ダイル・ザウル県など北・東シリア自治区各所でYPG主体のシリア民主軍と米主導の有志連合が市民多数を拘束・連行(2019年9月26日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(9月26日付)によると、有志連合ヘリコプターが25日深夜から26日未明にかけて、スワル町近郊のジャースィミー村で空挺作戦を行い、3人を拘束、連行した。

これに関して、SANA(9月26日付)も、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合の航空支援を受けて、同村で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行したと伝えた。

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ハサカ県では、SANA(9月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、ラアス・アイン市で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

また、SANAによると、有志連合を主導する米軍の貨物車輌数十台が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア軍に供与する武器・弾薬などを積んで、イラクからスィーマルカー国境通行所を経由して、シリア領内に入った。

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ラッカ県では、SANA(9月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、アイン・イーサー市で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

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アレッポ県では、SANA(9月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、マンビジュ市で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Jurf News, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。

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8月にシリア軍が解放したイドリブ県ハーン・シャイフーン市など同県南部に住民数百人が帰村(2019年9月25日)

8月にシリア軍によって解放されたイドリブ県ハーン・シャイフーン市など同県南部の住民数百人が、ハマー県ムーリク市に設置された通行所を経由して車で帰村した。

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イドリブ県ハーン・シャイフーン市など同県南部、8月にシリア軍によって解放されたハマー県カフルズィーター市、ラターミナ町、ムーリク市など同県北部の取材ツアーが企画され、ロシア、中国など、欧州、アジア、南米諸国のジャーナリスト約60人が参加した。

参加者は、シリア当局関係者の随行を受けて、シリアのアル=カーイダと目されているシャーム解放機構が同地に建設した地下道、武器弾薬庫、そしてホワイト・ヘルメットの拠点などを見学した。

https://youtu.be/5j-gkWZ2z1s

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シリアを訪問中のパオロ・ロマーニ元老院(上院)議員を団長とするイタリア議員使節団が、ヒムス県タドムル市にあるパルミラ遺跡群、ヒムス市を見学した。

使節団は22日にアサド大統領と会談している。

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SANA(9月25日付)が伝えた。

AFP, September 25, 2019、ANHA, September 25, 2019、AP, September 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2019、Reuters, September 25, 2019、SANA, September 25, 2019、SOHR, September 25, 2019、UPI, September 25, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がハサカ県で市民4人を拉致・連行する一方、フール・キャンプからダーイシュの女性メンバー4人が脱走(2019年9月25日)

ハサカ県では、SANA(9月25日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・ハミース市近郊の小ハサウィーヤ村に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が突入し、市民4人を拉致し、連行した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月25日付)によると、フール・キャンプからダーイシュ(イスラーム国)メンバーだった女性4人が脱走した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるウマル油田近くで、タンクローリーに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

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アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のマーリア市近郊で23日に反体制武装集団の拠点を攻撃し、戦闘員1人を殺害したと発表した。
ANHA(9月25日付)が伝えた。

AFP, September 25, 2019、ANHA, September 25, 2019、AP, September 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2019、Reuters, September 25, 2019、SANA, September 25, 2019、SOHR, September 25, 2019、UPI, September 25, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから386人、ヨルダンから718人の難民が帰国、避難民1人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年9月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月25日付)を公開し、9月24日に難民1,104人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは386人(うち女性116人、子供197人)、ヨルダンから帰国したのは718人(うち女性215人、子供366人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は413,329人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者130,392人(うち女性39,494人、子ども66,800人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者282,937人(うち女性84,918人、子ども144,286人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 642,609人(うち女性193,070人、子供328,008人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは1人(うち女性0人、子供0人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,707人(うち女性11,062人、子供16,265人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,303人(うち女性393,621人、子供660,031人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 25, 2019をもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)のメンバー150人の氏名、そして課題が明らかに(2019年9月24日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長が9月23日にニューヨークの国連本部で制憲委員会の設置が完了したと発表したのを受けて、親政府系、反政府系など各メディアは選出されたメンバーの氏名を公開、委員会の問題点について指摘した。

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制憲委員会(あるいは憲法委員会)は、2018年1月のロシアの避暑地ソチで開催されたシリア国民対話大会で設置合意され、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が委員150人の人選を調整していた。

150人のうち50人はシリア政府側代表、50人は反体制派側代表、50人は市民社会代表から構成されることが決まっていた。

制憲委員会メンバー氏名

ムドン(9月24日付)、『ワタン』(9月24日付)、ブローカー・プレス(9月24日付)、スマート・ニュース(9月23日付)などによると、委員に選出された150人の氏名は以下の通り:

シリア政府代表(50人)

