米陸軍参謀総長「穏健な反体制派支援のため有志連合加盟国の一部が地上部隊派遣の用意」(2015年3月18日)

レイモンド・T・オディエルノ米陸軍参謀長は、米上院軍事委員会で、シリアの「穏健な反体制派」の教練のために、有志連合加盟国の一部が地上部隊を派遣する用意があると証言した。

ロイター通信(3月18日付)が伝えた。

AFP, March 19, 2015、AP, March 19, 2015、ARA News, March 19, 2015、Champress, March 19, 2015、al-Hayat, March 20, 2015、Iraqi News, March 19, 2015、Kull-na Shuraka’, March 19, 2015、al-Mada Press, March 19, 2015、Naharnet, March 19, 2015、NNA, March 19, 2015、Reuters, March 19, 2015、SANA, March 19, 2015、UPI, March 19, 2015などをもとに作成。

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ドイツ外相「暴力を停止する唯一の道は、政治的解決のための交渉のみだ。たとえそれによってアサド政権との交渉が必要になってもだ」(2015年3月18日)

ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー外務大臣はベルリンでイラクとシリアでダーイシュ(イスラーム国)殲滅に向けた有志連合を指揮するジョン・アレン退役大将と会談した。

『ハヤート』(3月19日付)によると、シュタインマイヤー外務大臣は「暴力を停止する唯一の道は、政治的解決のための交渉のみだ。たとえそれによってアサド政権との交渉が必要になってもだ」と述べた。

AFP, March 18, 2015、AP, March 18, 2015、ARA News, March 18, 2015、Champress, March 18, 2015、al-Hayat, March 19, 2015、Iraqi News, March 18, 2015、Kull-na Shuraka’, March 18, 2015、al-Mada Press, March 18, 2015、Naharnet, March 18, 2015、NNA, March 18, 2015、Reuters, March 18, 2015、SANA, March 18, 2015、UPI, March 18, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市郊外のハンダラート・キャンプ一帯を奪還(2015年3月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シリア人、アラブ人、アジア人の民兵の支援を受け、約10日前にシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団に奪われていたハンダラート・キャンプを奪還した。

シリア軍と、ヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などとの戦闘は、シリア軍が「樽爆弾」などで同地一帯を空爆、砲撃する一方、ジハード主義者側も増援部隊を派遣するなか17日深夜から激化していたという。

シリア軍はまたバーシュカウィー村一帯、スーラーン・アアザーズ町一帯で、ヌスラ戦線らと交戦、同地一帯を空爆した。

一方、SANA(3月18日付)によると、シリア軍が「エルドアン同胞団体制とつながりのあるタクフィール主義組織」との戦闘の末、ハンダラート・キャンプ一帯を奪還、完全制圧し、トルコからアレッポ市にいたる兵站路を遮断した。

シリア軍はまたラスム・アッブード村、アレッポ市カースティールー地区、マダーファ丘一帯、アルド・マッラーフ地区一帯、フライターン市、ナイラブ航空基地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がブスル・ハリール市、カフルシャムス町を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(3月18日付)によると、ハッラーブ・シャフム村、西ガーリヤ村、カフル・ナースィジュ村、ダルアー市各所、ナワー市北西部、シャイフ・マスキーン市、アトマーン村、タファス市、ヌアイマ村、ダーイル町、サマーキーヤート村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヤルムーク殉教者旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区一帯で、シリア軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦した。

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(3月18日付)によると、カラムーン地方無人地帯で、シャームの民のヌスラ戦線がヒズブッラー戦闘員の検問所を爆破した。

ダルアー県、クッルナー・シュラカー(3月18日付)によると、ハウラーン地方で活動する自由シリア軍南部戦線所属の武装集団がスンナの獅子師団を結成した。

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イドリブ県では、SANA(3月18日付)によると、ダイル・ザガブ村、フーア市、ジダール・ブカフルーン村、アイン・バーリダ村、ウンム・ジャリーン村、アブー・ズフール町、タッル・サラムー村、ビンニシュ市一帯、サルミーン市、カフル・タハーリーム町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、ウサーマ・ブン・ザイド大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月18日付)によると、ウンム・サフリージュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(3月18日付)によると、カフルズィーター市、アトシャーン村、ラターミナ町、ハスラーヤー村、ハシャービーヤ村、ジャルーフ村、クライブ・サウル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(3月18日付)によると、サルマー町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 18, 2015、AP, March 18, 2015、ARA News, March 18, 2015、Champress, March 18, 2015、al-Hayat, March 19, 2015、Iraqi News, March 18, 2015、Kull-na Shuraka’, March 18, 2015、al-Mada Press, March 18, 2015、Naharnet, March 18, 2015、NNA, March 18, 2015、Reuters, March 18, 2015、SANA, March 18, 2015、UPI, March 18, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)は対トルコ国境の検問所を閉鎖(2015年3月18日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(3月18日付)が、地元筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)が支配するトルコ国境のタッル・アブヤド市で、国境検問所が閉鎖され、トルコ系住民(トルクメン人)の家族以外のシリアへの入国が禁止されていると伝えた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がダイル・ザウル航空基地に接するジャフラ村で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またマヤーディーン市では、子供1人を含む2人が空爆で死亡した。

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ヒムス県では、SANA(3月18日付)によると、ジバーブ・ハマド村、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クッルナー・シュラカー(3月18日付)は、アサド政権支持者が運営する複数のサイトが、ダーイシュ(イスラーム国)に捕捉された国防隊隊員97人の氏名が記載されたメモを公開した。

Kull-na Shuraka', March 18, 2015
Kull-na Shuraka’, March 18, 2015
Kull-na Shuraka', March 18, 2015
Kull-na Shuraka’, March 18, 2015

AFP, March 18, 2015、AP, March 18, 2015、ARA News, March 18, 2015、Champress, March 18, 2015、al-Hayat, March 19, 2015、Iraqi News, March 18, 2015、Kull-na Shuraka’, March 18, 2015、al-Mada Press, March 18, 2015、Naharnet, March 18, 2015、NNA, March 18, 2015、Reuters, March 18, 2015、SANA, March 18, 2015、UPI, March 18, 2015などをもとに作成。

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シリア軍が米軍機と思われる偵察機をトルコ国境地帯で撃墜(2015年3月17日)

