ロシア大統領府「アサド大統領の親族による不動産購入の情報は持ち合わせていないし、関心もない」(2019年11月12日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、アサド大統領の親族がモスクワに不動産を購入していると国際NGOのグローバル・ウィットネスが発表したことに関して、「ロシア大統領府はアサド大統領の親族がモスクワ郊外の高層ビル街「モスクワ・シティ・コンプレックス」に不動産を購入したか否かについての情報を持ち合わせていない」とコメントした。

ペスコフ報道官はまた「我々は情報を持ち合わせていないし、関心もない。ロシアには自由な市場がある。そこでは多くのロシアの市民、そして外国人が不動産を購入している。それは広く、そして普通に行われていることだ」と付言した。

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グローバル・ウィットネスは11日、アサド大統領の母方の叔父にあたる・ムハンマド・マフルーフ氏の一家7人が2013年12月から2019年6月までの間に、モスクワ・シティ・コンプレックスにマンション20件を購入、その資産総額は4000万ドルに達するとの試算を発表していた(https://www.globalwitness.org/en/campaigns/corruption-and-money-laundering/assad-henchmens-russian-refuge/)。

同紙によると、購入されたマンションの多くは、ハーフィズ・マフルーフ氏(軍事情報局、ムハンマド・マフルーフ氏の息子でラーミー・マフルーフ氏の弟)が経営に携わる複数の企業によって購入されているという。

この企業は、ハイサム・アッバース氏とハサン・シャリーフ氏がレバノンで経営する企業から融資を受けるなどして、これらの不動産を購入したという。

ハイサム・アッバース氏、ハサン・シャリーフ氏の兄弟のムハンマド・アッバース氏とアンマール・シャリーフ氏は、シリア政府を支援しているとして、米国とEUの制裁対象となっている。

またハーフィズ・マフルーフ氏以外にも、ラーミー・マフルーフ氏ら他の家族も高級不動産を購入しているという。

AFP, November 12, 2019、ANHA, November 12, 2019、AP, November 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2019、Reuters, November 12, 2019、SANA, November 12, 2019、SOHR, November 12, 2019、UPI, November 12, 2019などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「シリア民主軍はシリア政府と対話するため態度を固めるべきだ…。米国はシリア北東部に準国家を作ろうとしている」(2019年11月12日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府との交渉で態度を硬化させていることに不満を示した。

ラブロフ外務大臣は「クルド民兵(YPG)はシリアにかかる政治対話に参加するために態度を固めなければならない…。ロシアは当初から自治政府(北・東シリア自治局)に対してシリア政府との対話を始めるよう求めてきた。だが、シリア民主軍は無関心で、米国からの支援が続くと考えていた。米国が撤退を決定すると、今度はシリア民主軍はロシアに対話開始を支援するよう求めてきた…。しかし米国が油田地帯に部隊を残留させると発表すると、クルド民兵は再びシリア政府との対話への関心を失った」と非難した。

しかし、ラブロフ外務大臣は、クルド人、そしてシリアのすべてのエスニック集団の利益を考慮することなしに、シリアでの政治プロセスについての決定を下すことはできないと付言、クルド民族主義勢力に一定の配慮を見せた。

タス通信(11月12日付)が伝えた。

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一方、ラブロフ外務大臣は、パリ平和和平フォーラムで「米国はユーフラテス川東岸をシリアから分離し、準国家を建設しようとしている」と非難した。

ラブロフ外務大臣は「米国は湾岸諸国に対して、この地域に投資を呼びかけ、シリア民主軍やYPGを軸とする自治政府を樹立しようとする一方で、同地の油田を掌握する意思を隠そうともしない…。米国は同盟国がシリア復興に投資するのを阻止している」と述べる一方、「我々とシリア政府はインフラ復旧と難民帰還、そしてシリアが日常生活を取り戻すことができる環境を用意するよう皆に呼びかける」と強調した。

