トルコのエルドアン大統領「ロシアによる好意的な政策ゆえに、アイン・アラブ(コバネ)で問題が生じることはないだろう」(2019年10月14日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、記者会見でアレッポ県東部のユーフラテス川西岸に位置する北・東シリア自治局の拠点都市マンビジュ市の処遇に関して、「米国とトルコの間に意見の相違はなく、トルコは現在、マンビジュ市進駐にかかる決定を実施する段階に入っている。同地を真の所有者が制圧するのが優先事項だ」と述べた。

また、シリア政府と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が北・東シリア自治局支配下のアレッポ県、ラッカ県、ハサカ県の各所へのシリア軍の展開に合意したことについては、「多くの噂が流れているが、ロシアによる好意的な政策ゆえに、アイン・アラブ(コバネ)市(アレッポ県)で問題が生じることはないだろう」と述べた。

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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、「シリアでロシア軍とトルコ軍の衝突が発生するなどということは考えたくない」としたうえで、両国が軍事レベルでの連絡を取り合っていることを明らかにした。

AFP, October 14, 2019、ANHA, October 14, 2019、AP, October 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2019、Reuters, October 14, 2019、SANA, October 14, 2019、SOHR, October 14, 2019、UPI, October 14, 2019などをもとに作成。

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米軍はシリア北東部から撤退する一方、南東部の油田地帯に増派、タンフ国境地帯残留も決定(2019年10月14日)

SANA(10月14日付)は、シリア北東部に駐留していた米軍主導の有志連合の兵士約150人がハサカ県マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のルハイバ村に違法に設置されていた航空基地からイラク領に向けて撤退したと伝えた。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(10月14日付)によると、米軍主導の有志連合が県東部のCONOCOガス工場、ウマル油田一帯に増援部隊を派遣した。

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AFP(10月14日付)は、国防総省の匿名高官の話として、米軍はるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地帯(55キロ地帯)に約150人の兵士を残留させることを決定した、と伝えた。

AFP, October 14, 2019、ANHA, October 14, 2019、AP, October 14, 2019、Dayr al-Zawr 24, October 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2019、Reuters, October 14, 2019、SANA, October 14, 2019、SOHR, October 14, 2019、UPI, October 14, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍はマンビジュ市制圧に向けて「平和の泉」作戦を拡大、シリア軍が新たに展開した地域でも戦闘が発生(2019年10月14日)

トルコ軍が反体制武装集団の国民軍とともに開始したシリア北東部への侵攻作戦「平和の泉」作戦は6日目に入り、トルコ軍はラッカ県タッル・アブヤド市および同市一帯、ハサカ県ラアス・アイン市および同市一帯、ダルバースィーヤ市一帯などへの攻撃を続け、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦する一方、ユーフラテス川西岸のアレッポ県マンビジュ市の制圧に向けて作戦を拡大した。

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国民軍の発表によると、ラッカ県、ハサカ県の国境地帯での戦闘により、トルコ軍と国民軍はタッル・アブヤド市南のアイン・アルース村、バディーア村、ジャースィム・アリー村、タッル・アンタル村、ラアス・アイン市一帯のサーリヒーヤ軍事キャンプ、リービーヤ村、バナート丘、科学研究センター、サーリヒーヤ村を制圧した。

シリア人権監視団によると、これによりトルコ軍と国民軍が制圧した市町村農場は52となった。

一方、シリア民主軍もラアス・アイン市一帯で反撃し、ハサカ県のタッル・ハラフ村、マナージール村一帯の拠点複数カ所を奪還した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市北東のヤーシリー村一帯で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の指揮下にあるマンビジュ軍事評議会が、同地北のトルコ占領地域(「ユーフラテスの盾」地域)で活動する反体制武装集団(国民軍)と交戦、砲撃し合った。

戦闘は、マンビジュ市上空をシリア軍ヘリコプター複数機が飛行するなかで行われた。

反体制武装集団の砲撃により、マンビジュ市北東部でシリア軍兵士1人が死亡、またマンビジュ軍事評議会の砲撃で反体制武装集団戦闘員4人が負傷した。

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シリア軍が展開したハサカ県の国境地帯では、トルコ軍戦闘機がハサカ市とラアス・アイン市の間に位置するライラーン村、マナージール村、ガイバシュ村などに爆撃と砲撃を加えた。