1. アマル・フアード・ヤーズジー
2. イーマーン・ヤフヤー・ハムダーン
3. イーハーブ・シブリー・ハーミド
4. アフマド・ファールーク・ムハンマド・アルヌース
5. アフマド・ナビール・ムハンマド・ラフィーク・クズバリー
6. アシュワーク・アイユーブ・アッバース
7. アムジャド・ヤースィーン・イーサー
8. アニーサ・イブラーヒーム・アッブード
9. アイハム・アブドゥッラフマーン・ハウラーニー
10. バシール・スライマーン・ハルブーニー
11. トゥルキー・アズィーズ・ハサン
12. ジャーリヤ・シャイフ・アリー
13. ジャーンスィート・アドナーン・カーザーン
14. ジャマール・アブドゥッラッザーク・カーディリー
15. ジャミーラ・ムスリム・シュルバジー
16. ハサン・アブドゥッラー・アトラシュ
17. フサイン・ファウズィー・ファラフー
18. ハーリド・ハズアル・ハズアル
19. ハーリド・ムーサー・アッブード
20. ダーリーン・アブドゥッサラーム・スライマーン
21. ラーイダ・ヤースィーン・ワッカーフ
22. ラドワーン・イブラーヒーム・ムスタファー
23. リヤード・アリー・ターウーズ
24. ライムーン・サブラ・ヒラール
25. サイード・アブドゥルワヒード・ヌハイリー
26. シーリーン・アブドゥルアズィーズ・ユースフ
27. サフワーン・ムハンマド・カラビー
28. ターリブ・ムハンマド・カーディー・アミーン
29. タリーフ・アブドゥルマジード・クートゥルシュ
30. アブドゥルカーディル・ウマル・カバラーン
31. アブドゥルカーディル・ムハンマド・シャアバーン・アズーズ
32. アブドゥッラー・ムハンマド・サイイド
33. イーサー・マッドゥッラー・マフール
34. ガッサーン・スライマーン・アッバース
35. ファフド・アフマド・アダウィー
36. ムハンマド・アクラム・タイスィール・アジュラーニー
37. ムハンマド・バラー・アフマド・ラシュディー・カーティルジー
38. ムハンマド・ハイル・アフマド・アッカーム
39. ムハンマド・ハイル・ファーリス・クナイヒル
40. ムハンマド・イサーム・アフマド・ハズィーミー
41. ムハンマド・アラー・ムハンマド・マフジューブ・ティーナーウィー
42. ムハンマド・マーヒル・アブドゥッラー・アラビー
43. ムハンマド・マーヒル・マフムード・カバーキビー
44. マハー・ムハンマド・アリー・ウジャイリー
45. ムーサー・イルヤーン・アブドゥンヌール
46. マウイド・ムハンマド・ナースィル
47. ニザール・サーディク・サドカニー
48. ニザール・アリー・スカイフ
49. ヌーラー・マールディールース・アリースィヤーン
50. ハイサム・ハサン・タース

反体制派代表(50人)

1. イブラーヒーム・ジャバーウィー(最高交渉委員会、南部中央作戦司令室報道官、准将)
2. バッシャール・ズウビー(最高交渉委員会、南部戦線司令官)
3. バッシャール・ハーッジ・アリー(メディア活動家)
4. ハサン・ハリーリー(医師)
5. ハサン・ウバイド
6. ムハンマド・ヤースィル・ダルワーン(イスラーム軍元政治局長)
7. ムハンマド・ヌーリー・アフマド
8. アブドゥルバースィト・アブドゥッラティーフ(シリア革命反体制勢力国民連立、暫定内閣)
9. ユースフ・カッドゥーラ
10. ヤフヤー・アズィーズ
11. ヤフヤー・アリーディー(最高交渉委員会報道官)
12. ウンス・アブダ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
13. イリヤス・ムフリジュ(最高交渉委員会)
14. バドル・ジャームース(シリア革命反体制勢力国民連立副代表)
15. バスマ・カドマーニー(無所属)
16. ディーマー・ムーサー(シリア革命反体制勢力国民連立副代表)
17. リヤード・ハサン(シリア革命反体制勢力国民連立)
18. ハウワース・サアドゥーン(シリア・クルド国民評議会)
19. アブドゥルアハド・アスティーフー(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
20. ハーディー・バフラ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
21. ヒシャーム・ムルーワ(シリア革命反体制勢力国民連立元副代表)
22. ハイサム・ラフマ(シリア革命反体制勢力国民連立)
23. ヤースィル・ファルハーン(シリア革命反体制勢力国民連立)
24. ヤースィル・ハミース
25. アブドゥルマジード・アブドゥルマジード
26. ウルーブ・ミスリー(モスクワ・プラットフォーム)
27. アフマド・フドル
28. アフマド・アスラーウィー
29. ジャマール・スライマーン(最高交渉委員会、カイロ・プラットフォーム)
30. フィラース・ハーリディー(最高交渉委員会)
31. カースィム・ダルウィーシュ
32. アフマド・アフマル
33. アンマール・ナッハース(最高交渉委員会)
34. アシュタール・マフムード(モスクワ・プラットフォーム)
35. ユースフ・サルマーン(最高交渉委員会)
36. ムハンナド・ドゥライカーン(最高交渉委員会)
37. サーミー・バイティンジャーナ(モスクワ・プラットフォーム)
38. カーミーラーン・ハーッジュー(シリア・クルド国民評議会)
39. ヒンダーウィー・アブー・アラブ(最高交渉委員会)
40. マラフ・バカーイー(最高交渉委員会)
41. ターリク・クルディー(最高交渉委員会)
42. アワド・アリー(離反警官)
43. ニブラース・ファーディル(元大統領付経済顧問)
44. マフムード・アトゥール
45. カブリーイル・クーリーヤ(アッシリア民主機構)
46. ムハンマド・ラシード
47. サフワーン・アッカーシュ(最高交渉委員会)
48. イドワール・ハシューワ
49. ムハンマド・アリー・サーイグ
50. ムハンマド・サアディー

