トルコ大統領「シリアは、バッシャール・アサドが去らねば、繁栄も安定も得ることはできない」(2015年3月20日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、訪問中のウクライナでシリア情勢に言及、「シリアは、バッシャール・アサドが去らねば、繁栄も安定も得ることはできない」と脅迫した。

エルドアン大統領はまた、ジョン・ケリー米国務長官が「我々は最後には(シリア政府と)交渉しなければならない」と発言したことに関して、「こんな殺人者を支援することなどあり得ない」と述べた。

ARA News(3月20日付)が伝えた。

AFP, March 20, 2015、AP, March 20, 2015、ARA News, March 20, 2015、Champress, March 20, 2015、al-Hayat, March 21, 2015、Iraqi News, March 20, 2015、Kull-na Shuraka’, March 20, 2015、al-Mada Press, March 20, 2015、Naharnet, March 20, 2015、NNA, March 20, 2015、Reuters, March 20, 2015、SANA, March 20, 2015、UPI, March 20, 2015などをもとに作成。

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ハサカ市でノウルーズを祝う住民を狙った連続爆破テロが発生(2015年3月20日)

ハサカ県では、SANA(3月20日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が共同支配(分割統治)するハサカ市内で晩に2台の車が相次いで爆発し、住民37人が死亡、96人が負傷した。

同時爆破テロはハサカ市内のムフティー地区(西クルディスタン移行期民政局が優勢な地域)にある殉教者広場で発生した。

テロ発生時、同広場では、ノウルーズ(クルド人の正月、春分)を祝うために住民が集まっていた。

ARA News(3月20日付)によると、1回目の爆発は、民主連合運動(TEV-DEM)が主催する祝典会場で発生し、2回目の爆発は、シリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)が主催する祝典会場の北部で発生したという。

なおこれに先立ち、西クルディスタン移行期民政局は声明を出し、住民に対して「大規模な集会ではなく、家庭的な雰囲気でノウルーズを祝う」よう呼びかけていた。

SANA, March 20, 2015
SANA, March 20, 2015
ARA News, March 20, 2015
ARA News, March 20, 2015
ARA News, March 20, 2015
ARA News, March 20, 2015

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ハサカ県マアバダ(カルキールキー)町では、シリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)と民主連合運動(TEV-DEM)がそれぞれ、ハサカ市でのノウルーズを祝う住民を狙った連続爆破テロ発生を受けて、開催を予定していたノウルーズの祝典の中止を決定した。

またアレッポ県アフリーン市で予定されていた祝典も中止となった。

ARA News(3月21日付)が伝えた。

AFP, March 20, 2015、AP, March 20, 2015、ARA News, March 20, 2015、March 21, 2015、Champress, March 20, 2015、al-Hayat, March 21, 2015、Iraqi News, March 20, 2015、Kull-na Shuraka’, March 20, 2015、al-Mada Press, March 20, 2015、Naharnet, March 20, 2015、NNA, March 20, 2015、Reuters, March 20, 2015、SANA, March 20, 2015、UPI, March 20, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)はヒムス県、アレッポ県でジハード主義武装集団と衝突(2015年3月20日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、イスラーム軍が県東部のザルカー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、基地複数カ所を制圧した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動は、反体制武装集団司令官の爆殺を計画していたダーイシュ(イスラーム国)のメンバーを逮捕した。

逮捕されたのはイマード・イッザ(通常アブー・アイユーブ)を名乗るメンバーで、タウヒード旅団、シャーム軍団などに偽名で参加し、司令官の爆殺を計画していたという。

AFP, March 20, 2015、AP, March 20, 2015、ARA News, March 20, 2015、Champress, March 20, 2015、al-Hayat, March 21, 2015、Iraqi News, March 20, 2015、Kull-na Shuraka’, March 20, 2015、al-Mada Press, March 20, 2015、Naharnet, March 20, 2015、NNA, March 20, 2015、Reuters, March 20, 2015、SANA, March 20, 2015、UPI, March 20, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がハマー県、ヒムス県でシリア軍の兵站路遮断をめざす(2015年3月20日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカンバル村一帯(ウカイリバート町近郊)を空爆、シャイフ・ヒラール村近郊でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