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シリア人権監視団によると、「平和の泉」作戦が開始されて以降の死者数は、シリア民主軍戦闘員が133人、トルコの支援を受ける国民軍の戦闘員が108人、トルコ軍兵士が8人。

また、民間人60人あまりが死亡、25万人が戦闘地域から避難したという。

AFP, October 14, 2019、ANHA, October 14, 2019、AP, October 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2019、Reuters, October 14, 2019、SANA, October 14, 2019、SOHR, October 14, 2019、UPI, October 14, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がイドリブ県ナキール村を爆撃(2019年10月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるナキール村を爆撃した。

また、シリア軍地上部隊がラカーヤー・サジュナ村、バーラ村、タッフ村、ダイル・ガルビー村、タフターヤー村を砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月14日付)によると、バーラ村への砲撃で子供1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがシャーム解放機構などの支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がハーン・トゥーマーン村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で若者数十人が14日晩、アサド政権の打倒とイドリブ県への攻撃停止を求める抗議デモを行った。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を19件(イドリブ県5件、ラタキア県7件、アレッポ県7件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を20件(イドリブ県6件、ラタキア県2件、アレッポ県4件、ハマー県8件)確認した。

AFP, October 14, 2019、ANHA, October 14, 2019、AP, October 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 14, 2019、Reuters, October 14, 2019、SANA, October 14, 2019、SOHR, October 14, 2019、UPI, October 14, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県から国内避難民124人がシリア政府支配地域に避難(2019年10月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月14日付)を公開し、10月13日に難民1,094人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは377人(うち女性113人、子供192人)、ヨルダンから帰国したのは717人(うち女性215人、子供366人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は436,241人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者138,338人(うち女性41,883人、子ども70,852人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者297,903人(うち女性89,410人、子ども151,919人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,655,584人(うち女性1,996,675人、子供3,394,348人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 665,521人(うち女性199,951人、子供339,693人)となった。

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一方、国内避難民124人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは124人(うち女性34人、子供11人)だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 14, 2019をもとに作成。

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エスパー米国防長官「トルコが作戦を拡大し、シリア軍が北進しようとするシリア北東部から米軍1,000人を可能な限り早急に撤退させる」(2019年10月13日)

マーク・エスパー米国防長官は、シリアに駐留している米軍部隊約1,000人を「可能な限り早急にシリア北東部から撤退させる用意がある」と述べた。

エスパー国防大臣は「トルコが(シリアの)南部および西部で計画していたのよりも広い範囲で、攻撃を拡大する可能性があること、そしてまたシリア民主軍がアサド政権、ロシアと北部でトルコ軍の攻撃に対抗する合意を結ぼうとしていることを数時間前に知った」としたうえで、「我が軍は進軍する二つの軍隊の狭間に置かれることになる。防衛しきれない状況だ。大統領と昨晩、話し、また安全保障チームと協議した結果、我々は北部からの米軍撤退を開始する命令を下した」と述べた。

BBC(10月13日付)などが伝えた。

AFP, October 13, 2019、ANHA, October 13, 2019、AP, October 13, 2019、BBC, October 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2019、Reuters, October 13, 2019、SANA, October 13, 2019、SOHR, October 13, 2019、UPI, October 13, 2019などをもとに作成。

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トルコのアクタイ大統領顧問「シリア軍がアレッポ県のマンビジュ市やトルコ国境に近いユーフラテス川東岸に入った場合、トルコ軍との戦闘もあり得る」(2019年10月13日)

トルコのヤスィン・アクタイ大統領顧問は、シリア軍がアレッポ県のマンビジュ市やトルコ国境に近いユーフラテス川東岸に入った場合、これに対抗すると述べた。

スプートニク・ニュース(10月13日付)によると、アクタイ顧問は「シリア軍は今も、シリアの領土を分割し、分離国家を建設しようとしているテロ組織(人民防衛隊(YPG)のこと)と戦うことなどできていない。にもかかわらず、シリア軍はトルコ軍と戦う用意をしている。そんなことができるとでも言うのなら、どうぞやってもらいたい」としたうえで、「シリア軍はシリア北東部でトルコがやっていることに抗い、前進を食い止めようとしている。両軍の間で戦闘が発生することもあるだろう」と述べた。