SANA(3月17日付)は、シリア空軍がラタキア県北部で17日、「敵の」偵察機1機を撃墜したと報じ、写真を公開した。

関係当局は現在、この偵察機の所属先を調査中だという。

これに関して、シリア軍筋は、AFP(3月18日付)に対して「航空機を撃墜したのは、ただシリア領空を侵犯したからだ。我々は、この航空機がシリア領内の治安・軍事情報を収集しようとしてたと考えている。ピクニックをしを侵犯したのとでも言うのか?」と述べた。

また同消息筋は、この航空機の身元が依然として判明していないとしつつ、「トルコ領内から侵犯した」と指摘、撃墜地点一帯にはダーイシュ(イスラーム国)は存在しないが「ヌスラ戦線の拠点があるのだろう」と付言した。

SANA, March 17, 2015
SANA, March 17, 2015

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一方、『ハヤート』(3月19日付)によると、国防省高官は、東部時間の17日午後1時30頃、シリア北西部で無人偵察機RQ-1プレデターが消息を絶ったことを明らかにした。

同高官はプレデターがミサイルで撃墜されたか否かについて、「現時点で航空機が撃墜されたかどうかを確認する情報を持っていない」と述べる一方、技術的トラブルによって墜落した可能性を専門家が調査していると付言した。

またロイター通信(3月18日付)は、米国の匿名高官の情報として、偵察機がトルコの基地を離陸し、ラタキア県上空で活動を行っていたと伝えた。

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また、シリア人権監視団は「シリア軍がラタキア市から約10キロの距離に位置するマカーティア村(サルマー町近郊)で、航空機をミサイルによって撃墜した…。シリア軍はこの航空機がシャームの民のヌスラ戦線か別の武装集団の偵察機だと思っていた」と発表した。

AFP, March 18, 2015、AP, March 18, 2015、ARA News, March 18, 2015、Champress, March 18, 2015、al-Hayat, March 19, 2015、Iraqi News, March 18, 2015、Kull-na Shuraka’, March 18, 2015、al-Mada Press, March 18, 2015、Naharnet, March 18, 2015、NNA, March 18, 2015、Reuters, March 18, 2015、SANA, March 17, 2015、UPI, March 18, 2015などをもとに作成。

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国連人権理事会調査委員会がシリアでの戦争犯罪者リストを国連安保理で開示(2015年3月17日)

シリアでの人権侵害を調査するための国連人権理事会調査委員会のパウロ・セルジオ・ピネイロ委員長(ブラジル)は、同委員会が作成している戦争犯罪容疑者のリストを国連安保理に「限定的な目的で」開示したことを明らかにした。

ピネイロ委員長によると、これに関して「今日は氏名リストは公表しない…。戦争犯罪容疑者の一部の氏名、情報は(裁判が準備されている国の)司法当局に渡すことになる」と述べた。

AFP(3月17日付)が伝えた。

AFP, March 18, 2015、AP, March 18, 2015、ARA News, March 18, 2015、Champress, March 18, 2015、al-Hayat, March 19, 2015、Iraqi News, March 18, 2015、Kull-na Shuraka’, March 18, 2015、al-Mada Press, March 18, 2015、Naharnet, March 18, 2015、NNA, March 18, 2015、Reuters, March 18, 2015、SANA, March 18, 2015、UPI, March 18, 2015などをもとに作成。

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有志連合を指揮するアレン米退役大使「アサドに対する米国の姿勢に変化はない」(2015年3月17日)

イラクとシリアでダーイシュ(イスラーム国)殲滅に向けた有志連合を指揮するジョン・アレン退役大将はアンカラでトルコのフェリドゥン・スィニルリオール外務次官と会談し、「我々は最後には(シリア政府と)交渉しなければならない」とのジョン・ケリー米国務長官の発言に関して、「アサドに対する米国の姿勢に変化はない…。米国は彼が正統性を完全に失っており、彼の統治下のシリア情勢がダーイシュなどテロリストの台頭をもたらしたと考えている」と述べた。

AFP(3月18日付)が伝えた。

AFP, March 18, 2015、AP, March 18, 2015、ARA News, March 18, 2015、Champress, March 18, 2015、al-Hayat, March 19, 2015、Iraqi News, March 18, 2015、Kull-na Shuraka’, March 18, 2015、al-Mada Press, March 18, 2015、Naharnet, March 18, 2015、NNA, March 18, 2015、Reuters, March 18, 2015、SANA, March 18, 2015、UPI, March 18, 2015などをもとに作成。

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トルコのダウトオール首相「アサドとの握手は、ヒトラーと握手するようなものだ 」(2015年3月17日)

トルコのアフメト・ダウトオール首相は、与党公正発展党(AKP)の定例会合で、ジョン・ケリー米国務長官が「我々は最後には(シリア政府と)交渉しなければならない」と発言したことに関して、「アサドとの握手は、ヒトラー、サッダーム、ミロシェヴィッチ、カラジッチと握手するようなものだ。なぜならアサドと彼らには何の違いもないからだ」と発言した。

ARA News(3月17日付)が伝えた。

AFP, March 18, 2015、AP, March 18, 2015、ARA News, March 18, 2015、Champress, March 18, 2015、al-Hayat, March 19, 2015、Iraqi News, March 18, 2015、Kull-na Shuraka’, March 18, 2015、al-Mada Press, March 18, 2015、Naharnet, March 18, 2015、NNA, March 18, 2015、Reuters, March 18, 2015、SANA, March 18, 2015、UPI, March 18, 2015などをもとに作成。

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シリア人男性4人が東京地裁に難民認定を求め提訴(2015年3月17日)

NHK(3月17日付)は、シリアで「民主化運動」に参加したと主張し、日本に入国していたシリア人男性4人が、難民認定を求める訴えを東京地方裁判所に起こした、と伝えた。

日本でシリア人が難民認定を求めて提訴するのはこれが初めて。

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訴えを起こしたのは、3年前に来日した22歳から35歳のシリア人の男性4人。

彼らはシリアで「民主化」運動に参加したと主張し、日本で難民認定を申し立て、人道上の配慮から一時的な在留を許可されていたが、難民とは認定されず、日本語教育や職業紹介などの支援策を受けていなかったのだという。

このため4人は、「情勢が悪化し続けるシリアから逃れた人は、難民と認められるべきだ。日本で安定した生活を送りたい」と主張して難民認定するよう求めているという。

弁護団などによると、これまでにシリア人約60人が難民の申し立てをしたが、日本は政治的な迫害から逃れた亡命者の保護を念頭に置いて制度を運用しているため、認められたのは3人だけで、難民認定を求める提訴は初めてだという。

