃、シリア軍がこれを迎撃(2020年3月5日)

SANA(3月5日付)は、シリア軍の防空部隊が5日0時30分にパレスチナ北部からレバノンのサイダー市上空を侵犯した航空機(イスラエル軍機)がヒムス県に向けて発射したミサイルを迎撃、これを撃破したと伝えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)によると、イスラエル軍はダマスカス郊外県のキスワ市近郊の第1師団第91旅団やムカイラビーヤ市近郊の代75旅団のシリア軍および「イランの民兵」の拠点、マルジュ・スルターン村、ダマスカス県のマッザ航空基地、ダルアー県のイズラア市などを狙ったという。

AFP, March 5, 2020、ANHA, March 5, 2020、AP, March 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2020、Reuters, March 5, 2020、SANA, March 5, 2020、SOHR, March 5, 2020、UPI, March 5, 2020などをもとに作成。

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レバノン日刊紙『アフバール』:シリア政府は2月中旬にトルコに幅6キロのイドリブ県国境地帯を除く反体制派支配地を制圧すると伝え、トルコはこれを拒否(2020年3月4日)

レバノン日刊紙『アフバール』(3月4日付)によると、シリアのアリー・マムルーク国民安全保障会議議長はトルコのハカン・フィダン国家諜報機構(MİT)長官は2月中旬に行われたとされる会合で「あなた方は合意を遵守してない。事態は新たなバランスに向かって動いている」としたうえで、シリア軍が制圧を計画している地域を示したという。

この地域は、反体制派支配地全域ではなく、トルコ占領下のアレッポ県北西部(「オリーブの枝」地域)との境界線から、イドリブ県アティマ市、ハーリム市、サルキーン市、ダルクーシュ町を経て、ジスル・シュグール市から北14キロの距離にあるザルズール村に至る幅6キロの国境地帯は除外されていた。

だが、トルコ側はシリア側の要求を拒否したという。

なお、マムルーク国民安全保障会議議長とフィダンMİT長官は1月13日にロシアの首都モスクワでロシア仲介のもとに会談を行ったことが発表されているが(https://syriaarabspring.info/?p=62920)、2月に(公式の)会合が行われたとの報道はない。

al-Akhbar, March 4, 2020をもとに作成。

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リビア国民合意政府はシリア政府がハフタル将軍の政府に大使館を明け渡したことを非難(2020年3月4日)

リビア国民合意政府の外務省は声明を出し、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍の政府がシリアの首都ダマスカスで大使館を再開したことに関して、「シリア政府が、リビア東部の政府に大使館を明け渡したことを注視している」としたうえで、「こうした措置を拒否する。これはリビアにおける唯一の正統な政府である国民合意政府と並んで存在する政体に関わってはならないとする国連安保理の諸決議に違反している」と非難した。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア国防省報道官「トルコのイドリブ県侵攻は国際法違反」(2020年3月4日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は声明を出し、イドリブ県へのトルコ軍の侵攻が国際法違反で、2018年9月のソチ合意に反していると批判した。

コナシェンコフ報道官はまた、国連安保理が国際テロ組織に指定しているシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構がイドリブ県で活動を続けているにもかかわらず、トルコがこれを支援、欧米諸国や国連はテロ組織の活動に関心を示そうとしないと非難した。

スプートニク・ニュース(3月4日付)が伝えた。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、Sputnik News, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センター「トルコの支援を受ける「テロ集団」がイドリブ県で化学兵器を使用しようとしていた」(2020年3月4日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターは声明を出し、トルコの支援を受ける「テロ集団」がイドリブ県のサラーキブ市近郊で、シリア軍の進軍を阻止するため、化学物質を装填した容器を爆破しようとしていたと発表した。

声明によると、15人からなる「テロリスト」のグループが3月2日、有毒科学物質が装填した容器に爆弾をしかけて爆発させ、シリア軍がサラーキブ市以西への進軍を阻止しようとしていたが、容器を密封することに失敗し、数人が負傷、試みは失敗に終わったという。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣は、ビーズリーWFP業務執行取締役、フォアUNICEF業務執行取締役と会談(2020年3月4日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相は、首都ダマスカスで、デイヴィッド・ビーズリー国際連合世界食糧計画(WFP)業務執行取締役、ヘンリエッタ・H・フォア国際連合児童基金(UNICEF)業務執行取締役からなる使節団と会談した。

SANA(3月4日付)によると、会談では、シリアとWFP、UNICEFの関係強化の方途などについて意見を交わした。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県北東部のシリア軍拠点を砲撃(2020年3月4日)

ハサカ県では、ANHA(3月4日付)によると、トルコ軍がダルバースィーヤ市の東4キロに位置するハワーシーヤ村に展開するシリア軍の拠点1カ所を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(3月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、ズィヤーラ村、アキーバ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、ターディフ市近郊で親政権民兵とトルコの支援を受ける国民軍が交戦した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、3日にトルコ占領下のマーリア市近郊にある国民軍の拠点を攻撃し、戦闘員4人を殺害、14人を負傷させたと発表した。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県での戦闘でトルコ軍兵士3人、シリア軍兵士35人、反体制派戦闘員32人死亡(2020年3月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍無人航空機(ドローン)がサラーキブ市内のシリア軍と「イランの民兵」の拠点や穀物サイロ、ハーン・スブル村、マアッルディブサ村、タルナバ村、ジャウバース村、カフル・ウワイド村を爆撃した。

