『インディペンデント・アラビーヤ』:サウジアラビア軍はフーシー派によるアラムコ攻撃直後、イスラエルとともにシリア領内のイラン・イスラーム革命防衛隊施設に対する爆撃に参加?!(2019年9月18日)

英日刊紙『インディペンデント』のアラビア語版にあたる『インディペンデント・アラビーヤ』(9月18日付)は、西側消息筋の話として、サウジアラビア軍の戦闘機複数機が、シリア領内での「イランの民兵」に対する航空作戦に参加していたと伝えた。

サウジアラビア軍が参加したと思われるのは、『ハアレツ紙』などが報じた17日の所属不明の戦闘機によるダイル・ザウル県南東部への爆撃で、イスラエルによるものと見られている。

同消息筋によると、サウジアラビア軍の航空機複数機は、複数の戦闘機(所属は明らかにせず)とともに、ダイル・ザウル県ブーカマール市やイラク国境地帯にあるイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団など「イランの民兵」の施設や拠点に対して爆撃を行ったことが確認されたという。

サウジアラビア軍戦闘機は、武器弾薬庫複数棟、ミサイル発射台複数機、無人航空機(ドローン)発射基地1カ所を攻撃したという。

攻撃は、イエメンのアンサール・アッラー(いわゆるフーシー派)がサウジアラビアのアブカイクおよびクライスにある国営石油会社アラムコの施設にドローンなどで攻撃を加える(9月14日)直後に敢行され、イランはこの時、サウジアラビアに対する2度目の攻撃を計画していたのだという。

なお、18日は、所属不明のヘリコプター複数機がブーカマール市上空に飛来した。

サウジアラビア軍も参加した爆撃の被害状況を調査、撮影するのが目的だと思われるという。

AFP, September 18, 2019、ANHA, September 18, 2019、AP, September 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2019、Independent Arabia, September 18, 2019、Reuters, September 18, 2019、SANA, September 18, 2019、SOHR, September 18, 2019、UPI, September 18, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団は北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃、トルコ占領下のアアザーズ市近郊で爆発が起き子供1人死亡(2019年9月18日)

アレッポ県では、ANHA(9月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊の村々(アフリーン郡シャッラー村一帯)を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月18日付)によると、トルコ占領下のアアザーズ市近郊のナッダ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、子供1人が死亡、住民1人が負傷した。

AFP, September 18, 2019、ANHA, September 18, 2019、AP, September 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2019、Reuters, September 18, 2019、SANA, September 18, 2019、SOHR, September 18, 2019、UPI, September 18, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから477人、ヨルダンから732人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年9月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月18日付)を公開し、9月17日に難民1,209人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは477人(うち女性143人、子供243人)、ヨルダンから帰国したのは732人(うち女性220人、子供373人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は404,634人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者127,572人(うち女性38,649人、子ども65,363人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者277,062人(うち女性83,155人、子ども141,290人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 633,914人(うち女性190,462人、子供323,575人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 18, 2019をもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル県で「イランの民兵」を捕捉(2019年9月17日)

ダイル・ザウル県では、ジスル(9月17日付)は現地特派員からの情報だとして、ダーイシュ(イスラーム国)が県南東部のアシャーラ市郊外の砂漠(アシャーラ砂漠)にあるイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点複数カ所に潜入、隊員3人を捕捉したと伝えた。

ダーイシュが捕捉した3人のうち1人は、ムーハサン市出身のシリア人でアブドゥッラフマーン・スワイニーを名乗る人物。

同サイトによると、ダーイシュはまた、パキスタン人民兵組織のザイナビーユーン旅団の戦闘員3人を15日(日曜日)にブーカマール市の工業地区で捕捉しているという。

AFP, September 17, 2019、ANHA, September 17, 2019、AP, September 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2019、Jisr Press, September 17, 2019、Reuters, September 17, 2019、SANA, September 17, 2019、SOHR, September 17, 2019、UPI, September 17, 2019などをもとに作成。