RIAノーヴォスチ通信(11月12日付)が伝えた。

AFP, November 12, 2019、ANHA, November 12, 2019、AP, November 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2019、Reuters, November 12, 2019、RIA Novosti, November 12, 2019、SANA, November 12, 2019、SOHR, November 12, 2019、TASS, November 12, 2019、UPI, November 12, 2019などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「米国とロシアはシリア北部からシリア民主軍を浄化できてきない」(2019年11月12日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は訪米に先立って首都アンカラの国際空港で記者会見を開き、「米国とロシアはシリア北部からクルド勢力(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍)を浄化できてきない」と批判した。

エルドアン大統領は「ドナルド・トランプ米大統領と地域情勢の評価を検討するとともに、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とも電話会談で地域情勢の進捗を検討する」と付言した。

そのうえで「この地域からテロ組織が撤退したとは言えない。マンビジュ、タッル・アブヤドにまだいる」と非難した。

AFP, November 12, 2019、ANHA, November 12, 2019、AP, November 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2019、Reuters, November 12, 2019、SANA, November 12, 2019、SOHR, November 12, 2019、UPI, November 12, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍と合同パトロールにあたっていたトルコ軍が住民の投石を受け、実弾、催涙弾で応戦、9人を殺傷(2019年11月12日)

アレッポ県では、ANHA(11月12日付)やシリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市東の国境地帯でロシア軍とともに合同パトロールを実施するトルコ軍が、住民から投石を受け、車輌2台が損傷を受けた。

これに対して、トルコ軍は、住民らに実弾や催涙弾を発射し、シリア人権監視団によると9人が死傷した(ANHA)によると、ジャーナリスト2人を含む8人が負傷)。

 

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市以西の国境地帯で5度目となる合同パトロールを実施した。

AFP, November 12, 2019、ANHA, November 12, 2019、AP, November 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2019、Reuters, November 12, 2019、SANA, November 12, 2019、SOHR, November 12, 2019、UPI, November 12, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃し、シャーム解放機構8人、ホワイト・ヘルメット1人を含む12人を殺害(2019年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハザーリーン村、カフルナブル市、ウライニバ村、シャンナーン村、ダール・カビーラ村、ハーッス村、マアッラト・ハルマ村を爆撃し、シャンナーン村で住民2人が死亡した。

ロシア軍はまた、シャーム解放機構の車輌複数台を狙って爆撃を行い、メンバー8人を殺害した。

シリア軍も地上部隊がマアッラト・ハルマ村などを砲撃し、女性1人とホワイト・ヘルメットのメンバー1人を含む3人が死亡した。

https://youtu.be/Ghs4-6RBZOg

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアウラム・クブラー町、アレッポ市ムハンデスィーン地区一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県7件、ラタキア県6件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を16件(イドリブ県7件、ラタキア県6件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認した。

AFP, November 12, 2019、ANHA, November 12, 2019、AP, November 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 12, 2019、Reuters, November 12, 2019、SANA, November 12, 2019、SOHR, November 12, 2019、UPI, November 12, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県でトルコ軍・国民軍がシリア民主軍との交戦を続ける(2019年11月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町とアブー・ラースィーン(ザルカーン)町の間に位置するマフムーディーヤ村、ライハーニーヤ村一帯で、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

トルコ軍に対峙したのはアッシリア教徒からなる民兵。

一方、SANA(11月12日付)によると、トルコ軍と国民軍は、ライハーニーヤ村、クナイヒル村、サイード村を激しく砲撃し、3カ村を制圧した。

トルコ軍と国民軍はまた、カースィミーヤ村、ラシーディーヤ村、アズィーズィーヤ村に対しても砲撃を加えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市内の複数カ所を爆撃した。