市民社会代表(50人)

1. ハーディヤ・カーウカジー
2. ハラー・ナウーム・ナフマ
3 イサーム・タクルーリー
4. ダッハーム・アフマド・ハーディー
5. イーマーン・シャフード
6 イサーム・ザイバク
7. ハーズィム・ファスィーフ・アッシー
8. ドゥルスィーン・フサイン・ウースカーン
9. アンサーフ・ハマド
10. アナーム・イブラーヒーム・ナイユーフ
11. ジャーフィヤ・アリー
12. イブラーヒーム・ダッラージー
13. バフジャト・ハッジャール
14. ジョルジュ・イリヤース・シャムウーン
15 ハイサム・ムハンマド・マフルース・ハサン
16 アッブード・サッラージュ
17. アフマド・ターリブ・クルディー
18. アブドゥルアハド・サムアーン・ハージュー
19. ラバー・アブドゥルマスィーフ・ミールザー
20 アリー・ムハンマド・アスアド
21. アリー・アフマド・アッバース
22. ウンス・ガサーン・ズライア
23. サービル・アリー・バッルール
24. ジャマーナ・カッドゥール
25. ハーリド・アドワーン・フルウ
26. ムハンマド・ガッサーン・カラーア
27. ムハンマド・マーヒル・カバーキービー
28. スライマーン・アブドゥッラー・カルファーン
29. マイス・ナーイフ・クライディー
30. サミーラ・ムバイヤド
31. スーニヤー・ムハンマド・サイード・ハラビー
32. スーマル・ムニール・サーリフ
33. サマル・ジョルジュ・ドゥユーブ
34. ライーファ・サミーア
35 ウマル・アブドゥルアズィーズ・ハッラージュ
36. ラグダー・ザイダーン
37. スバーフ・ハッラーク
38. ラシャー・ユーヌス・ラフラフ
39. ムーサー・ハリール・ミトリー
40. ナーイル・ジルジス
41. ムナー・ジュンディー
42. ムナー・ファドルッラー・ウバイド
43. ムナー・アスビールー・サッルーム
44. マムドゥーフ・タッハーン
45. ムナー・ハイティー
46. マーズィン・ガリーバ
47. マーズィン・ダルウィーシュ
48. イーラーフ・ヤースィーン
49. ムハンマド・ハイル・アイユーブ
50. カーイク・クワイジャ

制憲委員会の課題

委員会は数週間以内にスイスのジュネーブで開催されるという会合で、共同議長(シリア政府側1人、反体制派側1人)、憲法草案を準備する小委員会45人を選出し、議事を進行する予定で、採決は合議制(4分の3以上の賛成によって可決)となる見込み。

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なお、『シャルク・アウサト』(9月24日付)によると、制憲委員会のメンバー150人は、9月16日のトルコの首都アンカラでのロシア・イラン・トルコ首脳会談の前には確定していたが、国連安保理決議第2254号に沿った動きであることを強調するために、グテーレス事務総長が国連総会に合わせて設置を宣言するかたちをとったという。

なお、委員会の運営方法については、シリア政府、反体制派の間で合意は成立していない。

国連安保理決議第2254号の規定に従った日程で、新憲法起草、国連監視下での自由で公正な選挙の実施を実現しようとする動きはあるが、憲法をめぐる協議に関して、シリア政府は現行憲法(2012年)を評価することから始めることを主張しているのに対して、反体制派は1954年憲法をもとに新たな憲法を起草することを求めている。

その一方、シリア北東部を実効支配する北・東シリア自治局はこの政治プロセスから完全に排除されている。

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制憲委員会の委員に選ばれた最高交渉委員会メンバーの1人イブラーヒーム・ジャバーウィー准将がスマート・ニュース(9月23日付)に明らかにしたところによると、委員会の人選は、シリア政府がサーム・ダッラ氏、サーミー・ハイミー氏、スライマーン・カルファーン氏が反体制寄だとして、委員となることに難色を示していたことで難航していたという。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、BrokarPress, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、al-Mudun, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、al-Sharq al-Awsat, September 24, 2019、SMART News, September 23, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019、al-Watan, September 24, 2019などをもとに作成。

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米国務省のオータガス報道官はアサド政権と反体制派が制憲委員会設置に関して合意に達したことを歓迎(2019年9月24日)

米国務省のモーガン・オータガス報道官は、23日のアントニオ・グテーレス国連事務総長による制憲委員会設置完了宣言に関して「米政府は、アサド政権とシリア最高交渉委員会が制憲委員会設置に関して合意に達したとの国連事務総長の発表を歓迎する」と述べた。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領「制憲委員会はロシアとイランの連携によって実現した」(2019年9月24日)