原告の1人で、シリア人の妻と幼い2人の子どもと暮らす「ユーセフ・ジュディ」氏(31歳)は「将来が見通せず、日本語も理解できないので非常に生活に困っている。難民として認めてほしいというのがいちばんの願いです」と話しているという。

訴えについて法務省入国管理局は「訴状の内容を検討して適切に対応したい」とのコメントを出した。

なお、ジュディ氏は3年前に来日し、支援者の紹介を受け、さいたま市の住宅に身を寄せている。

同氏によると、シリアにいた当時、無防備な市民が政府軍に銃撃され命を落とす場面を目の当たりにし、「民主化」を求めるデモに積極的に参加するようになったのだという。

ところが外出していたある日、政府の治安部隊がジュディ氏を逮捕しようと自宅を捜索していると知人から連絡を受け、ジュディさんは潜伏、周囲から「家族にも危害が及ぶので逃げたほうがいい」と説得され、妻や子どもを残して国外に脱出したという。

先にシリアを離れていた弟を難民として受け入れた英国に向かうつもりだったが、頼ったブローカーの手配でたどり着いたのは日本の空港だったとのこと。

ジュディ氏には人道上の配慮から在留資格が与えられたが、1年ごとに更新が必要で、また5年間の在留資格や職業紹介などの支援が受けられる難民には認定されなかったという。

「デモに参加した程度で、シリア政府から迫害を受けるおそれは認められない」というのがその理由だったという。

今年1月、家族を呼ぶことは許可され、妻と子ども2人を日本に迎え入れたもの、妻は日本語が理解できないため家に閉じこもりがちで、「買い物に行ってもこれをくださいとも言えず、外に出るのは難しい」のだという。

またジュディ氏自身も安定した仕事が見つからず、今後の生活に不安を抱えていて、「迫害されるおそれがないと言われるのは納得できない。シリアは壊滅的な状況なので難民として日本にいられることを保証してほしい」と話しているという。

なおニュースでは、ジュディ氏がデモに参加している姿を移した写真が映し出されている。

写真はハサカ県マアバダ(カルキールキー)町で撮影されたと思われる。

マアバダ町は、2012年半ば頃までにシリア政府の支配を脱した後、2013年にはシャームの民のヌスラ戦線などが勢力を伸長したが、同年末までに民主統一党の人民保護隊が制圧、2014年以降は比較的平和な状態にある。

なお現在、マアバダ町は西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)の実効支配下にあり、今月13日には同民政局のもとで統一地方選挙が実施されている。

AFP, March 17, 2015、AP, March 17, 2015、ARA News, March 17, 2015、Champress, March 17, 2015、al-Hayat, March 18, 2015、Iraqi News, March 17, 2015、Kull-na Shuraka’, March 17, 2015、al-Mada Press, March 17, 2015、Naharnet, March 17, 2015、NNA, March 17, 2015、Reuters, March 17, 2015、SANA, March 17, 2015、UPI, March 17, 2015などをもとに作成。

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シリア軍、YPG、有志連合がハサカ県、ダイル・ザウル県各所でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年3月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース市南部郊外で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また有志連合がアイン・アラブ市郊外のタッル・ヒンズィール村一帯のダーイシュ拠点などを空爆した。

一方、ARA News(3月17日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がラアス・アイン市南部郊外およぶ南西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、有志連合が同地一帯を空爆した。

ARA Newsがアイン・アラブ市一帯を空爆するのは2014年9月の空爆開始以降、初めてだという。

また西クルディスタン移行期民政局アサーイシュがカフターニーヤ市では、ダーイシュ(イスラーム国)が盗掘した石油を転売しようとしていたダーイシュ関係者2人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ジスル・スィヤーサ一帯のダーイシュ(イスラーム国)に対して砲撃を行った。

またマヤーディーン市では未明に、ダーイシュの車輌が何者かが襲撃し、複数のダーイシュ戦闘員が死傷した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月17日付)によると、ブーカマール市などでダーイシュ(イスラーム国)が2日前から市内で厳戒態勢を敷き、ダーイシュに対する攻撃を計画していたとして複数の若者を逮捕した。

さらに有志連合は、アブー・ハマーム市のダーイシュの訓練キャンプ、ブーカマール市のダーイシュ拠点複数カ所を空爆した。

他方、SANA(3月17日付)によると、シリア軍がブーカマール市のダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを攻撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

また、ムーハサン市、ダイル・ザウル市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ダーイシュ(イスラーム国)アレッポ州広報局が、新規戦闘員の教練修了を祝してマンビジュ市で「閲兵式」を行ったと発表し、その写真を公開した。

クッルナー・シュラカー(3月17日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka', March 17, 2015
Kull-na Shuraka’, March 17, 2015

また、クッルナー・シュラカー(3月17日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市北西部に位置するアルシャーフ村、ダービク村のアルシャーフ橋近くに、有志連合の空爆から戦闘員を守る堀を建設していると伝えた。

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ラッカ県では、ARA News(3月18日付)によると、「アッラーのためのジハード旅団」がカンタリー村で爆弾を爆破し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員4人を殺害した。

一方、SANA(3月17日付)によると、シリア軍がラッカ市の拠点などに対して「特殊作戦」を行い、ダーイシュ戦闘員多数を殺傷した。

シリア軍はまた、ハズィーマ村でもダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月17日付)によると、フフナ村郊外、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 17, 2015、AP, March 17, 2015、ARA News, March 17, 2015、March 18, 2015、Champress, March 17, 2015、al-Hayat, March 18, 2015、Iraqi News, March 17, 2015、Kull-na Shuraka’, March 17, 2015、al-Mada Press, March 17, 2015、Naharnet, March 17, 2015、NNA, March 17, 2015、Reuters, March 17, 2015、SANA, March 17, 2015、UPI, March 17, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県などでシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2015年3月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がフライターン市近郊の英国人墓地地区、カフルハムラ村、アレッポ市ハイダリーヤ地区、ハンダラート・キャンプ一帯、ナイラブ航空基地一帯を空爆した。

一方、SANA(3月17日付)によると、バザーア、ハンダラート・キャンプ一帯、ナイラブ航空基地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサルマー町一帯を砲撃、ジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヤードゥーダ村各所を「樽爆弾」で空爆し、ジハード主義武装集団戦闘員2人が死亡した。

またダーイル町、ブスラー・シャーム市、ハーッラ市、アクラバー村、第52旅団基地一帯、フラーク市一帯で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦、シリア軍が空爆・砲撃した。