一方、トルコの占領下にあるアアザーズ市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が負傷した。

AFP, November 12, 2019、ANHA, November 12, 2019、AP, November 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2019、Reuters, November 12, 2019、SANA, November 12, 2019、SOHR, November 12, 2019、UPI, November 12, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから856人、ヨルダンから655人の難民が帰国、避難民1人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年11月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月12日付)を公開し、11月11日に難民1,514人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは859人(うち女性62人、子供104人)、ヨルダンから帰国したのは655人(うち女性197人、子供334人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は463,847人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者147,426人(うち女性44,612人、子ども75,487人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者316,421人(うち女性94,965人、子ども161,364人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,661,110人(うち女性1,998,333人、子供3,397,166人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 693,127人(うち女性208,235人、子供353,773人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは1人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,319人(うち女性11,218人、子供16,493人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,916人(うち女性393,779人、子供660,257人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 12, 2019をもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットを創設した英国人ジェームズ・ルムジュリアー氏がトルコのイスタンブールで遺体で発見される(2019年11月11日)

『ヒュッリイイェト』(11月11日付)やロイター通信(11月11日付)は、ホワイト・ヘルメット(自称「民間防衛隊」)の設立者である英国人のジェームズ・ルムジュリアー氏が11日早朝、トルコのイスタンブールのベイオール地区の自宅近くで遺体で発見されたと伝えた。

『ヒュッリイイェト』によると、遺体を発見したのはトルコ警察。

一方、反体制派系メディアのドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)は、人権活動家(氏名公表せず)がルムジュリアー氏は自宅で遺体で発見されたと述べているとしたうえで、遺体の発見状況について情報が錯綜していると伝えた。

英国外交官によると、遺体が発見された際の状況は定かではなく、死因は不明だが、他殺の可能性が高い。

ルムジュリアー氏は、サンドハースト王立陸軍士官学校を卒業後、北大西洋条約機構(NATO)の諜報部門や国連英国代表部に勤務、コソボ、イスラエル、イラク、レバノンなどで20年以上にわたり職務にあたった。その後2000年代半ばに民間に移籍し、アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置く危機管理会社「グッド・ハーバー・インターナショナル」のコンサルタントとなった。このルムジュリアーが、欧米諸国などから寄せられた資金を元手に、2013年3月からトルコのイスタンブールでシリア人の教練を開始し、ホワイト・ヘルメットを結成した。

ルムジュリアー氏はまた、2014年に「メイデイ・レスキュー」と称するNGOをオランダで立ち上げ、この団体を経由して、米国、英国、ドイツ、日本といった国はホワイト・ヘルメットに資金を供与した。

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ホワイト・ヘルメットはツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/SyriaCivilDef/)を通じて声明を出し、創設者である英国人ジェームズ・ルムジュリアー氏がトルコのイスタンブールで遺体で発見されたことに関して、弔意を示した。

 

AFP, November 11, 2019、ANHA, November 11, 2019、AP, November 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2019、Hurriyet, November 11, 2019、Reuters, November 11, 2019、SANA, November 11, 2019、SOHR, November 11, 2019、UPI, November 11, 2019などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市で連続3回の爆発が発生し、7人死亡(2019年11月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市で爆弾が仕掛けられた車3台が相継いで爆発し、SANA(11月11日付)によると、7人が死亡、70人が負傷した。

爆発は、ワフダ通り、シャフバー・ホテル近く、カーディスィーヤ学校近くでそれぞれ発生した。

AFP, November 11, 2019、ANHA, November 11, 2019、AP, November 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2019、Reuters, November 11, 2019、SANA, November 11, 2019、SOHR, November 11, 2019、UPI, November 11, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県でトルコ軍・国民軍がシリア民主軍・シリア軍と交戦を続ける(2019年11月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコとその支援を受ける国民軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町とタッル・タマルを結ぶ街道一帯で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦、トルコ軍無人航空機が同地を爆撃した。

この戦闘で、国民軍はカースィミーヤ村を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)によると、国民軍はまたハフィーヤ村を制圧したという。

また、SANA(11月11日付)によると、タッル・タムル町北のタッル・マナーフ村、マフムーディーヤ村一帯では、シリア軍がトルコ軍および国民軍と交戦した。

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一方、ANHA(11月11日付)などによると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市西での4度目となる合同パトロールを実施した。

両軍部隊はビールカニース村、タウラート村、シャフカト村、トゥルバー村、カルカンド村、タッル・カルマ村、ガナーミーヤ村、タッル・カディーシュ村、サラーム・アライカ村を巡回した。