また「シリア軍がシリア北東部の治安と安全を実現できるのなら、なぜ今まで待っていたのだ。なぜトルコ軍が進軍する前にシリア北東部に進軍しようとするのだ?! シリア軍に力などない…。シリア北東部に入って、だれと戦うのか? 米軍、あるいはクルディスタン労働者党(PKK)/人民防衛隊(YPG)の政体と戦うのか? あるいはトルコか? この地域に向かう前に考えるべきだ。事態を複雑化させるだけだ」と付言した。

一方、シリア民主軍がアレッポ県マンビジュ市などへのシリア軍の展開を認めたとの報道に関しては「このニュースが本当ならば、アサド政権がクルドと協力することになる…。これはトルコに敵対する兆候とみなし得る」と述べた。

AFP, October 13, 2019、ANHA, October 13, 2019、AP, October 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2019、Reuters, October 13, 2019、SANA, October 13, 2019、SOHR, October 13, 2019、Sputnik News, October 13, 2019、UPI, October 13, 2019などをもとに作成。

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「平和の泉」作戦を継続するトルコ軍と国民軍はタッル・リフアト市の大部分と同市近郊のスルーク町などを制圧(2019年10月13日)

トルコ軍が反体制武装集団の国民軍とともに開始したシリア北東部への侵攻作戦「平和の泉」作戦は5日目に入り、トルコ軍はラッカ県タッル・アブヤド市および同市一帯、ハサカ県ラアス・アイン市および同市一帯、カーミシュリー市および同市一帯などへの攻撃を続けるとともに、ハサカ県ダルバースィーヤ市を爆撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

国民軍は声明を出し、タッル・アブヤド市の大部分と、同市近郊のスルーク町などを制圧したと発表した。

これによりトルコ軍と国民軍が制圧した市町村農場は40となった。


シリア人権監視団によると、「平和の泉」作戦が開始されて以降の死者数は、シリア民主軍戦闘員が112人、トルコの支援を受ける国民軍の戦闘員が81人、トルコ軍兵士が8人。

また、民間人60人あまりが死亡、13万人が戦闘地域から避難したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のブルジュ・カース村を砲撃した。

AFP, October 13, 2019、ANHA, October 13, 2019、AP, October 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2019、Reuters, October 13, 2019、SANA, October 13, 2019、SOHR, October 13, 2019、UPI, October 13, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がシャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県アルバイーン山一帯を爆撃(2019年10月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、シャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるアルバイーン山一帯、バザーブール村一帯、カフルラーター村、マアッルシューリーン村を爆撃した。

また、シリア軍地上部隊がビダーマー町とキンダ村を結ぶ街道、マアッラト・ヌウマーン市、ジャバーラー村、カフルサジュナ村、放棄された大隊基地を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団は、シリア政府支配下のハーン・シャイフーン市北のシリア軍検問所を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がジューリーン村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はハウワーシュ村、フワイジャ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがシャーム解放機構などの支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がムサイビーン丘を砲撃した。

AFP, October 13, 2019、ANHA, October 13, 2019、AP, October 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2019、Reuters, October 13, 2019、SANA, October 13, 2019、SOHR, October 13, 2019、UPI, October 13, 2019などをもとに作成。

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国民軍のハンムード報道官「米軍がマンビジュへのロシアの接近を阻止」(2019年10月12日)

トルコのシリア北東部侵攻(「平和の泉」作戦)に参加する国民軍のユースフ・ハンムード報道官(少佐)は、ユーフラテス川西岸の北・東シリア自治局の拠点都市マンビジュ市の状況に関して、同地に接近しようとするロシア軍車輌を米国が阻止したと述べた。

ハンムード報道官は「ロシア軍の車輌がマンビジュ市に向かおうとしたが、同地に展開する米軍がこれを阻止、その後有志連合が同地上空で複数回にわたって偵察飛行を行った」と述べた。

アレッポ・ヤウム・チャンネル(10月12日付)が伝えた。

AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Halab al-Yawm, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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トルコ外務省報道官「ダーイシュ・メンバーと家族が収監されている刑務所は維持し、彼らのリハビリテーションを国際機関や戦闘員の出身国とともに行う用意がある」(2019年10月12日)