一方、SANA(3月17日付)によると、カラク村・フラーク市街道、ダーイル、タファス、ムザイリーブ、アトマーン村、ブスラー・シャーム市、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ダルアー県で活動する第一軍団(自由シリア軍南部戦線)は、ジョン・ケリー米国務長官が「我々は最後には(シリア政府と)交渉しなければならない」と発言したことを受け声明を出し「50万の殉教者の血への無思慮、数十万の逮捕者の苦しみへの卑下、300万の難民、避難民の悲劇への無思慮」だと批判した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方無人地帯でシリア軍の攻撃により、反体制武装集団の司令官が死亡した。

またドゥーマー市、ダーライヤー市などをシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、女性1人、子供1人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を空爆し、住民2人が死亡、20人が負傷した。

一方、SANA(3月17日付)によると、ムシャイリファ村、ダルーウィーシーヤ村、カビーン村、ドゥーズィーン村、マズバル村、ラジャム・カスル村、サーリヒーヤ村、ジュッブ・ヒブル村、ウンム・サフリージュ村、ラスタン市郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(3月17日付)によると、正体不明の武装集団がカルファー村の警察署を襲撃した。

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クナイトラ県では、SANA(3月17日付)によると、ハミーディーヤ村、ナブア・サフル村、ウンム・バーティナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 17, 2015、AP, March 17, 2015、ARA News, March 17, 2015、Champress, March 17, 2015、al-Hayat, March 18, 2015、Iraqi News, March 17, 2015、Kull-na Shuraka’, March 17, 2015、al-Mada Press, March 17, 2015、Naharnet, March 17, 2015、NNA, March 17, 2015、Reuters, March 17, 2015、SANA, March 17, 2015、UPI, March 17, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県で塩素ガスを使用か(2015年3月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルミーン市各所をシリア軍が「樽爆弾」で攻撃、男性1人、その妻と子供3人、女性1人の合わせて6人が呼吸困難を訴え死亡、また数十人も同じ症状を訴えた。

複数の地元筋・医療筋によると、死傷者はいずれも「樽爆弾」に装填されていたと思われるガスを吸引して呼吸困難を訴え、使用されたのは塩素ガスの可能性が高いという。

これに関して、マサール・プレス(3月11日付)は、シリア軍が有毒ガスを装填した「樽爆弾」4発をサルミーン市・クマイナース村間の地域に投下し、6人が死亡、約100人が呼吸困難を訴えたと報じた。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまたアブー・ズフール軍事基地周辺一帯(ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、アルマナーズ市、タマーニア町)、トルコ国境に近いカフルタハーリーム町を空爆、カフルタハーリーム町だけで民間人10人が死亡、数十人が負傷した。

一方、SANA(3月17日付)によると、カフルルーヒーン村、イドリブ市・ハーリム市街道、イドリブ市・ビンニシュ市街道、タマーニア町、タマーニア町、タッル・ディーニート村、ハッルーズ村、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、バルーマー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アムネスティ・インターナショナルは、複数の目撃者の証言をもとに、シリア軍がイドリブ県サルミーン市とクマイナース村で塩素ガスを使用し、子供3人と女性を含む6人が死亡、100人以上が中毒症状を訴えたと発表した(https://www.amnestyusa.org/news/news-item/syria-evidence-of-a-fresh-war-crime-as-chlorine-gas-attack-kills-entire-family)。

死傷者のなかには「自由シリア軍」メンバーの含まれているが、その多くは民間人だという。

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一方、シリア革命反体制勢力国民連立暫定政府保険省は声明を出し、シリア軍がイドリブ県サルミーン市、クマイナース村で17日に塩素ガスを使用し、国連安保理決議第2209号に違反したと発表したうえで、同決議の規定に沿って、国連憲章第7章に基づく対応を求めた。

AFP, March 17, 2015、AP, March 17, 2015、ARA News, March 17, 2015、Champress, March 17, 2015、al-Hayat, March 18, 2015、Iraqi News, March 17, 2015、Kull-na Shuraka’, March 17, 2015、al-Mada Press, March 17, 2015、Masar Press Agency, March 17, 2015、Naharnet, March 17, 2015、NNA, March 17, 2015、Reuters, March 17, 2015、SANA, March 17, 2015、UPI, March 17, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省「フランスと英国は依然として、EUをシリアに敵対させる政策をとり続けている(2015年3月17日)

外務在外居住者省は声明を出し、ジョン・ケリー米国務長官が「我々は最後には(シリア政府と)交渉しなければならない」と発言したことに対する英仏の反発に関して「フランスと英国は依然として、EUをシリアに敵対させる政策をとり続けている…。もっとも最近の例としては、EUが昨日、シリア国民に対する制裁継続の意思を示したことがあげられる」と発表した。

SANA(3月17日付)が伝えた。

AFP, March 17, 2015、AP, March 17, 2015、ARA News, March 17, 2015、Champress, March 17, 2015、al-Hayat, March 18, 2015、Iraqi News, March 17, 2015、Kull-na Shuraka’, March 17, 2015、al-Mada Press, March 17, 2015、Naharnet, March 17, 2015、NNA, March 17, 2015、Reuters, March 17, 2015、SANA, March 17, 2015、UPI, March 17, 2015などをもとに作成。

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最新論考「シリア反体制武装勢力の同質性と異質性:アル=カーイダ系組織、ジハード主義者、「穏健な反体制派」(『国際情勢紀要』)

青山弘之「シリア反体制武装勢力の同質性と異質性:アル=カーイダ系組織、ジハード主義者、「穏健な反体制派」
『国際情勢紀要』第85号、2015年3月、125~133ページ

Ⅰ はじめに

シリアで紛争が発生してから2015年3月半ばで4年が経とうとしている。「アラブの春」の一環として始まったはずのこの紛争が「独裁政権」対「民主化運動」といったイメージとはほど遠く、混沌と暴力の応酬によって特徴づけられていることは今や周知の事実である。そこでは、シリア軍、国防隊、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(Yekîneyên Parastina Gel、略称YPG)、反体制武装勢力が入り乱れて戦いを続けるなか、米国が主導する有志連合が、一方でイスラーム国壊滅に向けて空爆を行いつつ、他方でバッシャール・アサド政権退陣をめざして「穏健な反体制派」を支援している。
本論では、現下の武力紛争における主要な当事者のうち、アル=カーイダ系組織、ジハード主義組織、「穏健な反体制派」といった言葉(カテゴリー)で分類されることが多い反体制武装勢力の組織間の関係に着目することで、その異質性と同質性を明らかにする。そのうえで、反体制武装勢力への支援や共鳴が持つ意味を考察する。なお2011年以降のシリア国内情勢の詳細な推移については「シリア・アラブの春顛末記――最新シリア情勢――」(https://syriaarabspring.info/)を参照されたい。・・・

