ヒムス県、ダイル・ザウル県でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦(2015年3月28日)

ヒムス県では、SANA(3月28日付)によると、スフナ市一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月28日付)によると、サルダ山で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(3月28日付)によると、バーブ市でダーイシュ(イスラーム国)が、拘置所から脱走したというクルド人2人を拘束し、処刑した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン山地一帯郊外(スィース地方)に、ジハード主義武装集団が進軍、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハサカ県では、ARA News(3月29日付)によると、ハサカ市南部郊外のサブア・サクール村近郊で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, March 28, 2015、AP, March 28, 2015、ARA News, March 28, 2015、March 29, 2015、Champress, March 28, 2015、al-Hayat, March 29, 2015、Iraqi News, March 28, 2015、Kull-na Shuraka’, March 28, 2015、al-Mada Press, March 28, 2015、Naharnet, March 28, 2015、NNA, March 28, 2015、Reuters, March 28, 2015、SANA, March 28, 2015、UPI, March 28, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領、ロシアのメディア8社の合同インタビューに応じる:「テロを支援している国から構成されている有志連合がテロに対抗することなどできない」(2015年3月27日)

アサド大統領はシリアを訪問しているロシアのメディア8社との合同インタビューに応じた。

合同インタビューを行ったのは、『ロシースカヤ・ガゼタ』紙、タス通信、ロシア・セヴォードニャ、スプートニク・ラジオ、ズヴェズダ・チャンネル、ロシア24チャンネル、RTチャンネル(アラビア語放送)、スプートニクの8社。

インタビューはアラビア語で行われ、その全文はSANA(3月27日付)で映像(https://youtu.be/tbTmcuyLdx4)とともに公開された。

SANA, March 27, 2015
SANA, March 27, 2015

合同記者会見でのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「(政府と反体制派の和解交渉に向けた)イニシアチブは必要だと言える…。欧米諸国の多くは、シリアと我々の地域で、「テロとの戦い」の名のもとにで戦争を始める方向に進もうとしてきた…。(和解交渉に向けた)ロシアのイニシアチブは必要だ。なぜならそれは政治的解決を確かなものとし、米国、フランス、英国といった欧米諸国における主戦論者の道を閉ざしてきたからだ…。主題はシリア人どうしの対話である。成功させるにはこの対話がシリアだけのものでなければならず、対話を行う当事者に外国の影響が及んではならない。ここで問題になっているのは、対話に参加しようとする多くの当事者が欧米諸国は地域諸国の支援を受けているということで、それが彼らの決定に影響を及ぼしてしまっている…。このイニシアチブを成功させるには、外国は干渉しないことが求められている…。シリア人の対話でなければならず、現在ロシアが果たしている役割は、シリア人どうしの対話プロセスを促すものであって、シリア人に考え方を押しつけるものではない」。

「スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表のイニシアチブ(アレッポ市での戦闘中止イニシアチブ)は、多くの当事者によって左右されている…。このイニシアチブは…アレッポの各所にいるテロリストや武装集団の要求によっても左右される。こうした問題はまた、シリア人どうしの対話にもある。武装集団の一部は、外国に従属している。アレッポ市の問題に限定すると、同地のテロ集団はトルコから直接支援を受けている。だからこれらの勢力は当初からデミストゥラ氏のイニシアチブを拒否した…。デミストゥラ氏のイニシアチブはその内容において重要であり、我々はそれがきわめて現実的な内容だと考えている。武装集団に資金援助を行うトルコなどの外国が干渉を止めれば、その成功の機械は大きなものになる」。

「いかなる問題も政治的解決をもって終わるものだと私は言ってきた。だが、政治的解決はつねに時間がかかり、ゆっくり行われれるものだ…。シリアにおける国民和解は、大きな成功を収めている。これにより、さまざまな地域においてシリア国民の治安状況は改善されてきた」。

「これらの発言(アサド政権の退陣を求める欧米諸国の発言)は、危機の当初から耳にしてきたもので、欧米のメンタリティを表している。植民地主義的メンタリティをだ…。ある国のことが気に入らない場合、欧米諸国はその国、さらには大統領を交替させようとする…。この論理のもとで彼らが話すとき、彼らはこうした国の国民を見てはいない…。しかし各国国民は今日、自らの未来、運命、統治者を外国によって決められることを受け入れない…。欧米諸国や地域における同盟国が行ってきたすべての発言に、我々は感心などなかった。大統領は退任するとかとどまるなどと彼らが言おうが関係ない。彼らが、大統領は正統だと言おうが言うまいが我々には関係ない。正統性は国民から生じるのであり、シリアにおいて国家が持ちこたえている理由があるとすれば、それは国民の支持があるからだ。我々は西欧の発言に時間を割く必要などない。彼らは毎日矛盾した発言をする用意をしているだけだ」。

「もちろん、宗派をめぐる問題が社会に亀裂を生み出すかたちで存在すれば、外国がこの問題(宗派対立)をもてあそび、混乱を作り出すことは簡単だろう…。しかし、さまざまなメディア、とりわけ宗教機関を通じて、我々はこうした問題を克服してきた。そして、問題が宗派や宗教とは関係がなく、外国の支援を受けたテロが問題なだけだということを明らかにしてきた。かくして我々は成功を収め、きわめて危険な問題を克服できたのだ」。