トルコのハミ・アクソイ外務省報道官は、シリア北東部に対する侵攻(「平和の泉」作戦)でダーイシュ(イスラーム国)メンバーが収監されている刑務所を掌握した際の対応に関して、刑務所を維持し、外国人戦闘員の妻や子供のリハビリテーションを国際機関や出身国と行う用意がある、と述べた。

アクソイ報道官は「トルコは現段階において、シリア国内で拘束されているダーイシュ・メンバーとその家族をそのまま留めることになる…。彼らの妻や子供などのリハビリテーションを国際機関や戦闘員の出身国とともに行う用意がある」と述べた。

AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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アラブ連盟緊急外相会合はトルコのシリア北東部侵攻停止を求める、アブー・ガイス事務総長「シリアの加盟資格復活を目的とする会合を開く必要がある」(2019年10月12日)

アラブ連盟は、トルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)を受けて、エジプトの首都カイロで緊急外相会合を開き、トルコに対して緊急の対抗措置を講じるよう加盟国に求める声明を発表した。

声明では、シリアの領土と独立の維持、国連安保理決議第2254号に基づくシリア危機の政治解決の必要が改めて強調される一方で、トルコに攻撃中止と撤退をう求めるとともに、連盟加盟国に対して、対抗措置として、政治、経済、文化、観光といった分野で措置を講じるよう呼びかけた。

なお、カタールとソマリアは声明採択を棄権した。

一方、緊急会議会合では、アフマド・アブー・ガイス事務総長がシリアの加盟資格停止処分について「複雑な問題であり、さまざまな措置を講じる必要がある。また、そのために会合を開く必要がある」と述べた。

アブー・ガイス事務総長は「一部の国は、シリア政府が措置を講じ、事態を動かすよう求めている。シリアには責任、そして負担があり、シリアの加盟資格復活を目的とする会合を開く必要がある」と述べた。

AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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イランがダイル・ザウル県の住民からなる新たな民兵「村々の軍」を設立(2019年10月12日)

ダイル・ザウル24(10月12日付)は、複数の地元情報筋の話として、イランがダイル・ザウル県の住民からなる新たな民兵を設立するため、若者たちの勧誘を開始したと伝えた。

イランが設立しようとしている民兵は「村々の軍」という名で、隊員の勧誘・募集はダイル・ザウル市ボール・サイード通りにあるイラン・ナスル・センターで行われているという。

この数日で約100人が入隊、シリア政府支配下のダイル・ザウル市周辺の農村に展開し、治安維持にあたるという。

AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、Dayr al-Zawr 24, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍航空機が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を初めて爆撃(2019年10月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍航空機が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村一帯を爆撃した。

トルコ軍戦闘機が北・東シリア自治局のいわゆるシャフバー地区を爆撃するのは初めて。

一方、トルコ占領下のアフリーン市マフムーディーヤ地区では、何者かが仕掛けた爆弾が爆発した。

死傷者はなかった。

AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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アイン・アラブ市(アレッポ県)の住民数十世帯が、トルコ軍の爆撃・攻撃を回避するため、米軍基地近くに避難(2019年10月12日)

アレッポ県では、ANHA(10月12日付)によると、アイン・アラブ(コバネ)市の住民数十世帯が、トルコ軍の爆撃・攻撃を回避するため、同市近郊のハッラーブ・ウシュク村にある米軍基地近くに避難した。

AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県の要衝ラアス・アイン市、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯の村々を制圧(2019年10月12日)

トルコ軍が反体制武装集団の国民軍とともに開始したシリア北東部への侵攻作戦「平和の泉」作戦は4日目に入り、トルコ軍はラッカ県タッル・アブヤド市および同市一帯、ハサカ県ラアス・アイン市および同市一帯、カーミシュリー市および同市一帯などへの爆撃、砲撃を続け、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

戦闘はラアス・アイン市内でも行われ、トルコ国防省とシリア国民軍の発表によると、トルコ軍と国民軍は、国境地帯の要衝であるラアス・アイン市、タッル・アブヤド市とスルーク町近郊のナッス・タッル村、ラジャム・ウヌーワ村、ウンム・ジャラン村、サワーウィーン村、ジャームース村、ラズカ村、アリーダ村、フワイラーン村、ワースィタ村、シューカーン村、タルワーズィーヤ村、ザイディー村、ナッバハーン村、ハーリディーヤ村、大フワイラ村、小フワイラ村、フィールー村、ガジール村、ガズィール村、ダブア村、ダーダート村、サルド村、ダブア・サイーダ村、ジャンダーウィー村を制圧した。