AFP, November 11, 2019、ANHA, November 11, 2019、AP, November 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2019、Reuters, November 11, 2019、SANA, November 11, 2019、SOHR, November 11, 2019、UPI, November 11, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍はシャーム解放機構支配下のイドリブ県、ラタキア県を爆撃、住民2人が死亡(2019年11月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構支配下のカフルサジュナ村一帯、マアッラト・フルマ村、ムシャイリファ村、マアッラト・マーティル村を爆撃した。

シリア軍も地上部隊がカフルルーマー村、ハーッス村一帯、放棄された大隊基地、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村、タフターヤー村、タッフ村、ウンム・ジャラール村、ムシャイリファ村、ラカーヤー村、ブサクラー村、ザイズーン火力発電所一帯を砲撃し、ブサクラー村で子ども1人、カフルルーマー村で女性1人が死亡した。

これに対して、反体制武装集団は、トゥルキー丘、フワイン村、マダーヤー村、サッバーギーヤ農場、アービディーン村、カフルヤディーン村、ウンム・ザイトゥーナ村、タッル・ニムル村、フバイト村、カッサービーヤ村、タッルアース村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍もヘリコプターが同地を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊がカッバーナ村一帯、フドル丘、タルディーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・アサル村、カフルジューム村、アレッポ市ムハンディスィーン地区、アウラム・クブラー町一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ザイズーン村、フワイジャ村、ハウワーシュ村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はシャフシャブー山(イドリブ県)山麓一帯、カフルヌブーダ町一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県9件、ラタキア県9件、アレッポ県9件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を21件(イドリブ県12件、ラタキア県2件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認した。

AFP, November 11, 2019、ANHA, November 11, 2019、AP, November 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 11, 2019、Reuters, November 11, 2019、SANA, November 11, 2019、SOHR, November 11, 2019、UPI, November 11, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから197人、ヨルダンから1,049人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年11月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月11日付)を公開し、11月10日に難民1,049人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは197人(うち女性59人、子供100人)、ヨルダンから帰国したのは1,049人(うち女性315人、子供535人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は462,988人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者147,222人(うち女性44,550人、子ども75,383人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者315,766人(うち女性94,768人、子ども161,030人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,661,110人(うち女性1,998,333人、子供3,397,166人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 692,268人(うち女性207,976人、子供353,335人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 11, 2019をもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領はシリア難民36万人がトルコ占領下のシリア北部に帰国したと発表(2019年11月10日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、反体制派の支配下にあるいわゆる「解放地域」(イドリブ県、アレッポ県西部、ラタキア県北東部、ハマー県北部)とトルコ占領下にあるいわゆる「オリーブの枝」地域、「ユーフラテスの盾」地域、「平和の泉」地域(アレッポ県北部および北東部、ラッカ県北部、ハサカ県北部)に帰国したシリア難民の数が、36万5000人に達していると発表した。

エルドアン大統領によると、シリア領内の8,100平方キロメートルの地域の安全を3つの作戦(「ユーフラテスの盾」、「オリーブの枝」、「平和の泉」作戦)を通じて確保し、そこへの難民の帰国が続いているという。

アナトリア通信(11月10日付)が伝えた。

AFP, November 10, 2019、Anadolu Ajansı, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県でダーイシュ幹部らを拘束(2019年11月10日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(11月10日付)によると、米主導の有志連合は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともにハワーイジュ村でダーイシュ(イスラーム国)の幹部の一人ハマーフ・ラーフィー氏らメンバー多数を拘束した。

AFP, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Jurf News, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町・アブー・ラースィーン町近郊でシリア軍がトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦(2019年11月10日)

ハサカ県では、ANHA(11月10日付)によると、タッル・タムル町近郊およびアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊(タッル・ワルド村、アラブ・ハーン村など)でシリア軍がトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦、シリア軍側の兵士2人が負傷した。

