ヌスラ戦線が撤退したアレッポ市北部(「安全保障地帯」)で、ダーイシュ(イスラーム国)と「穏健な反体制派」が捕虜交換(2015年8月12日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月12日付)によると、トルコ国境に近いハルジャラ村で、ダーイシュ(イスラーム国)と、「穏健な反体制派」(自由シリア軍)と目されるバーズ大隊が捕虜交換を行った。

ダーイシュ側は1年以上前にアレッポ県北部で拘束したバーズ大隊戦闘員4人を引き渡し、バーズ大隊もダーイシュ戦闘員4人を解放したという。

ハルジャラ村は、米トルコ両政府が「安全地帯」を設置することを合意した地域内に位置し、シャームの民のヌスラ戦線が拠点を「穏健な反体制派」のスルターン・ムラード旅団などに引き渡し、撤退する一方、ダーイシュの攻勢が強まっていた。

Kull-na Shuraka', August 12, 2015
Kull-na Shuraka’, August 12, 2015

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一方、ARA News(8月14日付)によると、ラッカ自由人運動がダーイシュ(イスラーム国)と「捕虜交換」を行い、拘束されていた戦闘員を解放した。

AFP, August 12, 2015、AP, August 12, 2015、ARA News, August 12, 2015、August 14, 2015、Champress, August 12, 2015、al-Hayat, August 13, 2015、Iraqi News, August 12, 2015、Kull-na Shuraka’, August 12, 2015、al-Mada Press, August 12, 2015、Naharnet, August 12, 2015、NNA, August 12, 2015、Reuters, August 12, 2015、SANA, August 12, 2015、UPI, August 12, 2015などをもとに作成。

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ファトフ軍に参加するジュンド・アクサー機構が「外国の計略」に乗り、幹部暗殺を企てていた「穏健な反体制派」のメンバー5人を処刑(2015年8月12日)

ファトフ軍を構成するジュンド・アクサー機構は声明を出し、外国の計略に乗り、シャームの民のヌスラ戦線やジュンド・アクサー機構の司令官の暗殺を目的として要請された組織(「穏健な反体制派」)のメンバー5人をイドリブ県某所で処刑したと発表した。

Kull-na Shuraka', August 12, 2015
Kull-na Shuraka’, August 12, 2015

 

AFP, August 12, 2015、AP, August 12, 2015、ARA News, August 12, 2015、Champress, August 12, 2015、al-Hayat, August 13, 2015、Iraqi News, August 12, 2015、Kull-na Shuraka’, August 12, 2015、al-Mada Press, August 12, 2015、Naharnet, August 12, 2015、NNA, August 12, 2015、Reuters, August 12, 2015、SANA, August 12, 2015、UPI, August 12, 2015などをもとに作成。

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レバノンで「爆弾製造に使用することも可能な化学物質」をシリア国境地帯に持ち込もうとした男性逮捕(2015年8月12日)

ナハールネット(8月12日付)によると、レバノン軍司令部は声明を出し、「爆弾製造に使用することも可能な化学物質」をベカーア県バアルベック郡アルサール村の北東部郊外(シリア国境地帯)に持ち込もうとしたレバノン人男性アフマド・ハーリド・フジャイリー氏を軍が逮捕したと発表した。

AFP, August 12, 2015、AP, August 12, 2015、ARA News, August 12, 2015、Champress, August 12, 2015、al-Hayat, August 13, 2015、Iraqi News, August 12, 2015、Kull-na Shuraka’, August 12, 2015、al-Mada Press, August 12, 2015、Naharnet, August 12, 2015、NNA, August 12, 2015、Reuters, August 12, 2015、SANA, August 12, 2015、UPI, August 12, 2015などをもとに作成。

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反体制武装集団が首都ダマスカスを無差別砲撃し13人死亡、シリア軍もダマスカス郊外県一帯を報復爆撃し37人死亡(2015年8月12日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が早朝、迫撃砲50発以上で無差別砲撃を行い、ロシア大使館周辺(アダウィー地区)、ウマウィーイーン広場、ザバダーニー地区、バグダード糸折り、マッザ区、カッザーズ地区、アブー・ルンマーナ地区、機械電気工学部一帯、バラームカ地区、大統領橋など各所が被弾、民間人10人を含む13人が死亡、60人あまりが負傷した。

SANA(8月12日付)によると、この攻撃により、5人が死亡、55人が負傷したという。

またSANAによると、旧市街にあるダマスカス城と国立博物館敷地内に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市、ハムーリーヤ市、サクバー市、カフルバトナー町など東西グータ地域一帯を激しく空爆、子供4人を含む37人が死亡、120人以上が負傷した。

またシリア軍はドゥーマー市、ムウダミーヤト・シャーム市一帯を砲撃し、子供、女性を含む複数人が負傷した。

一方、シリア政府の支配下にあるダーヒヤト・アサド町、サイイダ・ザイナブ町には、迫撃砲弾が着弾した。

シリア軍による空爆は、ダマスカス県に対して反体制武装集団が無差別砲撃を行った数時間後に行われた。

さらに、ハラスター市では、何者かがドゥマイル市にあるイスラーム軍の本部に爆発物を投げ込み、建物が被害を受けた。

このほか、ヤルダー市では、パレスチナ人男性1人がシリア軍に狙撃され、死亡した。

他方、SANA(8月12日付)によると、サクバー市、ドゥーマー市、カフルバトナー町、ハムーリーヤ市、ダーライヤー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、イスラーム殉教者旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、東グータ地方、西グータ地方各所で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍の拠点に対して空爆を続けた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、有志連合の空爆では、ファトフ軍に参加するスンナ軍の戦闘員10人も死亡した。

一方、SANA(8月12日付)によると、アリーハー市、ハーン・シャイフーン市、マアッラトミスリーン市、アブー・ズフール航空基地一帯、ハシール村北部、ウンム・ジャリーン村、ハミーディーヤ村、アルバイーン山一帯をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(8月12日付)によると、カーヒラ村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ村、ザジュラム丘、フワイジャ村、バフサ村、ドゥワイル・アクラード村をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月12日付)によると、アレッポ市アズィーズィーヤ地区、ジョルジュ・ラフドゥー交差点一帯に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、女性2人を含む4人が死亡、3人が負傷した。

SANAによると、アレッポ市各所では、ムジャーヒディーン軍、アンサール旅団、自由旅団、アレッポ市旅団、アレッポ・シャフバー旅団、アムジャード・イスラーム旅団といった武装集団が活動しているという。

また、アレッポ市バニー・ザイド地区、旧市街、シャイフ・サイード地区、ラームーサ地区、ナイラブ航空基地一帯、ワディーヒー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月12日付)によると、東ガーリヤ村、ヌアイマ村、ヤードゥーダ村、ザアタル丘、ダルアー市内各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月12日付)によると、ダイル・フール村、アーミリーヤ村、タルビーサ市一帯、タッル・ウマリー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月12日付)によると、ジュッブ・アフマル村、アブー・リーシャ村、ラウダ村・ラビーア町交差点で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 12, 2015、AP, August 12, 2015、ARA News, August 12, 2015、Champress, August 12, 2015、al-Hayat, August 13, 2015、Iraqi News, August 12, 2015、Kull-na Shuraka’, August 12, 2015、al-Mada Press, August 12, 2015、Naharnet, August 12, 2015、NNA, August 12, 2015、Reuters, August 12, 2015、SANA, August 12, 2015、UPI, August 12, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県カンスフラ村で、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーム自由人イスラーム運動本部に対して自爆攻撃(2015年8月12日)

イドリブ県では、ARA News(8月12日付)によると、カンスフラ村にあるシャーム自由人イスラーム運動の本部近くで、ダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団の戦闘員が自爆ベルトを爆発させ、シャーム自由人イスラーム運動多数が死傷した。

ダーイシュ戦闘員は当初、爆弾を積んだ車をシャーム自由人イスラーム運動の本部に突撃させて自爆しようとしたが失敗し、その後、本部近くで午後の礼拝を行っていたシャーム自由人イスラーム運動メンバーを狙って、自爆ベルトを爆発させたという。

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ハサカ県では、ARA News(8月12日付)によると、タッル・ハミース市郊外のガズィーラ村一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、有志連合が航空支援を行った。

また、ARA News(8月13日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市北東部郊外にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊拠点を襲撃、爆弾を仕掛けた車を爆発させた。

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(8月12日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線が占拠ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯で、シリア軍、国防隊、PFLP-GC民兵が、ダーイシュ、ヌスラ戦線など反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(8月12日付)によると、タドムル市南西部、ジャズル・ガス採掘所一帯、アブー・ジャリース村、ガズィーラ村、イッズッディーン町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月12日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯、ブラート村東部、サフィーラ市東部で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ARA News(8月13日付)によると、有志連合はアイン・アラブ市南部に位置するナジュブ城一帯を空爆した。

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ARA News(8月12日付)は、トルコ南東部のインジルリク空軍基地に配備された米軍機がダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦に初めて参加し、ハサカ県内のダーイシュ拠点などに対し5回の空爆を行ったと伝えた。


AFP, August 12, 2015、AP, August 12, 2015、ARA News, August 12, 2015、August 13, 2015、Champress, August 12, 2015、al-Hayat, August 13, 2015、Iraqi News, August 12, 2015、Kull-na Shuraka’, August 12, 2015、al-Mada Press, August 12, 2015、Naharnet, August 12, 2015、NNA, August 12, 2015、Reuters, August 12, 2015、SANA, August 12, 2015、UPI, August 12, 2015などをもとに作成。

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トルコ、イラン、そしてシリアの野党の仲介により、ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)で一時停戦(2015年8月12日)

ダマスカス郊外県では、AFP(8月12日付)によると、ザバダーニー市一帯で戦闘を続けるシリア軍(第4師団)、ヒズブッラー戦闘員と、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団および地元の武装集団の間で、72時間の一時停戦が発効した。

ムハンマドを名乗る地元住民によると、一時停戦を受け、ザバダーニー市での戦闘は12日早朝には収束し、銃声、砲声などはほとんど聞こえないという。

シリア人権監視団によると、一時停戦は11日晩に合意され、当初の停戦期間は12日午前6時から14日午前6時までの48時間と設定されていたが、12日昼に、15日午前6時まで延長することで再度合意がなされたという。

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これに関して、『ハヤート』(8月13日付)は、複数の活動家やシリア人権監視団の情報として、トルコの仲介で行われたアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動とイランの使節団の折衝の結果、一時停戦合意が成立したと伝えた。

交渉は現在も続いており、ファトフ軍が包囲するイドリブ県フーア市、カファルヤー町(いずれもシリア政府支配下のシーア派の町)への食糧物資搬入を条件に、シリア軍とヒズブッラーと攻勢を受ける反体制武装集団のザバダーニー市からの安全な退去を認めることなどが協議されているという。

シャーム自由人イスラーム運動とイランの交渉は一端中断していたが、数日前に再開されていたという。

シリア政府に近い高官もまた、停戦が、トルコとイランの仲介の結果として成立したと述べているという。

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一方、野党の団結党(シリア・アラブ団結党、https://syriaarabspring.info/?page_id=942)のムハンマド・アブー・カースィム書記長は、AFPに対して、自身がザバダーニー市内で活動する活動家らを代表して、シリア政府側と交渉を行い、停戦を実現したと語った。

アブー・カースィム書記長は「団結党は、新たな合意に向けシリア政府と交渉する権限を(反体制武装集団から)与えられた…。(ザバダーニー市で)軍事作戦が始まって以来、我々はザバダーニー市での危機の解決策を模索してきた…。我々(反体制活動家側)は、犠牲者を可能な限り最小限に食い止めるため戦闘を停止したいと考え、停戦を受け入れた…。我々は今後、武装集団がザバダーニーにとどまることは受け入れない」と述べた。

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なお、『ハヤート』(8月14日付)によると、この停戦合意では、イドリブ県のフーア市、カファルヤー町一帯での戦闘停止も含まれているという。