これによりトルコ軍と国民軍が制圧した市町村農場は31となった。

国民軍は、タッル・アブヤド市近郊に建設されていたシリア民主軍の地下トンネルの写真を公開した。

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シリア人権監視団によると、「平和の泉」作戦が開始されて以降の死者数は、シリア民主軍戦闘員が81人、トルコの支援を受ける国民軍の戦闘員が59人、トルコ軍兵士が8人。

トルコ国防省によると、シリア民主軍の戦闘員459人を無力化した。

また、民間人30人あまりが死亡、10万人が戦闘地域から避難したという。

なお、トルコ軍とともに「平和の泉」作戦に参加している国民軍は、タッル・リフアト市の南を走る高速道路沿いで、民間人6人を機関銃で撃ち、処刑した。

AFP, October 12, 2019、Anadolu Ajansı, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから890人、ヨルダンから708人の難民が帰国、避難民4人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年10月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月12日付)を公開し、10月11日に難民1,598人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは890人(うち女性267人、子供454人)、ヨルダンから帰国したのは708人(うち女性212人、子供361人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は433,988人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者137,603人(うち女性41,662人、子ども70,477人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者296,385人(うち女性88,955人、子ども151,144人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,655,584人(うち女性1,996,675人、子供3,394,348人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 663,268人(うち女性199,275人、子供338,543人)となった。

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一方、国内避難民4人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは4人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した4人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,226人(うち女性11,217人、子供16,489人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,829人(うち女性393,776人、子供660,255人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 12, 2019をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍使節団がシリア政府とYPG主体のシリア民主軍を仲介するためカーミシュリー市を訪問(2019年10月11日)

ハサカ県では、スプートニク・ニュース(10月12日付)によると、ロシア軍使節団がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市を訪問した。

シリア政府が管理するカーミシュリー空港に到着した使節団は、トルコのシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)によって、北・東シリア自治局が支配地域を喪失するのを回避するため、同自治局の防衛を担う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア政府を仲介することを任務としているという。

また、この動きと並行して、シリア民主軍の使節団が首都ダマスカス入りした。

訪問はシリア政府高官との会談が目的だという。

AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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NATOのストルテンベルグ事務総長はトルコに自制を求める(2019年10月11日)

NATOのヤンス・ストルテンベルグ事務総長はトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣と会談し、トルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)への対応などについて意見を交わした。

ストルテンベルグ事務総長はチャヴシュオール外務大臣との共同記者会見で、「トルコはテロの攻撃に晒され、多くのシリア難民を受け入れてきた」としたうえで、「NATOは炎上する地域の前線に立つトルコを支援し続ける」と述べつつも、「平和の泉」作戦がダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を危機に晒すと懸念を表明した。

そのうえで「トルコには正当な安全保障上の懸念があるとはいえ、我々は自制を求めている。我々には共通の敵がいる。それはダーイシュだ」と強調した。

これに対して、チャヴシュオール外務大臣は「トルコはすべてのテロ組織と分け隔てることなく戦う」と述べ、NATO加盟国に支援を求めた。

AFP, October 11, 2019、ANHA, October 11, 2019、AP, October 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2019、Reuters, October 11, 2019、SANA, October 11, 2019、SOHR, October 11, 2019、UPI, October 11, 2019などをもとに作成。

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パキスタンのカーン首相はトルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)への支持を表明(2019年10月11日)

パキスタン政府は声明を出し、イムラン・カーン首相がトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談を行い、そのなかでトルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)への支持を表明したと発表した。

AP(10月11日付)が伝えた。

AFP, October 11, 2019、ANHA, October 11, 2019、AP, October 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2019、Reuters, October 11, 2019、SANA, October 11, 2019、SOHR, October 11, 2019、UPI, October 11, 2019などをもとに作成。

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トランプ米大統領「選択肢が三つある:数千の兵を派遣し、軍事的に勝利すること、トルコを財政面、つまりは制裁でたたきのめすこと、そしてトルコとクルド人を仲介すること」(2019年10月11日)

ドナルド・トランプ米大統領はツイッターのアカウント(https://twitter.com/realDonaldTrump/)で、トルコによるシリア北東部に侵攻(「平和の泉」作戦)に対してとり得る三つの選択肢があると綴った。