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トルコ諜報機関がアフリーン市(アレッポ県)でYPGに対する「テロとの戦い」の一環として特殊作戦を敢行し、9人を拘束(2019年9月17日)

アレッポ県では、アナトリア通信(9月17日付)によると、トルコの諜報機関(国家諜報機構(MİT))が、アフリーン郡の地元の治安部隊とともに、「テロ」細胞を解体するための特殊作戦を敢行した。

特殊作戦は、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)が主導する人民防衛隊(YPG)に対する「テロとの戦い」の一環。

ハタイ県の複数の消息筋によると、この作戦により、アフリーン市での爆破テロ未遂に関与したと思われる9人が拘束されたという。

AFP, September 17, 2019、Anadolu Ajansı, September 17, 2019、ANHA, September 17, 2019、AP, September 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2019、Reuters, September 17, 2019、SANA, September 17, 2019、SOHR, September 17, 2019、UPI, September 17, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で「イランの民兵」が所属不明の航空機の爆撃を受け、10人死亡(2019年9月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表がAFP(9月17日付)に明らかにしっところによると、県東部にあるイラン・イスラーム革命防衛隊とその支援を受ける勢力の拠点3カ所が爆撃を受けた。

爆撃を行った勢力の所属は不明。

この爆撃で親イランの戦闘員10人が死亡したという。

イスラエル日刊紙『ハアレツ』(9月17日付)も、所属不明の戦闘機複数機がダイル・ザウル県東部の「イランの民兵」の軍事拠点複数カ所を爆撃したと伝えた。

同紙によると「イランが支援する民兵が月曜(17日夜)、イラク・シリア国境で爆撃を受けた。損害、そして爆撃を行った当事者も不明」だという。

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ダイル・ザウル24(9月17日付)もまた、ブーカマール市一帯とシリア・イラク国境地帯にあるイラン・イスラーム革命防衛隊とイラク人民動員隊の拠点複数カ所が、所属不明の航空機複数機の夜間爆撃を受けた、と伝えた。

AFP, September 17, 2019、ANHA, September 17, 2019、AP, September 17, 2019、Dayr al-Zawr 24, September 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2019、Haaretz, September 17, 2019、Reuters, September 17, 2019、SANA, September 17, 2019、SOHR, September 17, 2019、UPI, September 17, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから382人、ヨルダンから1,049人の難民が帰国、避難民9人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年9月17日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月17日付)を公開し、9月16日に難民1,431人が新たに帰国したと発表した。


このうちレバノンから帰国したのは382人(うち女性115人、子供195人)、ヨルダンから帰国したのは1,049人(うち女性315人、子供535人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は403,425人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者127,095人(うち女性38,506人、子ども65,120人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者276,330人(うち女性82,935人、子ども140,917人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 632,705人(うち女性190,099人、子供322,959人)となった。

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一方、国内避難民9人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは9人(うち女性1人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した9人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,416人(うち女性10,955人、子供16,239人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,012人(うち女性393,514人、子供660,005人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 17, 2019をもとに作成。

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イスラーム国のバグダーディー指導者が音声声明を出し「イスラーム国はまだ存在し続けている」と鼓舞(2019年9月16日)

イスラーム国のアブー・バクル・バグダーディー指導者によると思われる音声声明が、同組織の広報部門の一つフルカーン広報制作機構を通じて配信された。

コーランの第9章(改悛の章)第105節の一節から引用して「言ってやるがいい、「行え」と」と題された30分に及ぶ音声声明のなかで、バグダーディー氏と思われる男性は、以下の通り述べた。

「イスラーム国が建設した国家は、まだ存在し続けており、結成から5年を経てもなおその目的を実現しようとしている」。

「イスラーム国は今この瞬間も、隊列に加わりたいというメンバーやバイア(忠誠)を誓う者たちを受け入れている。彼らは敵と戦い続けるだろう」。

「マリ、ニジェール、イエメン、チュニジア、リビア、アジア諸地域における米軍部隊とその同盟者どもは、イラク、アフガニスタン、シリアが辿ったのと同じ運命を辿るだろう」。