(近日ネットにて公開予定)

YPG、シリア軍、有志連合が各地でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年3月16日)

ハサカ県によると、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、アイン・アラブ市南西部郊外(フール村・タッル・ハミース市間一帯)で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、また有志連合が同地一帯を空爆し、ダーイシュ戦闘員15人が死亡した。

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ヒムス県では、マサール・プレス(3月16日付)によると、カルヤタイン市近郊のザルカー村一帯で、反体制武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と戦闘の末、ダーイシュ戦闘員6人を殺害、同地を制圧した。

ダーイシュはカルヤタイン山地方面に撤退したという。

一方、ダーイシュはヒムス市・タドムル市街道でシリア軍部隊を要撃、兵士19人を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月16日付)によると、マーリハ農場、ダギーム農場で、シリア軍、東部地域人民抵抗運動の支援がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月16日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クッルナー・シュラカー(3月16日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)が、ティクリート市などで構成を続けるイラク軍、人民動員部隊に対抗するため、「アンサール」(シリア人戦闘員)多数を新たに派遣した、と伝えた。

AFP, March 16, 2015、AP, March 16, 2015、ARA News, March 16, 2015、Champress, March 16, 2015、al-Hayat, March 17, 2015、Iraqi News, March 16, 2015、Kull-na Shuraka’, March 16, 2015、al-Mada Press, March 16, 2015Masar Press Agency, March 16, 2015、Naharnet, March 16, 2015、NNA, March 16, 2015、Reuters, March 16, 2015、SANA, March 16, 2015、UPI, March 16, 2015などをもとに作成。

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各地でシリア軍とジハード主義武装集団の戦闘続く(2015年3月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、ブライジュ村郊外でシャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月16日付)によると、クワイリス航空基地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市、ザバディーン市、ムウダミーヤト・シャーム市郊外、タイバ村などで、ジハード主義武装集団と交戦、同地一帯を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(3月16日付)によると、マガル・ミール村、バイト・ジン村、ドゥーマー市、カラムーン地方無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区を8回にわたって空爆、またカーブーン区を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、サルマー町郊外(いわゆるクルド山)一帯をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、ジハード主義武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市、下ムハッラム村一帯を砲撃した。

一方、SANA(3月16日付)によると、タルビーサ市、ラスタン市、シャンダーヒーヤ村、ジュッブ・ヒブル村、ウンム・サフリージュ村、マヌーフ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(3月16日付)によると、カフル・ナースィジュ村、アンタル丘、カフルシャムス町、シャイフ・マスキーン市、ダルアー市ダム街道地区、マハッジャ町、ムザイリーブ町、ヤードゥーダ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(3月16日付)によると、ウンム・バーティナ村、スワイサ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イッズ旅団(シャームの民のヌスラ戦線)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月16日付)によると、バルーマー村、クマイナース村、サラーキブ市、カフルズィーター市(ハマー県)・ハーン・シャイフーン市間街道などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(3月16日付)によると、ラターミナ町、ムーリク市北部郊外、カフルズィータ村、ザカート村、アトシャーン村、アービディーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 16, 2015、AP, March 16, 2015、ARA News, March 16, 2015、Champress, March 16, 2015、al-Hayat, March 17, 2015、Iraqi News, March 16, 2015、Kull-na Shuraka’, March 16, 2015、al-Mada Press, March 16, 2015、Naharnet, March 16, 2015、NNA, March 16, 2015、Reuters, March 16, 2015、SANA, March 16, 2015、UPI, March 16, 2015などをもとに作成。

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「モスクワ2」(シリア政府と反体制派の和平交渉)に向け始動(2015年3月16日)

『ハヤート』(3月17日付)は、ロシア外務省がシリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ2」の開催(4月6~9日予定)に向けて、反体制派への招聘状の送付を開始した、と報じた。

複数の消息筋によると、「モスクワ2」には、30人の反体制派指導者の招聘が予定されており、シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ議長、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表、解放変革人民戦線のカドリー・ジャミール代表(前副首相)らを反体制組織代表として、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏、ミシェル・キールー氏、シリア国民建設潮流のルワイユ・フサイン代表、西クルディスタン移行期民政局代表、ハイサム・マンナーア氏(「カフム」の代表)、サミール・アティーヤ氏(国民呼びかけフォーラム)、ハーリド・マハーミード氏(ビジネスマン)らを個人として招聘する予定だという。

また「モスクワ2」には、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表も参加が予定されているという。

AFP, March 16, 2015、AP, March 16, 2015、ARA News, March 16, 2015、Champress, March 16, 2015、al-Hayat, March 17, 2015、Iraqi News, March 16, 2015、Kull-na Shuraka’, March 16, 2015、al-Mada Press, March 16, 2015、Naharnet, March 16, 2015、NNA, March 16, 2015、Reuters, March 16, 2015、SANA, March 16, 2015、UPI, March 16, 2015などをもとに作成。

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ケリー米国務長官「最後には(アサド大統領と)交渉しなければならない」、米・シリア諜報機関が「非敵対的に連絡」か(2015年3月15日)

ジョン・ケリー米国務長官は、CBS(3月15日付)とのインタビューで、米国側にアサド大統領と交渉する意思はあるかとの問いに、「我々は最後には交渉しなければならない」と述べた。

ケリー国務長官の主な発言(http://www.cbsnews.com/news/us-willing-to-negotiate-with-syria-assad/)は以下の通り:

「我々はジュネーブ1(2012年6月のジュネーブ合意)・プロセスの文脈において交渉しようとしいる」。

「我々が推し進めようとしているのは、彼(アサド大統領)にそうさせ(紛争を終息させ)ることだ。そうさせるため、さまざまな種類の圧力をこれまで以上に彼にかけることが必要となろう」。

「こうした圧力をかけるのに資するようなさらなるステップを検討しているということをはっきりさせておきたい」。

「アサド政権に交渉させるため、我々は、みなが政治的成果をめざし、交渉に関する彼の考えを変える決意があるということを、彼(アサド大統領)に示さなければならない」。

「こうした動きが現在進行中だ。そして私は、同盟国らの努力で、アサドにさらなる圧力がかけられると確信している」。

CBS, March 14, 2015
CBS, March 14, 2015

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マリー・ハーフ国務省副報道官は、CBSでのジョン・ケリー米国務長官の発言に関して、アサド大統領自身との交渉を意図したものではないと訂正した。