アサド大統領はシリアを訪問中のイランのアリー・アスガル・ハージー外務大臣補と会談した。

会談では、制憲委員会の設置、9月16日のトルコの首都アンカラでのロシア・イラン・トルコ首脳会談の成果、イドリブ県情勢、シリア北東部情勢、シリア難民への対応になどについて協議した。

シリア大統領は、会談のなかで、23日のアントニオ・グテーレス国連事務総長による制憲委員会設置完了宣言に関して、「テロを支援する当事者たちがさまざまな妨害を試みたが、ロシアとイランの連携により、憲法を議論する委員会という成果がもたらされた…。委員会の活動のしくみにかかる最終案への妨害がなされてはいるが、委員会が成功し、有益な結果にいたるかは、外国が干渉しないことにかかっている」と述べた。

SANA(9月24日付)が伝えた。

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ハージー外務大臣補はまた、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)とも個別に会談した。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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米・トルコ地上部隊がラッカ県で合同パトロールを実施(2019年9月24日)

ラッカ県では、アナトリア通信(9月24日付)によると、トルコ軍装甲車4輌がシャンルウルファ県のアクチャカレ市方面からシリア領内に入り、国境地帯でパトロール活動を行った。

パトロール活動は米軍との連携のもとに行われた。

地上部隊による米・トルコの合同パトロールはこれが2度目だという。

AFP, September 24, 2019、Anadolu Ajansı, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合ヘリコプター複数機がYPG主体のシリア民主軍とともにダイル・ザウル県で空挺作戦を実施し、ダーイシュ・メンバーと思われる国内避難民(IDPs)1人を殺害(2019年9月24日)

ダイル・ザウル県では、DPN(9月24日付)は、米主導の有志連合ヘリコプター複数機が23日深夜から24日未明にかけて、ザッル村で空挺作戦を敢行、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる国内避難民(IDPs)1人を殺害した。

作戦では人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍部隊がザッル村内の民家1件を急襲した。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、DPN, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「ダイル・ザウル県・ラッカ県の境界にまで安全地帯を伸張できれば、トルコ、欧州などから帰国するシリア難民の数を300万人にまで増加させることができる」(2019年9月24日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は国連総会で一般討論演説を行い、シリア北東部で設置を進めている「安全地帯」に関して、「ダイル・ザウル県・ラッカ県の境界にまで安全地帯を伸張できれば、我が国、欧州、そしてそのほかの世界各地から帰国するシリア難民の数を300万人にまで増加させることができる」と述べた。

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トルコのヤスィン・アクタイ大統領顧問は、北・東シリア自治局の防衛を担う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との対話の可能性に関して「トルコはシリア民主軍がエスニック国家建設をあきらめ、国境地帯から撤退するまで対話には応じない」と述べた。

アクタイ大統領顧問は「米国はシリア民主軍のために多額の支出を行ったとされる。だから、彼らを見捨てることができない。だが、それは論理的ではない。米国がシリア民主軍に誠実であろうとして、トルコに誠実でなくなることなどということを誰も信用しない…。トルコとシリア民主軍の直接交渉というのは欧州諸国が示したオプションだ。このことは明らかだ。だが現時点で、トルコがシリア民主軍と直接対話を始めることに合意する理由などない」と述べた。


スプートニク・ニュース(9月24日付)が伝えた。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、Sputnik News, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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グテーレス国連事務総長はシリア制憲委員会(憲法委員会)の設置が完了したと発表(2019年9月23日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長はニューヨークの国連本部での記者会見で、制憲委員会の設置が完了したと発表した。

制憲委員会(あるいは憲法委員会)は、2018年1月のロシアの避暑地ソチで開催されたシリア国民対話大会で設置合意され、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が委員150人の人選を調整していた。

150人のうち50人はシリア政府側代表、50人は反体制派側代表、50人はペデルセン氏選出枠(市民社会代表)に配分されることが決まっていた。

グテーレス事務総長によると、制憲委員会は数週間以内にスイスのジュネーブで初会合が開かれる予定だが、具体的な日程については明言しなかった。

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制憲委員会の委員に選ばれた最高交渉委員会メンバーの1人イブラーヒーム・ジャバーウィー准将がスマート・ニュース(9月23日付)に明らかにしたところによると、委員会の人選は、シリア政府が市民社会代表枠のサーム・ダッラ氏、サーミー・ハイミー氏、スライマーン・カルファーン氏が反体制派寄りだという理由で委員となることに難色を示していたことで難航していたという。

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なお、スマート・ニュースによると反体制派側の委員50人は以下の通り:

1. イブラーヒーム・ジャバーウィー(最高交渉委員会、南部中央作戦司令室報道官、准将)
2. バッシャール・ズウビー(最高交渉委員会、南部戦線司令官)
3. バッシャール・ハーッジ・アリー(メディア活動家)
4. ハサン・ハリーリー(医師)
5. ハサン・ウバイド
6. ムハンマド・ヤースィル・ダルワーン(イスラーム軍元政治局長)
7. ムハンマド・ヌーリー・アフマド
8. アブドゥルバースィト・アブドゥッラティーフ(シリア革命反体制勢力国民連立、暫定内閣)
9. ユースフ・カッドゥーラ
10. ヤフヤー・アズィーズ
11. ヤフヤー・アリーディー(最高交渉委員会報道官)
12. ウンス・アブダ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
13. イリヤス・ムフリジュ(最高交渉委員会)
14. バドル・ジャームース(シリア革命反体制勢力国民連立副代表)
15. バスマ・カドマーニー(無所属)
16. ディーマー・ムーサー(シリア革命反体制勢力国民連立副代表)
17. リヤード・ハサン(シリア革命反体制勢力国民連立)
18. ハウワース・サアドゥーン(シリア・クルド国民評議会)
19. アブドゥルアハド・アスティーフー(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
20. ハーディー・バフラ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
21. ヒシャーム・ムルーワ(シリア革命反体制勢力国民連立元副代表)
22. ハイサム・ラフマ(シリア革命反体制勢力国民連立)
23. ヤースィル・ファルハーン(シリア革命反体制勢力国民連立)
24. ヤースィル・ハミース
25. アブドゥルマジード・アブドゥルマジード
26. ウルーブ・ミスリー(モスクワ・プラットフォーム)
27. アフマド・フドル
28. アフマド・アスラーウィー
29. ジャマール・スライマーン(最高交渉委員会、カイロ・プラットフォーム)
30. フィラース・ハーリディー(最高交渉委員会)
31. カースィム・ダルウィーシュ
32. アフマド・アフマル
33. アンマール・ナッハース(最高交渉委員会)
34. アシュタール・マフムード(モスクワ・プラットフォーム)
35. ユースフ・サルマーン(最高交渉委員会)
36. ムハンナド・ドゥライカーン(最高交渉委員会)
37. サーミー・バイティンジャーナ(モスクワ・プラットフォーム)
38. カーミーラーン・ハーッジュー(シリア・クルド国民評議会)
39. ヒンダーウィー・アブー・アラブ(最高交渉委員会)
40. マラフ・バカーイー(最高交渉委員会)
41. ターリク・クルディー(最高交渉委員会)
42. アワド・アリー(離反警官)
43. ニブラース・ファーディル(元大統領付経済顧問)
44. マフムード・アトゥール
45. カブリーイル・クーリーヤ(アッシリア民主機構)
46. ムハンマド・ラシード
47. サフワーン・アッカーシュ(最高交渉委員会)
48. イドワール・ハシューワ
49. ムハンマド・アリー・サーイグ
50. ムハンマド・サアディー

AFP, September 23, 2019、ANHA, September 23, 2019、AP, September 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2019、Reuters, September 23, 2019、SANA, September 23, 2019、SMART News, September 23, 2019、SOHR, September 23, 2019、UPI, September 23, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県東部でシリア・ロシア軍の部隊を攻撃し、15人を殺害したと発表(2019年9月23日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(9月23日付)によると、ダーイシュがスフナ市北の砂漠地帯でシリア・ロシア軍の部隊を攻撃し、15人を殺害した。

AFP, September 23, 2019、ANHA, September 23, 2019、AP, September 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2019、Reuters, September 23, 2019、SANA, September 23, 2019、SOHR, September 23, 2019、UPI, September 23, 2019などをもとに作成。

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トルコ空軍のF-16戦闘機複数機が北・東シリア自治局の支配下にある北東部国境地帯で偵察活動を実施(2019年9月23日)

トルコ外務省は声明を出し、トルコ空軍のF-16戦闘機複数機が、北・東シリア自治局の支配下にある北東部の国境地帯で偵察活動を実施したと発表した。

偵察活動は午前10時から12時の約2時間実施された。

AFP, September 23, 2019、ANHA, September 23, 2019、AP, September 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2019、Reuters, September 23, 2019、SANA, September 23, 2019、SOHR, September 23, 2019、UPI, September 23, 2019などをもとに作成。

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ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がシリアでムアッリム外務在外居住者大臣と会談(2019年9月23日)

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表はシリアを訪問し、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)と会談した。

SANA(9月23日付)によると、会談では制憲委員会の発足にかかる諸問題について意見が交わされた。

AFP, September 23, 2019、ANHA, September 23, 2019、AP, September 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2019、Reuters, September 23, 2019、SANA, September 23, 2019、SOHR, September 23, 2019、UPI, September 23, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから438人、ヨルダンから1,013人の難民が帰国、避難民3人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年9月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月23日付)を公開し、9月22日に難民1,451人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは438人(うち女性132人、子供223人)、ヨルダンから帰国したのは1,013人(うち女性304人、子供517人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は411,199人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者129,679人(うち女性39,280人、子ども66,436人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者281,520人(うち女性84,493人、子ども143,564人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 640,479人(うち女性192,431人、子供326,922人)となった。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは3人(うち女性0人、子供0人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,692人(うち女性11,061人、子供16,263人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,280人(うち女性393,620人、子供660,029人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2019をもとに作成。