「民間人に不義を行っていた者でも…、悔い改め、組織への忠誠を誓った者たちの改悛は受け入れてやろう」。

「イスラーム教徒たちを暴君の牢獄から解放しよう…。牢獄、牢獄なのだ、カリフ制の兵士たちよ」。

「あなたがたの兄弟姉妹は、真剣に自らを救い出そうと、そしてまた自らを閉じ込めている壁を打ち破ろうとしてきた…。だが、捜査官や捜査判事を称する殺戮者ども、そして彼らに危害を与える者たちによって自由を奪われてきた」。

「強制収容所と屈辱に満ちた牢獄につながれたイスラーム教徒、そしてその女性たちがどのように良い暮らしができるというのだ」。

「アッラーはあなたがた同胞を忘れなかったし、これからも忘れない。復讐するがよい」。

「行動に訴えよ…。負担はより重いものとなろう」。

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この音声声明に関して、CNN(9月17日付)は、米国防総省高官の話として、バグダーディー氏本人の肉声だとしたうえで、米政府はこれに関してコメントしていないと伝えた。

AFP, September 17, 2019、ANHA, September 17, 2019、AP, September 17, 2019、CNN, September 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2019、Reuters, September 17, 2019、SANA, September 17, 2019、SOHR, September 17, 2019、UPI, September 17, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル24:米・ロシア両軍の会合でシリア政府支配下のユーフラテス川東岸からのシリア軍撤退が合意か?!(2019年9月16日)

ダイル・ザウル24(9月16日付)は、米軍とロシア軍の司令官が会合を開き、シリア政府支配下にあるユーフラテス川東岸のハトラ村、サーリヒーヤ村(サーリヒーヤト・ジャズィーラ村)、マズルーム村、ムッラート村、フシャーム町、タービヤト・ジャズィーラ村を米主導の有志連合に引き渡すための協議が行われたと伝えた。

会合が行われた場所は明らかにされていないが、同サイトによると、この会合ではこれらの地域を人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と有志連合に引き渡すことが合意されたという。

シリア政府とロシアはこの割譲について合意済みだが、政府を支持する「民兵」はこれらの地域から撤退することを断固拒否しているという。

撤退を拒否しているのは、イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受けるイマーム・ムハンマド・バーキル旅団のファーディー・アフィース司令官、レバノンのヒズブッラーの民兵を率いるターリク・ヤースィーン・マイユーフ司令官ら。

AFP, September 16, 2019、ANHA, September 16, 2019、AP, September 16, 2019、Dayr al-Zawr 24, September 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2019、Reuters, September 16, 2019、SANA, September 16, 2019、SOHR, September 16, 2019、UPI, September 16, 2019などをもとに作成。

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ロシア・イラン・トルコ首脳会談はシリアの統一、主権、独立、領土保全、「テロとの戦い」、分離主義的アジェンダの拒否、人道支援、難民帰還支援を確認するだけで具体的進展なし(2019年9月16日)

ロシアのヴィラジミール・プーチン大統領、イランのハサン・ロウハーニー大統領、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がトルコの首都アンカラで会談し、シリア情勢への対応について協議した。

会談終了時に発表された閉幕声明において、三カ国の首脳は、シリアの統一、主権、独立、領土保全、「テロとの戦い」、分離主義的アジェンダの拒否を確認した。

また、イスラエルによるゴラン高原併合を拒否した国連安保理決議第497号、シリア危機の平和的解決と「テロとの戦い」を定めた国連安保理決議第2254号を含む国連諸決議の尊重、そこからの逸脱の拒否を確認した。

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北西部、ラタキア県北東部、アレッポ県西部の反体制派支配地域(緊張緩和地帯)の処遇については、シャーム解放機構の勢力拡大への懸念、ダーイシュ(イスラーム国)を含むアル=カーイダ系組織撲滅に向けた協力継続を確認しつつ、2018年9月のソチでのロシア・トルコ首脳合意での非武装地帯設置にかかる合意実施の必要を強調した。

