月別アーカイブ: 2011年10月

アサド政権が「通常の生活」を取り戻したラスタン市の様子を公開する一方、EUが声明のなかで同政権による反体制抗議運動への弾圧を改めて非難(2011年10月13日)

アサド政権の動き 情報省は、アラブ諸国・外国の新聞・テレビ局の報道関係者約80人をラスタン市に案内し、同地の状況を公開した。 同行したヒムスのガッサーン・アブドゥルアール知事は、ラスタン市が「通常の生活」を取り戻したと宣 … Read More

ダマスカス県中心でシリア人「数千人」がアサド大統領を支持するデモを組織、またイスラーム教ウラマー世界連盟のユースフ・カラダーウィー議長がシリア国民評議会への支持を表明(2011年10月12日)

アサド政権の動き ダマスカス県中心にあるサブウ・バフラート広場にシリア人「数千人」(『ハヤート』10月13日付)が集まり、国内での暴力行使拒否、挙国一致、殉教者家族との連帯、そしてシリアに対する陰謀を阻止したロシアと中国 … Read More

政府内で近日中の憲法改正委員会の設置が発表される一方、仏外相がシリア国民評議会議長と会談するも同評議会の承認に関しては保留(2011年10月11日)

反体制運動掃討 ヒムス県では、シリア人権監視団や地元調整諸委員会などによると、ヒムス市が2日にわたる砲撃によって「ゴーストタウン」と化し、街は廃墟と化し、住民は姿を消した。人権活動家らによると、治安部隊の発砲で3人が殺害 … Read More

軍・治安部隊がヒムス市に「もっとも大規模で激しい攻撃」を加える一方、EUが外相声明を出し「シリア国民評議会の発足は前向きな措置である」と同評議会への歓迎の意思を初めて公式に示す(2011年10月10日)

反体制運動をめぐる動き ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で、軍・治安部隊が3月に反体制抗議行動が始まって以来「もっとも大規模で激しい攻撃」を加えた。 同監視団によると「グータ地区の総合情報部内務治安課(ヒ … Read More

アサド大統領がラテン・アメリカ諸国の使節団と会談、シリア国民評議会のメンバーらは国際監視団のシリアへの派遣を要求することで合意(2011年10月9日)

アサド政権の動き 大統領府声明によると、バッシャール・アサド大統領は、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグア、ラテン・アメリカ左派政権6カ国(ALBA)の使節団と会談し、シリアが実行している措置は「政治改革と武装デモの掃討」と … Read More

カーミシュリー市で開かれたタンムー氏の葬儀に数万人が参列、またシリア国民評議会のメンバー約90人がストックホルムで会合を開催(2011年10月8日)

ミシュアル・タンムー氏暗殺をめぐる動き ハサカ県カーミシュリー市でミシュアル・タンムー氏の葬儀が行われ、数万人が参列、「国民は大統領の処刑を望む」といったシュプレヒコールを連呼した。 またアームーダー市でも葬儀が行われ、 … Read More

ダマスカス郊外県・ヒムス県・イドリブ県などで数千人が反体制デモを組織するなか、ハサカ県でシリア国民評議会メンバーのミシュアル・タンムー氏が暗殺される(2011年10月7日)

ミシュアル・タンムー氏暗殺 ハサカ県カーミシュリー市ではシリア国民評議会メンバーでシリア・クルド・ムスタクバル潮流スポークスマンのミシュアル・タンムー氏(1957年生まれ)が自宅で武装集団に暗殺された。 また彼の息子と活 … Read More

アサド大統領が第4次中東戦争勃発38周年を記念してダマスカス県内の戦没者追悼碑を訪問し、戦没者に哀悼の意を表明(2011年10月6日)

シャッビーハ AFP(10月6日付)は、複数の反体制活動家や研究者の証言をもとに、シャッビーハの実態について報じた。 それによると、ダマスカスで暮らしている研究者は匿名を条件に「シャッビーハは体制にいかなる残忍の方法をと … Read More

英・仏・独・ポルトガルが対シリア制裁を定める安保理決議案を提出するも、ロシアと中国による拒否権発動により否決される(2011年10月5日)

ザイナブ・フスニーさんをめぐる情報戦 ザイナブ・フスニーさんをめぐる情報戦に関して、レバノン民主主義人権機構のナビール・ハラビー所長はジャズィーラ(10月5日)に出演し、ヒムス市のザイナブさんの家族が、シリア・アラブ・テ … Read More

サファル内閣が先週施行された輸入規制の廃止を決定する一方、露外相は西側諸国が作成した対シリア安保理決議を支持しない意向を改めて表明(2011年10月4日)

ザイナブ・フスニーさんをめぐる情報戦 ヒムス市で誘拐・殺害されたのち、首と四肢を切断され家族に引き渡されたとされていたザイナブ・ヒムスィーさんがシリア・アラブ・テレビに出演し、反体制勢力の主張や海外メディアなどの報道がね … Read More

米国防長官がイスラエル国防大臣との共同記者会見のなかでアサド大統領退任の必要を強調、シリア革命総合委員会が発足したシリア国民評議会への支持を表明(2011年10月3日)

諸外国の動き イスラエル訪問中のレオン・パネッタ米国防長官はエフード・バラク国防大臣との会談後の共同記者会見で、米国および西側諸国が「明確にアサドが去らねばならない」と考えていると述べ、「政権の抵抗は続いているが、私はき … Read More

「反体制勢力の統一体」としてのシリア国民評議会が正式発足、議長はガルユーン氏に(2011年10月2日)

シリア国民評議会正式発足 イスタンブールで一部の反体制勢力が開いていた会合が閉幕、シリア国民評議会を「反体制勢力の統一体」として正式発足することを宣言した。 またバッシャール・アサド政権との対話を改めて拒否し、「革命進展 … Read More

シリア軍がラスタン市を完全制圧するなか、英・仏・独・ポルトガルがシリアに対する安保理決議案の修正案を作成(2011年10月1日)

ラスタン市制圧 シリア軍は昨日、ヒムス県ラスタン市のほぼ全土を制圧した。同地では軍が、離反兵・武装集団と5日にわたって戦闘を行ってきた。 SANA(10月2日付)は、軍・治安部隊が「武装テロ集団」を掃討し、ラスタン市を制 … Read More