ドイツ外務省は今年に入ってイドリブ県への人道支援のために4200万ユーロを供与したと発表(2019年10月3日)

ドイツ外務省は報道声明を出し、2019年に入って以降、イドリブ県への人道支援のために4200万ユーロを供与したと発表した。

この額は昨年よりも500万ユーロ多いという。

AFP, October 3, 2019、ANHA, October 3, 2019、AP, October 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2019、Reuters, October 3, 2019、SANA, October 3, 2019、SOHR, October 3, 2019、UPI, October 3, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合がダイル・ザウル県で空挺作戦を行い住民を拘束(2019年10月3日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(10月3日付)によると、米主導の有志連合が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支援を受け、タヤーナ村で空挺作戦を実施し、住民を拘束した。

また、ダイル・ザウル・ネット(10月3日付)によると、ハジーン市でシリア民主軍が男性1人を逮捕しようとして、銃撃戦となり、この男性を殺害した。

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ハサカ県では、SANA(10月3日付)がカーミシュリー市の複数の住民の話として伝えたところによると、貨物車輌など数十台からなる米軍の車列が、ティグリス川のスィーマルカー国境通行所を通じてイラクからハサカ県の北・東シリア自治局支配地域に入った。

車列は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に供与するための武器弾薬を積んでいるという。

AFP, October 3, 2019、ANHA, October 3, 2019、AP, October 3, 2019、DPN, October 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2019、Euphrates Post, October 3, 2019、Reuters, October 3, 2019、SANA, October 3, 2019、SOHR, October 3, 2019、UPI, October 3, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから412人、ヨルダンから795人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年10月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月3日付)を公開し、10月2日に難民1,207人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは412人(うち女性124人、子供210人)、ヨルダンから帰国したのは795人(うち女性239人、子供405人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は422,755人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者133,537人(うち女性40,440人、子ども68,403人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者289,218人(うち女性86,804人、子ども147,488人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,654,208人(うち女性1,996,262人、子供3,393,646人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 652,035人(うち女性195,902人、子供332,813人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 3, 2019をもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2019年10月2日)

アレッポ県では、ANHA(10月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, October 2, 2019、ANHA, October 2, 2019、AP, October 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2019、Reuters, October 2, 2019、SANA, October 2, 2019、SOHR, October 2, 2019、UPI, October 2, 2019などをもとに作成。

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マアッルハッタート村(イドリブ県)に留め置かれているトルコ軍の車列の一部がシリア・トルコ国境に向かう(2019年10月2日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから32日目(爆撃を激化させてから153日目)を迎えた10月2日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施せず、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が各地で散発的に交戦した。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日と同じ4,168人だった。

内訳は、民間人1,066人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,425人、反体制武装集団戦闘員1,677人。

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イドリブ県では、スマート・ニュース(10月2日付)によると、マアッルハッタート村に留め置かれているトルコ軍の車列の一部がシリア・トルコ国境に向かった。

車列は装甲車7輌からなり、国民解放戦線に所属するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団が護衛のために随行し、ハマー市とアレッポ市を結ぶM4高速道路を北上、アレッポ市ICARDA地区を通過したという。

トルコ軍は、ハマー県北部のムーリク市近郊の第9監視所をシリア軍に包囲されて以降、マアッルハッタート村に新たな拠点を設置すべく、たびたび同地に車列を送っている。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がビダーマー町、カフル・ウワイド村、ウライニバ村、ストゥーフ・ダイル村、ハーッス村を砲撃した。

このほか、SANA(10月2日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が、アブー・ズフール町に設置されている「人道回廊」への住民の接近阻止を続け、同回廊からシリア政府支配地域に脱出しようとする動きを妨害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がトゥッファーヒーヤ村、トルコマン山一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアレッポ市ライラムーン地区、ザフラー協会地区を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がハウワーシュ村、フワイジャ村、シャフルナーズ村、ラスィーフ村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団は、ラスィーフ村、アズィーズィーヤ村を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、レバノンのムドゥン(10月2日付)によると、バイト・ジン村一帯で軍事治安局が若者30人を拘束した。