2018年1月のソチでのシリア国民対話大会で設置が決定された制憲委員会については、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表による設置に向けた取り組みを支援し、委員会活動開始に貢献する意思を表明した。

そのうえで、国連、国際機関に対して、復興プロジェクトの実施やインフラ復旧を通じたシリアへの人道支援、難民帰還支援を改めて呼びかけた。

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会談後の共同記者会見で、プーチン大統領は緊張緩和地帯第1ゾーンのほとんどが、シャーム解放機構によって掌握されていると指摘、引き続きシリア軍の「テロとの戦い」を支援すると強調した。

また、北東部の北・東シリア自治局支配地域やヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)への米軍の駐留を違法と非難するとともに、その内政干渉を危険だと指摘、シリア人自身に危機を解決する余地を与え、米軍が中流する北東部をシリア政府の支配下に復帰させるよう強調した。

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ロウハーニー大統領は、米軍をはじめとする外国軍の駐留がシリアの主権を侵害し、国土統一を阻害する違法なものだと批判するとともに、ロシア、イランとともに、シャーム解放機構などのテロ組織を根絶するための戦いを継続すると強調した。

AFP, September 16, 2019、ANHA, September 16, 2019、AP, September 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2019、Reuters, September 16, 2019、SANA, September 16, 2019、SOHR, September 16, 2019、UPI, September 16, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制派はアレッポ県北部を砲撃、YPGと交戦(2019年9月16日)

アレッポ県では、ANHA(9月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がシーラーワー町近郊のアキーバ村を砲撃した。


また、ドゥラル・シャーミーヤ(9月16日付)によると、トルコの支援を受ける国民軍が、マーリア市近郊に潜入しようとした人民防衛隊(YPG)を撃破し、戦闘員多数を殺傷した。

AFP, September 16, 2019、ANHA, September 16, 2019、AP, September 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2019、Reuters, September 16, 2019、SANA, September 16, 2019、SOHR, September 16, 2019、UPI, September 16, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はトルコ軍部隊が留め置かれているイドリブ県マアッル・ハッタート村を砲撃(2019年9月16日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから16日目(爆撃を激化させてから137日目)を迎えた9月16日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日と同じ4,142人だった。

内訳は、民間人1,055人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,406人、反体制武装集団戦闘員1,672人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がマルアンド村、バルナース村およびその一帯、クファイル村、トゥラムラー村、ウンム・スィール村、マアッルハッタート村、シャイフ・ダーミス村、カフルサジュナ村一帯、ハッサーナ村、マアッラト・スィーン村、マアッラト・ハルマ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯、フドル丘一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がサルマーニーヤ村、シャフシャブー山(イドリブ県)山麓地帯を砲撃した。

シリア軍はまた、トルコ軍部隊が留め置かれているマアッル・ハッタート村(マアッラト・ヌウマーン市南)を砲撃した。

この部隊は、ハマー県ムーリク市近郊のトルコ軍監視所(第9監視所)に支援物資を届けるはずだったが、シリア軍により進行を阻止されている。

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クナイトラ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月16日付)によると、ハーン・アルナバ市の国防隊が隣接するジュバーター・ハシャブ村の村長(ムフタール)を殴打したのをきっかけに、シリア政府との和解に応じた元反体制派と撃ち合いになった。

国防隊は、その司令官がジュバーター・ハシャブ村で攻撃を受けたとして村長を殴打したという。

死傷者はなかった。

AFP, September 16, 2019、ANHA, September 16, 2019、AP, September 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 16, 2019、Reuters, September 16, 2019、SANA, September 16, 2019、SOHR, September 16, 2019、UPI, September 16, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:イドリブ県アブー・ズフール町の回廊を通じて54人がシリア政府支配地域に帰還(2019年9月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月16日付)を公開し、9月15日に難民1,421人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは354人(うち女性107人、子供180人)、ヨルダンから帰国したのは1,067人(うち女性320人、子供544人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は401,994人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者126,713人(うち女性38,291人、子ども64,925人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者275,281人(うち女性82,620人、子ども140,382人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 631,274人(うち女性187,669人、子供322,229人)となった。