AFP, August 12, 2015、AP, August 12, 2015、ARA News, August 12, 2015、Champress, August 12, 2015、al-Hayat, August 13, 2015、August 14, 2015、Iraqi News, August 12, 2015、Kull-na Shuraka’, August 12, 2015、al-Mada Press, August 12, 2015、Naharnet, August 12, 2015、NNA, August 12, 2015、Reuters, August 12, 2015、SANA, August 12, 2015、UPI, August 12, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県北部のマーリア市をダーイシュ(イスラーム国)が攻撃、反体制武装集団と交戦(2015年8月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ウンム・フーシュ村を制圧したダーイシュ(イスラーム国)がトルコ国境に近いマーリア市に進軍し、同地を支配する反体制武装集団(「自由シリア軍」を名乗る武装集団)と交戦した。

この戦闘で反体制武装集団戦闘員25人とダーイシュ戦闘員8人が死亡した。

マーリア市は、米トルコ両政府が「安全地帯」に設置することに合意したとされる地域内に位置しており、同地域ではアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が有志連合には参加できないとして撤退し、スルターン・ムラード旅団などに拠点を明け渡す一方、ダーイシュが攻勢を強めていた。

一方、SANA(8月11日付)によると、西クワイリス村、アルバイド村、東クワイリス町、ターディフ市、航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、シャーイル・ガス採掘所一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(8月11日付)によると、タドムル市、ワーディー・マースィク一帯、東サラーム村、スルターニーヤ村、柑橘農園一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯、シャーイル・ガス採掘所東部、マギーズィール村、フワイスィース村、マハッサ地区一帯、カルヤタイン市南部などで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(8月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャッダーディー市で、メンバーの一人でアブー・ウマル・ジャズラーウィーを名乗るサウジアラビア人医師とヤズィード教徒のクルド人女性看護師2人が、「メンバー5人がAIDSに感染したとの情報を流した」として処刑した。

ダーイシュはまた、シリア人および外国人メンバー80人以上をシャッダーディー市で処刑し、郊外に遺棄したという。

処刑されたメンバーは、最近のハサカ市一帯での戦闘での任務放棄などの罪を問われて処刑されたという。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月11日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は9回におよび、ハサカ市近郊(5回)、アレッポ市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, August 11, 2015、AP, August 11, 2015、ARA News, August 11, 2015、Champress, August 11, 2015、al-Hayat, August 12, 2015、Iraqi News, August 11, 2015、Kull-na Shuraka’, August 11, 2015、al-Mada Press, August 11, 2015、Naharnet, August 11, 2015、NNA, August 11, 2015、Reuters, August 11, 2015、SANA, August 11, 2015、UPI, August 11, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県フーア市一帯でファトフ軍の攻勢続く(2015年8月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下にあるフーア市およびカファルヤー町(いずれもシーア派宗徒が多く居住)周辺で、国防隊、人民諸委員会、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構などからなる武装集団と激しく交戦し、国防隊側の戦闘員20人以上、反体制武装集団戦闘員15人以上が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月11日付)によると、ファトフ軍を主導するシャーム自由人イスラーム運動は、シリア政府支配下のフーア市(シーア派の町)兵舎周辺のシリア軍拠点複数カ所を制圧したという。

シリア人権監視団によると、シリア軍はマアッラトミスリーン市、ハーミディーヤ村、ジャバーラー村、ハーン・シャイフーン市、カナスィーヤ・ナフラ村などを空爆し、子供2人が死亡、多数が負傷した。

一方、SANA(8月11日付)によると、アブー・ズフール町、ハシール村北部、ウンム・ジャリーン村、タッル・サラムー村、トゥルア村、トゥウーム村、ビンニシュ市、フーア市およびカフファルヤー町周辺、ザルダーナー市、マアッラトミスリーン市、ラーム・ハムダーン村、フバイト村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ARA News(8月11日付)によると、シリア軍がイドリブ市内の野菜市場を「樽爆弾」で空爆し、15人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハウワーシュ村、ヒルバト・ナークース村、ラフジャーン村などを空爆した。

一方、SANA(8月11日付)によると、キャンプ・アルマーン、フールー村、サフサーファ村、ジュッブ・アフマル村、ズィヤーラ村一帯、ヒルバト・ナークース村、マンスーラ村、マシュバク村、アンカーウィー村、フワイジャ村、マウザラ村、マアルカバ村、ラハーヤー村、タッル・ワースィト村などをシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マイダーン地区、バーブ・ファラジュ地区、ザフラー協会地区、スィルヤーン・ジュダイダ地区、シーハーン地区、ハムダーニーヤ地区をシリア軍が砲撃し、子供9人を含む14人が死亡した

これに対して、反体制武装集団側もシリア政府支配下のアシュラフィーヤ地区、マサーキン・サビール地区、ティシュリーン通り一帯を砲撃した。

また両者は、アレッポ市バニー・ザイド地区、ライラムーン地区、ブスターン・バーシャー地区、アシュラフィーヤ地区、ハーリディーヤ地区、シーハーン交差点一帯、スライマーン・ハラビー地区などで交戦した。

一方、SANA(8月11日付)によると、アレッポ市ザフラー協会地区、ブスターン・カスル地区、アシュラフィーヤ地区、旧市街、スライマーン・ハラビー地区、ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区、科学研究センター一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、アレッポ市サアドッラー・ジャービリー広場に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、22人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市各所を「樽爆弾」で空爆し、「ダーライヤー炎上の戦い」と称して攻撃を強めるジハード主義武装集団と交戦した。

またザバダーニー市では、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦、シリア軍が同地を「樽爆弾」などで空爆した。

このほかシリア軍は、アルバイーン市、ドゥーマー市などにも「樽爆弾」で空爆を行ったほか、バーラー村、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月11日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともにザバダーニー市での軍事作戦を継続し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殲滅し、市内北部および東部の建物群11カ所を新たに制圧した。

また、ハラスター市郊外を反体制武装集団が迫撃砲で攻撃し、2人が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がジャウバル区のシリア軍拠点を攻撃し、シリア軍兵士・国防隊隊員複数が死傷した。

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ヒムス県では、SANA(8月11日付)によると、ウンム・シャルシューフ村、ガントゥー市、ハラーリーヤ、タルビーサ市南部、ラスタン市、イッズッディーン町、クナイトラートで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ヒムス市各所に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、1人が死亡した。

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ダルアー県では、SANA(8月11日付)によると、ダルアー市内に潜入しようとした反体制武装集団をシリア軍が撃退する一方、ヌアイマ村に対して特殊作戦を行い、ヤルムーク軍のバッシャール・ズウビー司令官、ムウタスィム・ビッラー旅団のアフマド・ナイーミー司令官ら戦闘員50人以上を殲滅した。

シリア軍はまた、ダルアー市電力会社東部、アトマーン村、ヤードゥーダ村、西ガーリヤ村南部、東ガーリヤ村、ラジャート高地一帯、ナスィーブ村、ジーザ町で反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

なお、ダルアー市難民キャンプ地区一帯、ヌアイマ村に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、女性5人、女児1人を含む8人が死亡、50人以上が負傷したという。

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スワイダー県では、SANA(8月11日付)によると、ブサイナ高地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月11日付)によると、ラビーア町一帯をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 11, 2015、AP, August 11, 2015、ARA News, August 11, 2015、Champress, August 11, 2015、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2015、al-Hayat, August 12, 2015、Iraqi News, August 11, 2015、Kull-na Shuraka’, August 11, 2015、al-Mada Press, August 11, 2015、Naharnet, August 11, 2015、NNA, August 11, 2015、Reuters, August 11, 2015、SANA, August 11, 2015、UPI, August 11, 2015などをもとに作成。

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サウジアラビアのジュバイル外相がラブロフ露外相と会談「アサド、イランはシリア問題の一部をなしており、解決策の一部とはなり得ない」(2015年8月11日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣はロシアを訪問し、モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、シリア情勢など国際情勢・地域情勢、二国間関係について意見を交わした。

会談後の記者会見で、ラブロフ外務大臣は、シリア情勢に関して、「テロとの戦い」において協調を行う必要があるとの認識をジュバイル外務大臣と共有しており、ダーイシュ(イスラーム国)殲滅に向けた域内同盟の結成を呼びかけるヴラジミール・プーチン大統領のイニシアチブに関して一定の成果がもたらされたとしつつ、「アサド大統領の進退」などをめぐって「いくつかの相違点」が残されたことを認めた。

一方、ジュバイル外務大臣は、「シリアの未来にアサドの居場所はない」とするサウジアラビア政府の対シリア政策の基本姿勢を改めて表明、アサド大統領が「問題の一部をなしており、解決策の一部をなさない」と主張した。

また「バッシャール・アサドの体制、そしてバッシャール・アサド自身は終わったと考えている。政治プロセスを通じて去るか、軍事プロセスにより終わることになる。我々は、国際社会が政治プロセスを通じてバッシャール・アサドを退任させるための手段を見出すことができると望んでいる」と述べた。

プーチン大統領が提唱するダーイシュに対する域内同盟に関して、ジュバイル外務大臣は「シリア政府がその一角をなすテロと戦うためのいかなる同盟にも参加しない」と述べ、シリア軍がダーイシュの拠点拡大強化を支援していると断じた。

その一方で、ジュネーブ合意(2012年)が設置を求めている移行期統治機関については、「テロとの戦い、シリア人保護において役割を果たし得る」との見方を示した。

『ハヤート』(8月12日付)が伝えた。

ARA News(8月11日付)によると、ジュバイル外務大臣はまた、イランに関しても「イランはシリアにおける問題の一部分をなしており、危機解決を何ら保障するものでない」としたうえで、「イランは、ヒズブッラー戦闘員などシリア領内のすべての民兵を撤退させる必要がある」と非難した。

al-Hayat, August 12, 2015
al-Hayat, August 12, 2015

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シリアの外務在外居住者省公式筋は、SANA(8月11日付)に対し、ロシアを訪問中のサウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣の姿勢を厳しく非難した。

同公式筋は、「中世から逃げ延び、立憲制に依拠せず、シリア、イエメン両国民の血でその手を染めているサウジアラビア政府は、正統性や合法性について語る資格がもっともない」としたうえで、ダーイシュ(イスラーム国)とサウジアラビア政府は、イスラーム教の名の下に殺戮を行うという思考・行動様式において共通していると指弾した。

AFP, August 11, 2015、AP, August 11, 2015、ARA News, August 11, 2015、Champress, August 11, 2015、al-Hayat, August 12, 2015、Iraqi News, August 11, 2015、Kull-na Shuraka’, August 11, 2015、al-Mada Press, August 11, 2015、Naharnet, August 11, 2015、NNA, August 11, 2015、Reuters, August 11, 2015、SANA, August 11, 2015、UPI, August 11, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

有志連合(米軍)がイドリブ県のトルコ国境に位置するファトフ軍の爆弾・ロケット製造工場を爆撃し、子供ら25人が死亡(2015年8月11日)

イドリブ県では、ARA News(8月11日付)によると、有志連合がトルコ国境に位置するアティマ村のファトフ軍の拠点複数カ所を空爆し、子供を含む民間人25人が巻き添えとなって死亡した。

空爆は、アティマ村にあるファトフ軍所属部隊の爆弾・ロケット弾製造工場などを標的として実施され、製造工場と周辺の建物が全壊し、民間人25人が死亡したという。

ファトフ軍はイドリブ県ほぼ全域を実効支配する武装集団で、アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などからなる反体制武装集団。

AFP, August 11, 2015、AP, August 11, 2015、ARA News, August 11, 2015、Champress, August 11, 2015、al-Hayat, August 12, 2015、Iraqi News, August 11, 2015、Kull-na Shuraka’, August 11, 2015、al-Mada Press, August 11, 2015、Naharnet, August 11, 2015、NNA, August 11, 2015、Reuters, August 11, 2015、SANA, August 11, 2015、UPI, August 11, 2015などをもとに作成。