「欧米諸国はパートナーを受け入れない。従属する国が欲しいだけだ。米国は欧米諸国のパートナーを受け入れようとさえしていない」。

(ジョン・ケリー米国務長官が「我々は最後には(シリア政府と)交渉しなければならない」と述べたことに関して、「(世界は米国高官が日によって矛盾したことを言うのに慣れてしまっていると思う…。このことは米政権内に対立があるということを表している…。シリアやウクライナをめぐって起きている最も重要な対立とは、二つの陣営による対立だ。第1の陣営は、シリアやイラクに戦争や軍事的介入をしたいと考え、ウクライナに派兵したいと考える陣営…。第2の陣営はこれまでの戦争を教訓として介入に反対する陣営だ…。今日もなお、我々は米政権内に真の政策転換が生じたとは考えていない。我々は過激な陣営が依然として世界のほとんどの地域における政策を決定していると見ている」。

「有志連合の空爆は1日平均で10回前後しか行われていない…。我々は、先進国や豊かな国など60カ国かなる有志連合について話している。一方、シリア空軍はこの有志連合に比べると小さなものだが、1日だけで60カ国が行う倍以上の空爆を行っている…。このことは、有志連合が真剣さを欠いていることを示している。ダーイシュ(イスラーム国)がシリアやイラクで…これ以上拡大することを望んでいない国もおそらくあるのだが、同時に、ダーイシュを根絶することも望んでいないようだ。これらの国々はテロのインフラが維持され、それを利用して他の国を脅迫し、揺さぶろうとしている。率直に言うと、今のところ、テロとの戦いにおいて真剣さを見出すことができないのだ…。しかし別の側面もある。すなわち、政治的観点から見ると、テロを支援している国から構成されている有志連合がテロに対抗することなどできない」。

(中東地域に平和維持軍の展開を求めるかとの問いに関して)「平和維持軍は交戦国で兵力を引き離すために展開する。ダーイシュのために平和維持郡を展開するということは、ダーイシュを国家として承認することを意味する。これは受け入れられるものではなく、危険でもある…。ダーイシュだけでなく、シャームの民のヌスラ戦線についても言及したい。これらの組織はアル=カーイダとつながりがある組織で、こうした組織が社会に入り込んでいるのだ」。

「ムスリム同胞団はイスラーム世界におけるアル=カーイダの実質的、そして真の序曲をなしていた…。当時(1980年代)、我々はムスリム同胞団に対するイデオロギー闘争を…正しいイスラームを普及することを通じて行った。しかし現在は事情が異なっている。当時はインターネットもSNSもなかったし、衛星メディアもなかった。当時は文化の問題を掌握することは容易だった。今日我々が立ち向かっている問題は、あなた方の国であなた方が立ち向かっている問題でもあり、多くのイスラーム諸国が立ち向かっている問題でもある」。

「東地中海、そしてシリアのタルトゥース港を含む世界各所におけるロシアのプレゼンスは、ソ連崩壊によって失われたある種のバランスを作り出すうえできわめて重要だ…。我々にとって、我々の地域においてロシアのプレゼンスが強まることは、この地域が安定するうえでよりよいことだと考えている。なぜなら、ロシアは世界の安定に重要な役割を担っているからだ…。それゆえ、私は、東地中海、とりわけシリアの海岸そして港湾にロシアのプレゼンスが広がることを歓迎すると明言したい」。

「テロリストを支えるプロパガンダは、分離主義、宗派主義、人種主義といった言葉が利用されている。その目的はシリア社会を構成するさまざまな集団を国外に逃げ出させようとすることになった…。しかし実際のところ、テロリストはマイノリティを攻撃しているのではない。彼らはシリア全体を攻撃しているのだ。マイノリティだけが標的なのではない。だが、こうしたプロパガンダは彼らがシリア国内に亀裂を作り出そうとする際に必要だったのだ」。

「我々は、シリアとエジプトが近く接近することを願っている。なぜなら、シリア・エジプト関係はアラブ情勢全体にとって重要だからだ」。

(2月にフランス国会議員使節団がシリアを訪問したことに関して)「シリアを最近したこうした使節団のなかには、この地域で起きていることを伝える欧米諸国のメディアが信用を欠いていると述べるものもあった」。

SANA, March 27, 2015をもとに作成。

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ロシア海軍はタルトゥース港の軍備増強を決定(2015年3月27日)

SANA(3月27日付)は、ロシア海軍参謀本部筋の話として、タルトゥース港のロシア海軍の兵站技術センターのインフラを最新化する決定がなされたと伝えた。

同消息筋によると、この最新化は、地中海地域におけるロシアの政治的・軍事的な地位の維持強化を目的としてロシア政治指導部によって決定され、シリア側との調整のもと、地対空防衛システムの増強、駆逐艦ゼヴェロモルスクの配備などが行われるという。

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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シリアの反体制派はこぞってサウジアラビア主導のイエメン爆撃を支持(2015年3月27日)

アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、サウジアラビアが主導するイエメンのフースィー派拠点などへの空爆(「ハズムの嵐」作戦)に関して、「地域諸国に対してイランが宣戦布告した戦いを停止させるための論理的な選択」と述べ、支持を表明した。

Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015

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イスラーム軍総司令部は声明を出し、サウジアラビアが主導するイエメンのフースィー派拠点などへの空爆(「ハズムの嵐」作戦)に関して、「イランの占領とそれを支える国内の民兵の拠点に打撃を与えるため、シリアに活動を拡大」するよう空爆参加諸国に求めた。

またイスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官はツイッターで、「サウジアラビアの要請を受け、イスラーム軍戦闘員5,000人をイエメンに派遣した」とつぶやいた。

Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015

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シャーム軍団は26日付で声明を出し、サウジアラビアが主導するイエメンのフースィー派拠点などへの空爆(「ハズムの嵐」作戦)に関して「イランの占領拡大の脅威から地域の安全を維持する」ものだとして支持を表明した。

Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015

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自由シリア軍南部戦線第1軍は声明を出し、サウジアラビアが主導するイエメンのフースィー派拠点などへの空爆(「ハズムの嵐」作戦)に関して、「イランのあからさまな介入の結果」だと位置づけ、支持を表明した。

Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を爆撃(2015年3月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるジュダイダ・アカイダート村を空爆し、子供4人と女性1人の合わせて5人が死亡した。

また、クッルナー・シュラカー(3月27日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市からマヤーディーン市にいたる砂漠地帯に堀を掘削していると伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がタイフール航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、シリア軍兵士5人が死亡した。

この戦闘でダーイシュはシリア軍の戦車などを捕獲したほか、兵士4人を斬首した。

またダーイシュのシャリーア法廷はハーヌータ村で、「イスラーム国と戦うためにトルコから武器を搬入」したとの罪で離反士官(少佐)1人を、また「体制に内通し、武器を所持していた」との罪で2人を処刑した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して16回の空爆を行ったと発表した。

このうち6回がシリア領内(アイン・アラブ市一帯)に対して行われたという。

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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イドリブ市一帯でシリア軍とアル=カーイダ系戦闘員の攻防続く(2015年3月27日)

イドリブ県では、ファトフ軍がイドリブ市内に突入し、同市中心部に位置する中央郵便局、市東部のミフラーブ交差点、国立博物館、農学部、福祉関連ビル、マアッラトミスリーン交差点、シャムラ・ガソリン・スタンド、ハール市場などを制圧したと発表した。

複数の活動家によると、イドリブ市解放に向けた作戦に参加している武装集団はまた、北東部の入り口に位置するバーブ・ハワー検問所を制圧し、カファルヤー町、フーア市に至る兵站路を遮断、シリア軍の進軍を阻止するための防御を固めたという。

シリア人権監視団によると、イドリブ市周辺のシリア軍検問所一帯および市内で、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などからなるジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地一帯を砲撃した。

この戦闘で、ヌスラ戦線のアミール(司令官)1人を含む11人が死亡、シリア軍側も6人の兵士が死亡した。

また、クッルナー・シュラカー(3月28日付)によると、ファトフ軍ミフラーブ交差点近くの国防隊拠点ビルを攻撃し、国防隊隊員30人以上(指揮官1人を含む)を殲滅した。

『ハヤート』(3月28日付)によると、反体制武装集団がイドリブ市一帯の軍検問所20カ所を制圧し、攻勢を強めているが、これに先だってシリア政府はイドリブ市内の行政機能をジスル・シュグール市に移転したとの情報が流れているという。

イドリブ市一帯以外では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクーリーン村を空爆する一方、カヌルニブル町では爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月27日付)は、イドリブ県のハイルッディーン・サイイド県知事が軍服姿でシリア軍部隊を視察したと伝え、その写真を掲載した。

写真は27日未明にイドリブ市内で撮影されたものと思われるという。

Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015
Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015

他方、SANA(3月27日付)によると、イドリブ市周辺、ブカフルーン村、ファイルーン村、マルティーン村、ビンニシュ市、トゥウーム村、マアッラトミスリーン市、サルジャ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区の大預言者モスク一帯、アーミリーヤ地区一帯で、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線と交戦した。

一方、SANA(3月27日付)によると、ドゥワイル・ザイトゥーン村、アルド・マッラーフ地区一帯、ハンダラート・キャンプ周辺、ハーン・アサル村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、タッル・ミルフ検問所一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦、またシリア軍はサラミーヤ市西方のハムル丘一帯を「樽爆弾」で空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン山地一帯郊外無人地帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が交戦し、ヒズブッラー戦闘員5人が死亡する一方、ジャイルード市では、治安当局の拷問によって青年1人が死亡した。

一方、SANA(3月27日付)によると、ザバダーニー市東西の山岳地帯、マシュラファ村無人地帯、アーリヤ農場、アイン・タルマー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(3月28日付)によると、カフルバトナー町でファトフ軍などによるイドリブ市攻略を支持するデモが発生した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジャウバル区で交戦、シリア軍が同地を砲撃した。

一方、SANA(3月27日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市などを空爆し、子供4人、女性2人、離反兵1人を含む25人が死亡した。

