イスラエル軍が駐シリア・イラン大使館を爆撃、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団の幹部ら多数が死亡(2024年4月1日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午後5時00分頃、占領下ゴラン高原から首都ダマスカス(マッザ区マッザ・オートストラード地区)にある駐シリア・イラン大使館を狙ってミサイルで爆撃を行い、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、ミサイルの一部を撃墜するも、大使館の施設1棟が完全に破壊され、中にいた全員が死傷、遺体の収容、扶桑社の救急搬送、瓦礫の撤去が行われていると発表した。

SANA(4月1日付)が伝えた。














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イランのタスニーム・ニュース(4月1日付)によると、破壊されたのは領事部と大使公邸が入っている建物。








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タスニーム・ニュース(4月1日付)によると、イラン・イスラーム革命防衛隊は、顧問のモハンマド・レザー・ザーヒディー氏とモハンマド・ハーディ・ハーッジー・ルハイミー氏、両名の護衛を務める顧問と士官5人が死亡したと伝えた。

死亡した護衛5人は、ホセイン・エミーヌッラーヒー、サイイド・メフディー・ジャラーラティー、モフセン・サダーカト、アリー・アーガー・バーバーイー、サイイド・アリー・サーレヒー・ローズブハーニー。

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Vsquds.net、エナブ・バラディー(4月1日付)によると、ザーヘディー司令官は1944年、イスファハーン生まれ。

「ハサン・マフダウィー」、「レザー・マフダウィー」といった別名でも知られている。

イラン・イラク戦争(1980~88年)に従軍し、重傷を負い、その後、1998~2002年にレバノン武装司令官を務めたのち、イスラーム・革命防衛隊の空軍司令官、陸軍司令官、サアルッラー軍団司令官、ゴドス軍団副司令官などを歴任、2008年にレバノン武装司令官に復職、現在に至る。

ゴドス軍団からヒズブッラーへの軍事支援、イランとヒズブッラーの関係維持を担う幹部司令官の1人、ヒズブッラーのシューラー評議会の外交にも出席、シリア国境に近いレバノン南部に展開するヒズブッラーの部隊を訪問してきたとされる。

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シリア人権監視団によると、この爆撃で11人が死亡した。

死者の内訳は、モハンマド・レザー・ザーヒディー・イラン・イスラーム革命防衛隊駐シリア・レバノン司令官、同司令官の副官、同司令官の執務室長、顧問(士官)2人、イラン・イスラーム革命防衛隊シリア・レバノン・パレスチナ総参謀機構のホセイン・エミールッラー機構長(准将)、その他士官を含むイラン人2人、レバノンのヒズブッラーのメンバー1人、シリア人2人。

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イナブ・バラディー(4月1日付)は、複数メディアがパレスチナのイスラーム聖戦機構のズィヤード・ナッハーラ書記長も死亡した可能性があると伝えた。

AFP, April 1, 2024、ANHA, April 1, 2024、‘Inab Baladi, April 1, 2024、Reuters, April 1, 2024、SANA, April 1, 2024、SOHR, April 1, 2024、Tasnim News, April 1, 2024、Vsquds.net, n.d.などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面からダマスカス郊外県ジュムラーヤー村にある科学研究センター一帯を爆撃、これによって民間人2人が負傷(2024年3月31日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午後9時30分頃、イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面からダマスカス郊外県の複数ヵ所を爆撃、これによって民間人2人が負傷、若干の物的損害が出たと発表した。

SANA(3月31日付)が伝えた。

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サウト・アースィマ(3月31日付)やシリア人権監視団によると、爆撃では、ジュムラーヤー村にある科学研究センター一帯が標的となり、同地では火災が発生する一方、シリア軍防空部隊がミサイルの迎撃を試みた。

またシリア人権監視団によると、科学研究センター一帯では火災によるリンのような異臭が確認された。

AFP, March 31, 2024、ANHA, March 31, 2024、‘Inab Baladi, March 31, 2024、Reuters, March 31, 2024、SANA, March 31, 2024、Sawt al-‘Asima, March 31, 2024、SOHR, March 31, 2024、April 1, 2024などをもとに作成。