これに先だって、ダーイシュはサラミーヤ市・ハナースィル市(アレッポ県)街道のシリア軍検問所2カ所を襲撃し、兵士50人以上を殺害(クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると70人死亡)、またマサール・プレス(3月20日付)によると、ダーイシュはシャイフ・ヒラール村を制圧したという。

マサール・プレスは、ダーイシュがこれによって、ハマー県からアレッポ県に通じるシリア軍の兵站路を遮断したと伝えた。

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ヒムス県では、マサール・プレス(3月20日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、シリア軍が同地を砲撃、増援部隊を派遣した。

ダーイシュはジャズル・ガス採掘所地帯で、シリア軍部隊を要撃し、兵士5人を殺害したほか、シリア軍兵士多数が死傷したという。

またシリア人権監視団によると、ダーイシュはヒムス県東部で、男性2人をそれぞれ「ヌサイリー体制のためにスパイ」活動を行った、「アッラーを侮辱」した、との容疑で斬首、殺害した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、ダーイシュはまた、ヒムス市・タドムル市間のシリア軍検問所とガス・パイプラインも爆破し、兵士多数を殺害、パイプラインを遮断したという。

他方、SANA(3月20日付)によると、ラッフーム村一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、シリア軍、国防隊がシューラー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の構成を受け、撤退した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 20, 2015、AP, March 20, 2015、ARA News, March 20, 2015、Champress, March 20, 2015、al-Hayat, March 21, 2015、Iraqi News, March 20, 2015、Kull-na Shuraka’, March 20, 2015、al-Mada Press, March 20, 2015Masar Press Agency, March 20, 2015、Naharnet, March 20, 2015、NNA, March 20, 2015、Reuters, March 20, 2015、SANA, March 20, 2015、UPI, March 20, 2015などをもとに作成。

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ヒムス県、ダマスカス郊外県、アレッポ県などでシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2015年3月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市郊外でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(3月20日付)によると、ウンク・ハワー村、ジュッブ・ジャッラーフ町、東サラーム村・スルターニーヤ村間、ウンム・シャルシューフ村、ハルシュ・クバイバート村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市・マストゥーマ村間のクバブ村一帯で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦、シリア軍はまたファイルーン村、マアッラトミスリーン市、タマーニア町などを「樽爆弾」で空爆した。

なお、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、イドリブ市制圧をめざし、シャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線からなる合同作戦司令部が結成されたという。

一方、SANA(3月20日付)によると、ビンニシュ市、タフタナーズ市一帯、ファイルーン村、タッル・ルンマーン村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフ・キャンプ出身のパレスチナ人が、治安機関の拘置所で拷問を受け、死亡した。

また同地郊外に地対地ミサイルが着弾したと思われる爆発が起きた。

さらにドゥーマー市、ウーターヤー町(モスク一帯)をシリア軍が砲撃し、子供を含む複数名が死傷した。

一方、マサール・プレス(3月20日付)によると、ハティータト・トゥルクマーン村、ドゥーマー市、ザマルカー町などでシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラーシディーン地区、サラーフッディーン地区、サブア・バフラート地区、ハンダラート・キャンプ周辺で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン人・アフガン人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が砲撃を加えた。

またジハード主義武装集団もバーシュカウィー村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(3月20日付)によると、ハーッラ丘、サムリーン村、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(3月20日付)によると、キンサッバー町一帯、サルマー町一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アサド大統領、危篤状態のルストゥム・ガザーラ政治治安局長を解任か(2015年3月20日)

『ハヤート』(3月21日付)などは、信頼できる複数の消息筋の話として、アサド大統領が政治治安部長を務めるルストゥム・ガザーラ少将の病状が悪化したのを受け、局長職から解任したと伝えた。

