ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は首都テルアビブ南部のテルノフ空軍基地を無人航空機で初めて攻撃したと発表(2024年10月26日)

ナハールネット(10月26日付)、NNA(10月26日付)、マナール・チャンネル(10月26日付)などによると、イスラエル軍は、首都ベイルート南部郊外のハーラト・フライク地区、ブルジュ・バラージナ地区、ライラキー地区などを激しく爆撃した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、10月26日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して22回の攻撃を実施したと発表した。

レバノン・イスラーム抵抗は、首都テルアビブ南部のテルノフ空軍基地を無人航空機で初めて攻撃したと主張した。

イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)で発表したところによると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約190発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Naharnet, October 26, 2024、NNA, October 26, 2024、Qanat al-Manar October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

イラク・イスラーム抵抗はアッカ市の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年10月26日)

イラク・イスラーム抵抗は27日午前0時12分、午後4時24分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、アッカ市の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県マヤーディーン市南の砂漠地帯で所属不明の無人航空機1機が「イランの民兵」の車輛1台を狙って攻撃(2024年10月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市南の砂漠地帯(マヤーディーン市とマフカーン町を結ぶ街道近く)で、所属不明の無人航空機1機が「イランの民兵」の車輛1台を狙って攻撃した。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県を攻撃(2024年10月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるタカード村一帯を自爆型無人航空機1機で攻撃した。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、カフル・タアール村を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯を砲撃した。

**

ダルアー県では、イナブ・バラディー(10月26日付)によると、ナワー市で軍事情報局士官のワリード・ナートゥール氏が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地を隔てるアブー・ザンディーン村(アレッポ県)の通行所で、活動家らが座り込みデモ(2024年10月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地を隔てるアブー・ザンディーン村の通行所で、活動家らが座り込みデモを行い、通行所の開放に抗議、通行所近くでM4高速道路を封鎖した。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はトルコの首都アンカラ郊外にある軍需企業の施設で10月23日に発生したPKKによると見られる銃撃への報復として、4日連続で激しい攻撃を実施(2024年10月26日)

シリア北部の北・東シリア地域民主自治局とシリア政府の共同支配地では、トルコ軍がシリア国民軍とともに、トルコの首都アンカラ郊外にある軍需企業の施設で10月23日に発生した、クルディスタン労働者党(PKK)のメンバーによると見られる銃撃(5人が死亡、22人が負傷)への事実上の報復として、4日連続で激しい攻撃を実施した。

ANHA(10月26日付)によると、戦況は以下の通り。

ハサカ県

トルコ軍はマーリキーヤ(ダイリーク)市のサービス施設とカーミシュリー市のアンタリーヤ地区の施設を無人航空機複数機で攻撃で攻撃した。

トルコ軍は、マーリキーヤ市のズーザーン・チーズ工場を砲撃し、女性3人が負傷した。

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターはタッル・タムル町近郊のトルコ軍基地を砲撃し、トルコ軍兵士4人を負傷させたと発表した。

トルコ軍はアームーダー市南の内務治安部隊(アサーイシュ)の拠点1ヵ所とカリキュラム機構を砲撃し、8人が負傷した。

トルコ軍はタッル・タムル町の施設1ヵ所を砲撃した。

トルコ軍はカルザイルー村にある石油ステーションを戦闘機1機で爆撃した。

トルコ軍は、タッル・タムル町近郊のウガイビシュ村にある農業銀行を砲撃し、女性1人が負傷した。

トルコ軍はカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市南のハラブ・スーキーヤ村の民家複数棟を無人航空機複数機で攻撃した。

トルコ軍はマーリキーヤ市にあるダーイシュ(イスラーム国)メンバーを収監しているセンターを砲撃した。

トルコ軍はタッル・タムル町北のダルダーラ村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

アレッポ県

トルコ軍はシリア国民軍とともに、アウン・ダーダート村の通行所を砲撃し、子ども2人が負傷した。

トルコ軍はシリア国民軍とともに、マンビジュ市近郊の、アウン・ダーダート村、アラブ・ハサン村を砲撃した。

トルコ軍はタッル・リフアト市、タッル・カッラーフ村を砲撃した。

トルコ軍はシリア国民軍とともに、バイナ村、アキーバ村、カフル・カーリス村を砲撃した。

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はアキーバ村でトルコ軍の自爆型無人航空機2機を撃墜した。

トルコ軍はシリア国民軍とともに、バイナ村を砲撃した。

トルコ軍はラファージュ・セメント工場を砲撃した。

トルコ軍は、シリア国民軍とともに、マンビジュ市近郊のフータ村、サイヤーダ村を砲撃した。

トルコ軍はシリア国民軍とともに、マンビジュ市近郊のジャームースィーヤ村を砲撃し、5歳の子ども1人が負傷した。

ラッカ県

トルコ軍はアイン・イーサー市一帯とトルコ占領下のラアス・アイン市農村各所を砲撃した。

トルコ軍はラアス・アイン市西のハーニーヤ村にあるシリア軍の陣地1ヵ所を砲撃した。

トルコ軍はシリア国民軍とともに、アイン・イーサー市近郊にある穀物サイロ、アイン・イーサー・キャンプ、サイダー村、ウライマート村、ダワーリーブ村、シャイフ村、ハーリディーヤ村、ディブス村、フーシャーン村、ジャディーダ村を砲撃した。