地元武装集団がダイル・ザウル県アブー・ハルドゥーブ村にあるアサーイシュの検問所を襲撃(2024年3月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるアブー・ハルドゥーブ村にある内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を襲撃した。

AFP, March 31, 2024、ANHA, March 31, 2024、‘Inab Baladi, March 31, 2024、Reuters, March 31, 2024、SANA, March 31, 2024、SOHR, March 31, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍がラッカ県、ヒムス県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュを狙って30ヵ所以上の爆撃を実施(2024年3月31日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍がラッカ県ラサーファ市一帯の砂漠地帯、ヒムス県のタドムル市一帯の砂漠地帯とスフナ市一帯の砂漠地帯、ダイル・ザウル県のビシュリー山一帯の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って30ヵ所以上の爆撃を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがサラミーヤ市近郊の砂漠地帯でシリア軍部隊を襲撃し、シリア軍の士官(少尉)1人を殺害、1人を負傷させた。

AFP, March 31, 2024、ANHA, March 31, 2024、‘Inab Baladi, March 31, 2024、Reuters, March 31, 2024、SANA, March 31, 2024、SOHR, March 31, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構のウマル・ブン・アース旅団がイドリブ県南部でシリア軍に特攻自爆(インギマーシー)作戦を実施し、タジキスタン人戦闘員1人が死亡、またアレッポ市一帯に2度のドローンでの攻撃を試みる(2024年3月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構のウマル・ブン・アース旅団がシリア政府の支配下にあるタリーシャー丘一帯のシリア軍陣地複数ヵ所を攻撃、シリア軍と戦闘となった。

この戦闘で、ウマル・ブン・アース旅団のタジキスタン人戦闘員1人が死亡した。

これに関して、シャーム解放機構に近いアスカリー・メディア(3月31日付)によると、ウマル・ブン・アース旅団が特攻自爆(インギマーシー)攻撃を敢行したと伝えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配地を離陸した無人航空機(ドローン)4機がアレッポ市一帯に飛来、シリア軍が迎撃した。

またその数時間後にも、シャーム解放機構の支配地を離陸したドローン複数機がシリア政府の支配下にあるアレッポ市郊外に飛来、シリア軍がこれを迎撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動が県北部でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, March 31, 2024、ANHA, March 31, 2024、al-‘Askari, March 31, 2024、‘Inab Baladi, March 31, 2024、Reuters, March 31, 2024、SANA, March 31, 2024、SOHR, March 31, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村をドローンで攻撃(2024年3月31日)

アレッポ県では、ANHA(3月31日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を無人航空機(ドローン)で攻撃した。

トルコ軍はまた、シャッアーラ村を砲撃した。

AFP, March 31, 2024、ANHA, March 31, 2024、‘Inab Baladi, March 31, 2024、Reuters, March 31, 2024、SANA, March 31, 2024、SOHR, March 31, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米国によって違法に占領されているヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県奥地に潜入・潜伏していた武装勢力の拠点を破壊したと発表(2024年3月31日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が、米国によって違法に占領されているヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県のムラーア山(Джебель-Эль-Мраах)の奥地に潜入・潜伏していた武装勢力の拠点を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(3月31日付)が伝えた。

RIA Novosti, March 31, 2024をもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機複数機がダルアー県西部上空に飛来、これと前後して同地で複数回の爆発音が確認される(2024年3月30日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が県西部上空に飛来、これと前後して同地で複数回の爆発音が確認された。

AFP, March 30, 2024、ANHA, March 30, 2024、‘Inab Baladi, March 30, 2024、Reuters, March 30, 2024、SANA, March 30, 2024、SOHR, March 30, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長:「抵抗運動は劣勢ではない…。我々が目指しているのは勝利であり、事態が収束することではない」(2024年3月30日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、3月30日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前8時00分、ラーミーム兵舎をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時00分、占領下シャブアー農場にあるレーダー施設をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時30分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前1時20分、マルキヤ入植地内と周辺に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後12時15分、アドミム入植地に展開するイスラエル軍部隊を攻撃し、兵士らに損害を与える。