トルコ軍戦闘機がタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を爆撃、地上部隊とその支援を受ける国民軍がカースィミーヤ村、ライハーニーヤ村、マフムーディーヤ村、ダーウーディーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月10日付)によると、トルコの占領下に入ったタッル・アブヤド市近郊のスルーク町で車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

トルコ国防省によると、この爆発で市民8人が死亡したという。

一方、トルコの支援を受ける国民軍がタルワーズィーヤ村での戦闘でシリア軍兵士2人を捕捉し、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍地上部隊が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村を砲撃した。

また、この砲撃と前後して、所属不明の航空機がタッル・リフアト市上空に飛来した。

一方、ANHA(11月10日付)によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市で車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

AFP, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍によるイドリブ県への爆撃で7人が死亡、反体制派によるアレッポ市への砲撃で女児1人が死亡(2019年11月10日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍もヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

これに対して、反体制武装集団はダッラ丘を砲撃、シリア軍兵士3人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるカンスフラ村、カフルルーマー村、カフルナブル市、タッフ村、ジャバーラー村を爆撃し、カフルルーマー村で子ども3人、メディア活動家1人、救急隊員1人を含む7人が死亡した。

シリア軍も地上部隊がカフルルーマー村、カフルナブル市、タフターヤー村、ムシャイリファ村、タッフ村、ウンム・ジャラール村、シャイフ・ダーミス村を砲撃した。

カフルルーマー村、カフルナブル市への砲撃には地対地ミサイルが使用された。

これに対して、反体制武装集団はバラーギースィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発がアレッポ市サイフ・ダウラ地区やハラブ・ジャディーダ地区に着弾し、サイフ・ダウラ地区で女児1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアンカーウィー村一帯を砲撃し、反体制武装集団戦闘員2人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(イドリブ県5件、ラタキア県7件、アレッポ県8件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を26件(イドリブ県12件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県3件)確認した。

AFP, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県南東部でイラン・イスラーム革命防衛隊を狙った爆撃によると思われる爆発発生(2019年11月9日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)によると、ブーカマール市近郊のジャラー町、ラマーディー村で爆撃によると思われる爆発が複数回発生した。

爆発が発生した地域はイラン・イスラーム革命防衛隊によって掌握されているという。

AFP, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣は米国によるシリアの油田掌握に反対(2019年11月9日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、シリア北東部から部隊を撤退させたドナルド・トランプ米政権がシリア領内の油田への支配を強める姿勢を示していることに異議を唱えた。

チャヴシュオール外務大臣は「米国は石油を埋蔵しているシリアに駐留を続けるとはっきりと認めた…。だが、シリアの資源を奪う権利など誰にもない」と述べた。

アナトリア通信(11月9日付)が伝えた。

AFP, November 9, 2019、Anadolu Ajansı, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談(2019年11月9日)

トルコ大統領府は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が電話会談を行ったと発表した。

会談では、シリア情勢への対応などが協議され、両国首脳は、10月22日のソチでの両国合意を遵守することを改めて確認した。

AFP, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部で所属不明の航空機がダーイシュに忠誠を誓うムハンマド軍の拠点を攻撃(2019年11月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機複数機が、トルコ占領下のアアザーズ市近郊のカフラ村西側を爆撃した。

複数の情報筋によると、爆発が少なくとも3回起き、爆撃はダーイシュ(イスラーム国)に忠誠(バイア)を誓うムハンマド軍の拠点を狙ったものと思われるという。

なお、この爆撃の直後にも、トルコ軍航空機複数機がアアザーズ市に近いマーリア市上空に飛来、空挺作戦を実施したものと思われるという。

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ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)がダーイシュ(イスラーム国)シャーム州広報局の発表として伝えたところによると、ダーイシュがマンスーラ町近郊のフーラ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を要撃し、13人を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がスワル町近郊のルバイダ村にあるシリア民主軍の検問所を襲撃した。

AFP, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はトルコ軍、国民軍との戦闘の末にハサカ県ラアス・アイン市近郊のウンム・シャイーファ村を解放(2019年11月9日)