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米軍の貨物車輌175台がYPG主体のシリア軍に供与する武器・弾薬などを積んでイラクからシリアへ(2019年9月22日)

ハサカ県では、SANA(9月22日付)によると、有志連合を主導する米軍の貨物車輌175台が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア軍に供与する武器・弾薬などを積んで、イラクからスィーマルカー国境通行所を経由して、シリア領内に入った。

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アレッポ県では、ANHA(9月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦(いずれもシャッラー村一帯)を砲撃した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

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アサド大統領は首都ダマスカスでイタリアの議員使節団と会談(2019年9月22日)

アサド大統領は首都ダマスカスで、シリアを訪問中のイタリアの議員使節団と会談した。

議員使節団はパオロ・ロマーニ元老院(上院)議員を団長とし、会談では、危機解決に向けた政治プロセス、復興などシリア情勢の進捗について意見が交わされた。

アサド大統領は会談で、シリア情勢に対するほとんどの欧州諸国の対応は当初から現実に即しておらず、それを今も続けている、と批判した。

これに対して、使節団は、現実に即さない西側メディアの報道は欧州世論において次第に影響力を失っており、欧州諸国政府は、これまでと違う現実に即した政策手法をとる必要があると答えた。

使節団はまた、ハムーダ・サッバーグ人民議会議長とも個別に会談した。

SANA(9月22日付)が伝えた。

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なお、SANA(9月23日付)によると、イタリアの使節団は23日にイマード・ハミース首相と会談した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、September 23, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

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トルコはシリア北東部への侵攻作戦を再び準備(2019年9月21日)

ロイター通信(9月21日付)は、トルコの複数の治安高官筋の話として、トルコ軍がシリア北東部への侵攻作戦への準備をにかわに進めていると伝えた。

同通信社によると、トルコは、シリア国境に近いシャンルウルファ県、マルディン県に医師を派遣し、作戦に備えているという。

また、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は国連総会が開催される米ニューヨークに向かう直前に、記者団に対して「シリアとの国境地帯での準備は完了した。我が国の戦略的パートナーである米政府と我々はともにNATO加盟国で、我々には米国と対立するつもりはない」と述べた。

AFP, September 21, 2019、ANHA, September 21, 2019、AP, September 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2019、Reuters, September 21, 2019、SANA, September 21, 2019、SOHR, September 21, 2019、UPI, September 21, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市内で、国防軍の戦闘員どうしが撃ち合いとなり、ダマスカス郊外県東グータ地方出身の少年1人が巻き添えとなり死亡(2019年9月21日)

アレッポ県では、グータ・メディア・センター(9月22日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市内のジンディールス通りで、国防軍の戦闘員どうしが撃ち合いとなり、ダマスカス郊外県東グータ地方出身の少年1人が巻き添えとなり死亡した。

一方、ANHA(9月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市およびその一帯(シャッラー村一帯)を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(9月21日付)によると、スワイダーン・ジャズィーラ村で何者かが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を襲撃、2人を殺害した。

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ハーブール(9月21日付)は、シリア民主軍を主導する人民防衛隊(YPG)が最近になって、カーミシュリー市西のハーティミーヤ村の農地を接収、アラブ系住民に対して同地からただちに立ち退くよう要請していると伝えた。

AFP, September 21, 2019、ANHA, September 21, 2019、AP, September 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2019、Ghuta Media Center, September 22, 2019、Jurf News, September 21, 2019、al-Khabur, September 21, 2019、Reuters, September 21, 2019、SANA, September 21, 2019、SOHR, September 21, 2019、UPI, September 21, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はイスラエル国境近くでドローンを撃墜・捕獲、イスラエルはイラン・イスラーム革命防衛隊のドローンだと主張(2019年9月21日)

SANA(9月21日付)は、複数の関係当局からの情報として、シリア軍がクナイトラ県北部のシャイフ山(ヘルモン山)上空で無人航空機(ドローン)を撃墜・捕獲したと伝え、その写真を公開した。

イスラエル軍のものと思われるこのドローンは、シャイフ山麓のダマスカス郊外県アルナ村上空を東に向かって飛行しており、クラスター弾を装備、また機体には高性能爆弾が取りつけられ、解体しようとすると爆発するようになっていたという。

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これに関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、シリア軍が撃墜・捕獲したとするドローンが、イスラエル軍ではなく、イラン・イスラーム革命防衛隊のものだと主張した。

アドライ報道官は「左手のしていることを右手が知らないというのはまともなことか?! 我々は今日、ガーセム・ソレイマーニーがシリアで好き放題し、それをアサド政権がもちろん知らないことの証拠を目にした」「ヘルモン山で撃墜したとシリア人が主張するドローンは突如としてこの地域に現れた。そこでは1ヶ月ほど前に、レバノン人を含むゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニーのメンバーがドローンで破壊作戦を実行し、失敗した場所だ」「これはイスラエル軍のドローンではない」などと綴った。