ハーフ副報道官は「アサド政権の代表がこのプロセス(紛争解決)の一部になる必要があるのは当然だ。しかし、交渉するのはアサドではなかった、そうなることもないだろう。国務長官は今日、そうは言わなかった」と述べた。

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一方、『ハヤート』(3月15日付)は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が、「アラブの春」がシリアに波及してから5年目となる3月15日の「数日前」、西側の複数の高官から、フランスは移行期開始に先立って、アサド大統領の退陣を前提条件とはもはやしていないと伝えられるとともに、米国・シリア両国の諜報機関が「非敵対的に連絡」をとっていると指摘したと報じた。

AFP, March 15, 2015、AP, March 15, 2015、ARA News, March 15, 2015、Champress, March 15, 2015、CBS, March 15, 2015、al-Hayat, March 16, 2015、Iraqi News, March 15, 2015、Kull-na Shuraka’, March 15, 2015、al-Mada Press, March 15, 2015、Naharnet, March 15, 2015、NNA, March 15, 2015、Reuters, March 15, 2015、SANA, March 15, 2015、UPI, March 15, 2015などをもとに作成。

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YPGがユーフラテス川沿いのカッラ・クーザーク橋一帯でダーイシュ(イスラーム国)への攻勢を続ける(2015年3月15日)

アレッポ県では、ARA News(3月15日付)によると、ユーフラテス川沿いのカッラ・クーザーク橋一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)を追撃、ダーイシュ戦闘員50人を殲滅した。

また、シリア人権監視団によると、有志連合がマンビジュ市郊外、タッル・ジャビーン村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハジーン市、ジャルズィー村で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の元メンバー多数を逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(3月15日付)によると、カラムーン山地東部無人地帯などで活動する東部獅子軍は、ダクワ丘一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所を攻撃し、戦闘員7人を捕捉した。

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ハサカ県では、SANA(3月15日付)によると、ハサカ市南部郊外のタッル・フダー、タッル・ターリア一帯、タッル・シャーミーラーン村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して11回の空爆を行ったと発表した。

うちシリア領内ではアイン・アラブ市一帯で空爆が行われたという。

AFP, March 15, 2015、AP, March 15, 2015、ARA News, March 15, 2015、Champress, March 15, 2015、al-Hayat, March 16, 2015、Iraqi News, March 15, 2015、Kull-na Shuraka’, March 15, 2015、al-Mada Press, March 15, 2015、Naharnet, March 15, 2015、NNA, March 15, 2015、Reuters, March 15, 2015、SANA, March 15, 2015、UPI, March 15, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県で「自由シリア軍」が親政権民兵に参加しようとした若者10人を拘束(2015年3月15日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(3月15日付)によると、使徒シャーム旅団(自由シリア軍)が、バービッラー市およびバイト・サフム市から逃走し、国防隊に参加しようとしていた若者10人を捕らえ、所持していた武器を押収した。 

Kull-na Shuraka', March 15, 2015
Kull-na Shuraka’, March 15, 2015

また、シリア軍がドゥーマー市の小学校を空爆し、児童10人が死亡した。

ARA News(3月15日付)によると、シリア軍のドゥーマー市空爆によって20人以上が死亡、100人以上が負傷したという。

一方、SANA(3月15日付)によると、カラムーン山地一帯郊外無人地帯、アーリヤ農場、リーハーン農場、ザマルカー町、ジスリーン町、アイン・タルマー村、アルバイン市、ザブディーン村、カースィミーヤ町、ダーライヤー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(3月15日付)によると、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュがカーミシュリー市各所で、人民防衛隊への徴兵を理由に、若者多数を拘束、訓練キャンプに連行した。

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ダルアー県では、SANA(3月15日付)によると、クファイル村、ズィムリーン村、サイダー町、東ガーリヤ村、ダルアー市カルク地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(3月15日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(3月15日付)によると、タッル・リフアト市、アアザーズ市、マーリア市、ハンダラート・キャンプ一帯、バーシュカウィー村一帯、ウワイジャ地区、ミスカーン村、アレッポ市カルム・マイサル地区、ラームーサ地区、シャイフ・サイード地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月15日付)によると、アブー・フバイラート村、ウカイリバート町、ジュルーフ村、カスタル村、ラスム・アワービド村、クライブ・サウル村、カフルズィーター市、ザカート村、アトシャーン村、アービディーン村、フバイト村、ビンニシュ市、サラーキブ市、アファス村、トゥウーム村、アブー・ズフール町、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、バイルーン村、マストゥーマ村、クマイナース村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(3月15日付)によると、ハーン・ジャウズ村、カフル・ディブラ村、カルト村、ルワイサ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月15日付)によると、アイン・ダナーニール村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 15, 2015、AP, March 15, 2015、ARA News, March 15, 2015、Champress, March 15, 2015、al-Hayat, March 16, 2015、Iraqi News, March 15, 2015、Kull-na Shuraka’, March 15, 2015、al-Mada Press, March 15, 2015、Naharnet, March 15, 2015、NNA, March 15, 2015、Reuters, March 15, 2015、SANA, March 15, 2015、UPI, March 15, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団は、2011年3月以降の死者数21万5,518人のうち、「民間人」に分類される「ジハード主義武装集団戦闘員」が3万6,722人にのぼると発表(2015年3月15日)

シリア人権監視団は、2011年3月18日から2015年3月14日までの4年間で紛争による死者数が21万5,518人にのぼり、そのうち「民間人」に分類される「ジハード主義武装集団戦闘員」が3万6,722人を占めている、と発表した。

その内訳は以下の通り:

民間人10万2,831人、うち子供1万808人、18歳以上の女性6,907人、ジハード主義武装集団戦闘員を含む反体制武装集団戦闘員3万6,722人。
離反兵2,505人。
シリア軍兵士:4万6,138人。
国防隊、バアス大隊、人民諸委員会、シリア民族社会党民兵、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線、「シャッビーハ」、シリア政府への密告者3万662人。
ヒズブッラー戦闘員674人。
親政権外国人(アラブ人、アジア人、イラン人)シーア派戦闘員、クドス旅団(パレスチナ人)、親政権アラブ人戦闘員2,727人。
ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、ジュンド・アクサー、ジュンド・シャーム、ハドラー大隊の外国人(アラブ人、欧米人、アジア人、オーストラリア人)戦闘員2万6,834人。
身元不明3,147人。