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一方、国内避難民59人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは5人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは54人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した5人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,407人(うち女性10,954人、子供16,239人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,003人(うち女性393,513人、子供660,005人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 16, 2019をもとに作成。

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ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使はシリアを訪問しアサド大統領と会談(2019年9月15日)

ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使は、シリアを訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。

ラヴレンチエフ特使のシリア訪問は、16日にトルコの首都アンカラで開催されるロシア・イラン・トルコ首脳会談に向けたもの。

SANA(9月15日付)によると、会談では、ラヴレンチエフ特使がアサド大統領に、三カ国首脳会談の議事概要を説明した。

ラヴレンチエフ大統領特使には、セルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣がが同行した。

AFP, September 15, 2019、ANHA, September 15, 2019、AP, September 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2019、Reuters, September 15, 2019、SANA, September 15, 2019、SOHR, September 15, 2019、UPI, September 15, 2019などをもとに作成。

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米軍車輌150台がイラクからYPG主体のシリア民主軍への武器・兵站物資を搬入(2019年9月15日)

ハサカ県では、SANA(9月15日付)によると、米軍の車輌約150台が、イラク国境に位置するスィーマルカー国境通行所を経由しシリア領内に進入、北・東シリア自治区とシリア政府の共同支配下にあるカーミシュリー市に入った。

車輌は人民防衛部隊(YPG)主体のシリア民主軍への武器・兵站物資を輸送しているものと思われる。

AFP, September 15, 2019、ANHA, September 15, 2019、AP, September 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2019、Reuters, September 15, 2019、SANA, September 15, 2019、SOHR, September 15, 2019、UPI, September 15, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と反体制派の散発的戦闘続く(2019年9月15日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから15日目(爆撃を激化させてから136日目)を迎えた9月15日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より2人(民間人2人(うち女性1人、子供0人)、シリア軍兵士は0人、反体制武装集団戦闘員1人)増えて4,142人となった。

内訳は、民間人1,055人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,406人、反体制武装集団戦闘員1,672人。

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市、タッル・マンス村、マアッラト・ハルマ村、シャイフ・ムスタファー村、ハーッス村、カフルルーマー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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スワイダー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月15日付)によると、スワイダー市にあるバアス党支部が何者かの発砲を受けた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県12件、アレッポ県19件、ラタキア県8件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を17件(イドリブ県6件、アレッポ県5件、ラタキア県4件、ハマー県2件)確認した。

AFP, September 15, 2019、ANHA, September 15, 2019、AP, September 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 15, 2019、Reuters, September 15, 2019、SANA, September 15, 2019、SOHR, September 15, 2019、UPI, September 15, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから421人、ヨルダンから903人の難民が帰国、避難民2人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年9月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月15日付)を公開し、9月14日に難民1,324人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは421人(うち女性126人、子供215人)、ヨルダンから帰国したのは903人(うち女性271人、子供461人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は400,573人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者126,359人(うち女性38,284人、子ども64,745人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者274,214人(うち女性82,300人、子ども139,838人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 629,853人(うち女性188,242人、子供321,505人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した2人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,348人(うち女性10,937人、子供16,214人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,303,944人(うち女性393,496人、子供659,980人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 15, 2019をもとに作成。

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『インディペンデント・アラビーヤ』:プーチン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に対してシリア軍の重要拠点への爆撃を行わないよう迫る(2019年9月14日)

英日刊紙『インディペンデント』のアラビア語版にあたる『インディペンデント・アラビーヤ』(9月14日付)は、ロシア消息筋の話として、ヴラジミール・プーチン大統領がイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相に対して、シリア軍の重要拠点への爆撃を行わないよう迫ったと伝えた。