**

アサーイシュは声明を出し、トルコ軍による一連の攻撃で、隊員3人を含む7人が負傷したと発表した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会は、戦闘でトルコ軍兵士7人を殺害、複数を負傷させたと発表した。

**

シリア人権監視団によると、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内の拠点都市であるアレッポ県のアアザーズ市、ジャラーブルス市などを砲撃した。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はシリア南部の防空システム、ヒムス県の国境通行所3ヵ所を爆撃(2024年10月26日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午前2時頃、占領下ゴラン高原およびレバノン方面から南部地区および中部地区の複数ヵ所を狙って多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、多数のミサイルを撃破したと発表した。

SANA(10月26日付)が伝えた。


シリア人権監視団によると、イスラエル軍はスワイダー県のクライブ丘に展開するレーダー大隊の防空システムを狙い、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ハマー県、タルトゥース県に設置されているシリア軍防空システムがこれを迎撃した。

『エルサレム・ポスト』(10月26日付)によると、シリアへの攻撃はイランの防空システムを封じ込めるのが目的だったという。

ワタン(10月26日付)によると、この爆撃は、通行所近くの車1台を狙ったもので、3人が死亡、2人が負傷した。

シャームFM(10月26日付)によると、死亡した3人のうちの1人はレバノン人だった。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が、クサイル市西の国境に設置されている「非公式」の国境通行所に対して2回の爆撃を実施した。

爆撃を受けたのは、ジャルマーシュ国境通行所を含む2つの通行所。

イスラエル軍はその直後にも、マトリバー国境通行所を爆撃、これによりシリア軍兵士2人が死亡した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って128回(うち104回が航空攻撃、24回が地上攻撃)となり、これにより205あまりの標的が破壊され、軍関係者266人が死亡、188人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:62人
身元不明人:2人

また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:50回
ダルアー県:17回
ヒムス県:34回
クナイトラ県:15回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:2回
ラタキア県:2回

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、The Jersalem Post, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国内通商消費者保護省はイスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに帰還・避難したシリア人とレバノン人に対してパン1袋を3,000シリア・ポンドで提供することを決定(2024年10月26日)

国内通商消費者保護省は、2024年10月8日付の内閣書簡(第1/12487号)および2024年10月5日に開催された第19回経済委員会の提言に基づき、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに帰還・避難したシリア人とレバノン人に対して、各県の救済委員会(高等救済委員会各県支部)が作成したリストに基づき、パン1袋を3,000シリア・ポンドで提供することを決定したと発表した。

SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンのシャラフッディーン避難民大臣がシリアを訪れ、ラフムーン内務大臣、ハリータ地方行政環境大臣と会談し、レバノンから帰還(避難)するシリア人とレバノン人の受け入れについて議論(2024年10月26日)

レバノンのイサーム・シャラフッディーン避難民大臣がシリアを訪れ、ムハンマド・ラフムーン内務大臣と会談、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて急増するシリア難民の帰還とレバノン人の避難への対応について議論した。

ラフムーン内務大臣は、会談で、シリアに帰還(避難)するシリア人とレバノン人を受け入れるためのあらゆる便宜を図り、身分を証明する文書を持っていないシリア人についても入国も許可し、その身元を保証するための措置を講じている一方、レバノン人についてもレバノン当局が発行するすべての文書に基づいて身元を確認し、受け入れていることを確認した。

シャラフッディーン避難民大臣はまた、ルアイ・ハリータ地方行政環境大臣(高等救済委員会委員長)と会談し、レバノンから帰還(避難)するシリア人とレバノン人の受け入れについて議論した。

ハリータ地方行政環境大臣は、避難民・帰還者に対してシリア政府が講じた緊急対応措置、人道支援、避難施設の設置などについて説明を行った。

SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍は10月1日のイランによるミサイル攻撃への報復として、首都テヘランや南西部フゼスタン州などのミサイル製造工場や軍事基地を標的として精密攻撃を実施:シリアの外務在外居住者省はもっとも厳しい表現で非難(2024年10月26日)

イスラエル軍は、10月1日のイランによるミサイル攻撃への報復として、首都テヘランや南西部フゼスタン州などのミサイル製造工場や軍事基地を標的として精密攻撃を加えたと発表した。

イラン・メディアなどによると、この攻撃で、イラン軍兵士4人が死亡した。

これに関して、外務在外居住者省は声明を出し、「もっとも厳しい表現」で攻撃を非難すると発表した。

また、バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、イランのアッバース・アラークジー外務大臣と電話会談を行い、イスラエルの攻撃に対するシリアの非難の意を伝えた。

SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.