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スルターン・ムラード旅団(自由シリア軍)がトルコからアレッポ県北部に入り、ヌスラ戦線の制圧地域移譲(2015年8月11日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月11日付)などによると、スルターン・ムラード旅団(自由シリア軍)の数十人が四輪駆動車、貨物車輌を連ねて、トルコ領内からバーブ・サラーマ国境通行所を通過、シリア領内に入った。

これに合わせて、スルターン・ムラード旅団は10日付で声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線から県北部のハワール・キリス村、ダルハ村を移譲されたことを正式に発表した。

Kull-na Shuraka', August 11, 2015
Kull-na Shuraka’, August 11, 2015

AFP, August 11, 2015、AP, August 11, 2015、ARA News, August 11, 2015、Champress, August 11, 2015、al-Hayat, August 12, 2015、Iraqi News, August 11, 2015、Kull-na Shuraka’, August 11, 2015、al-Mada Press, August 11, 2015、Naharnet, August 11, 2015、NNA, August 11, 2015、Reuters, August 11, 2015、SANA, August 11, 2015、UPI, August 11, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は米トルコ両政府によるアレッポ県北部での「安全地帯」設置を支持(2015年8月11日)

アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、米トルコ政府がアレッポ県北部のトルコ国境地帯に設置することを合意した「安全地帯」に関して、「シリア北部の人道状況の改善」に資するとし、支持を表明した。

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AFP, August 11, 2015、AP, August 11, 2015、ARA News, August 11, 2015、Champress, August 11, 2015、al-Hayat, August 12, 2015、Iraqi News, August 11, 2015、Kull-na Shuraka’, August 11, 2015、al-Mada Press, August 11, 2015、Naharnet, August 11, 2015、NNA, August 11, 2015、Reuters, August 11, 2015、SANA, August 11, 2015、UPI, August 11, 2015などをもとに作成。

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旬刊シリア情勢(試作版2015年8月1~10日)

2015年8月1日(土)から10日(月)までのシリアをめぐる主な動きは以下の通り。

1. トルコで米軍が教練した「穏健な反体制派」の第30師団をめぐる混乱を突くかたちで、ダーイシュがアレッポ県北部の「安全地帯」で勢力伸長

米トルコ両国政府が7月末にアレッポ県北部に設置することで合意したとされる「安全地帯」(安全保障島)では、トルコ領内で米軍の教練を受けた「穏健な反体制派」の第30(歩兵)師団戦闘員60人あまりが進軍した。

だが、米国が支援する「穏健な反体制派」の勢力拡大に警戒感を示すアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線は、活動開始間もない第30師団の士官1人を含む戦闘員複数名をアアザーズ市(アレッポ県)拘束し、また同師団の拠点を襲撃した。

これに対して、米軍はただちに、アアザーズ市郊外のヌスラ戦線拠点などを空爆すると、ヌスラ戦線は「安全地帯」の設置をめざす米トルコの方針から距離を置くようになり、有志連合と協力することはできないとして、「安全地帯」から撤退した。

ヌスラ戦線の撤退により、「権力の真空」が生じた「安全地帯」では、ダーイシュが攻勢を強め、反体制武装集団(シャーム自由人イスラーム運動、シャーム戦線)などの拠点都市であるマーリア市周辺の村々への進攻を開始した。

(主な関連記事)

■ヌスラ戦線が、米国の教練を受けた「第30師団」メンバー拘束、有志連合の空爆現場のビデオ映像を公開(2015年8月1日)
シャームの民のヌスラ戦線の広報部門マナーラ・バイダーのアレッポ特派員は、「ヌスラ戦線兵士はシリア北部に伸びる米国の腕を阻止するための軍事作戦を開始する」と題した約3分間のビデオ映像(https://www.youtube … 続きを読む
■ヌスラ戦線は、有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)攻撃に参加しないため、アレッポ県北部の前線から撤退すると発表(2015年8月10日)
シャームの民のヌスラ戦線はインターネットを通じて声明を出し、米トルコ両国政府によるアレッポ県北部の「安全地帯設置」設置を受けるかたちで、同県北部の「ダーイシュ(イスラーム国)との前線からの撤退を宣言する」と発表した。
ヌ … 続きを読む
■シリア人権監視団「有志連合は、ヌスラ戦線の襲撃を受けた「第30師団」を直ちに空爆で支援」(2015年8月2日) シリア人権監視団は、シャームの民のヌスラ戦線が7月30日に、米軍の軍事教練を受け、トルコから2週間以上前にシリア領内に潜入した第30師団司令官ら8人を拉致したことに関連して、ヌスラ戦線が同じ日にマーリキーヤ村の第30師団 … 続きを読む
■アーネスト米ホワイトハウス報道官「米軍のシリア領内での作戦にシリア政府は介入すべきでない」(2015年8月3日) ジョシュ・アーネスト米ホワイトハウス報道官は、米軍がトルコ領内で教練したシリアの「穏健な反体制派」に対する航空支援を決定したとする報道に関して、シリア政府は米軍のシリア領内での作戦に「介入すべきでない」と述べ、シリア政府
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■ヌスラ戦線が米軍の教練を受けた「穏健な反体制派」(新シリア軍)メンバー5人を新たに拉致(2015年8月3日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が、アフリーン市郊外のカーフ村で、米軍の教練を受けトルコからシリア領内に入っていた「穏健な反体制派」の第30師団の戦闘員5人を新たに
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■米匿名高官「米軍の軍事教練を受けた「穏健な反体制派」を空爆で支援することを米政府は決定」(2015年8月3日) 『ハヤート』(8月4日付)、ロイター通信(8月3日付)などは、米国の複数の高官が匿名を条件に、米軍の軍事教練を受けた「穏健な反体制派」に空爆などを通じて支援を行うと米政府が決定したことを明かしたと伝えた。 匿名高官らによると … 続きを読む
■米軍の教練を受けた「穏健な反体制派」の第30師団が、ヌスラ戦線に事実上の降伏宣言、米国の意に反して活動方針をダーイシュ掃討から、ダーイシュおよびシリア政府との戦いに転換(2015年8月5日)
トルコ領内で米軍の教練を受け、シリア潜入直後にシャームの民のヌスラ戦線によって司令官らを拉致された「穏健な反体制派」の第30師団は、インターネットを通じて声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)とシリア政府と戦うために結成
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■トルコ外相「米国とともに”近く”ダーイシュ(イスラーム国)への全面戦争を行う」(2015年8月5日) トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は訪問先のマレーシアの首都クアラルンプールでジョン・ケリー米国務長官と会談した。 会談後、チャヴシュオール外務大臣は「米軍の有人戦闘機および無人航空機がトルコのインジルリク空軍
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■トルコによるイラク北部のPKK拠点への空爆、米国によるシリア北部の「安全地帯」設置、「穏健な反体制派」への支援に関する米トルコ間の合意の全貌(2015年8月5日) 『ハヤート』(8月5日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、ダーイシュ(イスラーム国)による領内での「テロ」に端を発するイラク北部へのトルコ軍の空爆やシリア北部での「安全保障地域」(安全保障島、جزيرة آمنة) … 続きを読む
■トルコ当局がダーイシュ(イスラーム国)支配下のタッル・アブヤド市に隣接するアクチャカレ一帯を「暫定軍事安全地帯」に指定(2015年8月6日) ドゥラル・シャーミーヤ(8月6日付)は、シャンウルファ県のトルコ当局の話として、トルコ当局がシリア国境に面するアクチャカレ郡の3カ所を「暫定軍事安全地帯」を指定したと伝えた。
「暫定軍事安全地帯」指定は、8月6日 … 続きを読む
■アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)と戦う「穏健な反体制派」の司令官が何者かによって拉致(2015年8月8日) アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月8日付)が、ウンム・フーシュ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と戦っていたスルターン・ムラード旅団のアンマール・ハーッジ・ガーズィー司令官が同地で6日に何者かに拉致され、消息が
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■北部ウンム・フーシュ村を制圧、ヌスラ戦線は米トルコが設置したアレッポ県北部の「安全地帯」からの撤退を続ける(2015年8月9日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ジハード主義武装集団などの支配下にあるウンム・フーシュ村で、戦闘員が自爆攻撃などを行い、ジハード主義者18人を殲滅、同地を制圧した。 この戦闘で、ダ … 続きを読む
■ヌスラ戦線は、有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)攻撃に参加しないため、アレッポ県北部の前線から撤退すると発表(2015年8月10日) シャームの民のヌスラ戦線はインターネットを通じて声明を出し、米トルコ両国政府によるアレッポ県北部の「安全地帯設置」設置を受けるかたちで、同県北部の「ダーイシュ(イスラーム国)との前線からの撤退を宣言する」と発表した。
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2. シリア軍とファトフ軍の攻防 、YPGとヌスラ戦線の戦闘頻発化

イドリブ県西部、ハマー県北部のガーブ平原一帯に勢力を伸張したファトフ軍(アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、シャーム自由人イスラーム運動などからなる連合組織)とシリア軍、国防隊の攻防戦が続き、シリア政府の支配下にとどまるイドリブ県フーア市およびカファルヤー町(いずれもシーア派住民が多い)一帯へのファトフ軍の無差別砲撃が強まる一方、シリア軍は、国防隊、レバノンのヒズブッラー、パレスチナ解放軍とともに、ダマスカス郊外県西部における反体制武装集団の最後の拠点ザバダーニー市制圧に向け作戦を継続した。

こうしたなか、ザバダーニー市とイドリブ県双方における戦闘を主導するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動が、イラン政府高官とザバダーニー市での停戦をめぐる交渉を行っていることを認めた。

一方、アレッポ県とイドリブ県の県境では、クルド民族主義政党の民主統一党が主導する西クルディスタン移行期文民局アフリーン地区が、トルコ国境に位置するヌスラ戦線の拠点アティマ村方面に勢力を伸張し、人民防衛隊(YPG)とヌスラ戦線との戦闘が頻発するようになった。

(主な関連記事)

