パレスチナ人民兵組織のクドス旅団がシリア政府にウクライナでの戦闘への参加を要請するが、政府はこれを拒否(2022年10月9日)

英国で活動する反体制組織の一つシリア・パレスチナ人のための行動グループは、インターネットの公式アカウント(https://www.actionpal.org.uk/)を通じて、シリア政府を支援するパレスチナ人民兵組織のクドス旅団が、ウクライナでロシア軍とともに戦闘に参加することを認めるよう要請したと発表した。

同グループが、複数の匿名独自筋から得た情報によると、クドス旅団のムハンマド・サイード司令官が、シリアの治安当局に対して、ウクライナでの戦争にパレスチナ人青年を参加させるため、義勇兵の募集を行うことことを認めるよう要請した。

しかし、シリア政府は、この要請を拒否し、サイード司令官に対して、スハイル・ハサン准将が指揮するシリア軍第25師団がこの件にかかる唯一の窓口だと伝えたという。

AFP, October 12, 2022、ANHA, October 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2022、Reuters, October 12, 2022、SANA, October 12, 2022、SOHR, October 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュの拠点を狙って爆撃(2022年10月9日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月9日付)によると、ロシア軍戦闘機2機がシリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を狙って爆撃を実施した。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県マーリア市の民家を正体不明の武装集団が襲撃し、中にいた元「自由シリア軍」の司令官1人を殺害(2022年10月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市の民家を正体不明の武装集団が襲撃し、中にいた元「自由シリア軍」の司令官1人を殺害した。

この司令官は、この地域からダーイシュ(イスラーム国)が排除された後、戦闘から身を引いていたという。

一方、トルコ占領下のラーイー村は、住民らがフブズの値上げに抗議するデモを行った。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県スーサ町の合同教育施設で、教員らが賃上げを求めて抗議デモ(2022年10月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスーサ町の合同教育施設で、教員らが賃上げを求めて抗議デモを行った。

デモはシリア・ポンドの下落により、教員らの月給は200米ドル以下に目減りしていることを受けたもの。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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シリア政府がアレッポ県マンビジュ市一帯地域の情勢を追い、北・東シリア自治局とその傘下にあるマンビジュ軍事評議会に対するの同地の住民の反抗を促すための特別作戦司令室を設置(2022年10月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、シリア政府が、マンビジュ市一帯地域の情勢を追い、北・東シリア自治局とその傘下にあるマンビジュ軍事評議会に対するの同地の住民の反抗を促すことを目的とした特別作戦司令室を設置した。

作戦司令室は9月下旬に初会合を開き、総合情報部のアレッポ県支部長を務めるシリア軍の士官(N.A.准将)、スィヤード部族の名士(I.A.)、ナイーム部族の名士(A.Kh.)、ブービナ部族の名士W.A.)ら多数の部族長・名士が出席した。

会合では、9月18日に投票が行われた統一選挙などについて意見が交わされ、シリア政府側は部族長・名士らに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍から部族を遠ざけ、北・東シリア自治局に対する抵抗に参加させるよう要請があった。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がラタキア県クルド山地方のカッバーナ村近郊のM4高速道路沿線を見渡すことができる戦略的要衝に新たな拠点を設置(2022年10月9日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が絶えないクルド山地方のカッバーナ村近郊のM4高速道路沿線を見渡すことができる戦略的要衝に、トルコ軍が新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部の「決戦」作戦司令室の支配地(場所は不明)を砲撃し、戦闘員1人を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるナイラブ村一帯、ザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村、フライフィル村、ファッティーラ村を砲撃した。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県、ラッカ県各所を砲撃(2022年10月9日)

ハサカ県では、ANHA(10月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のダーダー・アブダール村、ブービー村、アサディーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(10月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市、トルコ占領下のタッル・アブヤド市の西方および東方の一帯を砲撃した。

ANHA(10月10日付)によると、この砲撃で、ファーティサ村のモスクが被弾し、被害を受けた。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領は大ウマイヤ・モスクでの預言者生誕祭の祝典に出席し、午後の集団礼拝に参加、宗教教育に携わる女性教師に「いわゆる宗教改革というものはない。なぜなら宗教が人間を改革するからで、その逆ではないからだ」と説く(2022年10月9日)