ハサカ県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がラアス・アイン市近郊のウンム・シャイーファ村でトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦の末に同村を解放した。

https://youtu.be/QUKM9DOoloE

戦闘に際して、従軍記者とカメラマンが負傷した。

また、ANHA(11月9日付)によると、この戦闘でシリア軍のアフマド・シャリーフ少将とムニーフ・マンスール大佐が負傷した。

なお、シリア人権監視団も、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が11月8日にトルコ軍と国民軍との戦闘の末にウンム・シャイーファ村を奪還したと発表していた。

また、同監視団によると、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、タッル・タムル町一帯でトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦し、国民軍の戦闘員6人が死亡した。

また、この戦闘では、トルコ軍無人航空機がタッル・タムル町近郊のカースィミーヤ村を爆撃、シリア軍兵士複数人が負傷した。

一方、ロシア軍部隊がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町とタッル・タムル町の間に位置するアルーク村でパトロール活動を実施したが、これとほぼ時を同じくして、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が同地にあるシリア軍拠点を攻撃した。

シリア人権監視団によると、ロシア軍部隊はトルコ軍と国民軍の攻撃を確認できたにもかかわらず、これを黙認したと思われるという。

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アレッポ県では、ANHA(11月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村を砲撃した。

AFP, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はシャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県、ラタキア県、アレッポ県を爆撃し、戦闘員2人と女児1人が死亡(2019年11月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がサルミーン市、ナイラブ村、トゥランバ村、シャイフ・ムスタファー村、カフルサジュナ村一帯を爆撃し、トゥランバ村の国内避難民(IDPs)キャンプで女児1人が死亡した。

またシリア軍地上部隊がシャイフ・ダーミス村、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、タッル・ナール村、ウンム・ジャラール村、ムシャイリファ村、ティーナ村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団も、ザハビーヤ村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

一方、トルコ軍部隊がカフルルースィーン村に設置された通行所からシリア領内に入り、反体制派支配地域とシリア政府支配地域の境界地帯でパトロールを実施した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などの支配下にあるキンサッバー町一帯およびカッバーナ山一帯を砲撃し、戦闘員2人が死亡した。

また、シリア軍戦闘機が同地を「樽爆弾」で爆撃した。

ロシア軍戦闘機もカッバーナ村一帯、フドル丘、キンダ村を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がジューリーン村一帯、ジュッブ・アフマル村にあるシリア軍拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がバウワービーヤ村を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県10件、ラタキア県8件、アレッポ県8件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(イドリブ県4件、ラタキア県7件、アレッポ県10件、ハマー県4件)確認した。

AFP, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから164人、ヨルダンから884人の難民が帰国、避難民2人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年11月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月9日付)を公開し、11月8日に難民884人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは164人(うち女性49人、子供84人)、ヨルダンから帰国したのは884人(うち女性265人、子供451人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は460,925人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者146,820人(うち女性44,429人、子ども75,178人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者314,105人(うち女性94,269人、子ども160,183人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,657,484人(うち女性1,997,245人、子供3,395,317人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 690,205人(うち女性207,356人、子供352,283人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した2人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,319人(うち女性11,218人、子供16,493人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,915人(うち女性393,779人、子供660,257人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 9, 2019をもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)第1ラウンド終了、第2ラウンドは11月25日からの予定(2019年11月8日)

制憲委員会(憲法委員会)の小委員会がジュネーブの国連本部で5日目の会合を開き、予定していた会期(第1ラウンド)を終了した。

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は第1ラウンド終了に合わせて記者会見を開き、小委員会でさまざまな問題が議論されたとしたうえで、第2ラウンドを11月25日から開始する予定であることを明らかにした。

また、この間、制憲委員会メンバーと議論を続けると付言した。

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シリア政府代表団を率いるアフマド・クズバリー団長も記者会見を開き、今後の制憲委員会の活動に関して、現行憲法の改正を通じた憲法改革に力点を置くとしたうえで、シリア国民の同意が得られれば新憲法の起草もあり得ると述べた。