若者は、兵役忌避などの免罪手続きを行おうとしていたが、軍事治安局は2017年末に、「指名手配者」がシリア政府との和解に際して、社会復帰するまでに6ヶ月間の猶予期間を設けることを決定していた。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月2日付)によると、ダルアー市内で何者かが軍事情報局メンバー1人を射殺した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県7件、ラタキア県8件、アレッポ県10件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(イドリブ県12件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県2件)確認した。

AFP, October 2, 2019、ANHA, October 2, 2019、AP, October 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 2, 2019、al-Mudun, October 2, 2019、Reuters, October 2, 2019、SANA, October 2, 2019、SMART News, October 2, 2019、SOHR, October 2, 2019、UPI, October 2, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから397人、ヨルダンから665人の難民が帰国、避難民1人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年10月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月2日付)を公開し、10月1日に難民1,062人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは397人(うち女性119人、子供202人)、ヨルダンから帰国したのは665人(うち女性200人、子供339人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は421,548人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者133,125人(うち女性40,316人、子ども68,193人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者288,423人(うち女性86,565人、子ども147,083人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,654,208人(うち女性1,996,262人、子供3,393,646人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 650,828人(うち女性195,539人、子供332,198人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは1人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,189人(うち女性11,213人、子供16,481人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,785人(うち女性393,772人、子供660,247人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 2, 2019をもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は米国と連携せずに「安全地帯」設置計画を推し進めると述べる(2019年10月1日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はテレビ演説を行い、そのなかでシリア北東部での設置をめざしている「安全地帯」にシリア難民を移住させるトルコ独自の計画を米国との連携なしに推し進めると述べ、米国を牽制した。

エルドアン大統領は「現時点において、我々には我々自身の路線を推し進める以外の選択肢はない…。我々はあらゆる路線を試してきた。我々は耐えに耐えてきた…。我々には1日たりとも無駄にする余裕はない」と述べた。

AFP, October 1, 2019、ANHA, October 1, 2019、AP, October 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2019、Reuters, October 1, 2019、SANA, October 1, 2019、SOHR, October 1, 2019、UPI, October 1, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配地域各所で、YPG主体のシリア民主軍が住民を拘束、ダーイシュがにわかに攻撃を激化、抗議デモも続く(2019年10月1日)

ラッカ県では、SANA(10月1日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、「徴兵」だとして住民2人を拘束した。

また、タッル・アブヤド市で、ダイル・ザウル県からの国内避難民(IDPs)10世帯が、シリア民主軍によって強制退去を余儀なくされ、アイン・イーサー市にある収容キャンプに収容された。

こうしたなか、ラッカ市北のヒーシャ村ではシリア民主軍の車輌2台が何者かの攻撃を受け、8人が死傷、ラッカ市内でもシリア民主軍の検問所が何者かの発砲を受けた。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(10月1日付)は、ダーイシュの戦闘員がラッカ市東のフース村・サハーミーヤ村間の街道でシリア民主軍の車輌を爆破し、戦闘員5人を殺傷したと発表した。

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アレッポ県では、SANA(10月1日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、「徴兵」だとして男性1人と女性1人を拘束した。

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ハサカ県では、SANA(10月1日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるカーミシュリー市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、「徴兵」だとして住民多数1人を拘束した。

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ダイル・ザウル県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(10月1日付)によると、ダーイシュがズィーバーン町入り口に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所、ウマル油田に至る街道を移動中のシリア民主軍車両を攻撃し、戦闘員20人を殺傷した。

一方、SANA(10月1日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるサアワ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の活動に抗議するデモが発生し、住民が参加した。