同消息筋によると、プーチン大統領は、シリア軍の重要拠点が狙われた場合、ロシア軍戦闘機を派遣するか、S-400防空システムによってイスラエル軍戦闘機を撃破すると脅迫、首都ダマスカス北のカシオン山のシリア軍拠点、クナイトラ県内の拠点への攻撃を行わないよう迫ったのだという。

同消息筋によると、イスラエル側はラタキア県内にある重要施設への攻撃を決定していたという。

AFP, September 14, 2019、ANHA, September 14, 2019、AP, September 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2019、Independent Arabia, September 14, 2019、Reuters, September 14, 2019、SANA, September 14, 2019、SOHR, September 14, 2019、UPI, September 14, 2019などをもとに作成。

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エジプトのスィースィー大統領「シリアを破壊するため2011年に諸外国によってテロがシリアにもたらされた」(2019年9月14日)

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、シャルム・エル・シャイクで開催され第8回全国青年大会で演説し、シリア・ロシア両軍による「テロとの戦い」を黙認する姿勢を示した。

スィースィー大統領は「シリアを破壊するため、2011年に諸外国によってテロがシリアにもたらされた…。諸外国はシリアを破壊し、中東に真空を作り出そうと決めたのだ」としたうえで、「シリアでの破壊規模は甚大だ。伝統的な戦争には、国をこのように破壊することなどできない。だから、諸外国はテロ集団を用いて、テロリストを当該地域の基地に集め、教練し、武器を供与してきたのだ」などと述べた。

SANA(9月14日付)などが伝えた。

AFP, September 14, 2019、ANHA, September 14, 2019、AP, September 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2019、Reuters, September 14, 2019、SANA, September 14, 2019、SOHR, September 14, 2019、UPI, September 14, 2019などをもとに作成。

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フランスのルーヴル・ホテル・グループは首都ダマスカスにある二つのホテルを経営するための投資契約を交わしたと発表(2019年9月14日)

フランスのルーヴル・ホテル・グループは声明を出し、シリアの首都ダマスカスにある二つのホテルを経営するための投資契約を交わしたと発表した。

声明によると、ルーヴル・ホテル・グループが投資契約を交わしたのはナズハ投資グループで、契約は国際法、そしてシリアに関連する国際社会の決定のすべてを遵守しているという。

AFP(9月14日付)が伝えた。

AFP, September 14, 2019、ANHA, September 14, 2019、AP, September 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2019、Reuters, September 14, 2019、SANA, September 14, 2019、SOHR, September 14, 2019、UPI, September 14, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はアレッポ県北部各所を攻撃し、トルコ軍兵士3人を負傷させたと発表(2019年9月14日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、12日と13日にトルコ占領下のアフリーン市、シーラーワー町近郊のバースィラ村、アアザーズ市近郊のカフルハーシル村、マーリア市近郊のサイイド・アリー村とタッル・マーリド村でトルコ軍や反体制武装集団の拠点や車輌を攻撃し、トルコ軍兵士3人を負傷させたほか、反体制派戦闘員4人を殺害したと発表した。

ANHA(9月14日付)が伝えた。

AFP, September 14, 2019、ANHA, September 14, 2019、AP, September 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2019、Reuters, September 14, 2019、SANA, September 14, 2019、SOHR, September 14, 2019、UPI, September 14, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は米主導の有志連合の「命令」を受け、北・東シリア自治局支配地域とシリア政府支配地域とを結ぶすべての陸上・海上の通行路を封鎖(2019年9月14日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月14日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、北・東シリア自治局支配地域とシリア政府支配地域とを結ぶすべての陸上・海上の通行路を封鎖した。

封鎖は、米主導の有志連合の「命令」によるもので、これと併せて、シリア民主軍はダイル・ザウル市北に位置するフサイニーヤ町に部隊を増強したという。

AFP, September 14, 2019、ANHA, September 14, 2019、AP, September 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2019、Reuters, September 14, 2019、SANA, September 14, 2019、SOHR, September 14, 2019、UPI, September 14, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と反体制派の散発的戦闘続く(2019年9月14日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから14日目(爆撃を激化させてから135日目)を迎えた9月14日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続き、シリア軍は約240回にわたり砲撃を行った。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より2人(民間人2人(うち女性0人、子供1人)、シリア軍兵士は0人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて4,140人となった。