またシリア軍がダルアー市ダム街道地区、サムリーン村、カフルシャムス町、ヤードゥーダ村などを「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(3月27日付)によると、ダルアー市Syriatelビル一帯、ブスラー・シャーム市、アトマーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(3月27日付)によると、マスハラ丘、ナブア・サフル交差点一帯、ウンム・バーディナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月27日付)によると、ウンム・シャルシューフ村、ガントゥー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(3月27日付)によると、ハサカ市アズィーズィーヤ地区で国防隊の戦闘員とハーリド・ユースフ・ハンムー氏の民兵(工場警備などを担当)が、口論の末撃ち合いになった。

国防隊戦闘員の一人が老人に暴行を加え、金銭を奪ったのが口論・衝突の理由だったとい。

また、ARA News(3月28日付)によると、ハサカ市西ダム地区で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の検問所を狙った自爆テロが発生し、隊員2人が負傷した。

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、March 28, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍参謀総長がスライマーン・シャー廟跡を訪問、ヌスラ戦線戦闘員を収容するための病院を指定(2015年3月27日)

トルコ軍のネジュデト・オゼル参謀長は軍司令官らとともにシリア領内のアシマ村(アレッポ県)に不法入国し、トルコ領の飛び地スライマーン・シャー廟跡地(アレッポ県)を訪問した。

スライマーン・シャー廟は、2月21~22日にトルコ軍が侵入、棺を持ち出した後に破壊していた。

『ハヤート』(3月28日付)が伝えた。

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トルコの『ハキトイェト』(3月27日付)は、トルコ政府が、ガズィアンテップ県内にある国立イェルミ・ベシュ病院を、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を受け入れるための専門病院に指定したと報じた。

ARA News(3月27日付)が伝えた。

ARA News, March 27, 2015
ARA News, March 27, 2015

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ARA News(3月27日付)は、ハサカ県ダルバースィーヤ市でトルコ領内に越境しようとしたクルド人青年1人をトルコの国境警備隊が射殺したと伝えた。

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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国内の反体制政治組織が「モスクワ2」ヘの参加の意思を表明(2015年3月27日)

シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表は、ロシアが開催を準備しているシリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ2」に関して「代表とメンバー2人が会議に参加するだろう」と述べるとともに、自身に科されている渡航禁止措置の解除を求めた。

また民主的変革諸勢力国民調整委員会のムンズィル・ハッダーム報道官も「委員会は、総合調整役(ハサン・アブドゥルアズィーム氏)とメンバー2人を参加させるだろう…。委員会が前回の会議を欠席したのは、政治勢力としての委員会にではなく、そのメンバー個々人に招待状が送られてきたからだ」と述べた。

『ハヤート』(3月28日付)が伝えた。

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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ファウワーズ・アサド氏(アサド大統領のいとこ)が病死(2015年3月27日)

クッルナー・シュラカー(3月27日付)は、アサド大統領のいとこのファウワーズ・ジャミール・アサド氏がラタキア市内の病院で病死したと伝えた。

ファウワーズ氏(1962年生まれ)は、アサド大統領の父ハーフィズ・アサド前大統領の実弟ジャミール・アサド前人民議会議員(2004年死去)の長男。

Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015

 

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合とシリア・クルド国民評議会の対立露呈(2015年3月27日)

ARA News(3月27日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立と同連立に参加しているシリア・クルド国民評議会との間で、副議長の人事をめぐって対立が生じていたと伝えた。

それによると、3月20~23日に開催されていた総合委員会(定例会合)で、シリア革命反体制勢力国民連立の一部のメンバーが同連立内のクルド人ブロックのムスタファー・ウースー氏を連立副議長に擁立、同氏の承認を求める採決が行わ、副議長に選出されたが、シリア・クルド国民評議会のメンバーは採決前に退出、また投票結果を拒否したという。

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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ダルアー県にイラン製無人偵察機が墜落(2015年3月26日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(3月26日付)は、イラン製の無人偵察機がダルアー県サナマイン市南部の民家の屋上に墜落したと報じ、その写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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エルドアン・トルコ大統領は地域諸国の主権尊重と独立の必要を強調し、イランにイエメン、シリア、イラクからすべての戦闘部隊の撤退を求める(2015年3月26日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はアンカラでのコートジボワール大統領との共同記者会見で、イランに対して、イエメン、シリア、イラクからすべての戦闘部隊を撤退させるよう求め、地域諸国における主権尊重と独立の必要を強調した。

ARA News(3月27日付)が伝えた。

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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国連アモス事務次長「人道支援物資の配給を受けられない44万人のうち、40%以上がシリア軍の包囲を受けている」(2015年3月26日)

国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長は、シリア国内で反体制武装集団や政府軍などによって包囲され、人道支援物資の配給を受けられない民間人の数が21万2,000人から44万人へと倍増していると警鐘を鳴らした。

アモス事務次長によると、このうちの「40%以上」がシリア政府の包囲を受けているという。

『ハヤート』(3月28日付)が伝えた。

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

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英国防相は、シリアの「穏健な反体制派」への軍事教練への参加の意向を示す(2015年3月26日)