午後12時20分、ヒルバト・マーイル基地をロケット弾で攻撃。

午後12時45分、ラーヒブ陣地と周辺に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時30分、ヤアラー入植地の西部旅団司令部を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、正確に損害を与える。

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ハサン・ナスルッラー書記長はビデオ演説を行い、対イスラエル抵抗運動が「劣勢にはない」としたうえで、「我々が目指しているのは勝利であり、事態が収束することではない」と述べた。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後4時31分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が早朝、タイバ村、ナークーラ村、ハニーン村地域のヒズブッラーの軍事複合施設を攻撃。終日にわたりイスラエル北部に多数の砲撃を確認し、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。

AFP, March 30, 2024、ANHA, March 30, 2024、‘Inab Baladi, March 30, 2024、Qanat al-Manar, March 30, 2024、Reuters, March 30, 2024、SANA, March 30, 2024、SOHR, March 30, 2024などをもとに作成。

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ヒムス県でダーイシュの要撃を受け、拉致され、消息不明となっていたシリア軍第4師団の兵士6人を処刑、遺体で発見され(2024年3月30日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、3月27日にタドムル市とスフナ市を結ぶ街道での任務中に、ダーイシュ(イスラーム国)の要撃を受け、拉致され、消息不明となっていたシリア軍第4師団の兵士6人を処刑、遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市で、「イランの民兵」を撮影したとして若い女性1人が拘束、連行された。

AFP, March 30, 2024、ANHA, March 30, 2024、‘Inab Baladi, March 30, 2024、Reuters, March 30, 2024、SANA, March 30, 2024、SOHR, March 30, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県各所でアサーイシュ、シリア民主軍への襲撃が相次ぐ(2024年3月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるズィーバーン町で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地複数ヵ所を機関銃で攻撃した。

またアブー・ハルドゥーブ村でも正体不明の武装集団が内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を襲撃した。

ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループも、アブー・ハマーム市でアサーイシュの車輛を襲撃、隊員2人を殺害、1人を負傷させた。

AFP, March 30, 2024、ANHA, March 30, 2024、‘Inab Baladi, March 30, 2024、Reuters, March 30, 2024、SANA, March 30, 2024、SOHR, March 30, 2024などをもとに作成。

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アレッポ市のザフラー協会地区上空にシャーム解放機構の支配地を離陸したドローン複数機が飛来、シリア軍がこれを迎撃、1機を撃墜(2024年3月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のザフラー協会地区上空にシャーム解放機構の支配地を離陸した無人航空機(ドローン)複数機が飛来、シリア軍がこれを迎撃、1機を撃墜した。

AFP, March 30, 2024、ANHA, March 30, 2024、‘Inab Baladi, March 30, 2024、Reuters, March 30, 2024、SANA, March 30, 2024、SOHR, March 30, 2024などをもとに作成。

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トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアレッポ県アアザーズ市の大衆市場で爆弾が爆発し、住民8人が死亡、23人が負傷(2024年3月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市の大衆市場で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民8人が死亡、23人が負傷した。

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AFP, March 30, 2024、ANHA, March 30, 2024、‘Inab Baladi, March 30, 2024、Reuters, March 30, 2024、SANA, March 30, 2024、SOHR, March 30, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のヒルバト・シャッアーラ村を砲撃(2024年3月30日)

アレッポ県では、ANHA(3月30日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるタッル・リフアト市近郊のヒルバト・シャッアーラ村を砲撃した。

AFP, March 30, 2024、ANHA, March 30, 2024、‘Inab Baladi, March 30, 2024、Reuters, March 30, 2024、SANA, March 30, 2024、SOHR, March 30, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエルによるシリアへの爆撃への報復として、イスラエル北部をブルカーン重ロケット砲で攻撃(2024年3月29日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、3月29日の戦果について以下の通り発表した。

午前8時00分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午前9時45分、ザブディーン陣地をファラク1ロケット弾複数発で再び攻撃。