AFP, October 1, 2019、ANHA, October 1, 2019、AP, October 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2019、Reuters, October 1, 2019、SANA, October 1, 2019、SOHR, October 1, 2019、UPI, October 1, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍と支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下のタッル・リフアト市などを砲撃(2019年10月1日)

アレッポ県では、ANHA(10月1日付)によると、トルコ軍と支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下のタッル・リフアト市、同地に近いバイナ村、アキーバ村、シャイフ・ヒラール村などを砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市に迫撃砲弾一発が着弾し、住民3人が負傷した。

誰が迫撃砲を発射したのかは不明。

AFP, October 1, 2019、ANHA, October 1, 2019、AP, October 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2019、Reuters, October 1, 2019、SANA, October 1, 2019、SOHR, October 1, 2019、UPI, October 1, 2019などをもとに作成。

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ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会は米国の非協力によってルクバーン・キャンプからの国内避難民の移送が制限されたと非難(2019年10月1日)

ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会は共同声明を出し、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン・シリア国境緩衝地帯にあるルクバーン・キャンプからの国内避難民(IDPs)のシリア政府支配地域への帰還に米国が非協力的であったため、9月30日には当初退去を予定していた2,000~2,500人のうち、国連とシリア赤新月社が移送したIDPsは336人にとどまったと発表、米国を非難した。

国連の発表によると、2019年3月の時点でルクバーン・キャンプからシリア政府支配地域に帰還したIDPsの数は15,600人で、同キャンプには依然として26,000人がとどまっているという。

AFP, October 1, 2019、ANHA, October 1, 2019、AP, October 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2019、Reuters, October 1, 2019、SANA, October 1, 2019、SOHR, October 1, 2019、UPI, October 1, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから341人、ヨルダンから593人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年10月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月1日付)を公開し、9月30日に難民934人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは341人(うち女性103人、子供174人)、ヨルダンから帰国したのは593人(うち女性178人、子供302人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は420,486人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者132,728人(うち女性40,197人、子ども67,991人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者287,758人(うち女性86,365人、子ども146,744人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,654,208人(うち女性1,996,262人、子供3,393,646人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 649,766人(うち女性195,220人、子供331,657人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 1, 2019をもとに作成。

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国連安保理でシリア情勢への対応を協議する会合(2019年9月30日)

国連安保理でシリア情勢への対応を協議する会合を開かれた。

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ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は、23日に設置が発表された制憲委員会(憲法委員会)に関して「制憲委員会設置合意は、シリアの主権、統一、独立、領土保全の尊重、国連憲章と安保理諸決議の遵守といった基本原則に基づかねばならない」と強調した。

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シリアのバッシャール・ジャアファル国連代表は、制憲委員会がロシア、イランとの強い連携のもとに成功裏に設置されたとしたうえで、その活動が外国の干渉や妨害から遠ざけられねばならないと発言した。

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ロシアのワシーリー・ネヴェンジャ国連大使は、「我々の一部のパートナー(欧米諸国)がシリア復興に新たな条件をつけてようとしているに注目している…。彼らはこれまでは制憲委員会(憲法委員会)の設置が条件だとしてきたが、我々はいくつもの新たな口実がなされていることを目にしている」と述べ、欧米諸国が依然としてシリア復興に参与しようとしないことを非難した。

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ケリー・クラフト米国連大使は、シリア政府が12万8000人を恣意的に逮捕したと主張、「こうした行為は受け入れられない」と非難、釈放を求めた。

AFP, September 30, 2019、ANHA, September 30, 2019、AP, September 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2019、October 1, 2019、Reuters, September 30, 2019、SANA, September 30, 2019、SOHR, September 30, 2019、UPI, September 30, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから317人、ヨルダンから1,106人の難民が帰国、避難民336人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者336人)が帰宅(2019年9月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月30日付)を公開し、9月29日に難民1,423人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは317人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは1,106人(うち女性332人、子供564人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は419,552人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者132,387人(うち女性40,094人、子ども67,817人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者287,165人(うち女性86,187人、子ども146,442人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,654,208人(うち女性1,996,262人、子供3,393,646人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 648,832人(うち女性194,939人、子供331,181人)となった。