マイケル・ファロン英国防大臣は議会で、英国軍がトルコなどの中東諸国で、ダーイシュ(イスラーム国)に対抗するため、シリアの「穏健な反体制派」の軍事教練を行うだろうと発言した。

教練を行う場合、75人の教官を派遣し、軽火器の使用訓練、歩兵部隊の戦術教練、医療技術の教示などが、米軍の指揮下でなされるという。

ロイター通信、AFPが伝えた。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領の姪2人が馬術競技杯で優勝(2015年3月26日)

クッルナー・シュラカー(3月26日付)は、マーヒル・アサド准将(アサド大統領の弟)の二人の娘ブシュラーさんとシャームさんが、「2015年バースィルへの忠誠」馬術競技杯に出場し、優勝したと伝えた。

Kull-na Shuraka', March 26, 2015
Kull-na Shuraka’, March 26, 2015

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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シリア・クルド国民評議会は「シリア・ロージュアーヴァー(西)・クルディスタンにおけるクルド政治原則」フォローアップ会議をボイコット(2015年3月26日)

クッルナー・シュラカー(3月26日付)によると、「シリア・ロージュアーヴァー(西)・クルディスタンにおけるクルド政治原則」フォローアップ会合がハサカ県カーミシュリー市で開催され、民主連合運動(TEV-DEM)、シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)、シリア・クルド民主党(派閥は不明)、シリア・クルド民主合意、無所属の活動家らが出席した。

シリア・クルド国民評議会は会合には参加しなかった。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合は、サウジなどによるイエメン・フーシー派拠点爆撃を支持、シリアへの軍事介入も求める、シリア政府は対話による政治解決を主唱(2015年3月26日)

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、サウジアラビアの主導のもとに開始されたイエメンのフースィー派拠点などへの空爆(「ハズムの嵐」作戦)に関して、「この行動は、イエメンとその国民をイランとフースィー派民兵の占領から守るための…正しい措置」だと発表し、全面支持の意思を示した。

「アラブ諸国および友好国に、イエメン危機だけでなく、シリアのバッシャール・アサド大統領の体制を終わらせ、イランの拡大と占領を食い止めるための行動」を呼びかけた。

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一方シリア外務在外居住者省の公式筋は、SANA(3月26日付)に対して、シリアはイエメンの主権、独立、そして領土と国民の統合を尊重し、イエメンの各当事者に、政治的解決に向けた対話を呼びかける一方、国際社会に対してはイエメン国民の意思を尊重するよう求めている、と述べた。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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有志連合はダーイシュ(イスラーム国)を批判するビラをラッカ市に散布(2015年3月26日)

ラッカ県では、Raqq-sl(3月26日付)が、米国など有志連合戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)が、勧誘した若者を挽肉機で殺害するさまを描いた漫画のビラをラッカ市に散布したと伝え、その画像を公開した。

Raqqa-sl, March 26, 2015
Raqqa-sl, March 26, 2015

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アレッポ県では、ARA News(3月26日付)によると、スィッリーン町一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(3月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダドムル市郊外のタイフール航空基地近くに展開するシリア軍の戦車大隊を襲撃し、戦車多数を捕獲した。

一方、SANA(3月26日付)によると、ラッフーム村、ジバーブ・ハマド村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Raqqa-sl, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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イドリブ市周辺でシリア軍とヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動らの攻防続く(2015年3月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市周辺で、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構などジハード主義武装集団とシリア軍が交戦し、シリア軍が同地一帯を空爆、過去2日での死者数は68人にのぼった。

うち37人がシャーム自由人イスラーム運動などの戦闘員、31人がシリア軍、国防隊戦闘員で、そのなかには、シャーム自由人イスラーム運動の副司令官アブー・ジャミール・クトブ氏も含まれているという。

シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などは「ファトフ軍」を結成し、イドリブ市制圧をめざす一方、ヌスラ戦線は「ファトフ軍」とは一線を画しつつ、イドリブ市制圧をめざしているという。

また複数の活動家によると、ジハード主義武装集団が制圧したサバーフ・カティーア検問所南部のルブーア漬物工場で、シリア軍が「人間の盾」にしていたと思われる女性2人と子供3人の遺体が発見された。

なおイドリブ市周辺でシャーム自由人イスラーム運動、ヌスラ戦線らが制圧したシリア軍、国防隊の数は17に及んでいるという。

イドリブ市周辺の検問所から撤退したシリア軍、国防隊は、同市周辺に新たな検問所、哨所などを設置し、反撃をめざしているという。

シリア軍はまた、タマーニア町一帯、バサーミス村、ナビー・アイユーブ高地、ラーミー村を「樽爆弾」で空爆した。

一方、スマート・ニュース(3月26日付)によると、反体制武装集団(アンサール・シャーム)がジスル・シュグール市の絨毯工場を砲撃し、シリア軍兵士16人が死亡した。

また、SANA(3月26日付)によると、シリア軍がイドリブ市周辺で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月26日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区の兵舎をシリア軍が誤ってミサイル攻撃し、兵士9人が死亡、12が負傷した。

なおシリア軍はこのほか、カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、シャッアール地区をミサイル攻撃したという。