内訳は、民間人1,055人(うち女性188人、子供264人)、シリア軍兵士1,406人、反体制武装集団戦闘員1,671人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がシャイフ・ムスタファー村、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、マアッラト・スィーン村、カルサア村、カフルナブル市、ウライニバ村一帯、ウンム・スィール村、カフルルーマー村、ハーッス村、マウカ村、アーミリーヤ村、ハザーリーン村一帯、トゥラムラー村、ダイル・シャルキー村、ダイル・ガルビー村を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月14日付)によると、トルコ軍部隊がカフルルースィーン村に設置された通行所を通じてシリア領内に入った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がハウワーシュ村、フワイジャ村、アムキーヤ町を砲撃した。

 

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県南部一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、HFL(9月14日付)によると、ダーイル町で武装集団がバアス党のヤルムーク支局指導部メンバーのヌールッディーン・ジャームース氏を襲撃し、殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(アレッポ県6件、ラタキア県11件、イドリブ県13件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を31件(イドリブ県13件、ハマー県10件、アレッポ県2件、ラタキア県6件)確認した。

AFP, September 14, 2019、ANHA, September 14, 2019、AP, September 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 14, 2019、Reuters, September 14, 2019、SANA, September 14, 2019、SOHR, September 14, 2019、UPI, September 14, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから343人、ヨルダンから1,005人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年9月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月14日付)を公開し、9月13日に難民1,348人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは343人(うち女性103人、子供175人)、ヨルダンから帰国したのは1,005人(うち女性302人、子供513人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は399,249人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者125,938人(うち女性38,158人、子ども64,530人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者273,311人(うち女性82,029人、子ども139,377人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,646,677人(うち女性1,994,003人、子供3,389,805人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 628,529人(うち女性188,845人、子供320,829人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 14, 2019をもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領はシリア領内のトルコ軍監視所の処遇をめぐってシリア政府と連絡を取り合っていることを認める(2019年9月13日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はロイター通信(9月14日付)のインタビューに応じ、そのなかでイドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンに設置されているトルコ軍監視所の処遇をめぐって、シリアのアサド政権と連絡を取り合っていることを認めた。

エルドアン大統領はまた、この問題をめぐって、アスタナ会議における保障国であるロシア、イランとも連携をとっていることを明らかにした。

AFP, September 14, 2019、ANHA, September 14, 2019、AP, September 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2019、Reuters, September 13, 2019、SANA, September 14, 2019、SOHR, September 14, 2019、UPI, September 14, 2019などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「シリアでの戦争は実質的に終わった」(2019年9月13日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は日刊紙『トルード』(9月13日付)のインタビューのなかで「シリアでの戦争は実質的に終わった」と述べた。

ラブロフ外務大臣は「この国(シリア)は少しずつ平和な通常の生活を取り戻しつつある。シリア政府の支配下にない地域が依然として残っている。例えば、イドリブ県やユーフラテス川東岸がそれだ」と述べた。

そのうえで「シリアへの包括的な人道支援を行うとともに、危機を解決し、この国に長期的で確固たる安定を実現するための政治プロセスを推し進める必要がある」と付言した。

AFP, September 13, 2019、ANHA, September 13, 2019、AP, September 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2019、Reuters, September 13, 2019、SANA, September 13, 2019、SOHR, September 13, 2019、Trud, September 13, 2019、UPI, September 13, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア・ロシア軍の爆撃は確認されず。シリア軍はトルコ軍監視所一帯を砲撃(2019年9月13日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから13日目(爆撃を激化させてから134日目)を迎えた9月13日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続き、シリア軍は180回にわたり砲撃を行った。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より5人(民間人2人(うち女性1人、子供1人)、シリア軍兵士は0人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて4,138人となった。