■シリア軍がハマー県北部のザイズーン発電所一帯を制圧(2015年8月1日) ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原北部で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団と交戦し、シリア軍兵士・国防隊隊員20人以上が死亡、反体制武装集団側も戦闘員19人が死亡した。
同監視団による … 続きを読む
■イドリブ県アティマ村一帯でYPGとヌスラ戦線が交戦(2015年8月1日) イドリブ県では、『ハヤート』(8月2日付)によると、トルコ国境に位置するアティマ村近郊のダイル・バッルート村で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とシャームの民のヌスラ戦線が交戦した。 戦闘は、人民防衛隊が同地に監 … 続きを読む
■シリア軍がラタキア県とアリーハー市を結ぶジスル・シュグール市郊外の戦略的要衝のフライカ村を奪還(2015年8月2日) イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒズブッラー戦闘員、国防隊とともに、ラタキア県とアリーハー市を結ぶジスル・シュグール市郊外の戦略的要衝のフライカ村で、3日間に及ぶ反体制武装集団との戦闘を征し、同地を制
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■ファトフ軍がイドリブ県にあるシーア派の町フーア市地下でトンネルを爆破、また「地獄の大砲」など1,000発以上で無差別砲撃(2015年8月10日)
イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月10日付)によると、ファトフ軍がシリア政府支配下にあるフーア市に向かって掘削した地下トンネル内で爆弾を爆発させ、ヒズブッラー戦闘員、国防隊隊員数十人を殺害した。
この地下トンネ … 続きを読む
■イドリブ県でシリア軍戦闘機が墜落し30人以上が死亡、フライカ村一帯で戦闘続く(2015年8月3日) イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍の制圧下にあるアリーハー市中心街を空爆していたシリア軍戦闘機1機(MiG-21)が「技術的な問題」で墜落し、子供2人を含む31人が死亡、40人あまりが負傷した(その後死 … 続きを読む
■イドリブ県南部、ハマー県北部でシリア軍とファトフ軍らの戦闘続く(2015年8月4日) イドリブ県では、シリア人権監視団によると、フライカ村一帯、ハムカ丘一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア人・アラブ人戦闘員が、ハック旅団、ジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線、スンナ軍、アンサー
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■シャーム自由人イスラーム運動は、ザバダーニー市停戦に向けたイランとの交渉が中断したと発表(2015年8月5日) シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、ダマスカス県ザバダーニー市での停戦に向けてイランの高官と交渉していることを認めたうえで、イラン側がザバダーニー市からの住民の退去に固執したために交渉が中断したと発表、同市一帯の「
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■イドリブ県・ハマー県境でヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が反転攻勢、ザイズーン発電所を奪還(2015年8月5日) シリア人権監視団によると、イドリブ県南部のジスル・シュグール市一帯、ハマー県北部のガーブ平原一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系戦闘員と、ハック旅団、シャーム軍団、スンナムン、第101歩兵師団 … 続きを読む
■トルコ国境地帯でヌスラ戦線とYPGが交戦(2015年8月6日) シリア人権監視団によると、トルコ国境地帯に位置するイドリブ県アティマ村とアレッポ県ジンディールス町を結ぶ地域で、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。
戦闘 … 続きを読む
■ファトフ軍がイドリブ県、ハマー県で再びシリア軍に対して攻勢(2015年8月7日) ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍が、ガーブ平原に位置するマシーク村でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系民兵と交戦し
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■ハマー県、イドリブ県でシリア軍がヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団との戦闘を続ける(2015年8月8日) ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部ガーブ平原のマシーク村、マンスーラ村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系民兵が、ハック旅団、シャーム軍団、スンナ軍、第101歩兵師団、第111歩兵 … 続きを読む
■YPGは負傷した隊員6人をトルコ当局がアル=カーイダ系組織のヌスラ戦線に引き渡したと非難(2015年8月8日) 西クルディスタン移行期民政局コバネの人民防衛隊総司令部は声明を出し、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市からミュルシトプナル国境通行所を通ってトルコ領内の病院に搬送された人民防衛隊の負傷兵6人が、トルコ領
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■シリア軍がハマー県北部で敗退する一方、アレッポ市スライマーン・ハラビー地区の建物群を制圧(2015年8月9日) ハマー県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍を構成するシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党、シャーム自由人イスラーム運動、ハック旅団、シャーム軍団、スンナ軍、第101歩兵師団、
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■ファトフ軍がイドリブ県にあるシーア派の町フーア市地下でトンネルを爆破、また「地獄の大砲」など1,000発以上で無差別砲撃(2015年8月10日) イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月10日付)によると、ファトフ軍がシリア政府支配下にあるフーア市に向かって掘削した地下トンネル内で爆弾を爆発させ、ヒズブッラー戦闘員、国防隊隊員数十人を殺害した。 この地下トンネ … 続きを読む

3. シリア軍、YPGがハサカ市からダーイシュを放逐するも、シリア政府はカルヤタイン市を喪失

ハサカ県の県庁所在地で、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区が共同支配(分割統治)を行うハサカ市では、7月に侵入したダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を、シリア軍、人民防衛隊がそれぞれ放逐することに成功した。

両者によるダーイシュ掃討に対して、有志連合は空爆により支援を行った。

シリア軍と西クルディスタン移行期民政局、そしてシリア軍と有志連合は対立関係にあるが、ハサカ市での戦闘において事実上の(消極的)連携を行っている。

ハサカ市からのダーイシュ放逐後、ハサカ県の主戦場はハサカ市郊外に写り、人民防衛隊が有志連合の航空支援にもかかわらず苦戦を強いられる一方、ヒムス県では、キリスト教徒が多く住むカルヤタイン市一帯にダーイシュが進軍、シリア政府は同地を放棄した。

(主な関連記事)

■ハサカ市から撤退したダーイシュ(イスラーム国)は、同市西部のアブドゥルアズィーズ山にある放送塔をYPGから奪取(2015年8月2日) ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月2日付)によると、ハサカ市から撤退したダーイシュ(イスラーム国)が、同市西部郊外にあるアブドゥルアズィーズ山一帯で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦し、放送塔を制圧し
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■ハサカ市西部アブドゥルアズィーズ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)とYPGが交戦(2015年8月3日) ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市西部のアブドゥルアズィーズ山の放送塔一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦、人民防衛隊隊員2人が死亡した。 クッルナー・シュラカ … 続きを読む
■シャンマル族の民兵組織「サナーディード軍」カーミシュリー市内で祝賀パレード(2015年8月3日) ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、カーミシュリー市内でシャンマル族の民兵組織「サナーディード軍」が、ハサカ市からのダーイシュ(イスラーム国)放逐を祝う祝賀行進を行った。
行進を行ったサナーディー … 続きを読む
■ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍との戦闘の末にヒムス県のカルヤタイン市を制圧か(2015年8月5日) ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルヤタイン市一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地一帯を空爆した。 これに関して、ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州広報局はまた、シリア軍との戦闘の末に、カルヤ
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■シリア領内での有志連合の空爆で「カリフ制の幼獣」8人を含むダーイシュ(イスラーム国)戦闘員51人が死亡(2015年8月6日) シリア人権監視団は、有志連合戦闘機がラッカ県、ダイル・ザウル県、ハサカ県各所のダーイシュ(イスラーム国)に対して空爆を行い、過去48時間で戦闘員51人を殺害したと発表した。 空爆の標的となったダイル・ザウル県マヤーディー … 続きを読む

4. 大統領の甥スライマーン・アサド氏逮捕

アサド大統領の甥のスライマーン・アサド氏が、ラタキア市で空軍大佐を射殺した。

事件を受け、ラタキア市ではスライマーン氏への極刑を求めるデモが発生、当局はスライマーン氏を殺人の罪で逮捕した。

(主な関連記事)

■ラタキア市内で大統領の甥スライマーン・アサド氏が空軍大佐を射殺(2015年8月7日) シリア人権監視団は、アサド大統領の甥のスライマーン・アサド氏がラタキア市内でハッサーン・シャイフ空軍大佐を殺害したと発表した。 シャイフ空軍大佐が運転する車が、ラタキア市内のアズハリー交差点で、スライマーン氏の車を追い越 … 続きを読む
■アサド大統領の甥のスライマーン氏への極刑を求めるデモがラタキア市で発生し、1,000人以上が参加(2015年8月9日) ラタキア県では、シリア人権監視団などによると、アサド大統領の甥のスライマーン・アサド氏が7日ラタキア市内でハッサーン・シャイフ空軍大佐を射殺したとされる事件に抗議する座り込みデモが8日晩から9日にかけてズィラーア交差点で
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■アサド大統領の甥のスライマーン・アサド容疑者逮捕/スライマーン容疑者「ラッカ、イドリブ、タドムルを売った連中が処罰されたら、自分が処罰されることも受け入れる」(2015年8月10日)
SANA(8月10日付)は、アサド大統領の甥で7日にラタキア市内でハッサーン・シャイフ空軍大佐を射殺したとされるスライマーン・アサド容疑者を関係当局が逮捕・拘束したと伝えた。
ラタキア県のイブラーヒーム・ハドル・サーリム … 続きを読む

5. 国連はシリアでの化学兵器の使用に対する責任を追及するための安保理決議を採択

ダマスカス郊外県東西グータ地方で2013年8月に発生した化学兵器使用事件から2年を迎えようとしていた8月7日、国連安保理は、シリアでの化学兵器の使用に対する責任追及にあたるため、国連と化学兵器禁止機関(OPWC)による合同査察機構を創設することを定めた決議第2235号を採択した。

(主な関連記事)

■米露、シリアでの塩素ガスの使用に関する国連安保理決議案をめぐって合意(2015年8月6日) 米国のジョン・ケリー国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は訪問先のマレーシアの首都クアラルンプールで会談し、シリア情勢などへの対応について意見を交わした。
会談後、ケリー国務長官は、シリアでの塩素ガスの使用に関し … 続きを読む
■シリアでの化学兵器の使用に対する責任追及にあたるための国連とOPWCによる合同査察機構の設置を定めた国連安保理決議第2235号が採択(2015年8月7日) 国連安保理は、シリアでの化学兵器の使用に対する責任追及にあたるため、国連と化学兵器禁止機関(OPWC)による合同査察機構を創設することを定めた決議第2235号を採択した。
米国が決議案を作成し、マレーシアの首都クアラルン … 続きを読む

6. サウジアラビアとシリアが秘密交渉

サウジアラビア首脳が7月に、同国内でシリアの国民安全保障会議議長と会談し、反体制派への支援の是非をめぐって交渉していたことを、サウジ高官が認めた。

この秘密交渉では、サウジアラビアは、シリアの反体制派への支援を停止する見返りとして、イラン、ヒズブッラーのシリアからの撤退が求めた。

交渉は結実せずに終わったが、サウジアラビアの政府がシリアの反体制派を支援していることが改めて浮き彫りとなった。

(主な関連記事)

■サウジアラビア首脳とシリアのマムルーク国民安全保障会議議長がサウジアラビアで会談:サウジアラビアは、イラン、ヒズブッラーのシリアからの撤退を反体制派支援停止の条件として提示(2015年8月8日) 『ハヤート』(8月8日付)は、サウジアラビアの複数の高官筋の話として、サウジアラビア首脳が7月7日、シリアのアリー・マムルーク国民安全保障会議議長をジェッダに招いていたと報じた。
この「奇跡の会談」は、ロシアのヴラジミー … 続きを読む

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ファトフ軍がイドリブ県にあるシーア派の町フーア市地下でトンネルを爆破、また「地獄の大砲」など1,000発以上で無差別砲撃(2015年8月10日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月10日付)によると、ファトフ軍がシリア政府支配下にあるフーア市に向かって掘削した地下トンネル内で爆弾を爆発させ、ヒズブッラー戦闘員、国防隊隊員数十人を殺害した。

この地下トンネルは、シャーム自由人イスラーム運動が掘削したもので、全長は350メートルに達し、フーア市内にまで達していたという。

Kull-na Shuraka', August 10, 2015
Kull-na Shuraka’, August 10, 2015

またシリア人権監視団によると、ファトフ軍はフーア市、カファルヤー町に対して「地獄の大砲」など1,000発以上を発射し、無差別砲撃を行うとともに、カファルヤー町一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構などが、国防隊、ヒズブッラー戦闘員と交戦した。

これに対して、シリア軍も同地一帯を空爆した。

またファトフ軍はフーア市に通じる地下トンネルを爆破した直後、フーア市近郊のダイル・ザグブ地区でも爆弾を仕掛けた車を爆発させ、同地一帯に進軍したという。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)などは、ファトフ軍がフーア市への攻勢を強め、シリア軍側に数十人の死傷者が出たのに対し、シリア軍は「報復」としてジャルジャナーズ町、カンスフラ村、イフスィム町、カフルシャラーヤー村、ジューズィフ村、アリーハー市、ビンニシュ市などへの空爆を強化し、多数の民間人が死傷したと伝えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市スライマーン・ハラビー地区やシリア政府支配地域を反体制武装集団が砲撃し、子供2人を含む4人が死亡、20人が負傷した。

またマーリア市郊外のアサンバル村、フール・ナフル村、ウユーン村で住民20人以上が何者かによって拉致された。

さらにアフリーン市郊外のシャンカラ村からトルコ領内に入ろうとしたシリア人男性1人にトルコ国境警備隊が暴行を加え、シリア領に追い返した。

男性は負傷しており、その後病院に搬送されたという。

一方、SANA(8月10日付)によると、アレッポ市カスタル・ハラーミー地区、ライラムーン地区、旧市街、アシュラフィーヤ地区一帯、ナアナーイー地区、バニー・ザイド地区、科学研究センター一帯、バッラートで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市に対してシリア軍ヘリコプターが10発以上の「樽爆弾」を投下、また第4師団、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、地元武装集団と交戦した。

