ヨルダン軍はシリアからヨルダン領内に違法に侵入しようとしたドローン2機を撃墜したと発表(2023年9月26日)

ヨルダン軍は声明を出し、国境警備隊がシリアからヨルダン領内に違法に侵入しようとした無人航空機(ドローン)2機を撃墜したと発表した。

撃墜された2機には麻薬の結晶粉末の入った袋が括りつけられていた。

AFP, September 27, 2023、ANHA, September 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2023、‘Inab Baladi, September 27, 2023、Reuters, September 27, 2023、SANA, September 27, 2023、SOHR, September 27, 2023などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人が北京外国語大学を訪れ対話集会に出席、諸国民の愛国的文化が抹殺の試みに直面していると警鐘を鳴らす(2023年9月26日)

アスマー・アフラス大統領夫人は北京外国語大学を訪れ、同大学で開催された対話集会に出席、愛国的文化がさまざまな抹殺の試みに直面していると警鐘を鳴らした。

対話集会は、言語や、人道や文化にかかる国家間の関係を題材としたもので、教職員、学生、アラブ諸国など諸外国の大使らが出席するなかで行われた。








アスマー夫人と学生、教師らとの対話では、シリアと中国を、道徳、文化、人道、愛国といったレベルで結びつける共通の概念や原則、そしてこれらのレベルにおいて言語が架け橋の役割を果たしてきたことについて意見が交わされた。

また、シリアと中国を結びつけている関係、文化と芸術が人道に果たす役割、文化遺産とアイデンティティを保護することの責務、政治的課題、両国民をつなぐスポーツなどについても議論は及び、学生らからはシリアをより深く知ろうとする質問が寄せられた。

対話集会のなかで、アスマー夫人は以下の通り述べた。

https://youtu.be/stARk7itLGI

現在も人が暮らす史上最古の首都ダマスカスから、最古の文明の首都北京へ、世界初のアルファベット発祥の地シリアから、もっとも古く、もっとも多様な言語と方言の一つのくに中国へ。私は今日、あなた方とここにいます。私は感謝と誇りの気持ちでいっぱいです。皆さんが私にして下さったおもてなしに感謝します。また、私の母語で今日皆さんに話すことができること、そして皆さんの素晴らしい理解力を誇りに感じています。
北京にあるもっとも重要で、もっとも古い大学の一つでみなさんの前でアラビア語で話すことは、私たちを歴史的、そして文化的に結び付けてきた確固たる関係を反映しています。その関係は、数千年前にシルクロードのキャラバンが中国とシャームのくにぐにの間を旅して以来のものです。ですから、私たちが今日ここで、アラビア語の教授について深く、そして情熱をもって話す時、私たちは文法や単語の学習ではなく、太古の昔から私たちの二つの文明が共有してきた社会的・文化的多様性の一部をなす言語について話したいと思います。
疑う余地なく、私たちはみな、諸国民の愛国的な文化を抹殺しようとするさまざまな試みに直面しています。それは、さまざまな手段で行われますが、内容は同じです。それは、発展や近代化といったタイトルがつけられていますが、内容は、アイデンティティ、帰属(意識)を溶解させようとするものです。これを達成するための最大の武器が、諸国民の母語に打撃を与え、母語を守ろうとする人を遅れているとみなすことです。
言語を占領するという行為は、意識を占領する最短の方法です。そしてそれは、独自の決定を占領し、コミュニティを破壊し、そのアイデンティティや個性を消し去ります。私たちが今日目の当たりにしているハイブリッド言語という歪んだモデルは、ネオ・リベラリズムの一形態以外の何ものでもありません。セクシャリティを改ざん、ハイブリッド化することで第3のセクシャリティを創造するのと同じように、言語を改ざん、ハイブリッド化し、第3の種を創造しようとするものです。どちらの行為も、道徳的退廃から、人間の法性に反し、健全な家族観から逸脱した概念を押し付けようとするところまで、ネオ・リベラリズムの基礎、本質をなしています。
言語は、刷新や他者とのコミュニケーション、最新の科学や概念への対応なくして生きることはできません。言語とは人間に活力を与えます。人間は社会的な生物で、孤立して一人で成長することはありません。ですから、母語を誇りに思い、国民の文化遺産を守り、復活させようという呼びかけは、他文化から孤立しようとする呼びかけを意味しません。むしろ逆で、それは、一方の手で自らの起源を守り、もう一方の手で他者と知的および文化的にコミュニケーションすることを呼びかけるものです。諸国民に対して門戸を開き、自らと他者を尊敬することが人類の成長と幸福につながります。これが中国が10年前に立ち上げた一帯一路構想の本質なのです。
おそらく、中国が経験したことのなかでもっとも印象的なのは、中国とその国民が驚くべき技術的および科学的発展を達成するなかで、固有の文化・文明的な個性を守り続け、文化遺産を守り、言語とアイデンティティを維持していることでしょう。従属なき発展、溶解なき文明化、国民的尊厳を完全なかたちで伴った経済発展のモデルなのです。
ここに、みなさんの名門大学のアラビア語学科を含む学術・文化機関の役割があります。この演壇に立つ時、中国におけるアラビア語の精神的な父であるアブドゥッラフマン・ナージューン教授に敬意を表さずにはいられません。最古のアラブ科学学院であるダマスカスのアラビア語学院の拡充に向けた、その他の中国の有識者のみなさんの努力にも謝意を示さずにはいられません。そして、もちろんシリアの作家で詩人のサラーマ・ウバイド氏のことも忘れていません。彼は中国の優れた教授の方々や多くのシリアの文化人とともに、最初のアラビア語・中国語辞書を編纂したほか、多くのシリア文化人たちです。
自らの文化と人類の歴史を守り、自らのアイデンティティと言語を誇りとし、服従と従属を拒否する古からの国々は、数千年前から今日にいたるまで植民地主義者によって狙われてきました。私の国シリアもそうで、その存在、自決権を守り、自らの文化遺産を破壊から守り、誇りと信念を持ち続ける人々を守るために戦争を行い、今も戦っています。人々は、破壊されたものを再建し、焼かれたものを植え直し、現在がどれほど困難であっても、明るい未来を切望しています。
この科学的・文化的な場から、何百人もの外交官、大使、政治顧問が輩出されました。私たちは、国際社会において私たちに寄り添い、独立国に対して今も続けられている計略を阻止することに貢献してくれた中国にただただ感謝しています。
私の母語であるアラビア語に対する皆さんの愛情と、それを学ぼうとする情熱、そして今日、私たちがアラビア語でコミュニケーションできることに感謝します。言語は私たちの二つの文明を古くから結び付けてきた道です。この道は今日、発展と近代化を遂げる子供たちの明るい未来に向いています。しかし、原則や道徳において妥協することなく、言語はコミュニティに誇りと尊厳が与えます。疑う余地なく、中国とシリアは大いなる誇りと尊厳を担っています。