内訳は、民間人1,055人(うち女性188人、子供263人)、シリア軍兵士1,406人、反体制武装集団戦闘員1,671人。

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イドリブ県では、イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市、カフルナブル市、ウンム・スィール村、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、シャイフ・ムスタファー村、カンスフラ村、ラカーヤー村、マアッルズィーター村、マアッラト・マーティル村を砲撃し、マアッラト・ヌウマーン市では、女児1人を含む3人が死亡、カフルナブル市では女性1人を含む2人が死亡した。

シリア軍の砲撃は、トルコ軍部隊が留め置かれているマアッル・ハッタート村(マアッラト・ヌウマーン市南)にも及んだ。

この部隊は、ハマー県ムーリク市近郊のトルコ軍監視所(第9監視所)に支援物資を届けるはずだったが、シリア軍により進行を阻止されている。

これに対して、反体制武装集団はハーン・シャイフーン市のシリア軍検問所を砲撃した。

一方、ホワイト・ヘルメットは、バイニーン村近郊にある国内避難民(IDPs)収容キャンプがシリア軍の爆撃を受け、火災が発生したと主張した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラサ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件(アレッポ県11件、ラタキア県1件、ハマー県9件、イドリブ県13件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を25件(アレッポ県2件、ラタキア県1件、ハマー県9件、イドリブ県13件)確認した。

AFP, September 13, 2019、ANHA, September 13, 2019、AP, September 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 13, 2019、Reuters, September 13, 2019、SANA, September 13, 2019、SOHR, September 13, 2019、UPI, September 13, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから486人、ヨルダンから1,008人の難民が帰国、避難民3人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年9月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月13日付)を公開し、9月12日に難民1,494人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは486人(うち女性146人、子供248人)、ヨルダンから帰国したのは1,008人(うち女性302人、子供514人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は397,901人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者125,595人(うち女性38,055人、子ども64,355人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者272,306人(うち女性81,727人、子ども138,864人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,648,041人(うち女性1,994,412人、子供3,390,501人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 627,181人(うち女性188,440人、子供320,141人)となった。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は35,346人(うち女性10,937人、子供16,214人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,303,942人(うち女性393,496人、子供659,980人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 13, 2019をもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受けるイマーム・ムハンマド・バーキル旅団司令官はロシア軍との会合でYPG主体のシリア民主軍への攻撃を進言(2019年9月12日)

ユーフラテス・ポスト(9月12日付)は、「イランの民兵」幹部とロシア軍の士官がダイル・ザウル県内で会合を開き、米国の支援を受ける人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への対応について協議したと伝えた。

ビデオが撮影された日にち、場所は不明。

映像のなかでは、イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受けるイマーム・ムハンマド・バーキル旅団のファーディー・アフィース司令官が、ロシア軍の士官に対してシリア民主軍支配地域への攻撃を行うよう進言している。

https://youtu.be/T9YEjS5XW7k

AFP, September 13, 2019、ANHA, September 13, 2019、AP, September 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2019、Euphrates Post, September 12, 2019、Reuters, September 13, 2019、SANA, September 13, 2019、SOHR, September 13, 2019、UPI, September 13, 2019などをもとに作成。

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ロシア外務省報道官「8月に入ってからYPG主体のシリア民主軍とその専制に抗議するアラブ系住民の間で60件もの衝突が発生している」(2019年9月12日)

ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官は、北・東シリア自治局の支配下にあるシリア北東部で、2019年8月に入ってから人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とアラブ系住民の間で60件もの衝突事件が発生し、シリア民主軍戦闘員60人が死亡、70人が負傷したと発表した。

ザハロワ報道官によると、衝突は北・東シリア自治局の専制支配、とりわけシリア民主軍への徴兵に対するアラブ系住民の抗議行動に端を発しており、その強健ぶりはエスカレートしていると批判した。

AFP, September 12, 2019、ANHA, September 12, 2019、AP, September 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2019、Reuters, September 12, 2019、SANA, September 12, 2019、SOHR, September 12, 2019、UPI, September 12, 2019などをもとに作成。

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