シリア軍とジハード主義武装集団はまた、タッル・クルディー町一帯でも交戦した。

一方、SANA(8月10日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともにザバダーニー市でシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など反体制武装集団との戦闘を続け、市内北部の建物群16カ所を制圧した。

他方、団結党(シリア・アラブ団結党)のムハンマド・アブー・カースィム書記長はフェイスブックで、ダマスカス郊外県ザバダーニー市での停戦に向け、同市内の反体制活動家や武装集団から7日に交渉の権限を付託されたと発表し、その文書を公開した。

Kull-na Shuraka', August 10, 2015
Kull-na Shuraka’, August 10, 2015

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ラタキア県では、SANA(8月10日付)によると、フルワ村、ラウダ村、アティーラ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月10日付)によると、ダルアー市・タファス市街道のチップス工場北部、シューマラ村、ガーリヤ村、イブタア町、ダーイル町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(8月10日付)によると、タッル・ワースィト村、ザジュラム丘、アンカーウィー村、ザイズーン村、アルービー村、マンスーラ村一帯、タンジャラ村、ズィヤーラ村、カフルヌブーダ町、ザクーム村、ハウワーシュ村をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ARA News(8月10日付)によると、ファトフ軍がガーブ平原北部最大のシリア軍の拠点であるジューリーン基地(ズィヤーラ村に隣接)への攻撃を開始した。

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イドリブ県では、SANA(8月10日付)によると、ビンニシュ市、ウンム・ジャリーン村、アイン・スーダ村、タッル・サラムー村、トゥルア村、アブー・ズフール町一帯、カルクール村、マシュバク村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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NNA(8月10日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、武装集団に所属するとされるシリア人容疑者6人を軍事情報局が逮捕した。

AFP, August 10, 2015、AP, August 10, 2015、ARA News, August 10, 2015、Champress, August 10, 2015、al-Hayat, August 11, 2015、Iraqi News, August 10, 2015、Kull-na Shuraka’, August 10, 2015、al-Mada Press, August 10, 2015、Naharnet, August 10, 2015、NNA, August 10, 2015、Reuters, August 10, 2015、SANA, August 10, 2015、UPI, August 10, 2015などをもとに作成。

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アレッポ市郊外のクワイリス航空基地でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦(2015年8月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲が続くクワイリス航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュの戦闘が続き、シリア軍が同地への空爆を行う一方、ダーイシュは爆弾を積んだ車3台で自爆攻撃を行うなどして、空港内への突入を試みた。

この戦闘で、シリア軍の士官12人(うち准将2人)を含む15人が死亡、ダーイシュ側も26人が死亡した。

一方、SANA(8月10日付)によると、シリア軍砲兵部隊が、クワイリス航空基地に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、空軍による航空支援を受けてこれを撃退、戦闘員数十人を殲滅、装甲車などの装備を破壊した。

シリア軍はまたアレッポ市東部の航空士官学校一帯、ナアーミヤ丘一帯を空爆し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、シリア人権監視団によると、スーラーン・アアザーズ村郊外のバッル村、タラーリーン村一帯では、ジハード主義武装集団とダーイシュが交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市郊外の柑橘農園一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯、マハッサ地区などを空爆、またジャズル・ガス採掘所一帯、シャーイル・ガス採掘所一帯などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

シリア軍はこのほかにも、ダーイシュの支配下にあるカルヤタイン市を5回にわたり空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるマヤーディーン市の近代医学センター付近などを空爆し、少なくとも6人が死亡した。

一方、ダーイシュはブーカマール市で若者2人を公開処刑し、殺害した。

ヒムス県では、SANA(8月10日付)によると、カルヤタイン市一帯(マハッサ地区一帯)、タドムル市一帯(柑橘農園、ジャズル・ガス採掘所一帯、シャーイル・ガス採掘所一帯、マギーズィール村、フワイスィース村など)をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東カラムーン地方で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月10日付)にがラッカ市の複数の地元筋の話として、ダーイシュ(イシュラーム国)がテレビ視聴を禁止する通達をラッカ市住民に出していると報じた。

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ハサカ県では、ARA News(8月10日付)によると、有志連合がハサカ市東部に位置するサラーリーヤ村のダーイシュ(イスラーム国)拠点(村長邸)を空爆し、ダーイシュ戦闘員50人以上が死亡した。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月10日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して30回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回におよび、ハサカ市近郊(5回)、アレッポ市近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, August 10, 2015、AP, August 10, 2015、ARA News, August 10, 2015、Champress, August 10, 2015、al-Hayat, August 11, 2015、Iraqi News, August 10, 2015、Kull-na Shuraka’, August 10, 2015、al-Mada Press, August 10, 2015、Naharnet, August 10, 2015、NNA, August 10, 2015、Reuters, August 10, 2015、SANA, August 10, 2015、UPI, August 10, 2015などをもとに作成。

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反体制ジャーナリスト・人権活動家のマーズィン・ダルウィーシュ氏釈放(2015年8月10日)

AFP(8月10日付)などによると、シリアの司法当局は反体制ジャーナリスト・人権活動家のマーズィン・ダルウィーシュ氏を釈放した。

釈放は7月半ばの大統領恩赦によるもの。

恩赦では「テロ撲滅に関する3法」による逮捕者のうち女性35人を含む240人が釈放されていた。

ダルウィーシュ氏は、シリア報道と表現の自由センター(反体制NGO)代表を務めていた2012年2月に同僚らとともに逮捕されていた。

ダルウィーシュ氏の裁判はまだ結審しておらず、次回の審理は8月31日に予定されているという。

AFP, August 10, 2015、AP, August 10, 2015、ARA News, August 10, 2015、Champress, August 10, 2015、al-Hayat, August 11, 2015、Iraqi News, August 10, 2015、Kull-na Shuraka’, August 10, 2015、al-Mada Press, August 10, 2015、Naharnet, August 10, 2015、NNA, August 10, 2015、Reuters, August 10, 2015、SANA, August 10, 2015、UPI, August 10, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線は、有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)攻撃に参加しないため、アレッポ県北部の前線から撤退すると発表(2015年8月10日)

シャームの民のヌスラ戦線はインターネットを通じて声明を出し、米トルコ両国政府によるアレッポ県北部の「安全地帯設置」設置を受けるかたちで、同県北部の「ダーイシュ(イスラーム国)との前線からの撤退を宣言する」と発表した。

ヌスラ戦線は、米トルコ両政府が「安全地帯」に設置することに合意したとされる地域アレッポ県バーブ市北部のトルコ国境地帯の拠点をシャーム戦線、スルターン・ムラード・トゥルクマーニー旅団などに引き渡し、退去しているが、声明では撤退地域について具体的に言及はしていない。

撤退の理由に関して、ヌスラ戦線は、ダーイシュの殲滅をめざす有志連合に参加することが法的に認められず、戦闘への参加、支援、調整などはできない、としている。

AFP, August 10, 2015、AP, August 10, 2015、ARA News, August 10, 2015、Champress, August 10, 2015、al-Hayat, August 11, 2015、Iraqi News, August 10, 2015、Kull-na Shuraka’, August 10, 2015、al-Mada Press, August 10, 2015、Naharnet, August 10, 2015、NNA, August 10, 2015、Reuters, August 10, 2015、SANA, August 10, 2015、UPI, August 10, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県北部で敗退する一方、アレッポ市スライマーン・ハラビー地区の建物群を制圧(2015年8月9日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍を構成するシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党、シャーム自由人イスラーム運動、ハック旅団、シャーム軍団、スンナ軍、第101歩兵師団、第111歩兵師団、アンサール・シャーム、アンサール・ディーン戦線、ガーブの鷹、山地の鷹旅団、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)、アジュナード・シャーム・イスラーム連合などジハード主義武装集団が、シリア軍、国防隊、武装した住民、ヒズブッラー戦闘員との戦闘の末、グータ平原北端のマンスーラ村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ村、タンミヤ検問所、マンスーラ村郊外の穀物サイロを制圧した。

ファトフ軍などの進軍を受け、スハイル・ハサン大佐率いるシリア軍部隊、国防隊は、ジューリーン基地方面への戦術的撤退を余儀なくされたという。

これに対して、シリア軍戦闘機が7回にわたり空爆を行う一方、ヘリコプターが「樽爆弾」など80発を投下し、反体制武装集団戦闘員数十人が死亡した。

一方、SANA(8月9日付)によると、ズィヤーラ村・ザイズーン村・ズィヤーディーヤ村一帯、ザクーム村、ハミーディーヤ村、アルバイーン村をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍によって包囲されているアブー・ズフール航空基地一帯、フーア市一帯、カファルヤー一帯、ザーウィヤ山のバルユーン村各所、ジスル・シュグール市を空爆した。

一方、SANA(8月9日付)によると、アブー・ズフール航空基地周辺、カルクール村、マシュバク村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市シャッアール地区、サーフール地区を砲撃する一方、ジハード主義武装集団もザフラー協会地区のムスタファー・アッカード学校一帯を砲撃した。

またブライジュ村一帯では、シリア軍、国防隊、パレスチナ人のクドス旅団、ヒズブッラー戦闘員、イラン人・アフガン人戦闘員が、ムハーリジーン・ワ・アンサール軍(チェチェン人)が参加するアンサール・ディーン戦線などのジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月9日付)によると、シリア軍がアレッポ市各所(スライマーン・ハラビー地区、アシュラフィーヤ地区、ハーリディーヤ地区、ブスターン・バーシャー地区、ザイダーン・ガソリン・スタンド一帯など)でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、スライマーン・ハラビー地区内のビル群多数を制圧した。

SANAによると、スライマーン・ハラビー地区一帯でのシリア軍の作戦は、同地にある貯水場を掌握し、アレッポ市内への水道供給を確保するため。

シリア軍はまた、アレッポ市西部の科学研究センター一帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

SANA, August 9, 2015
SANA, August 9, 2015

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市各所に「樽爆弾」12発を投下、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともに、ジハード主義武装集団、地元の武装集団と交戦した。

また、ダーライヤー市一帯でも、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が「樽爆弾」を投下した。

このほか、ムウダミーヤト・シャーム市各所もシリア軍によると思われる迫撃砲弾複数初が着弾した。

一方、SANA(8月9日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、ザバダーニー市内で反体制武装集団に対する戦闘を続け、西部地区、ザフラー地区内のビル群複数カ所を新たに制圧した。

他方、クッルナー・シュラカー(8月9日付)は、空軍情報部が、ヒズブッラーの司令官を口論の末に殺害したとされるシリア軍第4師団の士官1人をダーライヤー市で逮捕したと伝えた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団、SANA(8月10日付)などによると、中心街に位置するサウラ通り、バグダード通り、バーブ・トゥーマー地区、アッバースィーイーン地区に対して「テロリスト」が迫撃砲で攻撃を加え、子供3人を含む11人が死亡、46人が負傷した。

迫撃砲はシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の支配下にあるジャウバル区内から発射されたという。

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ラタキア県では、SANA(8月9日付)によると、シリア軍がリーハーニーヤ村で、武器弾薬を積んだ反体制武装集団の車輌を攻撃、破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月9日付)によると、サムリーン村、ラフム村、東カラク村、ダルアー市内各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月9日付)によると、ジュャバーター・ハシャブ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 9, 2015、AP, August 9, 2015、ARA News, August 9, 2015、Champress, August 9, 2015、al-Hayat, August 10, 2015、Iraqi News, August 9, 2015、Kull-na Shuraka’, August 9, 2015、al-Mada Press, August 9, 2015、Naharnet, August 9, 2015、NNA, August 9, 2015、Reuters, August 9, 2015、SANA, August 9, 2015、UPI, August 9, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)が反体制武装集団支配下のアレッポ県北部ウンム・フーシュ村を制圧、ヌスラ戦線は米トルコが設置したアレッポ県北部の「安全保障地帯」からの撤退を続ける(2015年8月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ジハード主義武装集団などの支配下にあるウンム・フーシュ村で、戦闘員が自爆攻撃などを行い、ジハード主義者18人を殲滅、同地を制圧した。