トルコ軍のドローンはまた、シャフシャブー山麓のカウカバ村でシリア軍の車列を爆撃した。

サラーキブ市一帯(アーフィス村、タルナバ村など)では、トルコの航空・砲撃支援を受ける「決戦」作戦司令室(シャーム解放機構や国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体)とシリア軍が激しい戦闘を続け、シリア軍側の兵士35人と「決戦」作戦司令室戦闘員32人が死亡した。

死亡したシリア軍側の兵士35人のうち26人がトルコ軍の砲撃によるもので、「イランの民兵」7人も含まれている。

この戦闘で、シリア軍は、ビンニシュ市、サルミーン市、ナイラブ村、クマイナース村、アーフィス村、マストゥーマ村、ジスル・シュグール市、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃するなど攻撃を続け、アーフィス村の大部分を制圧した。

https://youtu.be/gM6IDSg_NW0

一方、ロシア軍戦闘機は、ザーウィヤ山一帯、サラーキブ市一帯、アリーハー市一帯、サルミーン市一帯を爆撃した。

シリア軍戦闘機も同地を爆撃した。

これに対して、トルコ軍は戦車や装甲車など45輌からなる増援部隊を、カフルルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに侵入させた。

なお、トルコ国防省は声明を出し、3日のイドリブ県での戦闘で兵士1人が死亡、9人が負傷したと発表した。

これに対する報復として、トルコ軍はシリア軍兵士299人を無力化、戦車9輌。大砲2門、ミサイル発射台6基、軍用車輌2輌を破壊したという。

トルコ国防省はその後再び声明を出し、トルコ軍兵士2人が死亡、6人が負傷したと発表した。

これに対して、トルコ軍はただちに報復し、シリア軍兵士多数を殺害したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍ドローンがヤーキド・アダス村、シャイフ・アキール山一帯を爆撃した。

また、「決戦」作戦司令室は、トルコ軍の航空・砲撃支援を受け、シャイフ・アキール山、カブターン・ジャバル村などを攻撃、シャイフ・アキール山麓のシャイフ・アキール村を奪還した。

これにより、「決戦」作戦司令室はシャイフ・アキール山にあるトルコ軍監視所を解囲に成功した。


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ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍ドローンがカムハーナ町に展開するスハイル・ハサン准将指揮下のシリア軍第25師団の本部を爆撃した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(3月4日付)などは、トルコ軍無人航空機(ドローン)がカムハーナ町ではなく、サラーキブ市近郊で開かれていたシリア軍第25師団の司令官会合を狙って爆撃を行い、「虎」の相性で知られるスハイル・ハサン准将が負傷したと伝えた。

だが、ロシアのANNAニュースはツイッターのアカウント(https://twitter.com/annanews_info)を通じてはこれを否定した。

https://twitter.com/annanews_info/status/1235230914147422209

一方、ロシア軍戦闘機がガーブ平原を爆撃した。

シリア軍戦闘機も同地を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ハッダーダ村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦し、シリア軍兵士7人、「決戦」作戦司令室戦闘員4人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を45件(イドリブ県15件、ラタキア県18件、アレッポ県11件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を44件(イドリブ県41件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認した。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民677人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は568,640人に(2020年3月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月4日付)を公開し、3月3日に難民677人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは235人(うち女性70人、子供120人)、ヨルダンから帰国したのは442人(うち女性133人、子供225人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は568,640人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者179,786人(うち女性54,333人、子ども91,989人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者388,854人(うち女性116,700人、子ども198,308人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は797,920人(うち女性239,691人、子供407,219人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 4, 2020をもとに作成。

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エスパー米国務長官が「トルコに対して航空軍事支援は行わない」と発表するなか、ジェフリー米国務省特使とクラフト米国連大使がアレッポ県北部のトルコ占領地を視察(2020年3月3日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使とケリー・クラフト米国連大使がトルコから、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を経由して、トルコ占領地域(「ユーフラテスの盾」地域)に入った。

両名には、ホワイト・ヘルメットのメンバーが同行し、国連によるクロスボーダーでの人道支援の活動状況や難民キャンプなどを視察した。

ヘイリー大使は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/usambun)を通じて、「ドナルド・トランプ大統領、マイク・ポンペオ国務長官に代わって、シリア国民との連帯を示すため、トルコ・シリア国境に来ました」、「国連とトルコの高官とのいずれの会合でも、バーブ・ハワーとバーブ・サラーマの国境通行所を国連安保理に維持して欲しいという呼びかけを耳にした」などと綴った。

両名は2日にトルコの首都アンカラに入っていた。

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米国のマーク・エスパー国務長官は報道向け声明を出し、「米国はイドリブ県でトルコに対して航空軍事支援は行わない」と発表した。

AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センター所長「ギリシャに殺到している難民の3分の2はシリア人ではなく、アフガン人、イラク人、アフリカ諸国出身者」(2020年3月3日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのオレグ・ジュラフロフ副センター長(少将)は、トルコ政府が欧州への渡航を希望するシリア難民の移動を阻止しないとの方針を決定(2月27日)したことに関して、「トルコの当局は現在、ギリシャとの国境地帯に設置されていた一時避難キャンプに身を寄せていた難民13万人をギリシャに殺到させようとしているが、その3分の2はシリア人ではなく、アフガン人、イラク人、アフリカ諸国出身者だ」と述べた。

RT(3月3日付)が伝えた。

AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、RT, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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