タイムズ・オブ・イスラエルによると、イスラエルのエフード・オルメルト元首相は新著のなかで、バッシャール・アサド政権下の2008年に同政権最高位の軍事顧問だったムハンマド・スライマーン准将が暗殺された事件について、イスラエルが実行したことを初めて認めた。
スライマーン准将はアサド大統領の軍事情報担当の最高顧問を務めるとともに、ダイル・ザウル県にあったシリア核施設の建設と警備を担当していた。
2008年8月1日、スライマーン准将は、タルトゥース市海辺の別荘で開いていた屋外の夕食会で、頭部を複数回撃たれて死亡した。
2015年に米国家安全保障局(NSA)から流出した文書によって、イスラエル海軍の精鋭特殊部隊シャイェテット13が海からスライマーン准将の別荘に侵入し、後頭部を撃った後、発見されることなく海へ撤退したことが明らかになっていたが、イスラエル側が関与を認めたのはオルメルト元首相が初めて。
オルメルト元首相は著書のなかで、「彼(スライマーン)と客たちはバルコニーに座っており、兵士たちは暗闇に紛れてバルコニーの両側150メートルの地点まで接近し、本人確認を行った。浜辺にはかなり多くの人がいたが、誰も彼らに気づかなかった」と記した。
さらに、「命令が出るとスライマーンに3発が撃ち込まれ、後頭部に命中した。その直後、兵士たちは海岸へ退き、迎えの船へ向かった」と回想した。
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