この戦闘で、ダーイシュ側にも10人の死者が出たという(ダーイシュのアアマーク通信によると、戦闘でのジハード主義者の死者は36人)。

またクッルナー・シュラカー(8月9日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が、バーブ市北部のトルコ国境地帯に位置するハワール・キリス村、ダルハ村から6日に退去したのに続き、ハルジャラ村から撤退した。

ハルジャラ村は、米トルコ両政府が「安全地帯」に設置することに合意したとされる地域内に位置する。

一方、SANA(8月9日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市一帯を空爆し、同市郊外で交戦した。

シリア軍はまたタドムル市郊外一帯に対しても空爆を行った。

一方、SANA(8月9日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)のサウジ人、チュニジア人戦闘員数十人を殺害した。

シリア軍はまた、タドムル市西部の燃料供給所、採石場東部一帯、スルターニーヤ村、アブー・タッラーハ村、タルファーウィー村、サアン町などを空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ブラーク村近郊の街道に仕掛けられた爆弾が爆発し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員7人が死亡した。

爆弾はシリア軍が仕掛けたものと思われる。

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ハサカ県では、ARA News(8月9日付)によると、タッル・ブラーク町郊外で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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大西洋条約機構(NATO)常駐アメリカ政府代表はツイッターを通じて、米空軍のF-16戦闘機6機が、ダーイシュ(イスラーム国)に対する作戦に参加するため、トルコ南東部のインジルリク空軍基地に配備された、と発表した。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月9日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は8回におよび、ハサカ市近郊(5回)、アレッポ市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、タッル・アブヤド市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, August 9, 2015、AP, August 9, 2015、ARA News, August 9, 2015、Champress, August 9, 2015、al-Hayat, August 10, 2015、Iraqi News, August 9, 2015、Kull-na Shuraka’, August 9, 2015、al-Mada Press, August 9, 2015、Naharnet, August 9, 2015、NNA, August 9, 2015、Reuters, August 9, 2015、SANA, August 9, 2015、UPI, August 9, 2015などをもとに作成。

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ロシアのラブロフ外相「ダーイシュ(イスラーム国)撲滅を効果的に進めるためにはダブル・スタンダードを止め、アサド政権を「テロとの戦い」におけるパートナーとみなす必要がある」(2015年8月9日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ロシア国営テレビ「チャンネル1」のインタビューに応じ、そのなかでシリア情勢について触れ、欧米諸国が「ダーイシュ(イスラーム国)撲滅を効果的に進めるためにはダブル・スタンダードを止め、アサド政権を「テロとの戦い」におけるパートナーとみなす必要がある」と述べた。

ラブロフ外務大臣は「我々はジョン・ケリー米国務長官と、ヴラジミール・プーチン大統領が示したダーイシュとの戦いに向けた統一戦線の必要について検討した…。ダーイシュに邪悪な考え方を実現させようように皆がしたいのであれば、シリア情勢以外の情勢に関しても、我々はテロリストを良いテロリストと悪いテロリストに区別することを止めるべき…と提言している」と述べた。

また米国主導の有志連合が、イラクへの空爆時とは異なり、シリアでの空爆を開始する際にシリア政府の合意を得なかったことについては、「もしそうしていれば、有志連合は(シリア政府から)合意を得られただろう。また安保理は、有志連合の作戦に正当性を付与することもでき…、空爆に関するいかなる曖昧さもなかったはずだ」と付言した。

ラブロフ外相はさらに、米軍がシリアの「穏健な反体制派」を軍事教練していることに関して、「米国は、もし政府軍がこの戦闘員(米軍の教練を受けた「穏健な反体制派」)と軍事的に衝突し、その活動が妨害された場合、政府軍を攻撃すると述べた。私は、テーブルに座って、シリア軍、こうした戦闘員、そしてクルド人が参加して、すべてを検討することで合意した方が簡単なのではないかと問いかけた…。米国は自分たちが教練した戦闘員をシリア軍が攻撃しなければ、シリア軍の拠点を攻撃しないと言う。しかし、率直に言えば、間違えるのは非常に簡単だ…。米軍が「地上」にいない状況で、アフガニスタンで起こったような間違いが起こるのは、非常に簡単なことだと思う。私はケリー国務長官に、取り返しのつかないミスが、後に誰もコントロールできないほどのレベルにまで状況を「爆発」させる恐れがあると率直に警告した」と語った。

一方、シリア国内での化学兵器使用疑惑に関しては、2013年のシリアの化学兵器禁止条約への加盟を受けた化学兵器禁止機関(OPCW)の監視下での化学兵器関連物質・施設の廃棄により「問題は成功裏に解決した」としたうえで、塩素ガスなどの使用疑惑に絡め「シリア国内に申告されていない化学兵器があるといった言説がしばしばある。しかしこの問題は調査中であり、根拠のない嫌疑をかけるべきではない…。シリアが緊密に協力を継続すると確信できるあらゆる理由がある」と強調した。

SANA(8月9日付)、『ハヤート』(8月10日付)などが伝えた。

AFP, August 9, 2015、AP, August 9, 2015、ARA News, August 9, 2015、Champress, August 9, 2015、al-Hayat, August 10, 2015、Iraqi News, August 9, 2015、Kull-na Shuraka’, August 9, 2015、al-Mada Press, August 9, 2015、Naharnet, August 9, 2015、NNA, August 9, 2015、Reuters, August 9, 2015、SANA, August 9, 2015、UPI, August 9, 2015などをもとに作成。

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クッルナー・シュラカー:タッル・アブヤド市でダーイシュ(イスラーム国)が地元出身のメンバーを粛清(2015年8月9日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月9日付)によると、タッル・アブヤド市で、地元出身のダーイシュ(イスラーム国)メンバー(アンサール)が2週間ほど前に、市内のチェックポイント(第11チェックポイント)近くで、外国人幹部(ムハーリジーン)と激しい口論の末に撃ち合いとなり、地元出身のメンバー3人が死亡した。

事件は、地元出身のメンバーが外国人幹部への不満を募らせ、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊にタッル・アブヤド市を明け渡そうとしているとの嫌疑が高まるなかで発生、ラッカ州の統治者(ワーリー)のアブー・ルクマーン(アリー・ムーサー・シャウワーフ氏)と北部地区司令官(アミール)のアブー・アフマド(ファイサル・バッルー氏)は事態に対処するために、地元出身のメンバー47人を逮捕、投獄するよう指示し、47人は1週間にわたり拷問を加えたという。

逮捕された47人のなかには、タフリー・アブー・アフマド・シャマーリー氏(タッル・アブヤド市イスラーム法廷第1判事)、ハリール・アフマド・アッカール・ナイーミー氏らタッル・アブヤド市出身のダーイシュの重要なメンバーも含まれており、彼らは逮捕直後、ダーイシュ・メンバーを解任されたという。

AFP, August 9, 2015、AP, August 9, 2015、ARA News, August 9, 2015、Champress, August 9, 2015、al-Hayat, August 10, 2015、Iraqi News, August 9, 2015、Kull-na Shuraka’, August 9, 2015、al-Mada Press, August 9, 2015、Naharnet, August 9, 2015、NNA, August 9, 2015、Reuters, August 9, 2015、SANA, August 9, 2015、UPI, August 9, 2015などをもとに作成。

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アレッポ市内の反体制派がシリア・ポンドに代えてトルコ・リラの使用を宣言(2015年8月9日)

シリア解放区通貨交換委員会はアレッポ市内で記者会見を開き、「革命武装集団、諸団体、裁判所とともに、シリアの通貨の代わりにトルコの通貨を使用することを決定し、シリア政府に経済的に圧力をかけ、その打倒と新通貨の発行をめざす」と発表した。

『ハヤート』(8月11日付)によると、アレッポ県のシャリーア法廷、地元評議会といった団体がすでにトルコの通貨(トルコ・リラ)の使用を始めていたという。

AFP, August 10, 2015、AP, August 10, 2015、ARA News, August 10, 2015、Champress, August 10, 2015、al-Hayat, August 11, 2015、Iraqi News, August 10, 2015、Kull-na Shuraka’, August 10, 2015、al-Mada Press, August 10, 2015、Naharnet, August 10, 2015、NNA, August 10, 2015、Reuters, August 10, 2015、SANA, August 10, 2015、UPI, August 10, 2015などをもとに作成。

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ハマー県、イドリブ県でシリア軍がヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団との戦闘を続ける(2015年8月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部ガーブ平原のマシーク村、マンスーラ村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系民兵が、ハック旅団、シャーム軍団、スンナ軍、第101歩兵師団、第111歩兵師団、ジュンド・アクサー、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・シャーム、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・ディーン戦線、山地の鷹旅団、ガーブの鷹、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、トルキスターン・イスラーム党などと交戦した。

一方、SANA(8月8日付)によると、ダクマーク村、バフサ村、ラターミナ町、ザカート村、カーヒラ村、ハミーマート村、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスル・シュグール市一帯、サラーキブ市一帯、アリーハー市を空爆し、医療スタッフ3人を含む6人が死亡した。

一方、SANA(8月8日付)によると、ムハンビル街道、カンスフラ村東部、ズィヤーディーヤ村、クファイル丘、ザイズーン村、キャンプ・アルマーン村、スフーフン村、フライカ村、カルクール村、カフル・ウワイド村、ジスル・シュグール市、アブー・ズフール町一帯、ジュッブ・アフマル村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部のハーントゥーマーン丘一帯、フジャイラ村、ラシャーディーヤ村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ人のクドス旅団が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月8日付)によると、シリア軍がアレッポ市内で反体制武装集団の拠点を攻撃し、スライマーン・ハラビー地区内の複数の建物を制圧した。

シリア軍はまた、ラスム・アッブード村、アレッポ市西部の科学研究センター一帯などで反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(8月8日付)によると、シャーム戦線がアレッポ市サラーフッディーン地区、スライマーン・ハラビー地区、サーフール地区、アズィーザ村方面に進軍したシリア軍と交戦し、これを撃退した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、中心街バグダード通りにある技師組合ビルに迫撃砲弾1発が着弾した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市一帯でシリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月8日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともにザバダーニー市内でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団との戦闘を続け、市南西部のコルニーシュ交差点、ザアトゥート地区の建物群を制圧した。

シリア軍はまた、アイン・タルマー村、ハラスター市、ドゥマイル市東部、ダイル・アサーフィール市農場地帯、カースィミーヤ町農場地帯で反体制武装集団と交戦し、外国人戦闘員、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム殉教者旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・ジャウズ村などを空爆し、ガマーム村一帯で、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月8日付)によると、バラードゥーン・ダム一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、避難民キャンプ一帯、サイダー町、アトマーン村を空爆した。

一方、SANA(8月8日付)によると、ブスラー・シャーム市、ウンム・ワラド村、ジュビーブ村、東カラク村・西ムライハ村間、ダルアー市電力会社一帯、ミスリー交差点一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月8日付)によると、ガントゥー市、イッズッディーン町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(8月8日付)によると、ブサイナ丘一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 8, 2015、AP, August 8, 2015、ARA News, August 8, 2015、Champress, August 8, 2015、al-Hayat, August 9, 2015、Iraqi News, August 8, 2015、Kull-na Shuraka’, August 8, 2015、al-Mada Press, August 8, 2015、Naharnet, August 8, 2015、NNA, August 8, 2015、Reuters, August 8, 2015、SANA, August 8, 2015、UPI, August 8, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)と戦う「穏健な反体制派」の司令官が何者かによって拉致(2015年8月8日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月8日付)が、ウンム・フーシュ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と戦っていたスルターン・ムラード旅団のアンマール・ハーッジ・ガーズィー司令官が同地で6日に何者かに拉致され、消息が不明だと報じた。