また、アスマー夫人は学生からの質問に対して次のように答えた。

中国において変わることがないのは、中国の人々の自国に対する誇りとアイデンティティを守ろうとする姿勢です…。中国にとって最大の特徴とは、急速な成長を遂げながらも、中国自身の原則や文化を棄てていないことです。

学生らはまた、シリアにおける女性や若者の役割、社会の成長が直面する課題、遺跡の破壊するテロの試み、遺跡保存の方法などについての質問を行い、両国の文化・知的交流の強化や、覇権主義、傲慢主義、利己主義を排除して社会を発展させるには、諸外国が力を合わせて主権を維持し、それぞれの原則を尊重し、他者の文化や個性を尊重することの必要を認識した。

アスマー夫人は以下の言葉で自らの発言を締めくくった。

中国で、原則や人道があるべき地位を回復させる新たな世界が幕を開けようとしています。

SANA(9月26日付)が伝えた。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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サッバーグ外務在外居住者副大臣は第78国連総会で一般討論演説:「今日の世界が抱える深刻な課題が、多極的な新世界秩序の構築に向けた加盟国間の協力を不可欠にしている」(2023年9月26日)

バッサーム・サッバーグ外務在外居住者副大臣は第78国連総会で一般討論演説を行った。

演説のなかで、サッバーグ外務在外居住者副大臣は、破壊的紛争の勃発、占領の継続、テロ拡散といった今日の世界が抱える深刻な課題が、多極的な新世界秩序を構築し、国際関係の均衡を実現するための加盟国間の協力を不可欠にしていると述べた。

また、シリアに関しては、世界の国々のなかでもっとも安定し、繁栄を実現してきたにもかかわらず、対テロ戦争を科されることで状況は一変し、人道危機がもたらされただけでなく、テロの脅威にも匹敵する西側諸国の一方的な措置が人道危機を深刻かさせていると指摘、テロ支援や制裁措置の即時解除を求めた。


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これに先立って、サッバーグ外務在外居住者副大臣は、国連本部でロシアのセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣と会談、両国の戦略的関係強化の方途などについて意見を交わした。

サッバーグ外務在外居住者副大臣はまた、デニス・フランシス国連総会議長と会談、持続的開発にかかる諸目的を実現するうえでの課題について説明した。

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SANA(9月26日付)が伝えた。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1米ドル=11,200シリア・ポンド、1ユーロ=11,860.80シリア・ポンドに引き下げたと発表(2023年9月26日)

シリア中央銀行は、26日付の送金為替速報で、1米ドル=11,200シリア・ポンド、1ユーロ=11,860.80シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(9月26日付)が伝えた。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市で北・東シリア自治局自治局による燃料価格引き上げ決定に抗議するデモが続く(2023年9月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市で、自治局による燃料価格引き上げ決定に抗議するデモが行われた。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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トルコ当局がハサカ県ラアス・アイン国境通行所を通じてシリア難民20人を強制出国(2023年9月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ当局がラアス・アイン国境通行所を通じてシリア難民20人をトルコ領内からトルコ占領下の「平和の泉」地域に強制出国させた。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続くなか、反体制組織のシリア旅団党がデモ支持を表明(2023年9月26日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