一方、SANA(3月26日付)によると、ハーン・トゥーマーン村、バーントゥー村、ハーン・アサル村、タッルアラン市、ハナースィル市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム戦線、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市各所を空爆し、子供を含む9人が死亡した。

シリア軍はまたインヒル市、サムリーン村、シャイフ・マスキーン市を「樽爆弾」で空爆した。

一方、ジハード主義武装集団は、ブスラー・シャーム市制圧後、ジャドヤー村一帯への攻撃を強めたが、シリア軍はジャドヤー大隊基地一帯での戦闘で、ジハード主義武装集団戦闘員17人を殺害したという。

また、SANA(3月26日付)によると、ティーハ村、カフル・ナースィジュ村、ウンム・アウサジュ村、インヒル市、ジャイドゥール・ハウラーン地方、アンタル丘、ハーッラ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、1人が死亡した。

爆発は、市内をパトロール中の西クルディスタン移行期民政局アサーイシュを狙ったものだという。

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ダマスカス郊外県では、スーマル・ムハンマドを名乗る活動家によると、シリア軍がダーライヤー市で塩素ガスを使用し、10人が中毒症状を訴えていると主張した。

ARA News(3月26日付)が伝えた。

一方、SANA(3月26日付)によると、シリア軍が反体制武装集団との戦闘の末、ザバダーニー市西部の丘陵地帯3カ所(アッシュ・ヌスール高原、シール・ターカ高地、シール・ジャウバ高地)を制圧した。

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ヒムス県では、『ハヤート』(3月27日付)によると、ヒムス市南部、クサイル市から約40キロの地点に位置する軍関連施設(クッルナー・シュラカー(3月26日付)によると武器庫)で早朝、ヘリコプターが飛行・旋回する音とともに、複数回にわたって爆発音が聞こえた。

これに関して、シリア政府寄りの複数のサイトは、シリア軍戦闘機が同地区を空爆したとの見方を示す一方、ヒズブッラーに近い複数のサイトは、イスラエル軍戦闘機とシリア軍戦闘機がレバノン領内(ベカーア県ヘルメル郡)を低空で飛行していたと指摘した。

一方、SANA(3月26日付)によると、ガントゥー市、アブー・ハワーディート村、ムシャイリファ村、ハリージャ村、東サラーム村南部丘陵地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(3月26日付)によると、マスハラ村、ウンム・バーディナ村、バアス周辺で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、SMART News, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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ムスリム民主統一党党首「政府とクルド人の間で、治安面でも現地でもいかなる協力は行われていない」(2015年3月25日)

民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は英国を訪問し、議会で「シリアのクルド:拒否から自治政府モデルへ」と題されたフォーラムのなかで講演を行った。

ムスリム共同党首は講演で、「我々は当初から、シリア政府がすぐには去らないということは分かっていた。我々は、人々に依拠する戦略をとり、クルド人の都市からシリア軍を放逐した」と述べ、2012年にアイン・アラブ市からアフリーン市にいたる対トルコ国境地帯を掌握した経緯を振り返った。

また、アイン・アラブ地区、アフリーン地区、ジャズィーラ地区に設置されている西クルディスタン移行期民政局については「未来のシリアのモデルである。すなわち、この民政局のもとには、すべての集団がいる」としつつ、「一部の国はダーイシュ(イスラーム国)を利用して、国境を改編し、このモデルを挫折させようとしている」と述べ、トルコを暗に批判した。

ダーイシュについては「コバネ(アイン・アラブ)市で敗北し、セレ・カニ(ラアス・アイン)市で戦いを行うことで、敗北を補おうとしている…。ダーイシュ・メンバーが世界のどこかで1人でも残っていれば、我々は安心できない。我々はダーイシュ・メンバーを見つければどこでも戦うだろう。我々はダーイシュ・メンバー個々人だけではなく、その考え方に対する闘争を行っている」と述べた。

アイン・アラブ市での勝利については「クルド人の大いなる犠牲のおかげ」と述べ、有志連合による空爆や支援については明言しなかった。

また「街の80%は破壊され、数万人が去った。それゆえ、復興を始めねばならない」と強調した。

一方、ムスリム共同党首は、5万の兵力を持つとされる「人民防衛隊は国防隊の一部をなしている」との複数のシリア政府高官らの発言に関してどう思うかとの『ハヤート』(3月27日付)の質問に対して、「政府は、勝利を実現したときなどに、自らをクルド人と結びつけようとしている…。しかし、政府とクルド人の間で、治安面でも現地でもいかなる協力は行われていない」と否定した。

そのうえで「我々はアラブ人とともに行動している。我々はシリア人が政府の拘置所から解放されることを望んでいる。しかし、我々は現在、ダーイシュに対する自衛に集中している」と付言した。

また「南クルディスタン(イラク・クルディスタン地域)の経験を完全にコピーはしない。我々は二つの軍、二つの政治ブロックの存在を揺るさない」と述べ、イラクのクルディスタン民主党(KDP)とクルディスタン愛国同盟(PUK)の関係に触れ、シリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)を暗に牽制した。

