ジャズィーラはイスラエルのレバノン攻撃激化を受け、シリアのイドリブ県に帰還したシリア難民の証言を紹介(2024年10月20日)

カタールの衛星テレビ・チャンネルのジャズィーラ(10月20日付)は、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、家族5人とともに滞在先のレバノンからシリアに避難、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県内に帰還したというスライマーン・ファーリスを名乗る人物のインタビューを行った。

それによると、ファーリス氏は、シリア軍の検問所で800米ドルに及ぶ「みかじめ料」や「密輸料」を支払い、困難と危険に直面しつつ、イドリブ県に帰還したと明かした。

AFP, October 20, 2024、Aljazeera, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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社会問題労働省はレバノンからの避難民に対するカナワート財団、イスラーム慈善協会などのダマスカス県、ダマスカス郊外県、ヒムス県での支援活動を紹介(2024年10月20日)

社会問題労働省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mosal.syria/)を通じて、カナワート財団、ハイル財団、ドゥンマル慈善協会、カイワーン慈善財団、貧困患者救援協会、ラジャー開発基金協会、キスワ文化開発慈善協会などが、ダマスカス県とダマスカス郊外県で、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人とレバノン人に対する緊急支援を行ったと発表した。


社会問題労働省はまた、イスラーム慈善協会、ラムサト・シャファー協会がヒムス県の社会問題労働局の監督のもと、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人とレバノン人に対する緊急支援を行い、食料パック165個を配給したと発表した。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍によるレバノン南部への爆撃でレバノン軍兵士3人死亡(2024年10月20日)

ナハールネット(10月20日付)、NNA(10月20日付)、マナール・チャンネル(10月20日付)などによると、イスラエル軍によるレバノン南部への爆撃で、レバノン軍の兵士3人が死亡した。

レバノン軍が発表した。

イスラエル軍はこれについてコメントは出していない。

イスラエル軍はまた、首都ベイルート南部のハーラト・フライク地区にあるカルド・ハサン財団ビル、タフウィータト・ガディール地区、ブルジュ・バラージナ地区、西部のシヤーフ地区、レバノン山地兼のグバイリー市、シュワイハート市、ベカーア地方のバアルベック市、ヘルメル市、ハーラト・フィカーニー村、南部のダイル・ザフラーニー村の民間防衛隊センターなどを爆撃した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、10月20日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して25回の攻撃を実施したと発表した。


レバノン・イスラーム抵抗は、ハイファー市南のティラット・カルメル基地、サファド市東のフィロン基地などを攻撃した

イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて発表したところによると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約200発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Naharnet, October 20, 2024、NNA, October 20, 2024、Qanat al-Manar October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を3件、55キロ地帯への侵犯を15件確認したと発表(2024年10月20日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を3件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、F/A-18戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機、MC-12W偵察機1機による領空侵犯を15件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月20日付)、タス通信(10月20日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 20, 2024、TASS, October 20, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民4,660人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年10月20日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民4,660人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月20日付)、タス通信(10月20日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 20, 2024、TASS, October 20, 2024をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル領内の重要標的3ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表、イスラエル軍は1機をシリア領空で撃破(2024年10月20日)

イラク・イスラーム抵抗は午前6時12分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、「我々の占領地」の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


また、午後10時33分にも声明を出し、「我々の占領地」の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


さらに、午後11時38分にも声明を出し、ヨルダン渓谷(ヨルダン川西岸地区)の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がイラン・イスラーム抵抗が発射した無人航空機1機を迎撃した。

無人航空機は、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空を通過し、ダルアー県上空に到達したところを迎撃され、ジャルマ村上空で撃破された。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊が兵力引き離し地域でパトロールを実施するなか、イスラエル軍はクナイトラ県を砲撃(2024年10月20日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊が、イスラエル占領下のゴラン高原に面する兵力引き離し地域でパトロールを実施した。

一方、イスラエル軍は、カフターニーヤ町の1ヵ所を狙って砲撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って118回(うち96回が航空攻撃、22回が地上攻撃)となり、これにより199あまりの標的が破壊され、軍関係者257人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:47人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:2人

また、民間人も40人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:46回
ダルアー県:17回
ヒムス県:30回
クナイトラ県:13回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」がダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地に受けてロケット弾1発を発射、米軍もシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市一帯を砲撃(2024年10月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地に受けてロケット弾1発を発射し、米軍がこれを迎撃した。

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2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで149回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:51回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

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これに対して、CONOCO基地の米軍がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市近郊を砲撃した。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県アイン・イーサー市を砲撃、建物が崩壊し、子ども3人が下敷きとなって死亡(2024年10月20日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市を砲撃、建物が崩壊し、子ども3人が下敷きとなって死亡した。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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シリア軍の自爆型無人航空機5機がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村各所を攻撃し、車3台が炎上(2024年10月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機5機がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村各所を攻撃し、車3台が炎上した。

シリア軍はまた、カスル村、カフル・アンマ村を砲撃した。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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UAE赤新月社が、イスラエルの攻撃を受けてシリアに避難(帰国)し、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市とハルジャラ村の収容センターに収容されている避難民に医療、食料などの救援物資を配給(2024年10月20日)

UAE赤新月社が、シリア・アラブ赤新月社の支援を受けて、イスラエルの攻撃を受けてシリアに避難(帰国)し、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市とハルジャラ村の収容センターに収容された避難民に医療、食料などの救援物資を配給した。

ハルジャ村のアブドゥンナースィル・ハティーブ議長によると、ハルジャラ村の収容所には現在、257世帯約1,000人が収容されている。

SANA(10月20日付)が伝えた。

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保健省の広報局はフェイスブックのアカウントを(https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/)通じて、9月23日以降のイスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難(帰還)したレバノン人とシリア人に提供した無償医療サービスの総数が56,154件に達し、28,000人以上がその対象となっていると発表した。

56,154件のうち、28,683件が国境通行所で、26,486件が収容センターで、462件が病院で提供された。


AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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ダミーリーヤ保健大臣がヨルダンを訪問、バルヒーWHO東地中海地域事務局長、ヨルダンのハワーリー保健大臣、スーダンのイブラーヒーム保健大臣と会談(2024年10月20日)

第1回アラブ移民医療人の役割に関するアラブ会議に出席するためにヨルダンの首都アンマンを訪問中のアフマド・ダミーリーヤ保健大臣は、世界保健機関(WHO)のハナーン・バルヒー東地中海地域事務局長(サウジアラビア人)と会談し、医療部門での協力発展の方途、医療サービスの現状改善の方途について意見を交わした。

ダミーリーヤ保健大臣はまた、ヨルダンのフィラース・ハワーリー保健大臣、スーダンのハイサム・ムハンマド・イブラーヒーム保健大臣と個別に会談した。


SANA(10月20日付)が伝えた。

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ヨルダンのサファディー外務大臣がシリアを訪問し、アサド大統領と会談、シリア難民帰還問題、地域情勢などについて議論(2024年10月20日)

ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣がシリアを訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談し、二国間関係強化の方途、シリア難民帰還問題、地域情勢などについて議論した。

階段でアサド大統領は、シリア難民の帰還に関して、国家の最優先事項だと伝え、帰還を支援するための措置、とりわけ法律や立法面での環境整備に務めてきたことを強調した。

サファディー外務大臣はまた、バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣と階段し、二国間県警強化の方途、シリア難民の帰還の促進、麻薬密輸撲滅に向けた共同の取り組み、アラブ閣僚連絡委員会の活性化などについて議論した。

SANA(10月20日付)が伝えた。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

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