クズバリー団長は「我々は新しい国を作るためにここに来たのではなく、憲法を改革するために来たのだ。おそらく現行憲法の一部条項を改正することになるだろう…。我々は政治使節団ではなく、技術的法務使節団だ。「テロとの戦い」は主権に関わる…。政治、憲法、法律などにかかわる議題についての合意はなされた。我々使節団はこれらについての自分たちの考えを示した」としたうえで、「愛国的な原則が維持され、シリア国民の合意が得られれば新憲法を起草しても構わない」などと述べた。

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一方、反体制派代表団を率いるナスル・ハリーリー団長は、シリア国民の統合、独立、領土保全を遵守することが再確認されたとしたうえで、逮捕者釈放、難民・国内避難民帰還、非宗派主義的で信頼の置ける統治機関の樹立、新憲法起草、国連監視下での選挙実施を通じて政治移行を実現したいと表明した。

また「テロとの戦い」に関しては、国連は制憲委員会をテロ問題に専念させない旨決定したとしつつ、あらゆるテロと戦い、政治、社会、治安面での原因に対処する用意があると述べた。

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SANA(11月8日付)、ザマーン・ワスル(11月8日付)などが伝えた。

AFP, November 8, 2019、ANHA, November 8, 2019、AP, November 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2019、Reuters, November 8, 2019、SANA, November 8, 2019、SOHR, November 8, 2019、UPI, November 8, 2019などをもとに作成。

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シリア北東部国境地帯で住民がトルコ軍パトロール部隊に投石、反体制派系サイトは投石する老女や子どもが「シリア民主軍とされる」と伝える(2019年11月8日)

ハサカ県では、SANA(11月8日付)によると、ジャーヌーディーヤ町に近い国境地帯を走行中のトルコ軍車輌に対して、住民が石を投げるなどして抗議、トルコ軍が催涙弾で応戦し、住民10人が呼吸困難などの症状を訴えた。

トルコ軍は、ロシア軍との合同パトロールの一環として、同時を巡回していた。

これに関して、反体制派系のドゥラル・シャーミーヤ(11月8日付)は、トルコ軍の車輌に投石を行ったのが、「民間人の格好をした人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍だとされる」と伝えた。

しかし、同サイトが公開した映像には、投石を行う老女や子どもも映っている。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、バーブ市近郊のダグラバーシュ村一帯で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

AFP, November 8, 2019、ANHA, November 8, 2019、AP, November 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2019、Reuters, November 8, 2019、SANA, November 8, 2019、SOHR, November 8, 2019、UPI, November 8, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍がイドリブ県などへの爆撃を続け、反体制派戦闘員2人と住民3人が死亡(2019年11月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がサルミーン市、ナイラブ村、カフルナブル市一帯、ラーミー村、カフルサジュナ村、ハーッス村、マアッラト・ヌウマーン市一帯、マアッラト・ハルマ村、ムシャイリファ村、タッル・マルディーフ村一帯、サラーキブ市南部一帯、ダール・カビーラ村、カフルシャラーヤー村、ハザーリーン村、シャイフ・サルマーン村、ラカーヤー・サジュナ村を爆撃した。

この爆撃により、ダール・カビーラ村で反体制武装集団の戦闘員2人、ラーミー村で女性1人と子ども1人を含む住民3人が死亡した。

シリア軍もジスル・シュグール市各所、ズアイニーヤ村、ビダーマー町を爆撃、地上部隊が同地一帯を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、タッル・ニムル村、ジャドイーヤ村、ウンム・ハラーヒール村、フワイン村一帯を砲撃、シリア軍と交戦した。

この戦闘で、シリア軍兵士1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダーラト・イッザ市一帯、第111中隊基地一帯を爆撃した。

シリア軍も地上部隊が同地一帯を砲撃した。

一方、SANA(11月8日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市のハルブ・ジャディーダ地区、ハムダーニーヤ地区を砲撃、住民3人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍戦闘機も同地を爆撃したほか、ヘリコプターが「樽爆弾」を投下、地上部隊が砲撃を行った。