一方、SANA(8月8日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(8月8日付)によると、スィッリーン町で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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ヒムス県では、SANA(8月8日付)によると、タドムル市、ジャズル・ガス採掘所一帯、カルヤタイン市で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 8, 2015、AP, August 8, 2015、ARA News, August 8, 2015、Champress, August 8, 2015、al-Hayat, August 9, 2015、Iraqi News, August 8, 2015、Kull-na Shuraka’, August 8, 2015、al-Mada Press, August 8, 2015、Naharnet, August 8, 2015、NNA, August 8, 2015、Reuters, August 8, 2015、SANA, August 8, 2015、UPI, August 8, 2015などをもとに作成。

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YPGは負傷した隊員6人をトルコ当局がアル=カーイダ系組織のヌスラ戦線に引き渡したと非難(2015年8月8日)

西クルディスタン移行期民政局コバネの人民防衛隊総司令部は声明を出し、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市からミュルシトプナル国境通行所を通ってトルコ領内の病院に搬送された人民防衛隊の負傷兵6人が、トルコ領内で消息を絶ったとしたうえで、トルコ当局がこの6人を、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線に引き渡し、バーブ・ハワー・ギュヴェッジ国境通行所を経由して、シリア領内(イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所方面)に連行されたと主張した。

人民防衛隊の声明によると、負傷兵6人は西クルディスタン移行期民政局の正式な要請のもとトルコ側に受け入れられていたという。

人民防衛隊とヌスラ戦線は、アレッポ県北部、イドリブ県での支配領域をめぐって対立している。

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一方、HNN(8月9日付)によると、「アフリーン法務局」(シャームの民のヌスラ戦線)が、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の拠点であるアレッポ県アフリーン市にいたるすべての街道を封鎖すると発表した。

道路封鎖は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が2週間前にアアザーズ市内に戻ろうとした住民を検問所で拘束したことへの対抗措置で、これを受け、ヌスラ戦線がイドリブ県ダーナー市とアフリーン市を結ぶ街道を封鎖したという。

AFP, August 8, 2015、AP, August 8, 2015、ARA News, August 8, 2015、Champress, August 8, 2015、al-Hayat, August 9, 2015、HNN, August 9, 2015、Iraqi News, August 8, 2015、Kull-na Shuraka’, August 8, 2015、al-Mada Press, August 8, 2015、Naharnet, August 8, 2015、NNA, August 8, 2015、Reuters, August 8, 2015、SANA, August 8, 2015、UPI, August 8, 2015などをもとに作成。

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サウジアラビア首脳とシリアのマムルーク国民安全保障会議議長がサウジアラビアで会談:サウジアラビアは、イラン、ヒズブッラーのシリアからの撤退を反体制派支援停止の条件として提示(2015年8月8日)

『ハヤート』(8月8日付)は、サウジアラビアの複数の高官筋の話として、サウジアラビア首脳が7月7日、シリアのアリー・マムルーク国民安全保障会議議長をジェッダに招いていたと報じた。

この「奇跡の会談」は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とサウジアラビア国防大臣のムハンマド・ビン・サルマーン皇太子がサンクトペテルブルクで会談した約20日後に、ロシアの仲介により実現したという。

『ハヤート』が得た情報によると、マムルーク議長は、シリアのムハーバラートの高官1人と外務在外居住者省の高官1人を伴い、ジェッダを訪問したが、アサド大統領はこのことを承知していなかったという。

ジェッダを訪問したマムルーク議長に対して、ヒズブッラー、イラン、そしてイラン寄りのシーア派民兵が退去すれば、サウジアラビアは反体制派への支援を停止し、危機解決をシリア人に委ね、国連監視下で大統領選挙、国会選挙を進めることを提案したという。

これに対して、マムルーク議長は、ヒズブッラーへの対応についての議論が行われた会談の最後に、「検討の余地」を与えるよう答えたという。

なお、この会談には、ロシア使節もオブザーバーとして出席したという。

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なお『ハヤート』(8月8日付)の報道に先立って、シリア政府に近い立場をとるレバノン日刊紙『アフバール』(7月31日付)も、6月19日のプーチン大統領とムハンマド国防大臣の会談を受けるかたちで、マムルーク議長がロシアを訪問した、と伝え、この訪問を「奇跡の訪問」と称していた。

それによると、19日の会談で、プーチン大統領は、ムハンマド国防大臣に対して「シリア軍が現地で善戦し、サウジアラビアとトルコ以外にシリアで体制転換が起きることを望んでいる国は世界にいないなか、テロとの戦いでの協力が必要だ」との持論を説明、ムハンマド国防大臣もこれに理解を示し、シリアの治安機関幹部とサウジ首脳の会談案が浮上したという。

またプーチン大統領は29日にモスクワを訪問したワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣との個別会談で、シリアの治安機関幹部とサウジ首脳の会談案を説明し、アサド大統領への同意を求めたという。

この段階で、会談案を承知していたシリア政府高官は、アサド大統領とムアッリム外務台がい居住大臣の2人だけで、プーチン大統領の提案を受けたアサド大統領はこれに同意し、マムルーク議長の派遣を決定したのだという。

その後、ロシアの諜報機関との調整を経て、マムルーク議長はロシアの特別機でダマスカス国際空港からサウジアラビアの首都リヤドに飛び、ムハンマド国防大臣らと会談したのだという。

なお、『アフバール』では、仲介国であるロシアが、サウジアラビアに配慮し、イランを排除したかたちでシリア・トルコ・サウジアラビア・ヨルダンによるダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けた四カ国同盟の結成を提案していたこと、ムハンマド国防大臣がシリア政府との対立関係の主因がシリアとイランの同盟関係にあると述べたこと、などが紹介されているが、『ハヤート』の取材に応じたサウジアラビアの高官はこれを否定している。

また、会談場所、会談をアサド大統領が承知していたか否かについても両紙の間には食い違いが多い。

しかし、両紙とも、シリアの治安機関トップとサウジアラビア首脳の会談そのものについては事実として報道している。


AFP, August 7, 2015、al-Akhbar, July 31, 2015、AP, August 7, 2015、ARA News, August 7, 2015、Champress, August 7, 2015、al-Hayat, August 8, 2015、Iraqi News, August 7, 2015、Kull-na Shuraka’, August 7, 2015、al-Mada Press, August 7, 2015、Naharnet, August 7, 2015、NNA, August 7, 2015、Reuters, August 7, 2015、SANA, August 7, 2015、UPI, August 7, 2015などをもとに作成。

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ファトフ軍がイドリブ県、ハマー県で再びシリア軍に対して攻勢(2015年8月7日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍が、ガーブ平原に位置するマシーク村でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系民兵と交戦し、同地を制圧した。

戦闘はズィヤーラ村北部にも波及し、シリア軍が同地を激しく空爆した。

一方、SANA(8月7日付)によると、アンカーウィー村、フワイズ村、ザクーム村、ザジュラム丘、ハミーマート村をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、ハマー市シャリーア地区でガスボンベに仕掛けられた爆弾が爆発し、シリア軍10人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアリーハー市、ナビー・アイユーブ丘頂一帯、ジューズィフ村、マウザラ村、スフーフン村、アルナバ村、カルクール村などを空爆し、子供2人を含む13人が死亡した。

また、複数の活動家によると、ファトフ軍がシリア軍との戦闘の末にカルクール村を制圧した。

一方、SANA(8月7日付)によると、ダーナー市、カルター村、精糖工場、サフン丘一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、イスラーム殉教者旅団が「ダーライヤー炎上の戦い」と称して、ダーライヤー市一帯での攻撃を強めた。

これに対して、シリア軍はダーライヤー市一帯を「樽爆弾」で空爆、ジハード主義武装集団と交戦した。

戦闘はまた、ザブディーン村・ダイル・アサーフィール市間などでも行われた。

このほか、サバダーニー市では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍が、ジハード主義武装集団、地元の武装集団との戦闘を続けた。

一方、SANA(8月7日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、ザバダーニー市でシャームの民のヌスラ戦線などとの戦闘を続けた。

戦闘は市内西部のバラダー交差点一帯、ジスル地区で激しく行われた。

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ラタキア県では、SANA(8月7日付)によると、アブー・リーシャ村北東部、カッバーニー村をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員数十人を殲滅し、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ラビーア町、ダルーシャーン村、カビール村、ワーディー・ファルラク、リーハーニーヤ村のダーイシュ拠点を攻撃し、戦闘員50人以上を殲滅した。

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アレッポ県では、SANA(8月7日付)によると、クワイリス航空基地北西部、ダーラト・イッザ市、アターリブ市、アレッポ市フィルドゥース地区、バーブ・ハディード地区、ライラムーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月7日付)によると、ダルアー市アッバースィーイーン・パン製造所一帯、電力会社一帯、東ガーリヤ村、ハーッラ市、ヤードゥーダ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月7日付)によると、ハミーディーヤ村、西サムダーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月7日付)によると、ハダス村、バスィーラ村、フワーリーン村をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、アイン・フサイン村で反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、ヒムス市ワアル地区で、地元住民が金曜礼拝後にデモを行い、シャームの自由人イスラーム運動に対して、活動家(ハサン・ワッシャーフ氏ら)の釈放を要求した。

AFP, August 7, 2015、AP, August 7, 2015、ARA News, August 7, 2015、Champress, August 7, 2015、al-Hayat, August 8, 2015、Iraqi News, August 7, 2015、Kull-na Shuraka’, August 7, 2015、August 8, 2015、al-Mada Press, August 7, 2015、Naharnet, August 7, 2015、NNA, August 7, 2015、Reuters, August 7, 2015、SANA, August 7, 2015、UPI, August 7, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市でWi-fiを不正使用したメンバーを摘発(2015年8月7日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市北部のバイダー公園近くで営業するインターネット・カフェ複数店舗が、ダーイシュ(イスラーム国)の強制捜査を受け、Wi-fiを不正使用していたメンバー2人を逮捕した。

一方、クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、ラッカ市西部郊外のムンバティフ村からトゥワイニーナ村にいたる対トルコ国境地帯、およびタッル・アブヤド市東部のジャッラーブ川沿いに、ダーイシュ(イスラーム国)の侵入を阻止するための堀の掘削を完了した。

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アレッポ県では、スマート・ニュース(8月7日付)によると、スルターン・ムラード旅団、第1砲兵連隊など「自由シリア軍」の武装集団(「穏健な反体制派」)がダーイシュと交戦し、ウンム・フーシュ村など4カ村を制圧した。一方、SANA(8月7日付)によると、アレッポ市航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

なお、ARA News(8月8日付)によると、「命じられるがまま進め」連合、ヌールッディーン・ザンキー運動、ムジャーヒディーン軍、シャーム軍団、第1連隊、フルサーン・ハック、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線が、ダーイシュに対抗するための合同作戦司令室を設置した。

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ヒムス県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外のワーディー・マースィク、クード・ワースィフ、ビイル・カディーム、ワーディー・ズィカーラ入り口で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、アッシリア人権監視団によると、ダーイシュはまた、キリスト教徒が多く暮らすサダド市を襲撃した。

また、シリア人権監視団は、ダーイシュ(イスラーム国)が8月5日にヒムス県のカルヤタイン市を襲撃した際に、住民約230人を拉致・連行した、と発表した。

拉致・連行された住民のうちイスラーム教スンナ派宗徒が170人、キリスト教は60人強で、アッシリア人権監視団によると、拉致されたキリスト教徒はシリア正教徒だという。

AFP, August 7, 2015、AP, August 7, 2015、ARA News, August 7, 2015、August 8, 2015、Champress, August 7, 2015、al-Hayat, August 8, 2015、Iraqi News, August 7, 2015、Kull-na Shuraka’, August 7, 2015、August 8, 2015、al-Mada Press, August 7, 2015、Naharnet, August 7, 2015、NNA, August 7, 2015、Reuters, August 7, 2015、SANA, August 7, 2015、SMART News, August 7, 2015、UPI, August 7, 2015などをもとに作成。

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シリアでの化学兵器の使用に対する責任追及にあたるための国連とOPWCによる合同査察機構の設置を定めた国連安保理決議第2235号が採択(2015年8月7日)