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一方、スプートニク・ニュース(9月21日付)は、ロシア軍の航空機少なくとも2機が19日晩に、シリア駐留ロシア軍司令部のあるフマイミーム航空基地を離陸、イスラエル軍によるシリア領内への爆撃を阻止、またこの直後にシリア領空を侵犯したイスラエル(軍所属と思われる)無人航空機が撃墜されたと伝えた。

AFP, September 21, 2019、ANHA, September 21, 2019、AP, September 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2019、Reuters, September 21, 2019、SANA, September 21, 2019、SOHR, September 21, 2019、Sputnik News, September 21, 2019、UPI, September 21, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから403人、ヨルダンから905人の難民が帰国、避難民1人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年9月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月21日付)を公開し、9月20日に難民1,308人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは403人(うち女性121人、子供205人)、ヨルダンから帰国したのは905人(うち女性272人、子供462人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は408,396人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者128,789人(うち女性39,013人、子ども65,983人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者279,607人(うち女性83,919人、子ども142,588人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 637,676人(うち女性191,590人、子供325,493人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは1人(うち女性0人、子供0人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,689人(うち女性11,061人、子供16,263人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,278人(うち女性393,620人、子供660,029人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 21, 2019をもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「米国はイドリブ県で活動するシャーム解放機構を攻撃するようトルコに呼びかけている」(2019年9月20日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は米日刊紙『ディフェンス・ポスト』(9月20日付)のインタビューに応じ、そのなかで米国が、イドリブ県でトルコとシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構を交戦させようとしていると述べた。


ジェフリー特使は「シリア北西部のいわゆる「過激派」を根絶しなければならず、イドリブ県で活動するシャーム解放機構を攻撃するようトルコに呼びかけている」と述べた。

一方、「アサド政権とロシアは、イドリブ県にテロリストがいることを口実に、反体制派支配地域を奪還する軍事攻撃を行っているが、これにより民間人300万人以上の命が危険に晒されている」と述べた。

また、北・東シリア自治局の処遇については「米国はシリア政府とその同盟者の侵攻を阻止してきた。今後もこれを続ける」と述べた。

AFP, September 21, 2019、ANHA, September 21, 2019、AP, September 21, 2019、The Defense Post, September 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2019、Reuters, September 21, 2019、SANA, September 21, 2019、SOHR, September 21, 2019、UPI, September 21, 2019などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県で空挺作戦を敢行、4人を殺害、多数を拘束・連行(2019年9月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月20日付)、ダイル・ザウル24(9月20日付)などによると、米軍ヘリコプター5機がズィーバーン町で空挺作戦を敢行し、住民4人を殺害、多数を拘束・連行した。

空挺作戦には、米軍のF-16戦闘機1機、偵察機1機、装甲車輌10台、さらに人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊数十人が参加、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーが潜伏していると思われる国内避難民(IDPs)の住居1件を急襲したという。

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ハサカ県では、ANHA(9月20日付)によると、ラアス・アイン市の国境地帯で、米・トルコ両軍のヘリコプターが合同偵察活動を実施した。

AFP, September 20, 2019、ANHA, September 20, 2019、AP, September 20, 2019、Dayr al-Zawr 24, September 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2019、Reuters, September 20, 2019、SANA, September 20, 2019、SOHR, September 20, 2019、UPI, September 20, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府が共同支配するタッル・リフアト市を砲撃(2019年9月20日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のシャッラー村近郊のマリーミーン村近く、マーリア市近郊、アフリーン市で反体制武装集団の拠点を攻撃し、少なくとも8人の戦闘員を殺害したと発表した。

一方、ANHA(9月20日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府が共同支配するタッル・リフアト市にトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾した。

AFP, September 20, 2019、ANHA, September 20, 2019、AP, September 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2019、Reuters, September 20, 2019、SANA, September 20, 2019、SOHR, September 20, 2019、UPI, September 20, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから396人、ヨルダンから692人の難民が帰国、避難民8人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年9月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月20日付)を公開し、9月19日に難民1,088人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは396人(うち女性118人、子供202人)、ヨルダンから帰国したのは692人(うち女性208人、子供353人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は407,088人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者128,386人(うち女性38,892人、子ども65,778人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者278,702人(うち女性83,647人、子ども142,126人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 636,368人(うち女性191,197人、子供324,826人)となった。

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一方、国内避難民8人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは8人(うち女性1人、子供1人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した8人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,688人(うち女性11,061人、子供16,263人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,277人(うち女性393,620人、子供660,029人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 20, 2019をもとに作成。

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『インディペンデント・アラビーヤ』:サウジ筋はシリア領内での「イランの民兵」に対する爆撃への参加を否定(2019年9月19日)

英日刊紙『インディペンデント』のアラビア語版にあたる『インディペンデント・アラビーヤ』(9月19日付)は、サウジアラビア軍の戦闘機複数機が、シリア領内での「イランの民兵」に対する航空作戦に参加したと報道に関して、サウジアラビアの複数の情報筋がこれを否定したと伝えた。