シリア軍はまた、カッバーナ村東のズワイカート丘一帯に進攻し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、HFL(11月9日付)によると、正体不明の武装集団がサナマイン市の刑事治安局を襲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を25件(イドリブ県7件、ラタキア県6件、アレッポ県7件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を18件(イドリブ県13件、ラタキア県3件、アレッポ県0件、ハマー県2件)確認した。

AFP, November 8, 2019、ANHA, November 8, 2019、AP, November 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2019、HFL, November 9, 2019、 Ministry of Defence of the Russian Federation, November 8, 2019、Reuters, November 8, 2019、SANA, November 8, 2019、SOHR, November 8, 2019、UPI, November 8, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから211人、ヨルダンから761人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年11月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月8日付)を公開し、11月7日に難民879人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは211人(うち女性63人、子供108人)、ヨルダンから帰国したのは761人(うち女性200人、子供341人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は459,877人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者146,656人(うち女性44,380人、子ども75,094人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者313,221人(うち女性94,004人、子ども159,732人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,657,484人(うち女性1,997,245人、子供3,395,317人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 689,157人(うち女性207,042人、子供351,748人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 8, 2019をもとに作成。

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米国防総省のホフマン報道官「シリア北東部の油田が脅かされた場合、自衛権を行使する」?!(2019年11月7日)

米国防総省のジョナサン・ホフマン報道官は「アイン・アラブ(コバネ)市(アレッポ県)からほとんどの米軍部隊および装備を撤退させた。だが、撤退はまだ完了していない」と述べた。

ホフマン報道官はまた「シリアでの停戦はおおむね守られている…。だが、米軍司令官には、シリア北東部の油田がいかなる勢力に脅かされた場合においても、自衛権がある」と付言した。

ロイター通信(11月7日付)が伝えた。

AFP, November 7, 2019、ANHA, November 7, 2019、AP, November 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2019、Reuters, November 7, 2019、SANA, November 7, 2019、SOHR, November 7, 2019、UPI, November 7, 2019などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は最近のダーイシュに対する「テロとの戦い」の成果を発表(2019年11月7日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、米国によるダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー前指導者暗殺作戦(10月26日)と前後して、トルコがシリア国内で実施した掃討・摘発作戦の成果を明らかにした。

エルドアン大統領によると、トルコ軍は占領下のアレッポ県バーブ市一帯で、ダーイシュのメンバー3,000人以上を無力化することに成功、トルコ領内の刑務所に1,150人以上のメンバーを拘置したという。

エルドアン大統領はまた、バグダーディー前指導者の妹のラスミーヤ・イブラーヒーム・アウワード・バドリー氏と前指導者に近いとされる13人を逮捕し、拘束したと改めて強調した。

さらに、「テロとの戦い」の一環として、151カ国からトルコへの潜入を試みた7万6000人(ダーイシュへの参加を希望する者を含む)の入国を阻止したと付言した。

アナトリア通信(11月7日付)が伝えた。

AFP, November 7, 2019、Anadolu Ajansı, November 7, 2019、ANHA, November 7, 2019、AP, November 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2019、Reuters, November 7, 2019、SANA, November 7, 2019、SOHR, November 7, 2019、UPI, November 7, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がハサカ県アブー・ラースィーン町一帯、タッル・タムル町一帯への展開を続ける(2019年11月7日)

ハサカ県では、SANA(11月7日付)によると、シリア軍地上部隊が、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のバーブ・ハイル村、タッル・タムル町近郊のウンム・シャイーファ村、ファイサリーヤ村、タッル・マナーフ村、マフムーディーヤ村に新たに展開した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍との戦闘の末、ウンム・シャイーファ村を奪還した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北部のマルアナーズ村に展開するトルコ軍がアフリーン市近郊のシャッラー村一帯を砲撃した。

一方、ANHA(11月7日付)によると、トルコ占領下のラーイー村で、国民軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, November 7, 2019、ANHA, November 7, 2019、AP, November 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2019、Reuters, November 7, 2019、SANA, November 7, 2019、SOHR, November 7, 2019、UPI, November 7, 2019などをもとに作成。

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