午後1時00分、フーニーン砦に集結するイスラエル軍部隊を砲撃。

午後1時15分、メトゥラ町を攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時45分、メトゥラ町で軍用車輛1台を自爆型無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時10分、占領下カフルシューバー丘陵地のサンマーカ陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午後12時40分、シリアのダマスカス郊外県とアレッポ県に対するイスラエル軍の爆撃への報復として、ビーラーニート兵舎の第91師団司令部をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時50分、ハドブ・ヤーリーン陣地のイスラエル軍歩兵部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

午後4時00分、シリアのダマスカス郊外県とアレッポ県に対するイスラエル軍の爆撃への報復として、ジャル・アラーム陣地とその周辺に展開するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃。

午後9時15分、マルキヤ入植地内のイスラエル軍の車輛をロケット弾で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後2時26分、イスラエル軍航空機が早朝、レバノン南部のバーズーリーヤ村地域に対する爆撃で、ヒズブッラーのロケット・ミサイル部隊のアリー・アブドゥルハサン・ナイーム副司令官を殲滅。

午後6時42分、早朝にビーラーニート軍事キャンプに向けてアイター・シャアブ村から2回の砲撃を確認、イスラエル軍航空機1機が数分後に、砲弾発射地とヒズブッラーの軍事複合施設1ヵ所を攻撃。イスラエル軍航空機複数機が先ほど、マイス・ジャバル村地域にある軍事複合施設1ヵ所を攻撃するとともに、終日、シャブアー農場の複数の標的を攻撃。

AFP, March 29, 2024、ANHA, March 29, 2024、‘Inab Baladi, March 29, 2024、Qanat al-Manar, March 29, 2024、Reuters, March 29, 2024、SANA, March 29, 2024、SOHR, March 29, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュによって3月7日にハマー県ドゥワイズィーン村近郊で拉致され、行方不明となっていた国防隊のメンバー1人が遺体で発見される(2024年3月29日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによって3月7日にドゥワイズィーン村近郊で拉致され、行方不明となっていた国防隊のメンバー1人が遺体で発見された。

AFP, March 29, 2024、ANHA, March 29, 2024、‘Inab Baladi, March 29, 2024、Reuters, March 29, 2024、SANA, March 29, 2024、SOHR, March 29, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ハルムーシーヤ村でシリア民主軍と密輸業者が交戦し、女性1人が巻き添えとなって負傷(2024年3月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にある小ハルムーシーヤ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と密輸業者が交戦し、女性1人が巻き添えとなって負傷した。

AFP, March 29, 2024、ANHA, March 29, 2024、‘Inab Baladi, March 29, 2024、Reuters, March 29, 2024、SANA, March 29, 2024、SOHR, March 29, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市北西のサイヤーダ村を砲撃(2024年3月29日)

アレッポ県では、ANHA(3月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下なるマンビジュ市北西のサイヤーダ村を砲撃した。

AFP, March 29, 2024、ANHA, March 29, 2024、‘Inab Baladi, March 29, 2024、Reuters, March 29, 2024、SANA, March 29, 2024、SOHR, March 29, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイスラエル軍のアレッポ県爆撃の直後に同県にあるシリア軍陣地を攻撃、シリア軍がこれを迎撃、中国新疆ウィグル自治区出身者(トルキスタン人)からなるグラバー大隊の戦闘員を殺傷(2024年3月29日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、アレッポ県西部農村地帯で任務に就くシリア軍部隊が早朝、軍の陣地複数ヵ所を攻撃しようとするシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)のテロ・グループを迎撃し、戦闘員らを殺傷、テロ・グループは死亡した戦闘員の一部の遺体を回収して逃走したと発表した。

殺害された戦闘員のなかには、中国新疆ウィグル自治区出身者(トルキスタン人)からなるグラバー大隊の戦闘員も含まれているという。






SANA(3月29日付)が伝えた。

AFP, March 29, 2024、ANHA, March 29, 2024、‘Inab Baladi, March 29, 2024、Reuters, March 29, 2024、SANA, March 29, 2024、SOHR, March 29, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構、「決戦」作戦司令室がアレッポ県、イドリブ県を攻撃、シリア軍がドローンを投入し、これを迎撃(2024年3月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県西部のカフル・ハラブ村の前線でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるアウラム・スグラー村一帯のシリア軍陣地複数ヵ所への潜入を試み、シリア軍とシャーム解放機構が激しく交戦した。