書き込みの内容は以下の通り:

「我々はISISカリフ国(イスラーム国(ダーイシュ)を100%敗北させ、トルコが攻撃しているシリア国内の地域に兵はいない。我々は仕事を完璧に行った! トルコは今、200年にわたって戦い合ってきたクルド人を攻撃している…」。

「…我々には選択肢が三つある:数千の兵を派遣し、軍事的に勝利すること、トルコを財政面、つまりは制裁でたたきのめすこと、そしてトルコとクルド人を仲介することだ!」。

 

AFP, October 11, 2019、ANHA, October 11, 2019、AP, October 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2019、Reuters, October 11, 2019、SANA, October 11, 2019、SOHR, October 11, 2019、UPI, October 11, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県南東部の北・東シリア支配地域をシリア軍と「イランの民兵」が砲撃、米主導の有志連合が対抗措置としてシリア軍陣地1カ所を爆撃で破壊(2019年10月11日)

ユーフラテス・ポスト(10月11日付)、ジスル・プレス(10月11日付)は、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のサーリヒーヤ村(ユーフラテス川西岸)に展開するシリア軍が、北・東シリア自治局支配下のハジーン市(ユーフラテス川東岸)を砲撃した。

これを受け、米軍主導の有志連合ヘリコプター1機が、ハジーン市に面するユーフラテス川西岸のアッバース村を爆撃、シリア軍の砲台1カ所を破壊した。

ジュルフ・ニュース(10月11日付)によると、「イランの民兵」もハジーン市とブーハーティル村を砲撃した。

これを受け、住民数十世帯が避難した。

一方、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)がブーカマール市上空に飛来、「イランの民兵」が防空兵器でこれを迎撃した。

AFP, October 11, 2019、ANHA, October 11, 2019、AP, October 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2019、Euphrates Post, October 11, 2019、Jisr Press, October 11, 2019、Jurf News, October 11, 2019、Reuters, October 11, 2019、SANA, October 11, 2019、SOHR, October 11, 2019、UPI, October 11, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍がカーミシュリー市(ハサカ県)の刑務所を砲撃したのに乗じて、投獄されていたダーイシュ・メンバー5人が脱獄(2019年10月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるカーミシュリー市で、北・東シリア自治局が管理するジールキーン刑務所を砲撃、同刑務所に収監されていたダーイシュ(イスラーム国)のメンバーらが脱獄した。

アラビー21(10月11日付)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍事広報部隊の高官から得た情報によると、脱獄したのは5人。

なお、米国務省が11日に発表したところによると、北・東シリア自治局支配下の刑務所に拘置されているダーイシュ(イスラーム国)・メンバーは約10,000人に達するという。

AFP, October 11, 2019、ANHA, October 11, 2019、AP, October 11, 2019、Arabi 21, October 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2019、Reuters, October 11, 2019、SANA, October 11, 2019、SOHR, October 11, 2019、UPI, October 11, 2019などをもとに作成。

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トルコによるシリア北西部への侵攻作戦(「平和の泉」作戦)第1段階の目的はイラクとの兵站路の寸断(2019年10月11日)

トルコ日刊紙『サバフ』(10月11日付)は、トルコによるシリア北西部への侵攻作戦(「平和の泉」作戦)の詳細を明らかにした。

それによると、作戦は以下3段階からなるという。

第1段階:トルコ軍は7~10日のうちに、国境から30キロの地点まで進軍し、ハサカ県東部に設置されているスィーマルカー国境通行所を掌握し、イラクからの兵站路を寸断する。

第2段階;ユーフラテス川東部の国境地帯全域を制圧し、同地から人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を掃討する。

第3段階:シリア難民を帰還させるための措置を講じる。

AFP, October 11, 2019、ANHA, October 11, 2019、AP, October 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2019、Reuters, October 11, 2019、Sabah, October 4, 2019、SANA, October 11, 2019、SOHR, October 11, 2019、UPI, October 11, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るカフルナブル市一帯(イドリブ県)を爆撃(2019年10月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るカフルナブル市一帯を3度にわたり爆撃した。

