タンフ国境通行所の基地内で米軍による革命特殊任務軍司令官交代に抗議するデモを行っていた同軍メンバーらが米軍の決定を受諾(2022年10月4日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月4日付)によると、米軍による革命特殊任務軍のムハンナド・タラーア司令官解任とムハンマド・ファリード・カースィム氏の新司令官任命を拒否し、ヒムス県タンフ国境通行所の米軍(有志連合)基地内で抗議デモを続けていた革命特殊任務軍の一部メンバーとルクバーン・キャンプの国内避難民(IDPs)は、カースィム氏の新司令官任命を受入れ、デモを終了した。

また、これを受けて、米軍(有志連合)の部隊は基地に対する包囲を解除した。

AFP, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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シリア人権監視団:ウクライナに派遣されていたシリア軍第25師団の兵士5人がヘルソン州での戦闘で死亡(2022年10月4日)

シリア人権監視団は、シリア軍第25師団内の信頼できる複数筋の情報として、ウクライナに派遣されていた同師団の兵士5人が10月2日、ヘルソン州での戦闘で死亡したと発表した。

シリア軍兵士が死亡したのはヘルソン州北東部のドニエプル川右岸で、ウクライナ軍が反転攻勢で支配地を回復した地域。

AFP, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下ダイル・ザウル県のガラーニージュ市とムハイミーダ村で抗議デモ(2022年10月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるガラーニージュ市にある教育センターに所属する教員らが、カリキュラムの変更、汚職撲滅、給与引き上げを訴えて抗議デモを行った。

また、ムハイミーダ村では、内務治安部隊(アサーイシュ)が10月2日に逮捕したテロ撲滅部隊(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属)の隊員2人を釈放を求めて、住民らが抗議デモを行い、路上でタイヤを燃やすなどして、通行を遮断した。

一方、県北部のジャースィミー村近郊では、シリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会のメンバーが銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

AFP, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるラタキア県クルド山地方のカッバーナ村一帯を爆撃(2022年10月4日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機1機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍も同地一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市近郊のハッルーズ村、アーリヤ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団の司令官が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

また、ラジャート高原では、シリア軍に協力していた住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

さらに、サイダー町近郊でも、政治治安局の隊員が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

ダルアー市のダルアー市ダルアー・バラド地区でも、住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

このほか、ジャースィム市とナワー市を結ぶ街道では、レバノンのヒズブッラーに協力していた住民が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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シリア陸軍は、海軍および空軍の参加のもと、実弾を使用した戦術訓練を開始(2022年10月4日)

シリア・アラブ軍(陸軍)は、軍武装部隊司令官を務めるアサド大統領(大将)の命令を受け、海軍および空軍の参加のもと、実弾を使用した戦術訓練を開始した。

訓練は数日間の予定。

SANA(10月4日付)が伝えた。

https://www.youtube.com/watch?v=-QBhXN3LzmI

AFP, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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アルヌース内閣は定例閣議で、冬時間を廃止し、1年を通じて夏時間を採用することを決定(2022年10月4日)

フサイン・アルヌース内閣は定例閣議で、冬時間を廃止し、1年を通じて夏時間を採用することを閣議決定した。

SANA(10月4日付)が伝えた。

AFP, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍戦闘機がアレッポ県、ラッカ県のシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域を爆撃(2022年10月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍戦闘機がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のカラ・ムーグ村、ダウラーン村、タッル・シャイール村を砲撃し、カラ・ムーグ村で住民1人が負傷した。

一方、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のバースータ村でシリア国民軍に所属するハムザ師団のメンバーどうしが撃ち合いとなった。

撃ち合いとなったのはバトラーン・グループとマルイー・グループとして知られるグループ。

理由は不明だが、複数が死傷した。

 

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市およびハサカ県ラアス・アイン市を中心とする占領地(いわゆる「平和の泉」地域)と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域を隔てる境界地域に位置するバグディーク村、ウガイビシュ村、クーリート村を爆撃した。

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ハサカ県では、ANHA(10月4日付)、SANA(10月4日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町と同町近郊のウンム・ハルマラ村、ダーダー・アブダール村、ハドラーウィー村、ヌワイフ村、アサディーヤ村、ムシャイリファ村、シュール村、タッル・タムル町近郊のアッブーシュ村、ダルダーラ村を砲撃した。
これにより、アブー・ラースィーン町の民家複数棟が被害を受け、同町近郊で住民1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、負傷したのは女性。

AFP, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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ハマー市にある県庁舎で、指名手配者の社会復帰に関連する諸委員会が和解センター設置に向けた準備会合を開催(2022年10月4日)

ハマー県では、SANA(10月4日付)によると、ハマー市にある県庁舎で、指名手配者の社会復帰に関連する諸委員会が、地元の名士らの参加のもと、地元住民の要請に応えるかたちで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きを行うための和解センターを設置するための準備会合を行った。

会合には、マフムード・ザンブーア知事も出席した。

AFP, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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シリア政府支配地域での新型コロナウイルスの新規感染者は1人、コレラ感染者総数は594人に(2022年10月4日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治したと発表した。

これにより、10月4日現在のシリア国内での感染者数は計57,314人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,112人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0tTQn8NPv6hDaPP3V5TqksPsp219VfxhnvRAxuEGqMXCMwj5KYPPpPmTVYqqMS2Cbl

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保健省はまた、コレラ感染者数に関して、感染者数が594人に達し、うちこれまでに39人が死亡したと発表した。

感染者数の県別内訳は、アレッポ県386人、ダイル・ザウル県84人、ハサカ県45人、ラッカ県26人、ラタキア県21人、スワイダー県9人、ハマー県7人、ヒムス県6人、ダマスカス県6人、ダルアー県3人、クナイトラ県1人。

死者の県別内訳は、アレッポ県34人、ハサカ県3人、ダイル・ザウル県2人。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0dnzVfRuzj2aviZ7UGry6wsYaSQGJbR2cuGdiPPZbvRNfT7A9Pu7A8QmqBQuvBd88l

AFP, October 4, 2022、ACU, October 4, 2022、ANHA, October 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2022、Reuters, October 4, 2022、SANA, October 4, 2022、SOHR, October 4, 2022などをもとに作成。

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ロシア航空宇宙軍のAn-26軍用輸送機がシリア上空で米軍のドローンに遭遇、衝突を回避(2022年10月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、ロシア航空宇宙軍のAn-26軍用輸送機が、シリア上空で米軍の無人航空機(ドローン)に遭遇、衝突を回避した、と発表した。

エゴロフ副センター長によると、事件は10月3日モスクワ時間(シリア時間)の午前7時25分に発生し、シリア駐留ロシア軍部隊に補給物資を届けようとしていたAn-26が、米軍のMQ-9およびMQ-1との衝突を回避するため、進路変更を余儀なくされたという。

RIAノーヴォスチ通信(10月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 4, 2022をもとに作成。

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