イスラエル軍は3週間前のダーヒヤに対する爆撃でヒズブッラーのハーシム・サフィーッディーン執行会議議長、アリー・フサイン・ハムザ諜報本部司令官を殲滅したことを確認したと発表(2024年10月22日)

ナハールネット(10月22日付)、NNA(10月22日付)、マナール・チャンネル(10月22日付)などによると、イスラエル軍は、首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)のグバイリー地区、レバノン南部のスール市、ベカーア地方などを爆撃した。

22日の戦況に関して、イスラエル軍は、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、ヒズブッラーのラドワーン部隊のテロリスト2人を殲滅する一方、兵士2人がレバノン南部の戦闘で死亡したと発表した。

イスラエル軍はまた、3週間前のダーヒヤに対する爆撃で、ヒズブッラーのハーシム・サフィーッディーン執行会議議長、アリー・フサイン・ハムザ諜報本部司令官を殲滅したことを確認したと声明で発表した。

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一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、10月22日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して39回の攻撃を実施したと発表した。


レバノン・イスラーム抵抗によると、首都テルアビブ郊外やハイファー市北西のステラ・マリス基地を狙ってナスル2ロケット弾などで攻撃したほか、レバノン南部でメルカヴァ戦車1輌を撃破、イスラエル軍兵士1人を捕虜にした。

イスラエル軍の発表によると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約140発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

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レバノンの保健省は21日のイスラエル軍の爆撃で63人が新たに死亡、234人が負傷したと発表した。

これにより、9月23日以降の死者は2,546人、負傷者は11,962人となった。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Naharnet, October 22, 2024、NNA, October 22, 2024、Qanat al-Manar October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民3,943人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年10月22日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民3,943人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月22日付)、タス通信(10月22日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 22, 2024、TASS, October 22, 2024をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はティベリア市、ヨルダン川西岸地区、占領下ゴラン高原の重要標的4ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年10月22日)

イラク・イスラーム抵抗は午前9時53分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのティベリア市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。
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また、午前10時24分にも声明を出し、ヨルダン渓谷(ヨルダン川西岸地区)の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


さらに、午後10時39分にも声明を出し、ヨルダン渓谷の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


午後11時22分にも声明を出し、占領下ゴラン高原の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。



AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はパレスチナ2超音速ミサイル1発でイスラエルの首都テルアビブ地域を標的とする軍事作戦を実施したと発表(2024年10月22日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後3時37分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、パレスチナ2超音速ミサイル1発で、イスラエルの首都テルアビブ地域を標的とする軍事作戦を実施したと発表した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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財務省がスワイダー県で反体制デモを続ける活動家多数の資産を凍結(2024年10月22日)

スワイダー24(10月22日付)は、財務省がスワイダー県で反体制デモを続ける活動家多数の資産を凍結したと報じ、関連文書の画像を公開した。

同サイトによると、資産凍結は、総合情報部第285課の文書に基づいて行われたもので、クライヤー町出身の活動家15人などが対象となっている。


AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024、Suwayda 24, October 22, 2024などをもとに作成。

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トルコ諜報機関の使節団が、サラーキブ市とタルナバ村を結ぶM4高速道路沿線のロシア軍憲兵隊の基地を訪れ、会合(2024年10月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ諜報機関の使節団が、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市とシャーム解放機構の支配下にあるタルナバ村を結ぶM4高速道路沿線のロシア軍憲兵隊の基地(マンシャラ基地)を訪れ、会合を行った。

会合では、シリア政府とトルコ政府の関係改善に向けた措置、ロシア軍によるイドリブ県への爆撃などが議論された。

会合と合わせて、トルコ諜報機関は、シャーム解放機構の支配地内に設置している複数拠点を巡回した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードはイドリブ県を砲撃し、シリア軍兵士1人を殺害(2024年10月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるダーラト・イッザ市一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯、ハルーバ村を砲撃した。

これに対して、新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードは、シリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村を砲撃し、シリア軍兵士1人を殺害した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県マヤーディーン市に面するユーフラテス川を挟むかたちで、イランの支援を受ける地元武装集団とシリア民主軍が砲撃戦(2024年10月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市に面するユーフラテス川をは挟んで、イランの支援を受ける地元武装集団と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が砲撃戦を行った。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がジュダイダト・ヤーブース国境通行所(レバノン側はマスナア国境通行所)を爆撃(2024年10月22日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がジュダイダト・ヤーブース国境通行所(レバノン側はマスナア国境通行所)を爆撃を行った。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って120回(うち98回が航空攻撃、22回が地上攻撃)となり、これにより201あまりの標的が破壊され、軍関係者259人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:1人

また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:48回
ダルアー県:17回
ヒムス県:30回
クナイトラ県:13回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法駐留する米軍とシリア政府支配地内の「イランの民兵」の砲撃戦続く(2024年10月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地が、シリア政府の支配下にあるフシャーム町、マッラート村を砲撃した。

これに対して、「イランの民兵」は、CONOCOガス田の米軍基地を狙ってロケット弾複数発を発射、米軍もロケット弾が発射された地点に加えて、フシャーム町、マッラート村、ダイル・ザウル航空基地、マリーイーヤ村に対して砲撃を行った。

一方、マッラート村の住民は、村にロケット弾発射台を設置し、CONOCOガス田の米軍基地を砲撃しようとしていたハトラ村出身の地元武装集団を追放した。

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで150回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:52回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ビンニシュ市、アルマナーズ市で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年10月22日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市、アルマナーズ市で、住民らが、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。


AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局はイスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難し、同自治局の支配地に入ったシリア人およびレバノン人の数が19,996人に達していると発表(2024年10月22日)

北・東シリア地域民主自治局はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/aanes.official)などを通じて、イスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難し、同自治局の支配地に入ったシリア人およびレバノン人の数が19,996人に達していると発表した。

自治局によって設置されたレバノンからの入国者を担当する危機管理チームによると、内訳は以下の通り:

男性:7,320人
女性:6,162人
子供:6,400人

レバノン人:86人
遺体:28体

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンからシリアに避難(帰国)したレバノン人とシリア人に対する人道支援物資を積んだ貨物車輛40輌からなる車列がブーカマール国境通行所を経由してイラクからシリアに入国(2024年10月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンからシリアに避難(帰国)したレバノン人とシリア人に対する人道支援物資を積んだ貨物車輛40輌からなる車列が、ブーカマール国境通行所(イラク側はカーイム国境通行所)を経由してイラクからシリアに入国した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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社会問題労働省はヒムス県工業会議所、慈善福祉協会がイスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人とレバノン人に衛生用品、食品パック、毛布、家庭用品などを配給したと発表(2024年10月22日)

社会問題労働省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mosal.syria/)を通じて、ヒムス県工業会議所、慈善福祉協会が、ヒムス県の社会問題労働局と連携して、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人とレバノン人に対する緊急支援を行い、ヒムス市のバイヤーダ地区、バーバー・アムル地区、アッバースィーヤ地区で、衛生用品、食品パック、毛布、家庭用品などを配給したと発表した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

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