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一方、国内避難民336人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは336人(うち女性97人、子供157人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した336人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は336人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,188人(うち女性11,213人、子供16,481人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,784人(うち女性393,772人、子供660,247人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 30, 2019をもとに作成。

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『ワタン』:バーブ・ハワー国境通行所でトルコの諜報機関と反体制武装集団が会合し、M4高速道路の活用について協議(2019年9月29日)

『ワタン』(9月30日付)はトルコの支援を受ける反体制武装集団に近い複数の消息筋の話として、バーブ・ハワー国境通行所でトルコの諜報機関(国家諜報機構(MİT))が反体制武装集団の幹部らと会合を行ったと伝えた。

反体制武装集団のなかには、シリアのアル=カーイダと目されているシャーム解放機構も含まれており、会合では、アレッポ市とハマー市を結ぶ国際幹線道路(M4高速道路)の活用などに議論が集中した。

これは同街道を反体制武装集団の移動(撤退)に利用することをめざすものだという。

AFP, September 30, 2019、ANHA, September 30, 2019、AP, September 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2019、Reuters, September 30, 2019、SANA, September 30, 2019、SOHR, September 30, 2019、UPI, September 30, 2019、al-Watan, September 30, 2019などをもとに作成。

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トルコ国防省は「ユーフラテスの盾」地域から領空侵犯したドローンを撃墜したと発表(2019年9月29日)

トルコ国防省は声明を出し、所属不明の無人航空機(ドローン)1機をトルコ領内で撃墜したと発表した。

声明によると、このドローンは、トルコが実質占領するアレッポ県北部の「ユーフラテスの盾」地域からキリス県に侵入、トルコ領空を6回にわたり侵犯したという。

アナトリア通信(9月29日付)が伝えた。

AFP, September 29, 2019、Anadolu Ajansı, September 29, 2019、ANHA, September 29, 2019、AP, September 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2019、Reuters, September 29, 2019、SANA, September 29, 2019、SOHR, September 29, 2019、UPI, September 29, 2019などをもとに作成。

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PYD幹部は制憲委員会(憲法委員会)をめぐる米国の姿勢を批判(2019年9月29日)

北・東シリア自治局、人民防衛隊(YPG)、シリア民主軍、シリア民主評議会を主導するクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)幹部のムヒーッディーン・シャイフ・アーリー氏は、アラビーヤ(9月29日付)のインタビューに応じ、そのなかで23日に設置が発表された制憲委員会(憲法委員会)に歓迎の意を示した米国を非難した。

シャイフ・アーリー氏は「シリア危機に対する米政権の政策は曖昧だ。アサド政権、反体制派、市民社会の専門家の代表150人からなる制憲委員会にクルド人が参加しない状況を批判する」と述べた。

AFP, September 29, 2019、Alarabia, September 29, 2019、ANHA, September 29, 2019、AP, September 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2019、Reuters, September 29, 2019、SANA, September 29, 2019、SOHR, September 29, 2019、UPI, September 29, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市(アレッポ県)近郊のバイルーニーヤ村を砲撃(2019年9月29日)

アレッポ県では、ANHA(9月29日付)によると、トルコ軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村を砲撃した。

一方、アフリーン解放戦線は声明を出し、トルコ占領下のシャッラー村近郊のアナービカ村一帯、カフル・ナッブー村・ブルジュ・ハイダル村間で28日、トルコの支援を受ける反体制武装集団を攻撃、戦闘員少なくとも7人を殺害したと発表した。