AFP(3月20日付)によると、ガザーラ少将はダマスカス県内の軍事情報局を訪れた際、発作を起こし、血圧が上昇、神経系機能が低下し、シャーミー病院の集中治療室に搬送されたという。

同消息筋によると、ガザーラ少将は、ダマスカス県内のシャーミー病院の集中治療室で治療を受けており、死亡したとの情報も流れているという。

ガザーラ少将の解任には、政治治安部次長のナズィーフ・ハッスーン少将が任命された。

なお、この異動により、この数ヶ月で、アサド政権を治安機関のトップ3人が相次いで交代したことになるという。

すなわち、同消息筋によると、ガザーラ少将解任に先立って、アサド大統領は、ムハンマド・マハッラー少将をラフィーク・シハーダ少将の後任として軍事情報局長に任命する一方、大統領のいとこのハーフィル・マフルーフ准将も総合情報部内務課ダマスカス班長を解任されていた。

AFP, March 20, 2015、AP, March 20, 2015、ARA News, March 20, 2015、Champress, March 20, 2015、al-Hayat, March 21, 2015、Iraqi News, March 20, 2015、Kull-na Shuraka’, March 20, 2015、al-Mada Press, March 20, 2015、Naharnet, March 20, 2015、NNA, March 20, 2015、Reuters, March 20, 2015、SANA, March 20, 2015、UPI, March 20, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合の暫定政府がトルコ国内各所の事務所を閉鎖(2015年3月20日)

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班は声明(決定第1号)を出し、トルコ国内のイスタンブール市、ウルファ市、メルディン市、ガズィアンテップ市にある暫定政府事務所を閉鎖し、職員を解雇したと発表した。

またこれに合わせて、トゥウマ首班は、暫定政府の渉外委員会をイスタンブール市からガズィアンテップ市に移転するとの決定(決定第2号)を発表した。

なお発表された声明(決定)の日付は2015年3月11日となっている。

Kull-na Shuraka', March 20, 2015
Kull-na Shuraka’, March 20, 2015
Kull-na Shuraka', March 20, 2015
Kull-na Shuraka’, March 20, 2015

AFP, March 20, 2015、AP, March 20, 2015、ARA News, March 20, 2015、Champress, March 20, 2015、al-Hayat, March 21, 2015、Iraqi News, March 20, 2015、Kull-na Shuraka’, March 20, 2015、al-Mada Press, March 20, 2015、Naharnet, March 20, 2015、NNA, March 20, 2015、Reuters, March 20, 2015、SANA, March 20, 2015、UPI, March 20, 2015などをもとに作成。

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人権団体発表(2015年3月20日)

シリア人権監視団は、2014年10月20日から2015年3月20日までの5ヶ月間で、シリア軍がシリア各地を1万263回にわたって空爆したとする統計を発表した。

同監視団の統計によると、このうち5,335回が「樽爆弾」による空爆、4,928回が戦闘機からのミサイルなどによる空爆で、ダマスカス郊外県、ダマスカス県、ダイル・ザウル県、ヒムス県、ラタキア県、クナイトラ県、ハマー県、アレッポ県、イドリブ県、ダルアー県、ハサカ県、ラッカ県の各所が攻撃対象となったという。

またこれにより、民間人の死者は2,172人で、うち436人が子供、355人が女性、またダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、そのほかのジハード主義武装集団などの戦闘員が584人だったという。

AFP, March 20, 2015、AP, March 20, 2015、ARA News, March 20, 2015、Champress, March 20, 2015、al-Hayat, March 21, 2015、Iraqi News, March 20, 2015、Kull-na Shuraka’, March 20, 2015、al-Mada Press, March 20, 2015、Naharnet, March 20, 2015、NNA, March 20, 2015、Reuters, March 20, 2015、SANA, March 20, 2015、UPI, March 20, 2015などをもとに作成。

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