ムルヒム国民安全保障会議議長はアサド大統領の支持を受け、軍事情報局と空軍情報部を統合、「軍武装部隊諜報局」を新設(2024年3月20日)

サウト・アースィマ(3月20日付)は、キファーフ・ムルヒム国民安全保障会議議長(少将)が20日、軍武装部隊総司令官(大将)であるアサド大統領の支持を受け、軍事情報局と空軍情報部を統合し、「軍武装部隊諜報局」を新設する決定を発出したと伝えた。

AFP, March 23, 2024、ANHA, March 23, 2024、‘Inab Baladi, March 23, 2024、Reuters, March 23, 2024、SANA, March 23, 2024、Sawt al-‘Asima, March 23, 2024、SOHR, March 23, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊は、シリア政府の支配地とイスラエルが占領するゴラン高原を隔てる兵力引き離し地域の状況を監視するために、クナイトラ県新たな監視ポストを設置、これで陣地・ポストの数は11ヵ所に(2024年3月20日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊は、シリア政府の支配地とイスラエルが占領するゴラン高原を隔てる兵力引き離し地域の状況を監視するために、ビイル・アジャム村西側の平原に新たな監視ポストを設置した。

これにより、兵力引き離し地域にロシア軍が設置した陣地や監視ポストは11ヵ所となった。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は18日にクナイトラ県マアラカ村に潜入して拘束・連行していた若い男性を殺害、遺体をシリア側に返還(2024年3月20日)

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は18日に占領下のゴラン高原と政府支配地の兵力引き離し地域を隔てる境界線(ラインA)に面するクナイトラ県マアラカ村に潜入して拘束・連行していた若い男性を殺害、遺体をシリア側に返還した。

この男性はこれまでたびたびラインAを越えて、占領下のゴラン高原に潜入していたと見られ、ダマスカス郊外県サアサア町で当局の聴取を受け、10日にわたり拘留され、ラインAに近づかない旨、制約していたという。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの首都テルアビブにあるベン・グリオン国際空港をドローンで攻撃したと発表(2024年3月20日)

イラク・イスラーム抵抗は午前1時28分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルの首都テルアビブにあるベン・グリオン国際空港を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を7回攻撃(2024年3月20日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、3月20日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後5時35分、フニン砦をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時35分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時40分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時5分、マルジュ陣地を砲撃。

午後11時35分、バグダーディー陣地に入ろうとしていたイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃。

西部地区

午後10時05分、レバノン南部の村々や民家に対するイスラエル軍の攻撃への報復として、メトゥラ町を攻撃し、直接の損害を与える。

午後10時30分、同じく報復として、イスラエル軍部隊が配置されているアビビム入植地内の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後9時41分、ドブ山、イールオン(キブツ)、ミスガブ・アム(キブツ)、マルガリオット入植地一帯に終日、多数の砲撃が確認され、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がさきほど、カンタラ村にあるヒズブッラーの軍事複合施設1ヵ所、ガンドゥーリーヤ村地域の軍事複合施設1ヵ所を攻撃。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Qanat al-Manar, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県イドリブ市、アリーハー市、アティマ村、カッリー町、ハルブヌーシュ村、カラーマ・キャンプ群、アレッポ県ダーラト・イッザ市で、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者釈放を訴えるデモ(2024年3月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、シリア革命の咆哮者たち(mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、アリーハー市、アティマ村、カッリー町、ハルブヌーシュ村、カラーマ・キャンプ群で、同機構とアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者釈放を訴える抗議デモが発生した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるダーラト・イッザ市で、同機構とアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者釈放を訴える抗議デモが発生した。









AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構が支配地の自治(行政)を委託するシリア救国内閣は内務省が所轄する総合治安局の創設を定めた決定第54号を発出(2024年3月20日)

シャーム解放機構が支配地の自治(行政)を委託するシリア救国内閣は、内務省が所轄する総合治安局を創設するとした決定第54号を発出した。

決定第54号によると、総合治安局長は内務大臣の提案に従い、シリア救国内閣首班が決定すると定めらている。

シリア救国内閣が公式HP(https://syriansg.org/)を通じて発表した。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家ら数十人が抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求(2024年3月20日)

スワイダー県では、スワイダー24(3月20日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家ら数十人が抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024、Suwayda 24, March 20, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県カフル・カルミーン村にある学校の生徒数十人が「シリア革命」開始13周年に合わせて抗議デモを行い、体制打倒を訴える(2024年3月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にある県西部のカフル・カルミーン村にある学校の生徒数十人が、「シリア革命」開始13周年に合わせて抗議デモを行い、体制打倒を訴えた。

デモに参加した生徒らは、「私たちは忘れない…私たちは寛容ではない…私たちは和解しない」、「体制打倒まで抵抗する」、「国民を殺害したものとは和解しない」などとかかれた紙を掲げて抗議の意思を示した。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県マンビジュ市で北・東シリア地域民主自治局の交通警察(トラフィック)の車に何者かが仕掛けた爆弾が爆発し、子供1人が死亡、12人が負傷(2024年3月20日)

アレッポ県では、ANHA(3月20日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市のアブー・ハラール通りで、自治局の交通警察(トラフィック)の車に何者かが仕掛けた爆弾が爆発し、子供1人が死亡、子供1人と内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員3人を含む12人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、21日には重傷を負っていた子供1人が死亡した。

一方、マンビジュ市近郊のウーラシュリー村では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会とシリア国民軍が交戦し、子供1人が戦闘に巻き込まれて死亡した。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024、March 21, 2024などをもとに作成。

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ヒムス県ジュッブ・ジャッラーフ町近郊で失踪していた国防隊のメンバー2人が遺体で発見(2024年3月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジュッブ・ジャッラーフ町近郊で19日に失踪していた国防隊のメンバー2人が遺体で発見された。

2人は、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによって殺害されたものと見られる。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局の支配地とイラク・クルディスタン自治政府の支配地を繋ぐスィーマルカー国境通行所が大雨で利用不能に(2024年3月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にある北東部とイラク・クルディスタン自治政府の支配下にあるイラク北部を結ぶティグリス川のスィーマルカー国境通行所(違法な通行所、イラク側はフィーシュ・ハーブール国境通行所)に架かる浮き橋が大雨によって流されて、通行所が利用不能となった。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構のウスマーン・ブン・アッファーン旅団がラタキア県クバイナ丘一帯でシリア軍の陣地複数ヵ所に対して特攻自爆(インギマーシー)攻撃を敢行、8人を殺傷(2024年3月20日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構のウスマーン・ブン・アッファーン旅団がシリア政府の支配下にある県北部のクバイナ丘一帯でシリア軍の陣地複数ヵ所に対して特攻自爆(インギマーシー)攻撃を敢行し、シリア軍と激しく交戦した。

この攻撃・戦闘により、シリア軍兵士5人が死亡、3人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がガーブ平原のシリア軍展開地域を砲撃し、兵士1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, March 20, 2024、ANHA, March 20, 2024、‘Inab Baladi, March 20, 2024、Reuters, March 20, 2024、SANA, March 20, 2024、SOHR, March 20, 2024などをもとに作成。

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