AFP, September 29, 2019、ANHA, September 29, 2019、AP, September 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2019、Reuters, September 29, 2019、SANA, September 29, 2019、SOHR, September 29, 2019、UPI, September 29, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから403人、ヨルダンから836人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年9月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月29日付)を公開し、9月28日に難民1,239人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは403人(うち女性121人、子供205人)、ヨルダンから帰国したのは836人(うち女性251人、子供426人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は418,129人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者132,070人(うち女性39,999人、子ども67,655人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者286,059人(うち女性85,855人、子ども145,878人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,654,208人(うち女性1,996,262人、子供3,393,646人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 647,409人(うち女性194,512人、子供330,455人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 29, 2019をもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣はイラク、インド、ベラルーシ、アルメニア、スーダンの外務大臣と会談:イラク外務大臣にはブーカマール・カーイム国境通行所再開を改めて要請(2019年9月28日)

国連総会に出席するために米ニューヨークを訪問しているワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は、国連本部でインドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外務大臣、ベラルーシのウラジーミル・マケイ外務大臣、アルメニアのゾーラブ・ムナツァカニャン外務大臣、イラクのムハンマド・アリー・ハキーム外務大臣、スーダンのムハンマド・アブドゥッラー外務大臣と相次いで会談した。

ハキーム外務大臣との会談で、ムアッリム外務在外居住者大臣は、ダイル・ザウル県のブーカマール市とイラクのアンバール県カーイム市を結ぶブーカマール・カーイム国境通行所の再開を改めて求めた。

SANA(9月29日付)が伝えた。

AFP, September 29, 2019、ANHA, September 29, 2019、AP, September 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2019、Reuters, September 29, 2019、SANA, September 29, 2019、SOHR, September 29, 2019、UPI, September 29, 2019などをもとに作成。

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難民100万人をシリア北西部に移住させようとするトルコのエルドアン政権の計画の詳細が明らかに(2019年9月28日)

トルコのTRT Haberチャンネル(9月27日付)は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン政権が計画しているシリア北西部国境地帯へのシリア難民の移住計画の詳細を明らかにした。

同チャンネルによると、計画は、トルコが米国とともに設置をめざしている「安全地帯」に、外国の基金が270億米ドルを投資し、住宅20万戸を建設するというもの。

トルコ政府が国際機関の支援を受けられるかは今のところ不明。

住宅建設は同地域内の140の村、10の町で行われ、各村はシリア難民5,000人を、各町は難民3万人をそれぞれ収容する。

収容される難民は100万人におよぶ予定。

またこれらの町村には、モスク、学校、工業施設、競技場などを併設、200床を完備する病院2棟を含む10の病院も建設されるという。

難民の受け入れ先となる町村の総面積は9,260万平方メートル、農地は1億4000万平方メートルに達するという。

AFP, September 28, 2019、ANHA, September 28, 2019、AP, September 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2019、Reuters, September 28, 2019、SANA, September 28, 2019、SOHR, September 28, 2019、TRT Haber, September 28, 2019、UPI, September 28, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県マンビジュ市近郊でYPG主体のシリア民主軍とトルコが後押しする国民軍が交戦(2019年9月28日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月28日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市北西のウンム・ジャルード村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とトルコの支援を受ける国民軍が激しく交戦した。

また、トルコ占領下のバーブ市近郊では、シャーム自由人イスラーム運動のメンバー2人が何者かの発砲を受けて死亡した。

この2人はヒムス県からの国内避難民(IDPs)だという。

一方、ANHA(9月28日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がシャッラー村近郊のブルジュ・カース村、カールーティーヤ村を砲撃した。

AFP, September 28, 2019、ANHA, September 28, 2019、AP, September 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2019、Reuters, September 28, 2019、SANA, September 28, 2019、SOHR, September 28, 2019、UPI, September 28, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊の国境地帯上空に所属不明の戦闘機が飛来、「イランの民兵」が迎撃(2019年9月28日)

シリア人権監視団は、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊の国境地帯上空に所属不明の飛翔体が飛来、イラン・イスラーム革命防衛隊がこれを迎撃したと発表した。

