アレッポ県、ハマー県、イドリブ県、ラタキア県でシリア軍とシャーム解放機構など「決戦」作戦司令室が交戦(2023年6月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にある県西部のカフル・アンマ村、ワサート村、カスル村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町を砲撃した。

また、灌漑計画地区、アムキーヤ町一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町でオートバイで移動していたシリア軍の下士官1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

また、近くにいた若い男女2人も負傷した。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023などをもとに作成。

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