ダーイシュがダイル・ザウル県アシャーラ市近郊の砂漠地帯でシリア軍と親政権民兵の部隊を襲撃し、兵士9人を殺害(2022年10月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアシャーラ市近郊の砂漠地帯(ドゥワイル地区)でシリア軍と親政権民兵の部隊を襲撃し、兵士9人を殺害した。

AFP, October 13, 2022、ANHA, October 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2022、Reuters, October 13, 2022、SANA, October 13, 2022、SOHR, October 13, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県マーリキーヤ市近郊のナウルーズ国内避難民(IDPs)キャンプ近くを移動中の車1台をドローンで攻撃、1人を殺害(2022年10月12日)

ハサカ県では、ANHA(10月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のナウルーズ国内避難民(IDPs)キャンプ近くを移動中の車1台を無人航空機(ドローン)で攻撃した。

この攻撃に関して、内務治安部隊(アサーイシュ)傘下のアッシリア教徒の治安民兵組織「ストロ」の総司令部は声明を出し、車に乗っていた隊員1人が死亡したと発表した。

シリア人権監視団によると、1人が死亡、3人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(10月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のザイワーン村、カフル・ナーヤー村一帯、タッル・ジージャーン村を砲撃した。

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シリア国民軍広報センターは声明を出し、ラッカ県アイン・イーサー市一帯での戦闘で5人の兵士が戦死したと発表した。

AFP, October 12, 2022、ANHA, October 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2022、Reuters, October 12, 2022、SANA, October 12, 2022、SOHR, October 12, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構はトルコ占領下で進軍を続け、ジンディールス町を制圧、アフリーン市に迫る(2022年10月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(10月12日付)、イナブ・バラディー(10月12日付)、ANHA(10月12日付)などによると、トルコ占領下のアフリーン郡、バーブ郡、アアザーズ郡各所で、シリア国民軍に所属するハムザ師団とこれに加勢するシャーム解放戦線などと、シャーム戦線とこれに加勢する諸派の戦闘が続いた。

ガザーウィーヤ村の通行所からトルコ占領地に入ったシャーム解放機構は、ハムザ師団に加勢し、シャーム戦線を支援するイスラーム軍、東部軍と交戦し、ジンディールス町および周辺全域を制圧した。

シャーム解放機構はまた、アフリーン市方面に進軍し、同市のアシュラフィーヤ地区を砲撃、同市を見下ろす丘陵地帯のハーリディーヤ村側を制圧した。

シャーム解放機構はさらに、シャーム戦線、ムウタスィム旅団がカルズィーハル村、バールーザ村、タルナダ村一帯に進攻したのを受けて、スライマーン・シャー師団とともに両組織と交戦した。

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シャーム解放機構のアフリーン郡進軍に伴う戦闘激化を受けて、トルコ軍は、砲撃戦に巻き込まれるのを回避するために、アフリーン市近郊のタルナダ村に展開していた部隊を撤退させた。

シリア人権監視団によると、マアバトリー(マーバーター)町一帯に展開していたシャーム戦線とイスラーム軍の部隊は、シャーム解放機構とスライマーン・シャー師団の進軍を受け、交戦せずにラージュー町方面に撤退した。

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一方、シャーム戦線はアアザーズ市に近いダービク村を制圧した。

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シリア人権監視団によると、11日から激化した一連の戦闘で、民間人3人、シャーム戦線戦闘員4人、シャーム解放機構戦闘員4人の合わせて11人が死亡した。

また、各組織が一連の戦闘で制圧した町・村は以下の通り。

シャーム解放戦線:ジンディールス区全域
シャーム戦線:バーブ市内のハムザ師団のすべての拠点、ライルーラ村、ガンドゥーラ村、ダービク村
シャーム戦線およびヌールッディーン・ザンキー運動:トゥラル村、バーブリート村、タッル・ハムウ村、カウカバ村、カフルズィート、フライリーヤ村
シャーム解放機構およびスライマーン・シャー師団:ミールカーン村、シャカートカー村、カルズィーハル村、マスタカー村、ラージュー町、タルナダ村、マアルスカ村。。
ハムザ師団:バールーザ村、サルサーナ村
シャーム自由人イスラーム運動およびハムザ師団:タッル・バッタール村にあるシャーム戦線の拠点

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シャーム解放機構の軍事筋は、ドゥラル・シャーミーヤ(10月12日付)の取材に対して、同機構のアフリーン郡への進行は、現地での戦闘を停止させるのが目的だと語るとともに、対立し合う反体制武装集団諸派に対して、アレッポにおける革命諸組織を統合し、混乱と治安紊乱を終わらせるよう呼び掛けた。

また、複数の前線筋によると、シャーム解放機構はアフリーン市の住民に対して、同市を汚職に関与した者や犯罪者から浄化し、不正や混乱を根絶するよう協力を呼びかけた。

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シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市郊外では、ラージュー町からの国内避難民(IDPs)数十人が、シリア国民軍に所属する組織どうしの戦闘に抗議するデモを行った。

また、バーブ市では、住民がシャイフ・アキール山に設置されているトルコ軍基地を訪問し、戦闘停止とシャーム解放機構の勢力伸長阻止のために介入するよう要請した。

AFP, October 12, 2022、ANHA, October 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2022、‘Inab Baladi, October 12, 2022、Reuters, October 12, 2022、SANA, October 12, 2022、SOHR, October 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュの拠点複数ヵ所を狙って爆撃(2022年10月12日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数ヵ所を狙って爆撃した。