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これに関して、ユーフラテス・ポスト(9月28日付)は、所属不明の戦闘機がブーカマール市一帯の「イラクとイランの民兵」の軍事拠点複数カ所を爆撃、これに対してダイル・ザウル市近郊に展開するイラン人民動員隊が迎撃を試みたと伝えた。

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一方、スプートニク・ニュース(9月28日付)は、シリア軍の現地筋の情報として、この飛翔体が航空機複数だとしたうえで、ブーカマール国境通行所一帯にある「イランの民兵」の拠点複数カ所が爆撃を受けたと伝えた。

シリア軍情報筋によると、飛来したのはイスラエル軍戦闘機だと思われ、27日深夜から28日未明にかけてブーカマール国境通行所一帯の拠点複数カ所を爆撃し、これに対してシリア軍防空部隊が迎撃を行い、ミサイル複数発を撃破した。

爆撃による被害は物的なものにとどまったという。

AFP, September 28, 2019、ANHA, September 28, 2019、AP, September 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2019、Euphrates Post, September 28, 2019、Reuters, September 28, 2019、SANA, September 28, 2019、Sputnik News, September 28, 2019、SOHR, September 28, 2019、UPI, September 28, 2019などをもとに作成。

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ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は制憲委員会(憲法委員会)の会合に先だって、シリア政府、反体制派双方に捕虜交換を呼びかける(2019年9月28日)

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は、来月に開催が計画されている制憲委員会(憲法委員会)の会合を前に、シリア政府と反体制派に対して、信頼醸成のための捕虜交換を実施するよう呼びかけた。

AFP, September 28, 2019、ANHA, September 28, 2019、AP, September 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2019、Reuters, September 28, 2019、SANA, September 28, 2019、SOHR, September 28, 2019、UPI, September 28, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから438人、ヨルダンから670人の難民が帰国、避難民0が帰宅(2019年9月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月28日付)を公開し、9月27日に難民1,108人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは438人(うち女性132人、子供223人)、ヨルダンから帰国したのは670人(うち女性201人、子供342人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は416,890人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者131,667人(うち女性39,878人、子ども67,450人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者285,223人(うち女性85,604人、子ども145,452人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,654,208人(うち女性1,996,262人、子供3,393,646人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 644,170人(うち女性194,140人、子供329,824人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 28, 2019をもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣はトルコの安全地帯設置要求に理解を示す:「トルコは米国の制圧下にある地域からテロリストが潜入することでさまざまな問題に直面している」(2019年9月27日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、国連総会に出席するために訪問中の米ニューヨークで、シリア北西部に「安全地帯」を設置するというトルコの要求への支持を表明した。

ラブロフ外務大臣は「安全地帯を設置するというトルコの要求は至極妥当だ。なぜなら、トルコは米国の制圧下にある地域からテロリストが潜入することでさまざまな問題に直面しているからだ」と述べた。

AFP, September 28, 2019、ANHA, September 28, 2019、AP, September 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2019、Reuters, September 28, 2019、SANA, September 28, 2019、SOHR, September 28, 2019、UPI, September 28, 2019などをもとに作成。

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シリア問題にかかる小グループ外相は声明で政治プロセスを加速させるよう求める(2019年9月27日)

国連総会に出席するために米ニューヨークを訪問中の米国、英国、フランス、ドイツ、エジプト、ヨルダン、サウジアラビアの外務大臣(シリア問題にかかる小グループ)は、シリア情勢への対応を協議するための会合を開き、23日に制憲委員会(憲法委員会)の設置が発表されたことを受け、政治プロセスを加速させるよう求める声明を出した。

AFP, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「YPG主体のシリア民主軍のメンバーも制憲委員会(憲法委員会)に参加している(2019年9月27日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は国連総会が開催されいている米ニューヨークで記者らの質問に応え、23日に設置が発表された制憲委員会(憲法委員会)のメンバーのなかに人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のメンバーも含まれており、委員会会合にシリア民主軍も参加することになると述べた。

