シャーム解放機構総合治安機関は「解放区」で麻薬密輸・密売取り締まりのための大規模作戦を開始したと発表(2022年5月9日)

シャーム解放機構の総合治安機関はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/)などを通じて声明を出し、シリア北東部の実効支配地域、いわゆる「解放区」で麻薬密輸・密売取り締まりのための大規模作戦を開始したと発表した。

https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/posts/322854619960878

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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テロ犯罪に対する恩赦を定めた2022年法令第7号の施行を受け、これまでに1,142人あまりが釈放される(2022年5月9日)

シリア人権監視団によると、2022年法令第7号(2022年4月30日施行)によって2022年4月30日以前のすべてのテロ犯罪に対する恩赦が決定されたのを受け、対象者の釈放が続けられ、釈放された逮捕者は約11,42人に達した。

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シリア人権監視団によると、96万9854人(うち女性は15万5002人)が2011年3月以降に治安当局によって逮捕・拘束され、うち15万2713人(うち女性は4万1312人)が今も刑務所に収監されているという。

また、10万5000人以上が収監中に拷問を受けて死亡しているという。

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県マヤーディーン市近郊の砂漠地帯の街道で、シリア軍の車列がダーイシュのスリーパーセルが敷設した地雷に触れ、兵士3人死亡、2人負傷(2022年5月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯の街道で、シリア軍の車列がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが敷設した地雷に触れ、爆発により兵士3人が死亡、2人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市から北西に約17キロ離れたワーディー・アブヤド・ダム近くで、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーが乗った車2台とオートバイ複数台が出没した。

同地にダーイシュが現れたのは、シリア軍による解放後初めてだという。

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のハームー村とダアドゥーシーヤ村で、住民が国防隊とともに米軍の装甲車の車列の進行を阻止し、これを退却(2022年5月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるカーミシュリー市近郊のハームー村とダアドゥーシーヤ村で住民が国防隊とともに、村を通過しようとした米軍の装甲車4輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方、アレッポ県西部を砲撃(2022年5月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、タディール村、シャイフ・スライマーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、バイト・アーラ村で正体不明の武装集団が住民を銃で撃ち殺害した。
また、ナーフタ町では、正体不明の武装集団がタクシーに向けて発砲し、乗っていた住民の男性1人が死亡、女性3人が負傷した。

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県、ラッカ県でシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域を砲撃、住民1人負傷(2022年5月9日)

アレッポ県では、ANHA(5月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のザイワーニーヤ村、シャッアーラ村、スムーカ村、ウンム・フーシュ村、タート・マラーシュ村、スーガーニカ村、アキーバ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、アナーブ村一帯では、シリア国民軍に所属するシャーム戦線のメンバー2人が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘で死亡した。

一方、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市北のムフスィンリー村を砲撃し、住民1人が負傷した。
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ラッカ県では、ANHA(5月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省は欧米諸国による「シリア及び地域の将来の支援に関する第6回ブリュッセル会合」をシリア国民を支援しようする真の熱意を感じ取れず、人道支援を政治利用していると非難(2022年5月9日)

外務在外居住者省は声明を出し、EUが国連との共催で、ベルギーのブリュッセルで5月9日に2日間の予定で開催している「シリア及び地域の将来の支援に関する第6回ブリュッセル会合」に関して、人道活動を規制・調整する国連の原則に合致しておらず、参加国がシリアの国土の一部を占領し、復興や難民帰還を妨害しているなかで、シリア国民を支援しようとする真の熱意を反映していないと批判した。

声明はまた、会合参加国が、シリア国民に非人道的な経済制裁を一方的に科し、燃料、食料、医薬品といった基本物資の供給能力を奪っており、そのことは会合が掲げる目標に矛盾しているとしたうえで、ロシアをはじめ、バランスのとれた姿勢をとる諸外国を会合に招待しないことで、人道支援を政治利用していることすら隠し立しないと非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3261494404137664

SANA(5月9日付)が伝えた。

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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フマイミーム航空基地(ラタキア県)とアレッポ市で駐留ロシア軍が対ドイツ戦勝記念日の祝典を開催、首都ダマスカスでは教育省が駐シリア・ロシア大使館との共催で祝祭を開催(2022年5月9日)

ラタキア県では、シリア駐留ロシア軍司令部がフマイミーム航空基地で、77回目となる対ナチス・ドイツ戦勝記念日の祝典を開催し、アリー・マフムード・アッバース国防大臣兼軍武装部隊副司令官(中将)、アーミル・イスマーイール・ヒラール・ラタキア県知事、サフワーン・アブー・サアディー・タルトゥース県知事らが参列した。

また、アレッポ県アレッポ市では、シリア駐留ロシア軍が記念祝典を開催し、フサイン・ディヤーブ・アレッポ県知事、アフマド・マンスール・バアス党アレッポ支部指導部書記長、シリア軍将兵警察官らが参列した。

SANA(5月9日付)が伝えた。

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ダマスカス県では、教育省が、駐シリア・ロシア大使館との共催で、記念祝祭をアサド文化芸術館で開催した。

祝祭では、戦没者遺族学校やアマーン孤児院(タルトゥース県)の児童・生徒、ダマスカス大学文学部ロシア語学科の学生によるロシア語での歌謡、演劇上演が行われた。
SANA(5月9日付)が伝えた。



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赤十字国際委員会(ICRC)のペーター・マウラー総裁がシリアを訪問し、アサド大統領、ミクダード外務在外居住者大臣と会談(2022年5月9日)

アサド大統領は、シリアを訪れた赤十字国際委員会(ICRC)のペーター・マウラー総裁と首都ダマスカスで会談し、シリアでのICRCの活動、人道およびサービス部門における国民のニーズに対応した政府との協力関係について意見を交わした。

アサド大統領は会談で、人道活動における最優先事項がシリア人の生活改善を支援する分野に集中的に向けられ、水道網や電力網などインフラ復旧など、難民帰還にふさわしい状況を作り出すことに資するものでなければならないと述べた。

これに対して、マウラーICRC総裁は、シリア政府との連携で支援活動の困難が軽減していることに謝意を示した。

会談には、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、ハーリド・ハブーバーティー・シリア赤新月社代表、クリストフ・マルティンICRCシリア代表が同席した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/370034941829492

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また、ミクダード外務在外居住者大臣は、マウラーICRC総裁を代表とする使節団と個別に会談し、政府とICRCの協力・連携の強化の方途について意見を交わした。

会談には、バッシャール・ジャアファリー外務在外居住者副大臣、外務在外居住者省国際機関・大会局のムハマディーヤ・ナアサーン氏、同閣僚局のルワイ・シュルバジー氏、ICRCのファブリツィオ・カルボーネ中近東地域事業局長、クリストフ・マルティン・シリア代表、アンドレア・ヒース同副代表、シリア軍将兵が同席した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3261630377457400

SANA(5月9日付)が伝えた。

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年5月9日)

ダイル・ザウル県では、SANA(5月9日付)によると、ダイル・ザウル市の労働者サロンで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で5人(2022年5月9日)

保健省は政府支配地域で新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者18人が完治したと発表した。

これにより、5月9日現在のシリア国内での感染者数は計55,858人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,343人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/303644798610170

AFP, May 9, 2022、ACU, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。

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