AFP, October 12, 2022、ANHA, October 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2022、Reuters, October 12, 2022、SANA, October 12, 2022、SOHR, October 12, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県、イドリブ県、ラタキア県を砲撃(2022年10月12日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、ズィヤーラ町を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、バイニーン村近郊の森林地帯、ファッティーラ村、フライフィル村、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるミラージャ村、ダール・カビーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市でシリア軍第4師団の兵士が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 12, 2022、ANHA, October 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2022、Reuters, October 12, 2022、SANA, October 12, 2022、SOHR, October 12, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領とアスマー夫人は、第2回祖国負傷者パラリンピックのバスケットボールの試合を観戦(2022年10月12日)

アサド大統領とアスマー・アフラス夫人は、ダマスカス県のティシュリーン・スポーツ・シティとジャラー・スポーツ・シティで11日に開幕した第2回祖国負傷者パラリンピックのバスケットボールの試合を観戦した。

選手権には、シリアのパラスポーツ選手132人のほか、イラクからもパラスポーツ選手が参加している。

ジャラー・スポーツ・シティの会場を訪れたアサド大統領はまた、アスマー夫人とともに選手らと懇談し、以下のように述べた。

 

参加したチームにおめでとう、勝利におめでとうと言いたい。もちろん、勝利が最終的な賞だということではない。なぜなら、選手権はまだ終わっていないらだ。だが、勝利という言葉で負傷者一人一人の能力を表したい。なぜなら、選手権に参加できるまでのレベルに達したからだ。参加することそれ自体が勝利だ。それがスポーツの勝利だ。身体の勝利、精神の勝利だ。自分に対する勝利、凌駕だ。だから、このような選手権にみなさん一人一人が参加できたことそれ自体が、結果にかかわらず賞に値するのだ。

私は、妻のアスマーとともにあなた方とここにいる…。あなた方に注目し、本当に誇りと幸せを感じている。有能な負傷者という言葉が何を意味するのかはっきりと目にした。祖国の負傷者プロジェクトが有能な負傷者をめざしていることを知ってはいた。だが、今日見たのはスローガンではなく、現場での実践だ。私と妻のアスマーがさまざまな負傷者の家、村、都市、県を訪れて彼らと会ったことを思い返した。我々は優秀な人々と会った。学校、大学で優秀な成績を収めている者、仕事で成功した者、プロジェクトを立ちあげることに成功した者、文学、音楽などの芸術に秀でた者だ。そして今日は、スポーツに秀でた人々と会った。さまざまな分野で成功の物語があり、優れた社会参加がある。このことは我々にとって驚きではない。なぜなら、あなた方がさまざまな分野で成功を収めることは、戦闘、戦場、祖国防衛でのあなた方の戦果を反映したもので、その継続だからだ。戦争がどれほど激しかろうと、戦争が鎮まろうと、負傷者は残り、我々にとってもっとも重要な最優先事項なのだ。なぜなら、負傷者は象徴であり、模範だからだ。道徳的な象徴だが、実のある模範だ。負傷者は愛国心の手本、固い意志の手本、戦う魂の手本だ…。戦時には戦場で戦い、平時においても戦士だ。テロとの戦いに身を通じた戦士は、今はフラストレーションを戦っているが、結果として、意志は勝利し、屈服を退ける…。

戦時中、祖国があなたがたを必要とするとき、あなたがたはためらうことはなかい。祖国が人生という戦場であなたがたを必要とするとき、あなたがたはためらうことはない。祖国は今日、あなた方を市民生活のなかで必要としている…。あなた方には前に進む能力がある。だが、祖国は今日、あなた方からより多くのもの、より重要なものを必要としている。我々にとって、あなた方な、不可能に打ち勝った人間の手本だ…。あなた方は、絶望を乗り越えようとする人々にとって希望のモデルだ。精神的な敗北に支配されている人々が挑戦するうえでの手本だ。だから、我々はあなた方のイニシアチブを奨励するためにここにいるのではない…。あなた方に、私やシリアの市民があなた方の達したようなレベルに至ることができるよう励まして欲しい…。





https://www.facebook.com/SyrianPresidency/videos/788719735573425/

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0ubhviDCKhHDxEPpkxKVCa37nYPHPjtUTEsnsvWd3DhuQZU2ozBYsz3tfgLpgsVHil

SANA(10月12日付)が伝えた。

AFP, October 12, 2022、ANHA, October 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2022、Reuters, October 12, 2022、SANA, October 12, 2022、SOHR, October 12, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で3人(2022年10月12日)

保健省は政府支配地域で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月12日現在のシリア国内での感染者数は計57,329人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,145人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02iqTdhJbHs3RdboVw8kP6nhmcMgibvd2dfB7SpabLc24f1ZSwho6atzWngHyDxkpWl

AFP, October 12, 2022、ACU, October 12, 2022、ANHA, October 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2022、Reuters, October 12, 2022、SANA, October 12, 2022、SOHR, October 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による1回の砲撃を確認したと発表(2022年10月12日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反(ヌスラ戦線(シャーム解放機構)の砲撃)を1件(イドリブ県)を確認したと発表した。

この砲撃により、シリア軍兵士1人が負傷した。

RIAノーヴォスチ通信(10月12日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 12, 2022をもとに作成。

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