ロシア当事者和解調整センターのアンドレイ・ボルディレフ副センター長代理(大佐)は、ロシア航空宇宙軍が10月17日、イドリブ県のナフラ村とカフルズィーバー村一帯を爆撃し、D-30(122mm)砲3基、S-60対空砲3基、武器弾薬庫、弾薬を破壊したと発表した。
RIAノーヴォスチ通信(10月18日付)が伝えた。
RIA Novosti, October 18, 2022をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ロシア当事者和解調整センターのアンドレイ・ボルディレフ副センター長代理(大佐)は、ロシア航空宇宙軍が10月17日、イドリブ県のナフラ村とカフルズィーバー村一帯を爆撃し、D-30(122mm)砲3基、S-60対空砲3基、武器弾薬庫、弾薬を破壊したと発表した。
RIAノーヴォスチ通信(10月18日付)が伝えた。
RIA Novosti, October 18, 2022をもとに作成。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合のヘリコプター1機が、ダイル・ザウル市の旧空港地区、労働者住宅地区に展開するシリア軍と「イランの民兵」の拠点に対して機銃掃射を行った。
機銃掃射と前後して、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下のユーフラテス川東岸に位置し、米軍が違法に駐留するCONOCOガス田で砲撃音が鳴り響いた。
AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反乱者解放機構が、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団の兵力を引き離すことを目的として、トルコ占領下のいわゆる「オリーブ」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治する地域の境界に設置されている複数の拠点を、シャーム解放機構から移譲された。
移譲されたのは、シーラーワー町近郊のアナーブ村とマリーミーン村の一帯に設置されている拠点。
シャーム解放機構は、シリア国民軍軍第3軍団諸派との最近の戦闘でこれらの拠点を掌握していた。
反乱者解放機構はまた、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるアアザーズ市の西の入口に位置する検問所(シャット検問所/スィージュラーズ検問所)、カフルジャンナ村入口の検問所(ルバーイー検問所)、カトマ村とを結ぶ交差点に展開した。
さらに、トルコ軍部隊も戦車、四輪駆動車などを、カフルジャンナ村の入口と、カトマ村とを結ぶ交差点に展開させた。
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トルコ軍の展開と合わせて、アアザーズ市とアフリーン市を結ぶ街道も再開された。
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一方、「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるマーリア市、バーブ市、そしてアアザーズ市の住民がトルコとの国境に設置されているバーブ・サラーマ国境通行所に押し寄せ、シャーム解放機構の進攻に反対する抗議デモを行った。
抗議デモは、マーリア市、バーブ市、アアザーズ市でも行われた。
また、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)は声明を出し、シャーム解放機構に対して進攻を停止するよう求めた。
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このほか、シャーム解放機構によって制圧されたトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市であるアフリーン市では、同機構の総合治安機関がダマスカス郊外県東グータ地方からの国内避難民(IDPs)2人を逮捕した。
AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の士官(中尉)1人が死亡した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村近郊でシャーム軍団の車輌を対戦車ミサイルで攻撃した。
シリア軍はまた、カフル・アンマ村、カスル村を砲撃した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町で麻薬密輸業者1人が正体不明の武装集団によって撃たれて死亡した。
また、アルマー町でも、麻薬密輸業者1人が正体不明の武装集団によって撃たれて死亡した。
AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。
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シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県のフール・キャンプに収容されていたイラク人161世帯659人が、イラク政府と自治局の連携により、イラクへと移送された。
イラクに移送されるイラク人は当初は162世帯666人を予定していたが、イラク側が1世帯17人の帰国を拒否した。
帰国拒否の理由は不明。
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ANHA(10月19日付)によると、フール・キャンプで2022年8月に行われた統計によると、キャンプには54,390人が今も収容されている。
内訳はイラク人27,816人、シリア人18,483人、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族8,091人。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会がトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるジャラーブルス市近郊のハムラーン村、ガナマ村を砲撃、住民9人が負傷した。
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一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、10月10日から16日にかけて、アレッポ県のトルコ占領地であるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域と「オリーブの枝」地域でのトルコ軍とシリア国民軍に対する一連の作戦によって、18人を殺傷したと発表した。
ANHA(10月18日付)が伝えた。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。
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イラク大統領府は声明を出し、アブドゥッラティーフ・ジャマール大統領が首都バグダードのサラーム宮殿でサッターム・ジャドアーン・ダンダフ駐シリア・イラク大使と会談したと発表した。
声明によると、ダンダフ大使は、ジャマール大統領の選出に祝意を示すアサド大統領の親書を手渡した。