同地では無人航空機(ドローン)が上空を飛来、戦闘ではシャーム解放機構のメンバー6人とシリア軍士官1人が死亡した。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるダーラト・イッザ市郊外のハンミーコー医療品工場近くにある複数ヵ所を自爆型無人航空機(ドローン)3機で攻撃した。

カフル・アンマ村周辺、カフル・タアール村周辺でもシリア軍とシャーム解放機構が砲撃戦を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がマアッラト・ニウマーン市近郊のダーナー村一帯でシリア軍兵士2人を狙撃し、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村一帯で同機構のピックアップトラック1台を自爆型無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、同機構のメンバー3人を殺害、複数を負傷させた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジュダイダト・アルトゥーズ町で、レバノンのヒズブッラーに近いとされるシリア軍の士官(准将)の車に仕掛けられていた爆弾が爆発、乗っていたこの士官が死亡した。

AFP, March 29, 2024、ANHA, March 29, 2024、‘Inab Baladi, March 29, 2024、Reuters, March 29, 2024、SANA, March 29, 2024、SOHR, March 29, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がアレッポ国際空港近くを爆撃し、軍関係者ら52人が死亡(2024年3月29日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午前1時45分頃、アレッポ県南東のハマー県イスリヤー村一帯上空を侵犯し、アレッポ県農村の複数ヵ所を狙って爆撃を行い、民間人と軍関係者多数が死傷し、公共財産と私有財産に被害が生じたと発表した。

声明によると、この爆撃の数時間後、イドリブ県とアレッポ県西部で活動するテロ組織が無人航空機(ドローン)で、民間人を狙ってアレッポ市と同市周辺を攻撃しようとしていたと付言した。

SANA(3月29日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、爆撃では、アレッポ国際空港に近いジャブリーン村近郊の教練センターにあるレバノンのヒズブッラーのミサイル保管庫複数棟が標的となり、シリア軍兵士36人、ヒズブッラーのメンバー7人、「イランの民兵」に所属するシリア人3人が死亡、数十人が負傷した。

また、サフィーラ市、カフルジューム村でも複数回の爆発音が確認された。

シリア軍は防空部隊がイスラエル軍のミサイルを迎撃したが、撃破には失敗した。

なお、シリア人権監視団が30日に発表したところによると、死者数はその後シリア軍兵士38人、ヒズブッラーのメンバー7人、「イランの民兵」に参加するシリア人7人となった。

AFP, March 29, 2024、ANHA, March 29, 2024、‘Inab Baladi, March 29, 2024、Reuters, March 29, 2024、SANA, March 29, 2024、SOHR, March 29, 2024、March 30, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町近郊を爆撃(2024年3月28日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午後5時50分、占領下ゴラン高原方面からダマスカス郊外県の住居1棟を狙って爆撃を行い、民間人2人が負傷、若干の物的損害が生じたと発表した。

SANA(3月28日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、爆撃はサイイダ・ザイナブ町近郊のバフダリーヤ村一帯にある「イランの民兵」とレバノンのヒズブッラーの農場に対して行われ、身元不明の1人が死亡、ヒズブッラーの施設の守衛として働く武装したシリア人5人が負傷した。

AFP, March 28, 2024、ANHA, March 28, 2024、‘Inab Baladi, March 28, 2024、Reuters, March 28, 2024、SANA, March 28, 2024、SOHR, March 28, 2024などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県カフル・アンマ村近郊でシャーム解放機構のメンバーが乗った軍用車輛1台を自爆型ドローン1機で攻撃(2024年3月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるミーズナーズ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村近郊で同機構のメンバーが乗った軍用車輛1台を自爆型無人航空機(ドローン)1機で攻撃した。

AFP, March 28, 2024、ANHA, March 28, 2024、‘Inab Baladi, March 28, 2024、Reuters, March 28, 2024、SANA, March 28, 2024、SOHR, March 28, 2024などをもとに作成。

