シャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部のいわゆる「解放区」でサル痘感染者が確認されたとの情報が拡散され、当局が対応に追われる(2022年5月23日)

シリアのアル=カーイダのシャーム解放機構がシリア北西部のいわゆる「解放区」の自治を委託している救国内閣の保健省は緊急声明を出し、「解放区」内でサル痘の感染者が確認されたとの情報が流れたのを受けて、関係当局が連携して、医療態勢のレベルを引き当て、住民を守るのに必要な措置を講じると発表した。

https://www.facebook.com/SG.M.Health/posts/544967213704239

一方、イドリブ保健局のサーリム・アブダーン局長は、「解放区」でサル痘感染者が確認されたとの情報が「噂に過ぎない」と否定した。

AFP, May 24, 2022、ANHA, May 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2022、Reuters, May 24, 2022、SANA, May 24, 2022、SOHR, May 24, 2022などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領はシリア北部で安全地帯を設置するための新たな軍事作戦を実施する意思を表明(2022年5月23日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は閣議のテレビ演説で、シリア北部で新たな軍事作戦を実施する意思を表明した。

エルドアン大統領によると、新たな軍事作戦はシリアの国境地帯に幅30キロの安全地帯することが目的になり、26日に国家安全保障会議を開き、決定を下すという。

アナトリア通信(5月23日付)が伝えた。

トルコはフィンランドとスウェーデンがNATOへの加盟を申請したことに対して、この両国が「分離主義テロリスト」のクルディスタン労働者党(PKK)の国内での活動を許していると非難、活動家らの身柄引き渡しを要求している。

AFP, May 24, 2022、Anadolu Ajansı, May 23, 2022、ANHA, May 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2022、Reuters, May 24, 2022、SANA, May 24, 2022、SOHR, May 24, 2022などをもとに作成。

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クルトゥルムシュAKP副党首:「シリア北部に安全地帯を設置し、100万人の帰還を保障する努力をしているなか、「アサドとの関係正常化は困難だ」(2022年5月23日)

トルコの与党公正発展党(APK)のヌーマン・クルトゥルムシュ副党首は、シリア難民100万人の「自発的」機関をめざすトルコの新プロジェクトに関して、CNN Turk(5月23日付)の取材に対し、シリア政府との関係正常化は行わないと明言した。

クルドゥムシュ副党首は「アサドとの関係正常化は非常に困難だ。トルコはシリア北部に安全地帯を設置し、100万人の帰還を保障する努力をしている」と述べた。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、CNN Turk, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ラタキア県、ハマー県で交戦(2022年5月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区で砲撃戦を行った。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌30輌からなる車列がイラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入、ハサカ県シャッダーディー市の基地に向かう(2022年5月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌30輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入、シャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県マーリア市で、シリア国民軍に所属するムウタスィム旅団と麻薬密売業者が前日に続いて再び撃ち合いに(2022年5月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるマーリア市で、シリア国民軍に所属するムウタスィム旅団と麻薬密売業者が前日に続いて再び撃ち合いとなった。

衝突は、21日深夜から22日未明にかけて、同市で10人が麻薬密売の容疑で拘束されたのを受けたもの。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県北部、ハサカ県北部で砲撃を続ける(2022年5月23日)

アレッポ県では、ANHA(5月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・クラー村、シャフバー・ダムを砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(5月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のクーザリーヤ村を砲撃した。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、アレッポ県で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年5月23日)

SANA(5月23日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市、アレッポ県のハイヤーン町、タッル・アラン村で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人、北・東シリア自治局支配地域で4人(2022年5月23日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者9人が完治したと発表した。

これにより、5月23日現在のシリア国内での感染者数は計55,880人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,610人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/540384067659434/

 

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、5月23日現在のシリア国内での感染者数は計38,578人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは2,565人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性3人、女性1人。

また地域の内訳は、ハサカ県のマーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のラッカ市3人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1858603234329605

AFP, May 23, 2022、ACU, May 23, 2022、ANHA, May 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2022、Reuters, May 23, 2022、SANA, May 23, 2022、SOHR, May 23, 2022などをもとに作成。

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