なおムスリム共同党首の他にも、RUSIのミシェル・ステファン氏、LSEのデヴィッド・グラバー氏、ジョジョハンナ・リハ氏が講演した。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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ダルアー県の国防隊は、スワイダー県から増援部隊が派遣されなかったことがブスラー・シャーム市陥落の原因だったと発表(2015年3月25日)

ダルアー県の国防軍はフェイスブックを通じて声明を出し、ジハード主義武装集団らによるブスラー・シャーム市制圧に関して、戦闘のさなかにスワイダー県の国防隊に250人の増援部隊の派遣を要請したが、「我々は同地に我々の同胞を派遣しない」と拒否されたことを明らかにした。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合在米代表は「モスクワ2」への参加を拒否(2015年3月25日)

シリア革命反体制勢力国民連立のナジーブ・ガドバーン在米代表は、記者団に対して、ロシアが開催を予定しているシリア政府と反体制派の和平会議「モスクワ2」への参加を拒否すると述べた。

ARA News(3月26日付)が伝えた。

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

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シリア治安当局がロシアの要請を受け350人を釈放(2015年3月25日)

シリア人権監視団は、シリア当局が各地で拘置中の逮捕者少なくとも350人を釈放した、と発表した。

同監視団によると、釈放された逮捕者のなかに反体制活動家が含まれているかは現在のところ不明。

これに関して、ミシェル・シャンマース弁護士は、フェイスブックを通じて、釈放された逮捕者の数が700人におよぶとしたうえで、うち400人がダマスカス郊外県で拘置されていたことを明らかにした。

また『ハヤート』(3月26日付)は、ロシアに近い複数の反体制筋の話として、逮捕者の釈放が、23日にアサド大統領と会談したロシア特使アズマトゥッラー・コルモハンマドヴ氏ら使節団からの要請を受けたものだと伝えた。

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

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シリア治安当局がハサカ市の軍・国防隊人事をめぐって民主統一党に譲歩(2015年3月25日)

クッルナー・シュラカー(3月25日付)は、ハサカ青年連合のアブー・ウマル・ハサカーウィーを名乗る活動家の話として、ハサカ市の国防隊幹部多数が「民主統一党を満足させるため」に解任された、と伝えた。

ハサカーウィー氏によると、解任された幹部のなかには、ハサカ市の国防隊を創設したバッサーム・アルサーン氏も含まれており、同氏は首都ダマスカスに異動となり、後任の国防隊司令官にはウダイ・ガディール氏が任命されたという。

またハサカ市の司令官を務めてきた共和国護衛隊のムハンマド・ハゥドゥール少将も、東部地区第17師団長に異動となり、後任にはハサン・ムハンマド准将が任命されたという。

ハサカーウィー氏によると、アルサーン氏やハッドゥール准将の解任は、1月のハサカ市での国防隊と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊との衝突後に、民主統一党がアリー・マムルーク国民安全保障会議議長に対して要請されており、今回の人事異動はこれに応えた動きと見られるという。

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県でジハード主義武装集団が合同作戦司令室「ファトフ軍」を結成するが、早くも不協和音(2015年3月25日)

イドリブ県で活動する複数の武装集団が24日、「ファトフ軍」の名で合同作戦司令室を設置し、イドリブ市の制圧、さらにはアサド政権打倒をめざすとする声明を発表した。

これに関して、『ハヤート』(3月26日付)は、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、スンナ軍、シャーム軍団、シャームの鷹旅団、ハック旅団、アジュナード・シャームが参加していると伝えた。

しかし、ARA News(3月25日付)は、複数の反体制筋の話として、シャームの民のヌスラ戦線がファトフ運動への参加を拒否したと伝えるとともに、別の消息筋の話として、イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官がイドリブ市攻略をジハード主義武装集団に要請したことに対し、ヌスラ戦線が拒否の姿勢を示したと付言した。

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一方、イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官は、シャームの民のヌスラ戦線などによるイドリブ市への攻勢に関して、アラビー・ジャディード(3月25日付)に「我々はフーア市、カファルヤー町といった政権の町を攻撃することを優先に考えている…。仮にイドリブ市への攻撃に参加したとしても、これまでの戦いと同様、民間人の保護という厳格なルールに従う」と述べ、ヌスラ戦線との共闘を否定した。

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、al-‘Arabi al-Jadid, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 24, 2015、March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

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ラッカ県でYPGがダーイシュ(イスラーム国)戦闘員28人を殲滅(2015年3月25日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ジャラビーヤ村で特殊作戦を行い、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員28人を殲滅した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、タッル・カルタル村近くでダーイシュ(イスラーム国)の車輌を襲撃し、ダーイシュ戦闘員5人を殲滅した。

一方、ARA News(3月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャラーブルス市で住民多数を「市外に脱出しようとした」との理由で逮捕した。

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ヒムス県では、SANA(3月25日付)によると、ジバーブ・ハマド村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を行ったと発表した。

うちシリアでは、アイン・アラブ市近郊で5回の空爆が行われた。

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン市で西クルディスタン移行期民政局がノウルーズの祝典を主催(2015年3月25日)