アサド大統領は、宗教関係省がダマスカス県旧市街中心部にある大ウマイヤ・モスクで主催した預言者生誕祭の祝典に出席し、午後の集団礼拝に参加した。

集団礼拝は、ダマスカス郊外県宗教関係局長のハドル・シャフルール師の主導のもとに行わわれ、アサド大統領のほか、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、シャームのくにぐにのウラマー連合議長のムハンマド・タウフィーク・ラマダーン・ブーディー師、政府・議会高官、バアス党幹部らが出席した。





https://youtu.be/fZJglZE8FN0

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0kFavjE8fugSVVZf6FNSyXatQm5FaBCsF2SFmor82ee4TWRCecyb4EmS8gKZN1RCUl

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また、アサド大統領は祝典後に、学校でコーランやシャリーアについて教えている女性教員らに対して、「いわゆる宗教改革というものはない。なぜなら宗教が人間を改革するからで、その逆ではないからだ」と説いた。

アサド大統領の主な発言は以下の通り:

この祝典に女性の説教師のみなさんが参加したことを嬉しく思っている。ここで、私は二つの点について話したい。第1は、私が目の当たりにした慈愛だ。宗教分野で誠実に活動し、宗教を理解し、この教義に正しく身を置く人は、愛されないはずはない。

第2は、女性は社会の半分を構成していると言われる。だが、この半分という言葉で何を意図しているのか私には分からない。数なのか? 社会が男性、女性、そして子供たちのうえに成り立っているからなのか? 社会は数では計れない。割合でも計れない。統合と調和によって計られるものだからだ。我々が社会を見るとき、一つのまとまり、一つのものを作り出す調和したまとまりとして見るからだ。

私はウラマー諸氏とこのラマンダーンに、いわゆる宗教改革なるものについて話した。その時私はこう述べた。我々には宗教を改革することなどできない、なぜなら、宗教こそが人間を改革し、その逆ではないからだ。しかし、この改革は、社会の改革なくしては起こり得ない。社会の改革は女性が男性の協力者として基本的な役割を果たすことなくして起こり得ない。この協力関係とは、対等な関係、あるいは協業を意味するのではなく、役割の分担と補完を意味している。男性には長所があり、女性にも長所はある。男性には弱点があり、女性にも弱点はある。

女性は感情的だという者もいる。だが、女性は時と場合によっては、男性以上に断固たる決意を持ち、より厳しい。男性もよりしなやかに、そして感情的になることもある。これが役割の分担だ。

女性がこの祝典で我々とともにいるというのは、当然のことだ。宗教、そしてイスラームは、しばしば後進的な女性、抑圧された情勢、受け身の女性といったイメージと結び付けられてきた。今日、あなたたち女性は、完全なる役割を果たしている。あなたたちみなが、力強く、行動力があり、活発な女性だ。だが、外見だけでしか理解しようとしない者にとって…、私たちにとってこの外見さえも、教義が伝えているメッセージを貫徹するうえで必要ではあるのだが…、イスラームは単なる内容ではなく、形式でもある。

https://www.youtube.com/watch?v=fZJglZE8FN0

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/videos/516117426533510/

SANA(10月9日付)が伝えた。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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ハマー市で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きを行うための和解センターが開設(2022年10月9日)

ハマー県では、SANA(10月9日付)によると、ハマー市のハマー駅舎で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きを行うための和解センターが開設され、手続きが開始された。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月9日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者4人が完治したと発表した。

これにより、10月9日現在のシリア国内での感染者数は計57,323人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,163人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0HXEnzvGxwDCQsDT6JZ4TRQFK3ZgY8FL1NZhSUHdLapcmxojSDzKRR8EZxaUoLk8Cl

AFP, October 9, 2022、ACU, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合がハサカ県ハサカ市への人道支援物資の搬入を妨害していると非難(2022年10月9日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、米主導の「違法」な有志連合が、ハサカ県ハサカ市への人道支援物資の搬入を妨害していると発表した。

エゴロフ副センター長は声明のなかで、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を行うと主張し、シリア領内に違法な活動を続ける有志連合が、ロシア当事者和解調整センターとシリア赤新月社による合同の人道支援活動を妨害し、ハサカ市の住民に食料物資や医薬品を届けることを阻止していると非難した。

また、米軍がシリア政府による医療プロジェクトを妨害し、ハサカ県の一部地域に病気が蔓延するのに事実上寄与し、住民にさらなる苦しみを与えていると付言した。

RIAノーヴォスチ通信(10月9日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 9, 2022をもとに作成。

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