イブラーヒーム・ハフル氏らアカイダート部族の部族長数十人からなる使節団がダイル・ザウル県ズィーバーン町で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対峙する民兵を視察、アカイダート部族による「戦争局(ディーワーン)」の設置を提唱した。
バッカーラ部族もヒサーン村、ムハイミーダ村で道路を封鎖し、シリア民主軍に対峙し、アカイダート部族に対して「我々はあなた方とともにある、あなた方を放ってはおかない」とのメッセージを伝えた。
**
イブラーヒーム・ハフル氏はまた音声声明を発表し、すべてのアラブ系部族に、アカイダート部族とともに戦列を一つにして、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対抗すると呼びかけた。
ハフル氏は、蜂起について、シリア民主軍が主張するようなテロ細胞(ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル)によるものではなく、純粋に部族的な運動だと主張、部族の女性や子供たちの拘束や殺害などといった体系的な政策を停止させ、すべての逮捕者を釈放し、ダイル・ザウル県に対する軍事作戦を中止させると強調した。
**
オリエント・ニュース(8月31日付)、ザマーン・ワスル(8月31日付)が伝えた。
AFP, August 31, 2023、ANHA, August 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2023、‘Inab Baladi, August 31, 2023、Orient News, August 31, 2023、Reuters, August 31, 2023、SANA, August 31, 2023、SOHR, August 31, 2023、Zaman al-Wasl, August 31, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.