シリア政府側の刑務所・拘置所に拘束されている行方不明者2万人以上。
シリア政府が捕捉し、消息不明となっているジハード主義武装集団を含む反体制武装集団戦闘員1,500人以上。

シリア人権監視団は、ジハード主義武装集団戦闘員を含む反体制武装集団戦闘員を民間人として集計している。

AFP, March 15, 2015、AP, March 15, 2015、ARA News, March 15, 2015、Champress, March 15, 2015、al-Hayat, March 16, 2015、Iraqi News, March 15, 2015、Kull-na Shuraka’, March 15, 2015、al-Mada Press, March 15, 2015、Naharnet, March 15, 2015、NNA, March 15, 2015、Reuters, March 15, 2015、SANA, March 15, 2015、UPI, March 15, 2015などをもとに作成。

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民主連合運動(TEV-DEM)が紛争解決に向けた「シリア民主的解決」を発表(2015年3月15日)

民主連合運動(TEV-DEM)は「シリア民主的解決」と銘打った綱領を発表し、2011年以降の紛争の終息に向けた政治ヴィジョンを提示した。

「シリア民主的解決」の骨子は以下の通り:

1.「シリア・アラブ共和国」から 「シリア共和国」ないしは「シリア民主共和国」への国名変更。
2. 専制、(アラブ)民族優越主義の構造から、分権的民主体制への移行。
3. タクフィール・ジハード主義との戦い。
4. 祖国統一の維持と社会的多元性の尊重。
5. 危機の平和的民主的解決を信じるすべての政治勢力との協議を通じた紛争解決の最終案の策定。
6. シリア国民大会(シリア民主的和平・解決大会)の開催。
7. 戦闘停止、政治犯釈放。
8. 紛争に関与する諸外国とのコミュニケーション。
9. 移行期の運営を行う「シリア民主評議会」の設置と、同評議会による、新憲法起草と総選挙実施のための二つの委員会の設置。

民主連合運動は、「アラブの春」のシリアへの波及に伴い、シリア政府の支配を脱したハサカ県のクルド人居住地域の住民が、民主統一党の後援のもとに結成した自治のための組織。

AFP, March 15, 2015、AP, March 15, 2015、ARA News, March 15, 2015、Champress, March 15, 2015、al-Hayat, March 16, 2015、Iraqi News, March 15, 2015、Kull-na Shuraka’, March 15, 2015、al-Mada Press, March 15, 2015、Naharnet, March 15, 2015、NNA, March 15, 2015、Reuters, March 15, 2015、SANA, March 15, 2015、UPI, March 15, 2015などをもとに作成。

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イラン革命防衛隊クドス軍団のソレイマーニー司令官が副官にシリア南部での作戦の指揮を移譲(2015年3月14日)

AKI(3月14日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊クドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官が、シリア南部での革命防衛隊の活動を監督するための副司令官を任命した、と報じた。

ソレイマーニー司令官は、シリア全土における革命防衛隊の活動を統括し続けるが、シリア南部での直接の指揮にはあたらないという。

AFP, March 14, 2015、AKI, March 14, 2015、AP, March 14, 2015、ARA News, March 14, 2015、Champress, March 14, 2015、al-Hayat, March 15, 2015、Iraqi News, March 14, 2015、Kull-na Shuraka’, March 14, 2015、al-Mada Press, March 14, 2015、Naharnet, March 14, 2015、NNA, March 14, 2015、Reuters, March 14, 2015、SANA, March 14, 2015、UPI, March 14, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がレバノン領内を越境爆撃(2015年3月14日)

NNA(3月14日付)によると、シリア軍戦闘機が、ベカーア県バアルベック郡アルサール地区の領空に入り、アルサール村郊外の反体制武装集団の拠点複数カ所を空爆した。

AFP, March 14, 2015、AP, March 14, 2015、ARA News, March 14, 2015、Champress, March 14, 2015、al-Hayat, March 15, 2015、Iraqi News, March 14, 2015、Kull-na Shuraka’, March 14, 2015、al-Mada Press, March 14, 2015、Naharnet, March 14, 2015、NNA, March 14, 2015、Reuters, March 14, 2015、SANA, March 14, 2015、UPI, March 14, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)はYPGの攻勢を受け、ユーフラテス川に架かるカッラ・クーザーク橋を爆破し後退(2015年3月14日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)カッラ・クーザーク村一帯からユーフラテス川右岸に撤退後、カッラ・クーザーク橋を爆破、破壊した。

破壊には、TNT火薬が装填された「樽爆弾」が使用されたという。

カッラト・クーザーク橋の爆破は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のマンビジュ市方面への進軍を阻止するためだという。

Kull-na Shuraka', March 14, 2015
Kull-na Shuraka’, March 14, 2015

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(3月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)を名のる武装集団が、ヤルムーク区でイスラーム軍のシャリーア学者を拉致した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(3月14日付)によると、ラッカ革命家旅団がジャラビーヤ村付近で、ダーイシュ(イスラーム国)を要撃し、数十人の戦闘員を殺害した。

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ハサカ県では、ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町周辺のタッル・マガース村などで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またこの戦闘と並行して、有志連合が同じくタッル・タムル町郊外のギーブシュ村一帯を空爆した。

さらにタッル・ブラーク町一帯でも、人民防衛隊とダーイシュが交戦した。

一方、ARA News(3月14日付)によると、ハサカ市南部郊外のバーブ・ハイル村一帯に、ダーイシュ(イスラーム国)が再び進軍、シリア軍がこれに応戦した。

また、有志連合はタッル・タムル町一帯のダーイシュ拠点などを空爆した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(3月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、支配地域内の複数の病院を「背教者の機関から支援を受けている」との理由で閉鎖処分とした。

また、シリア人権監視団によると、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるブーカマール市近郊、ブーライル村を空爆した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して10回の空爆を行ったと発表した。

うちシリア領内ではアイン・アラブ市一帯、ハサカ市郊外一帯で空爆が行われたという。

AFP, March 14, 2015、AP, March 14, 2015、ARA News, March 14, 2015、March 15, 2015、Champress, March 14, 2015、al-Hayat, March 15, 2015、Iraqi News, March 14, 2015、Kull-na Shuraka’, March 14, 2015、al-Mada Press, March 14, 2015、Naharnet, March 14, 2015、NNA, March 14, 2015、Reuters, March 14, 2015、SANA, March 14, 2015、UPI, March 14, 2015などをもとに作成。