ジェフリー特使によると、制憲委員会のメンバー150人のうち、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が選んだ市民社会代表50人のなかにシリア民主軍のメンバーも含まれているという。

ジェフリー特使はまた、シリア民主軍の参加に関して、トルコ側と長らく協議を続けてきたことを明らかにしたうえで、米国は政治的な対話が安定して行われること以外に、何らの政治的アジェンダも持っていないことを北・東シリア自治局支配地域のすべてのパートナーに確認したことを強調した。

ジェフリー特使はさらに、ロシアとアサド政権に対して憲法委員会に真摯に対応するよう圧力をかける必要があるとしたうえで、「2003年にイラクのさっだー無・フセイン政権が崩壊したときと同じように」、大統領選挙を国連安保理決議第2254号に沿って実施すべきだと述べた。

アラビーヤ・チャンネル(9月27日付)などが伝えた。

AFP, September 27, 2019、Alarabia, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣らシリア政府代表団がアラブ連盟のアブー・ガイト事務総長と偶然出くわし、握手と抱擁を交わす(2019年9月27日)

国連総会に出席するために米ニューヨークを訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)とシリア政府代表団は、国連本部内でアラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長と偶然出くわし、握手と抱擁を交わした。

その映像はツイッターなどのSNSを通じて拡散され、ドゥラル・シャーミーヤ(9月27日付)などの反体制派系サイトによると、多くの活動家の怒りを買ったという。

シリア代表団の前に突如姿を現したアブー・ガイト事務総長は「(シリア代表団がいるとみなが)言っていたんです…。こんばんは、お会いできてうれしいです」と述べ、ムアッリム外務在外居住者大臣、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表と握手・抱擁を交わした。

これに対して、ミクダード外務在外居住者副大臣は「バーイン・バーイン」(シリア方言で話し手の疑念を表す感嘆詞)と言って、握手・抱擁に応じた。

シリアは2011年にアラブ連盟の加盟資格を失っている。

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ムアッリム外務在外居住者大臣は、国連総会に出席するためにニューヨークに滞在中のロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣、キプロスのニコス・フリストドゥリディス外務大臣、ベネズエラのホルヘ・アレアサ外務大臣と相次いで会談した。

AFP, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019などをもとに作成。

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ポンペオ米国務長官「5月の戦闘でアサド体制が塩素ガスを使用したことを確認したが…、塩素が使われたのでこれまでとは違う」(2019年9月26日)

マイク・ポンペオ米国務長官は、ニューヨークでの記者会見で、イドリブ県ハーン・シャイフーン市での今年5月の戦闘でシリア軍が塩素ガスを使用したことを確認したと述べた。

ポンペオ国務長官は「数えられない残虐行為の責任はアサド体制にあり、こうした行為の一部は戦争犯罪、人道に対する罪のレベルに達している…。私は今日、5月19日にアサド体制が化学兵器を使用したとの結論を米国が得たと発表する」と述べた。

ポンペオ国務長官はまた「これはある意味(これまでの化学兵器使用疑惑と)異なっている。なぜなら塩素だからだ…。だが、ドナルド・トランプ大統領は化学兵器使用から世界を守ることに熱心だった」と述べ、対抗措置を講じるか否かに言及することは避けた。

AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県でシリア軍拠点を襲撃(2019年9月26日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(9月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市近郊、クーリーヤ市近郊、スバイハーン市近郊、アシャーラ市近郊、フライビシャ町近郊の砂漠地帯でシリア軍の拠点複数カ所を襲撃し、シリア軍兵士多数を殺傷した。

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ヒムス県では、バーディヤ24(9月26日付)によると、カルヤタイン市近郊の砂漠地帯で、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、民兵複数が死傷した。

AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Badiya 24, September 26, 2019、Dayr al-Zawr 24, 、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。

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