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アサーイシュがハサカ県丘陵地帯に潜伏するダーイシュのスリーパーセルを強襲、2人を殺害、2人を拘束する一方、ダーイシュはアズバ油田を襲撃(2024年3月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がアブドゥルアズィーズ山の丘陵地帯に潜伏するダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを強襲、2人を殺害、2人を拘束した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイルのスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるアズバ油田を襲撃した。

AFP, March 28, 2024、ANHA, March 28, 2024、‘Inab Baladi, March 28, 2024、Reuters, March 28, 2024、SANA, March 28, 2024、SOHR, March 28, 2024などをもとに作成。

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ヒムス県東部のタドムル市近くで、ダーイシュのスリーパーセルがパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の軍用車輛1台を要撃し、3人を殺害、2人を負傷(2024年3月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、県東部のタドムル市に至る街道の交差点(ジャッハール交差点)近くで、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の軍用車輛1台を要撃し、3人を殺害、2人を負傷させた。

AFP, March 28, 2024、ANHA, March 28, 2024、‘Inab Baladi, March 28, 2024、Reuters, March 28, 2024、SANA, March 28, 2024、SOHR, March 28, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ヒルバト・ジャウズ村でジャウラーニー指導者の打倒や逮捕者の釈放を求める抗議デモが発生、総合治安機関が介入し、参加者多数を拘束、対するデモ参加者は総合治安機関に投石(2024年3月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるヒルバト・ジャウズ村で夜間、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕者の釈放を求める抗議デモが発生、これに同機構の総合治安機関が介入し、参加者多数を拘束した。

これに対して、デモ参加者らは、逮捕者を連行しようとする総合治安機関の車輛複数台に投石などを行い、抗議の意志を示した。

これに関して、ザマーン・ワスル(3月28日付)は、正体不明の何者かが投石や棒で抗議デモ参加者らを襲撃、参加者らの車や所持品を破壊したと伝えた。

他方、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)」によると、デモ参加者は総合治安機関に対して暴力を振るったことをその後謝罪した。

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また「シリア革命の咆哮者たち」によると、抗議デモはビンニシュ市、ハーリム市、イドリブ市、アティマ村、フーア市でも発生した。





AFP, March 28, 2024、ANHA, March 28, 2024、‘Inab Baladi, March 28, 2024、Reuters, March 28, 2024、SANA, March 28, 2024、SOHR, March 28, 2024、Zaman al-Wasl, March 28, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊とマンビジュ市近郊を砲撃(2024年3月28日)

アレッポ県では、ANHA(3月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のザイワーン村、タッル・アナブ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、マンビジュ市近郊のカーウカリー村を砲撃した。

AFP, March 28, 2024、ANHA, March 28, 2024、‘Inab Baladi, March 28, 2024、Reuters, March 28, 2024、SANA, March 28, 2024、SOHR, March 28, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アイヤーシュ村で東岸に展開するシリア民主軍と西岸に展開する「イランの民兵」が砲撃戦(2024年3月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川河畔のアイヤーシュ村で東岸に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と西岸に展開する「イランの民兵」が砲撃戦を行った。

AFP, March 27, 2024、ANHA, March 27, 2024、‘Inab Baladi, March 27, 2024、Reuters, March 27, 2024、SANA, March 27, 2024、SOHR, March 27, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県ミラージャ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2024年3月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるミラージャ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, March 27, 2024、ANHA, March 27, 2024、‘Inab Baladi, March 27, 2024、Reuters, March 27, 2024、SANA, March 27, 2024、SOHR, March 27, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市のアサーイシュ本部を襲撃(2024年3月27日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー3人がラッカ市西部にある北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の本部を襲撃、激しい戦闘が発生した。

この戦闘で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人が死亡、スリーパーセルのメンバー1人が負傷した。

スリーパーセルのメンバーらは逃走した。

AFP, March 27, 2024、ANHA, March 27, 2024、‘Inab Baladi, March 27, 2024、Reuters, March 27, 2024、SANA, March 27, 2024、SOHR, March 27, 2024などをもとに作成。

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