SANA(10月18日付)が伝えた。
AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。
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「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センター(ウマウィーイーン宮殿)で続けられた。
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2日目となる18日には、ロシア連邦に所属するクリミア共和国のゴルディン・セルゲイ・ニコラエヴィッチ第1副首長らからなる代表団が、経済対外通商省の代表と会談し、両国通商関係発展の方途について意見を交わした。

また、シリア金融監督中央機構とロシアの会計検査院の代表が会談し、の両者による共同行動の戦略などについて意見を交わした。
シリア、ロシア両国の関税局の代表も会談し、通関業務の発展の方途について意見を交わした。
ダマスカス商業会議所連合もロシア側の代表団と会談を行い、電子認証サービスなどについて意見を交わした。
このほか、「外国でのロシア語・文化研究における映画の役割」と題した会合が開催され、シリアの映画公社がロシアの映画制作会社との映画上演、文化交流の方途について意見を交わした。
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また、会合と並行して各地でロシア側の来訪者らとさまざまな会談や交流が行われた。
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ロシアのニジニ・ノヴゴロド州の使節団がティシュリーン大学病院(ラタキア県ラタキア市)を訪問し、ロシア人医師による医学生への研修を視察した。

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バアス大学(ヒムス県ヒムス市)は、ロシアのサンクトペテルブルク大学、コワレフスキー海洋生物学研究所と学術協力協定を締結した。

また、バアス大学の電気工学部では、第2回ロシア語オリンピックが開催され、170人の学生が参加した。

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ロシアのRUDN(ロシア人民友好)大学の使節団がダマスカス県の私立アジア学校を訪問した。
訪問は同大学への留学にかかる奨学金資格試験を準備するのが目的。

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ヒムス県では、タドムル市の教育複合施設が再建された。
ロシア語教育センターが併設されるかたちで再建された施設の再開式典には、アブドゥルハキーム・ハマード教育省事務次官に加えて、ロシアのデニス・グリポフ教育副大臣も参列した。

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アムル・サーリム国内通商消費者保護大臣が、ロシア連邦に属するクリミア共和国のセルゲイ・ゴルディン主張常駐代表および同国使節団と会談し、両国関係発展の方途などについて意見を交わした。

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ムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣が、ロシアのニキツキー植物園のセルゲイ・カフロフ・駐シリア代表事務所長と会談し、農業分野や科学研究分野での協力発展・活性化の方途について意見を交わした。

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ズィヤード・サッバーグ工業大臣は、ロシア連邦に所属するドネスク人民共和国のナタリア・ニコロノヴァ外務大臣を代表とする同国使節団と会談し、両国の協力の方途について意見を交わした。

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このほか、ロシアの首都モスクワでは、セルゲイ・ラブロフ外務大臣とリヤード・ハッダード駐ロシア・シリア大使と会談した。
会談において、ラヴロフ外務大臣は離任を控えたハッダード大使に、ロシアがシリアとその国民を引き続き体系的に支援すると伝えた。

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SANA(10月18日付)が伝えた。
AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。
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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。
これにより、10月18日現在のシリア国内での感染者数は計57,338人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,161人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid06vcHo8Ja9Th95Kd6254V8s22JUuNZB1ju7P5nNdSyvCfemPT5SU4Bx8FU4vHsZtMl
AFP, October 18, 2022、ACU, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。
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