シリア北部でのシリア・ロシア軍による軍事攻撃が激化した場合に、同地の民間人数百万人の状況がさらに悪化するとして、9月21日(土曜日)から即時戦闘停止することを求めた。

AFP, September 19, 2019、ANHA, September 19, 2019、AP, September 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2019、Reuters, September 19, 2019、SANA, September 19, 2019、SOHR, September 19, 2019、UPI, September 19, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団は、トルコ占領下のアレッポ県北部で反体制派戦闘員6人を殺害したと発表(2019年9月19日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のバーブ市近郊のトゥワイス村、シャッラー村近郊のジャマー村・ウームラー村間で17日、ワッカース旅団、スルターン・ムラード師団を重火器・中火器、爆弾で攻撃し、戦闘員6人を殺害したと発表した。

ANHA(9月19日付)が伝えた。

AFP, September 19, 2019、ANHA, September 19, 2019、AP, September 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2019、Reuters, September 19, 2019、SANA, September 19, 2019、SOHR, September 19, 2019、UPI, September 19, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合が無人航空機でダイル・ザウル県を爆撃し2人殺害(2019年9月19日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(9月19日付)によると、米主導の有志連合が無人航空機で県東部のザッル村を爆撃し、2人を殺害した。

2人の身元は不明。

死亡した2人はオートバイに乗って、ザッル村に向かっていたところを爆撃されたという。

AFP, September 19, 2019、ANHA, September 19, 2019、AP, September 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2019、Euphrates Post, September 19, 2019、Reuters, September 19, 2019、SANA, September 19, 2019、SOHR, September 19, 2019、UPI, September 19, 2019などをもとに作成。

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ダマスカス郊外に無人航空機1機が飛来、シリア軍がこれを撃墜(2019年9月19日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月19日付)によると、19日晩に県南部のアクラバー町上空に「敵の標的」が飛来、シリア軍防空部隊がこれを撃墜、「敵の標的」が無人航空機(ドローン)(1機)であることを確認した。

AFP, September 19, 2019、ANHA, September 19, 2019、AP, September 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2019、Reuters, September 19, 2019、SANA, September 19, 2019、SOHR, September 19, 2019、UPI, September 19, 2019などをもとに作成。

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国連安保理でイドリブ県での停戦と「テロとの戦い」継続を求める二つの決議が相次いで否決(2019年9月19日)

国連安保理では、シリア情勢への対応について協議するための会合が開かれ、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県を中心とする北西部の状況をめぐって、ドイツ、ベルギー、クウェートが停戦を求める決議を、ロシア、中国が「テロとの戦い」継続を求める決議を提出、いずれも否決された。

ドイツ、ベルギー、クウェートが提出した決議案は、イドリブ県での人道状況のさらなる悪化を回避するため、9月21日(土曜日)から「人道停戦」の実施を求めるもの。

これに対して、ロシアも、中国の決議案は、同地での停戦において、テロ組織とつながりのある個人、グループ、組織に対する軍事行動を停戦から除外することを定めたもの。

採決に先立って、ユーソラ・ミューラー国連人道問題担当次官補は、ロシアとシリア政府が8月31日に発効した一方的停戦によって、シリア北西部で激しい戦闘は収まったとと一定の評価を下しつつも、同地での人道状況は依然として深刻なものだと強調、戦闘が続けばさらなる状況悪化は必死だと警鐘を鳴らした。

ミューラー氏によると、トルコを経由してドリブ県に対して行われている人道支援は、160万人の人々の手に届いているとしつつも、5月以降の戦闘で40万人が避難を余儀なくされ、国境地帯に追いやられていると指摘した。

9月初めには約60万人が国内避難民(IDPs)としてキャンプなどに身を寄せているという。

そのうえで、彼らを保護するために6800万米ドルが必要となっていると訴えた。

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採決では、米国、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、クウェート、コートジボワール、ペルー、ポーランド、ドミニク共和国、南アフリカ、インドネシアの12カ国がドイツ、ベルギー、クウェートの決議案に賛成したが、ロシアと中国が拒否権を発動、また赤道ギニアが棄権し、否決された。

また、ロシア、中国の決議案も、9カ国が反対、4カ国が棄権し、同じく否決された。

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ロシアのワシーリー・ネヴェンジャ国連大使は、ドイツ、ベルギー、クウェートの決議案に関して、イドリブ県での民間人を含む犠牲の責任だけでなく、テロリストが最終敗北から逃れることの責任をロシアに帰せようとするものだと非難した。

また、バッシャール・ジャアファリー国連代表は、拒否権を発動したロシアと中国に対して、「国際法の諸原則、国連憲章の諸決定を遵守する」行為だと謝意を示した。

また、常任理事国を務める西側諸国が、いわゆる「署名運動」などと称して、「戦闘行為停止」を口実に偏った決議案を作成し、テロリストを救い出そうとしていると非難した。

とりわけ、決議案を提出したドイツに関しては、シリアとイラクで活動しているドイツ人テロリストが500人に達し、うち360人が今もテロ組織のメンバーとして活動を続けていると指弾した。

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