ARA News(3月25日付)は、アレッポ県アフリーン市で西クルディスタン移行期民政局(アフリーン地区)がノウルーズ(21日)の記念祝典を主催し、住民数千人が参加したと報じ、その写真を公開した。

ARA News, March 25, 2015
ARA News, March 25, 2015

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス県カダム地区でシリア軍が「自由シリア軍」に対して「毒ガス」使用か?(2015年3月25日)

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(3月25日付)が、地元の複数筋の話として、シリア軍がカダム区を「毒ガス」を装填した迫撃砲で攻撃し、「自由シリア軍」戦闘員4人が中毒症状を訴えたと報じた。

一方、SANA(3月25日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(3月25日付)によると、フライターン市・ドゥイル・ザイトゥーン村間、ダーラ・イッザ街道、ハッダーディーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月25日付)によると、マシュラファ村郊外無人地帯、シャイフーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月26日付)によると、反体制武装集団がザバダーニー市郊外山岳地帯のシリア軍、国防隊、ヒズブッラー検問所複数カ所を制圧した。

またクッルナー・シュラカー(3月26日付)によると、反体制武装集団はシリア軍との交戦の末、ダーライヤー市内のサイイダ・サキーナ廟を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(3月25日付)によると、ザアフラーナ村、カンヌ山、ガントゥー市、ウンム・サフリージュ村、ラジャム・カスル村、マスアダ村、ムシャイリファ村、ドゥワイシーヤ村、タフファ村、ラスム・アルナブ村、ジュッブ・ジャッラーフ町、フーシュ・ターリブ村、ダイル・フール村、ガジャル村、クナイトラート村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ヒムス軍団、ファールーク大隊、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(3月25日付)によると、アブー・ハナーヤー村、トゥータフ村、アイドゥーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県ブスラー・シャーム市をジハード主義者を中心とする反体制武装集団が制圧(2015年3月25日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団などからなる反体制武装集団21組織が、シリア軍、国防隊との4日間にわたる戦闘の末、ブスラー・シャーム市を制圧した。

これに関して、自由シリア軍南部戦線のイサーム・ライイス報道官は、ブスラー・シャーム市攻撃に参加している戦闘員の85%がジハード主義者だが、シャームの民のヌスラ戦線は参加していないと語った。

一方、SANA(3月25日付)によると、サムリーン村、ズィムリーン村近郊、ジュディーヤ村、キータ村、カフルシャムス町、ジャースィム市・ナマル町間、ダーイル町、ハムリーン村、ラジャート高原、ヌアイマ村、スマード村、ダルアー市各所、ハーッラ丘一帯、インヒル市、シューマラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、ハムザ・アサド・アッラー旅団、ムハージリーン・ワ・アンサール旅団、シャームの民のヌスラ戦線(イスラーム・ムサンナー運動)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

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イドリブ市周辺でジハード主義武装集団の合同作戦司令室「ファトフ軍」とシリア軍が激戦、トルコ軍がシリア領内を報復砲撃、シリア国民連合はシリア軍が塩素ガスを使用したと主張(2015年3月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市郊外のシリア軍検問所3カ所に対して、ジュンド・アクサー機構、シャーム自由人イスラーム運動などからなる「ファトフ軍」が3回にわたって自爆攻撃を行い、シリア軍兵士、国防隊隊員約20人が死亡、ジハード主義者側も11人が死亡した。

3回の自爆攻撃のうち2回はジュンド・アクサー機構のアラブ湾岸諸国出身の戦闘員2人が、1回はヌスラ戦線戦闘員が行ったという。

同監視団によると、ヌスラ戦線などのジハード主義武装集団は、イドリブ市周辺でのシリア軍との戦闘で検問所7カ所を制圧したが、シリア軍はうち4カ所を奪還したという。

ヌスラ戦線らはまた、イドリブ市内を砲撃し、シリア軍兵士20人を含む31人が死亡したという。

なおイドリブ県内でシリア政府の支配下にとどまっているのは、イドリブ市、アリーハー市、ジスル・シュグール市、アブー・ズフール航空基地など6つの基地。

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一方、シリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は、シリア軍ヘリコプターがビンニシュ市とタッル・マンス村で塩素ガスを装填した「樽爆弾」を投下し、住民30人が中毒症状を訴えたと主張した。

他方、SANA(3月25日付)によると、イドリブ市周辺、カフル・ジャーリス村、タッル・アース村、アラブ・サキード村、サラーキブ市一帯などで、シリア軍が「トルコ政府の兵站支援を受けた」シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、シャーム自由人イスラーム運動の外国人戦闘員と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またARA News(3月25日付)は、イドリブ市でシリア軍が「テロ勢力への内通していた」との罪で36人を銃殺刑に処したと伝えた。

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トルコ軍によると、イドリブ県北部で未明、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦、シリア軍が発射したロケット弾、ないしはミサイル1発が、トルコ領内のハタイ県レイハンル市にあるトルコ軍基地から200メートルの地点に着弾し、基地内の施設の窓ガラスが割れたほか、軍車輌2台が損傷を受けた。

これを受け、トルコ軍はシリア領内のシリア軍基地を砲撃した。

ロイター通信(3月25日付)が伝えた。

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

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