また、同県で活動する反体制組織のシリア旅団党(マーリク・アブー・ハイイル書記長)は声明を出し、デモへの支持を表明した。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がドローンでイドリブ県ミラージャ村一帯を爆撃し、シリア軍第8師団の兵士1人が死亡(2023年9月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が無人航空機(ドローン)でシリア政府の支配下にあるミラージャ村一帯を爆撃し、シリア軍第8師団の兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県東部でロシア軍の監督のもと、実弾戦術訓練を辞し、歩兵部隊、機構部隊、戦闘機、ヘリコプター、空挺部隊などが参加した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、カルファー村で、シリア軍の将兵事務所職員が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

東ガーリヤ町でも、シリア軍の元兵士が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

さらに26日夜、ナワー市東のウンム・ハウラーン丘一帯で、シリア軍が武装集団と交戦、シリア軍兵士1人が死亡した。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023、September 27, 2023などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など36輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2023年9月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など36輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, September 27, 2023、ANHA, September 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2023、‘Inab Baladi, September 27, 2023、Reuters, September 27, 2023、SANA, September 27, 2023、SOHR, September 27, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍がハサカ県北部で砲撃戦(2023年9月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のハドラーウィー村、アブドゥルハイ村を砲撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のタッル・タムル軍事評議会はバーブ・ハイル村を砲撃した。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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ジャブール部族の使節団が北・東シリア自治局ジャズィーラ地域のアラブ系、クルド系の部族の代表とともに、シリア民主軍傘下のハサカ軍事評議会本部を訪問、国防隊のハンムー司令官の処罰(殺害)への謝意を伝える(2023年9月26日)

ANHA(9月26日付)は、ジャブール部族の使節団が、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域のアラブ系、クルド系の部族の代表とともに、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のハサカ軍事評議会本部を訪れ、国防隊アブドゥルカーディル・ハンムー司令官の処罰(殺害)に際してシリア民主軍が行った努力に対する謝意と伝えるとともに、同軍がシリア北部および東部の住民にとっての「安全弁」であると賞賛した。

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内務省は声明を出し、ハサカ県での任務遂行中に負傷していた特殊部隊の士官アリー・ジャウダト・ディーブ名誉少佐が死亡したと発表した。

ディーブ名誉少佐は、アブドゥルカーディル・ハンムー司令官が率いる国防隊との交戦で負傷していた。

SANA(9月26日付)が伝えた。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構、アウラーン自由人、シャフバー連合がシリア国民軍との戦闘の末、トルコ占領下のアレッポ県北部各所を制圧(2023年9月26日)

アレッポ県では、イナブ・バラディー(9月26日付)によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるアアザーズ市に近いダービク村、スーラーン・アアザーズ町、カルジャブリーン村で、シリア国民軍の第2軍団諸派と、同軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の傘下で活動し、シャーム解放機構ともつながりがあるシャフバー連合が交戦した。

ダービク村では、市街戦が行われ、一部住民が避難を余儀なくされた。

一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動・東部地区(アウラーン自由人)、シャフバー連合がスーラーン・アアザーズ町、ダービク村、バルアーン村の大部分、アフティームラート村、ドゥワイビク村などで、シリア国民軍のスルターン・ムラード師団と激しく戦闘、スーラーン・アアザーズ町、ダービク村、バルアーン村の大部分、アフティームラート村を制圧した。

また、これらの武装組織は、「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市近郊のナアマーン村、ザーヒリーヤ村、アシュドゥード村、ジャラーブルス市に近いシャイーナ村、サーブーニーヤ村、ブーザーン村などでシリア国民軍と交戦、バーブ市近郊のタンヌーザ村、ハッジ・クーサー村、ダーヒリーヤ村、ジャラーブルス市近郊のバウラーニーヤ村、シャイーナ村、サーブーニーヤ村を制圧した。

なお、一連の戦闘で、死者は11人(うちシャーム解放機構側は5人、シリア国民軍のスルターン・ムラード師団とシャーム自由人イスラーム運動アブー・ハイダル・マスカナ派は6人)となり、数十人が捕虜となった。

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シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などによる軍事攻勢を受け、バーブ市では住民数十人が「ジャウラーニーに災いあれ、お前なんか要らない」といったシュプレヒコールを連呼し、抗議の意思を示した。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ズィーバーン町でアラブ系部族の民兵とシリア民主軍の攻防戦が続く(2023年9月26日)

ダイル・ザウル県では、イナブ・バラディー(9月26日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町でアラブ系部族の民兵と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が攻防戦を続けた。

また、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のアシャーラ市方面から、26日早朝に武装グループが東岸への潜入を試みたが、シリア民主軍がこれを撃退した。

シリア民主軍の広報センターは声明を出し、この武装グループを迎撃した際に、兵士3人が死亡したと発表した。

AFP, September 26, 2023、ANHA, September 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2023、‘Inab Baladi, September 26, 2023、Reuters, September 26, 2023、SANA, September 26, 2023、SOHR, September 26, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を7件、55キロ地帯への侵犯を6件確認したと発表(2023年9月26日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に7件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所(55キロ地帯)で、F-16戦闘機2機、MQ-1C無人航空機1機による領空侵犯を6件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 26, 2023をもとに作成。

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