死傷者はなかった。

また、シリア軍地上部隊がヒーシュ村一帯、タッフ村、マアッラト・スィーン村、マアッラト・ハルマ村一帯を砲撃した。

一方、サルキーン市では、何者かが仕掛けた爆弾が爆発し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がトルコマン山のズィヤーラ丘一帯でシリア軍部隊を攻撃、兵士3人を殺害した。

これに対し、シリア軍ヘリコプターがシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊も同地を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がザンマール町、ジャズラーヤー村、放棄された大隊基地一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、HFL(10月11日付)によると、インヒル市とジャースィム市を結ぶ街道に仕掛けられていた爆弾が爆発し、ロシア軍憲兵隊兵士1人とシリア軍兵士2人が負傷した。

また、ノールス研究センター(10月11日付)によると、シリア軍の第4師団所属部隊が、タファス市、とダルアー市を結ぶ街道で要撃を受け、兵士3人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県10件、ラタキア県7件、アレッポ県7件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を32件(イドリブ県17件、ラタキア県4件、アレッポ県7件、ハマー県3件)確認した。

AFP, October 11, 2019、ANHA, October 11, 2019、AP, October 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2019、HFL, October 11, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 11, 2019、Nors for Studies, October 11, 2019、Reuters, October 11, 2019、SANA, October 11, 2019、SOHR, October 11, 2019、UPI, October 11, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから418人、ヨルダンから651人の難民が帰国、避難民3人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年10月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月11日付)を公開し、10月10日に難民1,069人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは418人(うち女性125人、子供213人)、ヨルダンから帰国したのは651人(うち女性195人、子供332人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は432,390人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者136,713人(うち女性41,395人、子ども70,023人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者295,677人(うち女性88,743人、子ども150,783人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,655,584人(うち女性1,996,675人、子供3,394,348人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 661,670人(うち女性198,796人、子供337,728人)となった。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,229人(うち女性11,217人、子供16,489人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,825人(うち女性393,776人、子供660,255人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 11, 2019をもとに作成。

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ダイル・ザウル県東部の「イランの民兵」の拠点が所属不明の戦闘機の爆撃を受ける(2019年10月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機複数機がイラク国境に近いブーカマール市一帯にある「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を行った。

被害の詳細は不明。

AFP, October 10, 2019、ANHA, October 10, 2019、AP, October 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2019、Reuters, October 10, 2019、SANA, October 10, 2019、SOHR, October 10, 2019、UPI, October 10, 2019などをもとに作成。

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トランプ米大統領は「クルド人は好きだが、彼らは第二次大戦で米国を助けてはくれなかった」(2019年10月10日)

ドナルド・トランプ米大統領はワシントンDCでの記者会見で、「クルド人は好きだが、彼らは第二次大戦で米国を助けてはくれなかった」と述べた。

また、シリア北東部からの米軍部隊撤退への批判が相次いでいることに関しては、「我々はクルド人武装勢力を支援するために膨大な資金を費やしてきた」と述べた。

AFP, October 10, 2019、ANHA, October 10, 2019、AP, October 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2019、Reuters, October 10, 2019、SANA, October 10, 2019、SOHR, October 10, 2019、UPI, October 10, 2019などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相はトルコのシリア北東部への侵攻を非難、クルド人に人道支援を行うと表明(2019年10月10日)

イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相はツイッターのアラビア語公式アカウント(https://twitter.com/israelipm_ar)で、トルコのシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)に関して、厳しく非難した。

ネタニヤフ首相は「イスラエルはシリア国内のクルド諸県への侵攻を厳しく非難し、トルコとその手先がクルド人に対して民族浄化を行うことに警鐘を鳴らす…。イスラエルはあらゆる努力を行い、勇敢なるクルド人民に人道支援を行う」と綴った。

AFP, October 10, 2019、ANHA, October 10, 2019、AP, October 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2019、Reuters, October 10, 2019、SANA, October 10, 2019、SOHR, October 10, 2019、UPI, October 10, 2019などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「シリア政府とシリア民主軍の対話を実現しなければならない」(2019年10月10日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、トルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)に関して、トルコの安全保障上の懸念を理解しているとする一方、シリア政府と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の対話を実現しなければならないと改めて強調した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月10日付)が伝えた。

AFP, October 10, 2019、ANHA, October 10, 2019、AP, October 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2019、Reuters, October 10, 2019、SANA, October 10, 2019、SOHR, October 10, 2019、UPI, October 10, 2019などをもとに作成。

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