国連安保理は、シリアでの化学兵器の使用に対する責任追及にあたるため、国連と化学兵器禁止機関(OPWC)による合同査察機構を創設することを定めた決議第2235号を採択した。

米国が決議案を作成し、マレーシアの首都クアラルンプールでの米露外相会談で安保理での提出に合意していた本決議は、①シリア国内での化学兵器、塩素ガス兵器の使用を国連安保理決議第2118号、第2209号への違反である、としたうえで、②国連とOPWCによる行動査察機構を創設する、③同機構は、シリアでの化学兵器、塩素ガス兵器の使用に関して、個人から政府にいたるまで責任の所在を追求する、②同機構は本格的な活動開始から90日以内に最初の報告書を安保理に提出する、ことなどを骨子とする。

国連安保理決議第2235号の全文は以下の通り:

“The Security Council,

“Recalling the Protocol for the Prohibition of the Use in War of Asphyxiating, Poisonous or other Gases, and of Bacteriological Methods of Warfare, and the Convention on the Prohibition of the Development, Production, Stockpiling and Use of Chemical Weapons and on their Destruction (CWC), and the Council’s resolutions 1540 (2004), 2118 (2013) and 2209 (2015),

“Recalling that the Syrian Arab Republic acceded to the CWC, noting that the use of any toxic chemical, such as chlorine, as a chemical weapon in the Syrian Arab Republic is a violation of resolution 2118, and further noting that any such use by the Syrian Arab Republic would constitute a violation of the CWC,

“Condemning in the strongest terms any use of any toxic chemical as a weapon in the Syrian Arab Republic and noting with outrage that civilians continue to be killed and injured by toxic chemicals as weapons in the Syrian Arab Republic,

“Reaffirming that the use of chemical weapons constitutes a serious violation of international law, and stressing again that those individuals responsible for any use of chemical weapons must be held accountable,

“Recalling its request to the Director-General of the Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons (OPCW) and the Secretary-General to report in a coordinated manner on non-compliance with resolution 2118,

“Noting the letter of the Secretary-General to the President of the Security Council of 25 February 2015 (S/2015/138), transmitting the note of the Director-General of the OPCW, discussing the decision of the OPCW Executive Council of 4 February 2015 that expressed serious concern regarding the findings of the Fact-Finding Mission (FFM) made with a high degree of confidence that chlorine has been used repeatedly and systematically as a weapon in the Syrian Arab Republic,

“Noting that toxic chemicals as weapons have allegedly been used subsequent to the adoption on 6 March of Security Council resolution 2209 (2015),

“Recognizing that the OPCW FFM is not mandated to reach conclusions about attributing responsibility for chemical weapons use,

“Recalling that, in its resolution 2118, it decided that the Syrian Arab Republic and all parties in Syria shall cooperate fully with the OPCW and the United Nations,

“1. Reiterates its condemnation in the strongest terms of any use of any toxic chemical, such as chlorine, as a weapon in the Syrian Arab Republic;

“2. Recalls its decision that the Syrian Arab Republic shall not use, develop, produce, otherwise acquire, stockpile or retain chemical weapons, or, transfer, directly or indirectly, chemical weapons to other States or non-State actors;

“3. Reiterates that no party in Syria should use, develop, produce, acquire, stockpile, retain, or transfer chemical weapons;

“4. Expresses its determination to identify those responsible for these acts and reiterates that those individuals, entities, groups, or governments responsible for any use of chemicals as weapons, including chlorine or any other toxic chemical, must be held accountable, and calls on all parties in the Syrian Arab Republic to extend their full cooperation in this regard;

“5. Requests the UN Secretary-General, in coordination with the OPCW Director General, to submit to the Security Council, for its authorization, within 20 days of the adoption of this resolution, recommendations, including elements of Terms of Reference, regarding the establishment and operation of an OPCW-United Nations Joint Investigative Mechanism to identify to the greatest extent feasible individuals, entities, groups, or governments who were perpetrators, organizers, sponsors or otherwise involved in the use of chemicals as weapons, including chlorine or any other toxic chemical, in the Syrian Arab Republic where the OPCW FFM determines or has determined that a specific incident in the Syrian Arab Republic involved or likely involved the use of chemicals as weapons, including chlorine or any other toxic chemical, and expresses its intent to respond to the recommendations, including elements of Terms of Reference, within five days of receipt;

“6. Requests further that after the Security Council has authorized the Joint Investigative Mechanism that the United Nations Secretary-General, in coordination with the OPCW Director General, undertake without delay the steps, measures, and arrangements necessary for the speedy establishment and full functioning of the Joint Investigative Mechanism, including recruiting impartial and experienced staff with relevant skills and expertise in accordance with Terms of Reference and notes due regard should be paid to the importance of recruiting the staff on as wide of a geographical basis as is practicable;

“7. Recalls that in its resolution 2118, it decided that the Syrian Arab Republic and all parties in Syria shall cooperate fully with the OPCW and the United Nations and stresses that this includes an obligation to cooperate with the OPCW Director General and its FFM and the United Nations Secretary-General and the Joint Investigative Mechanism, that such cooperation includes full access to all locations, individuals, and materials in the Syrian Arab Republic that the Joint Investigative Mechanism deems relevant to its investigation and where it determines there are reasonable grounds to believe access is justified based on its assessment of the facts and circumstances known to it at the time, including in areas within the Syrian territory but outside of the control of the Syrian Arab Republic, and that such cooperation also includes the ability of the Joint Investigative Mechanism to examine additional information and evidence that was not obtained or prepared by the FFM but that is related to the mandate of the Joint Investigative Mechanism as set forth in paragraph 5;

“8. Calls on all other States to cooperate fully with the Joint Investigative Mechanism and in particular to provide it and the OPCW FFM with any relevant information they may possess pertaining to individuals, entities, groups, or governments who were perpetrators, organizers, sponsors or otherwise involved in use of chemicals as weapons, including chlorine or any other toxic chemical, in the Syrian Arab Republic;

“9. Requests the FFM to collaborate with the Joint Investigative Mechanism from the commencement of the Joint Investigative Mechanism’s work to provide full access to all of the information and evidence obtained or prepared by the FFM including but not limited to, medical records, interview tapes and transcripts, and documentary material, and requests the Joint Investigative Mechanism, with respect to allegations that are subject to investigation by the FFM, to work in coordination with the FFM to fulfil its mandate;

“10. Requests the United Nations Secretary-General, in coordination with the OPCW Director General, to present a report to the United Nations Security Council and inform the OPCW Executive Council as of the date the Joint Investigative Mechanism begins its full operations and every 30 days thereafter on the progress made;

“11. Requests the Joint Investigative Mechanism to complete its first report within 90 days of the date on which it commences its full operations, as notified by the United Nations Secretary-General, and complete subsequent reports as appropriate thereafter and requests the Joint Investigative Mechanism to present the report, or reports, to the United Nations Security Council and inform the OPCW Executive Council;

“12. Requests the Joint Investigative Mechanism to retain any evidence related to possible uses of chemical weapons in the Syrian Arab Republic other than those cases in which the FFM determines or has determined that a specific incident in the Syrian Arab Republic involved or likely involved the use of chemicals as weapons, including chlorine or any other toxic chemical, and to transmit that evidence to the FFM through the Director General of the OPCW and to the Secretary-General as soon as practicable;

“13. Affirms that action by the Security Council consistent with paragraph 5 is sufficient for the establishment of the Joint Investigative Mechanism;

“14. Decides to establish the Joint Investigative Mechanism for a period of one year with a possibility of future extension by the Security Council, if it deems it necessary;

“15. Reaffirms its decision in response to violations of resolution 2118 to impose measures under Chapter VII of the United Nations Charter;

“16. Decides to remain actively seized of the matter.”

AFP, August 7, 2015、AP, August 7, 2015、ARA News, August 7, 2015、Champress, August 7, 2015、al-Hayat, August 8, 2015、Iraqi News, August 7, 2015、Kull-na Shuraka’, August 7, 2015、al-Mada Press, August 7, 2015、Naharnet, August 7, 2015、NNA, August 7, 2015、Reuters, August 7, 2015、SANA, August 7, 2015、UPI, August 7, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団発表:紛争による死者数が24万人を越える(2015年8月6日)

シリア人権監視団は、2011年3月18日から2015年8月5日までのシリアでの紛争による死者数が24万人を越えたと発表した。

同監視団によると、死者総数は24万381人で、内訳は以下の通りだという。

民間人:11万1,624人(うち子供(18歳未満)は1万1,964人、18歳以上女性は7,719人、戦闘部隊およびイスラーム主義部隊の戦闘員は3万9,843人)

離反兵:2,541人

シリア軍:5万570人

国防隊、バアス大隊、人民諸委員会、シリア民族社会党、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線、シャッビーハ、体制への内通者:3万3,839人

ヒズブッラー戦闘員:903人

イラン、アフガニスタン、アジア諸国、アラブ諸国国籍のシーア派親体制戦闘員、パレスチナ人のクドス旅団、アラブ国籍の親体制武装集団:3,304人

ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、ジュンド・アクサー、ジュンド・シャーム機構、ハドラー大隊、トルキスターン・イスラーム党、チェチェン・ジュヌード・シャームなどイスラーム主義運動に参加して戦闘を行う湾岸、北アフリカ、エジプト、イエメン、イラク、レバノン、パレスチナ、ヨルダン、スーダンなどアラブ諸国国籍の戦闘員、欧州、ロシア、中国、インド、アフガニスタン、チェチェン、米国、オーストラリア国籍の戦闘員:3万4,375人

身元:3,225人

なお上記の死者数には、シリア当局による逮捕者で消息が不明な者、シリア軍・国防隊の行方不明者2万人以上、戦闘部隊、イスラーム主義部隊、ダーイシュ、ヌスラ戦線、人民防衛隊の行方不明者1,500人以上、シリア軍による捕虜7,000人以上、戦闘部隊、イスラーム主義部隊、ダーイシュ、ヌスラ戦線、人民防衛隊による捕虜約2,000人、人民防衛隊の外国人戦闘員数百人は含まれないという。

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シリア人権監視団の死者数統計における政治的偏向については、青山弘之・浜中新吾「シリア人権監視団発表の死者数統計に潜む政治的偏向」Synodos、2015年7月17日を参照のこと。

AFP, August 6, 2015、AP, August 6, 2015、ARA News, August 6, 2015、Champress, August 6, 2015、al-Hayat, August 7, 2015、Iraqi News, August 6, 2015、Kull-na Shuraka’, August 6, 2015、al-Mada Press, August 6, 2015、Naharnet, August 6, 2015、NNA, August 6, 2015、Reuters, August 6, 2015、SANA, August 6, 2015、UPI, August 6, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ当局がダーイシュ(イスラーム国)支配下のタッル・アブヤド市に隣接するアクチャカレ一帯を「暫定軍事安全保障地帯」に指定(2015年8月6日)

ドゥラル・シャーミーヤ(8月6日付)は、シャンウルファ県のトルコ当局の話として、トルコ当局がシリア国境に面するアクチャカレ郡の3カ所を「暫定軍事安全地帯」を指定したと伝えた。

「暫定軍事安全地帯」指定は、8月6日から21日までの15日間の期限付きで、同地域の住民の安全、財産を守ることが目的だという。

アクチャカレ郡は、ダーイシュ(イスラーム国)が支配下に置くシリアのラッカ県タッル・アブヤド市に面している。

AFP, August 6, 2015、AP, August 6, 2015、ARA News, August 6, 2015、Champress, August 6, 2015、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2015、al-Hayat, August 7, 2015、Iraqi News, August 6, 2015、Kull-na Shuraka’, August 6, 2015、al-Mada Press, August 6, 2015、Naharnet, August 6, 2015、NNA, August 6, 2015、Reuters, August 6, 2015、SANA, August 6, 2015、UPI, August 6, 2015などをもとに作成。

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