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各地でシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2015年3月14日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区を20回にわたり空爆、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともに、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市、ダーライヤー市を「樽爆弾」などで空爆し、女性1人、子供3人を含む6人が死亡した。

またクッルナー・シュラカー(3月14日付)によると、東グータ統一軍事司令部は、統一司法評議会の判決に従い、女性1人を含む6人を、スパイ罪、反逆罪、汚職罪といった罪状で処刑した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のアレッポ市アアザミーヤ地区に迫撃砲弾2発が着弾した。

またシリア軍は、ハンダラート・キャンプ一帯、ラトヤーン村一帯を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(3月14日付)によると、ハスヤー町西部の対レバノン国境地帯、ガントゥー市一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県、ダルアー県、クナイトラ県の3県が接するいわゆる「死のトライアングル」地帯では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員らが、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団との交戦を続けた。

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルシャムス町一帯を「樽爆弾」で攻撃した。

一方、SANA(3月14日付)によると、カフル・ナースィジュ村、アクラバー村、サイダー町、シャイフ・マスキーン市、ラジャート高地一帯、アトマーン村西部、タファス市、ダーイル町、ダルアー市各所などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

クナイトラ県では、SANA(3月14日付)によると、マスハラ村、ナブア・サフル村、スワイサ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線(イッズ旅団)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月14日付)によると、マアッラトミスリーン市、ハッルーズ村、アブー・ズフール町一帯、バルーマー村、ジダール・ブカフルーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、タウヒード旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アサド大統領のいとこが何者かに射殺される(2015年3月13日)

シリア人権監視団は14日、アサド大統領のいとこのムハンマド・タウフィーク・アサド氏(48歳)がラタキア県で13日、カルダーハ市の有力者とともに何者かに撃たれ、死亡した、と発表した。

ラタキア県郊外でジハード主義者との戦闘中に死亡したとの情報も流れたが、複数の消息筋はこれを否定しているという。

同監視団によると、ムハンマド・タウフィーク・アサド氏は密輸への関与や、シャッビーハ創設者の一人として知られており、「シャイフ・ジャバル」(山の長老)と呼ばれていたという。

Kull-na Shuraka', March 14, 2015
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ARA News, March 14, 2015
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Kull-na Shuraka’, March 14, 2015

 

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UNICEFシリア事務所代表「人道機関の活動を可能とするためにダーイシュ(イスラーム国)との対話を開始すべき」(2015年3月13日)

UNICEFシリア事務所代表のハーナー・スィーンジャル女史は、記者団に対して、人道機関の活動を可能とするためにダーイシュ(イスラーム国)との「対話を開始」すべきだ、と述べた。

スィーンジャル女史は「私たちはダーイシュと直接対話していない。彼らも私たちとの取引を望んでいない…。これまで彼らは、国連との対話を拒否してきた…。しかし人道機関だけの責任ではない。ダーイシュに圧力をかけ、対話を開始するための協議を行う政治責任が政治的な当事者にはある…。それゆえ、私たちはいつもさまざまなパートナーを通じて、困難に対処できる人たちと接触しようとしている」と述べた。

AFP(3月13日付)が伝えた。

AFP, March 13, 2015、AP, March 13, 2015、ARA News, March 13, 2015、Champress, March 13, 2015、al-Hayat, March 14, 2015、Iraqi News, March 13, 2015、Kull-na Shuraka’, March 13, 2015、al-Mada Press, March 13, 2015、Naharnet, March 13, 2015、NNA, March 13, 2015、Reuters, March 13, 2015、SANA, March 13, 2015、UPI, March 13, 2015などをもとに作成。

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シリア人権ネットワークは、シリア軍が17万人以上の民間人を殺害したと主張するも、戦闘員の死者数を集計せず(2015年3月13日)

シリア人権ネットワークは、2011年3月以降の紛争によって17万6,678人の民間人がシリア軍によって殺害されたとする最新の統計結果(http://sn4hr.org/arabic/2015/03/12/3684/)を発表した。

この統計結果によると、2011年3月から2015年3月10日の4年間でシリア軍が殺害した民間人の数は17万6,678人で、そのうち1万8,242人が子供、1万8,457人が女性、1万1,427人が拷問による死者だという。

シリア軍側の死者数、「穏健な反体制派」、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団、外国人戦闘員の死者については言及しなかった。

なお、同様の統計は、シリア人権監視団も2月7日に発表している。

それによると、2011年3月半ばから2014年2月までの紛争により、シリア軍将兵約4万5,000人を含む21万60人以上が死亡、このうちの約半数が民間人で、子供は1万664人、女性は6,783人にのぼるという。

また反体制武装集団の犠牲者は3万5,827人であるのに対して、シリア軍兵士の犠牲者はこれより約1万人多い4万5,385人。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などの外国人戦闘員の死者は2万4,989人にのぼるという。

またシリア政府を後援するヒズブッラー戦闘員の死者数は640人、また同戦闘員を含むイラン人、イラク人などの「シーア派」民兵戦闘員の死者数は3,000人以上にのぼるという。

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一方、シリア人権監視団は、シリア国内の刑務所、治安機関拘置所で2011年3月以降の4年間で1万2,751人の逮捕者が死亡している、と発表した。

このうち18歳以下の子供は108人で、死亡が確認された1万2,751人以外にも2万人以上の消息が不明だという。

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ダーイシュ(イスラーム国)のアドナーニー報道官が音声声明を発表(2015年3月13日)

ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官は、フルカーン広報製作機構を通じて音声声明を出し、ボコハラムの指導者アブバカル・シェカウ氏によるアブー・バクル・バグダーディー氏への忠誠(バイア)を受理したとしたうえで、ダーイシュが西アフリカへと勢力を拡大したと発表し、「カリフ制の傘下に入った西アフリカへの移住」をイスラーム教徒に呼びかけた。

またユダヤ教徒、キリスト教徒に対して「ユダヤよ、十字軍よ、あなたたちには二つの選択肢がある。イスラーム教徒になるか、ジズヤかだ。あるいは第3の選択肢もある。それはカリフ制の進軍を食い止めることができず、後悔を噛みしめることだ」。

そのうえで、「お前ら(有志連合)が、モスル、ジャラーブルス、ダルナ…を欲しているとしても、我々は、パリ、そしてローマを、カブール、カラチを、リヤドを、アンマンを、アブダビなどを欲するだろう」と述べて締めくくった。

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