ハサカ県ルマイラーン油田を管理する北・東シリア地域民主自治局の管理責任者:緊急事態のなかで日量原油生産量が11万バレルから7万~8万バレルに減少


ハサカ県ルマイラーン油田を管理する北・東シリア地域民主自治局の管理責任者のアフマド・イブラーヒーム氏は、ルダウのインタビューに応じ、そのなかでアフマド・シャルア移行期政権の進攻に伴う緊急事態のなかで、同油田の日量原油生産量が11万バレルから7万~8万バレルに減少したことを明らかにした。

イブラーヒーム氏によると、現在生産されている原油はすべて地域内需要を満たすために使用されており、いかなる量も販売していないと強調した。

また、2月9日に行われた移行期政権の代表団(エネルギー省、内務治安局)との会合については、同油田の管理会社をシリア石油会社に統合するプロセスの開始に向けたものだとしつつ、詳細はまだ明確ではないと述べた。

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シリア人民抵抗はイラン・イスラーム革命47周年に合わせて声明を発表

シリア人民抵抗は、イラン・イスラーム革命(1979年2月11日)47周年に合わせて、テレグラムを通じて、以下の通り発表した。

シリア人民抵抗は、イラン・イスラーム共和国に祝意の電報を送った。
祝福されたイスラーム革命は、これからも自由を求める人々の灯台であり続けるだろう。そして我々の武器は、決定的勝利に至るまで構えられたままであり続ける。

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トルコの実効支配下にある「ユーフラテスの盾」地域内のブザーア村(アレッポ県)の役場職員が給与未払に抗議してストライキを実施


アレッポ県では、イナブ・バラディーシリア人権監視団によると、トルコの実効支配下にある「ユーフラテスの盾」地域内のブザーア村の役場職員が、3ヵ月にわたって給与が未払いだとして、抗議のストライキを行った。

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米主導の有志連合がヒムス県のタンフ国境通行所の基地から完全撤退

ANHAなどは、ロイター通信が2人の治安関係者の話として、ヒムス県のタンフ国境通行所に設置していている米主導の有志連合の基地から米軍部隊がヨルダンに撤退したと報じていると伝えた。

シリア人権監視団によると、有志連合の部隊は同基地から完全に撤退、施設はアフマド・シャルア移行期政権の国防省に引き渡された。

基地および周辺地域には、フサイン・アブドゥッラー・ウバイド(アブー・スハイブ)准将が司令官を務める第54師団(あるいは第25師団、ハマー師団)が展開、軍事拠点を設置し厳重な治安措置を講じた。

なお、シリア人権監視団によると、有志連合はシャルア移行期政権の北東部への進攻を受けるかたちで、ハサカ県のシャッダーディー市、ハサカ市グワイラーン地区、ワズィール休憩所に設置していた基地からも撤退していた。

タンフ国境通行所の基地からの撤退により、シリア領内の有志連合の基地は、ハサカ県のルマイラーン市近郊のハッラーブ・ジール村の基地、カスラク村の基地のみとなった。

タンフ国境通行所の基地からの撤退は、2月2日から段階的に行われ、11日に完了した。

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シリア人権監視団によると、有志連合はハサカ市(スィナーア刑務所)に収容していたイスラーム国の構成員をバスでイラクに移送した。

バスの車列は、装甲車輛の護衛を受け、上空では戦闘機が警戒にあたった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県上空を有志連合所属の無人航空機が飛行するのが確認された。

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民主社会運動(TEV-DEM)とシリア・ムスタクバル党の代表団がハサカ市でアフマド知事と会談

ANHAによると、民主社会運動(TEV-DEM)とシリア・ムスタクバル党がそれぞれ代表団をハサカ県庁(ハサカ市)に派遣し、ヌールッディーン・イーサー・アフマド知事と会談した。

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ヒムス大学で内務治安局の罵倒をきっかけにダルアー県出身者との衝突が発生

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ムラースィルーンによると、ヒムス大学(旧バアス大学)の学生寮の正門前で、県内務治安局の要員1人がダルアー県出身の学生に対して暴言を浴びせ、暴行を加えたのをきっかけに、ダルアー県出身者の一部と内務治安局要員との間で衝突が発生した。

これを受け、内務治安局は増援部隊を投入して事態を収拾、宿舎棟を家宅捜索し、ダルアー県出身の学生複数名を拘束した。

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タルトゥース県では、SANAによると、タルトゥース市の住宅内で男女2人の遺体が発見された。

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SANAによると、国防省広報通信局は国境警備隊部隊がダマスカス郊外県のレバノン国境に近いラアス・マアッラ町一帯で麻薬密輸未遂を阻止、約200キログラムの各種麻薬およびオートバイ1台を押収したと発表した。

密輸犯は銃撃戦の末にレバノンに逃走した。

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アレッポ県では、ANHAによると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で、クルド人高齢男性が自宅が強盗に襲われ死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、スブハ村で県の内務治安局の要員1人が正体不明の武装グループの銃撃を受けて負傷した。

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イスラエル軍はクナイトラ県ウーファーニーヤ村に侵入し、これを封鎖:クナイトラ県とダルアー県で基地と拠点を強化


クナイトラ県では、SANAによると、軍用車両15台と60名以上の兵士からなるイスラエル軍部隊が県北部のウーファーニーヤ村に侵入、各所に展開、村を封鎖した。

また、軍用車両4台からなる別の部隊がハーン・アルナバ市と同村を結ぶ道路を遮断し、臨時の検問所を一時設置した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は侵入に際して、ウーファーニーヤ村およびその周辺上空に向けて照明弾を発射した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は、ジュバーター・ハシャブ村とアイン・バイダー村の間の地域を砲撃した。

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シリア人権監視団は、イスラエル軍がクネイトラ県とダルアー県で恒久的な基地や軍事施設を設置し、道路開削、土地の造成、住宅建物の破壊、シリア軍関連施設の破壊などを通じて拠点を強化していると発表した。

イスラエル軍は、両県内で鉄製建造物や重機整備用の施設を多数建設、占領下のゴラン高原から新たに設置された拠点に至る地域で幅16メートルの道路を新設している。

なお、イスラエル軍は、2024年末以降、シリア領内に15ヵ所の基地、軍事拠点および監視所を設置している。

設置場所は以下の通り;

    • クネイトラ県:ジュバーター・ハシャブ村、カルス・ナフル丘、カフターニーヤ村、アフマル丘、マントラ・ダム
    • ダルアー県:シャジャラ町、マアリーヤ村、アービディーン村
    • ダマスカス郊外県:ヘルモン山(シャイフ山)

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アサーイシュがハサカ市ナシュワ地区で治安作戦を実施し、イスラーム国に所属しているとみられる細胞を摘発

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安局部隊(アサーイシュ)はハサカ市ナシュワ地区で治安作戦を実施し、イスラーム国に所属しているとみられる細胞を摘発、メンバーを拘束、武器や軍事装備を押収した。

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ラッカ市でシャルア移行期政権の内務治安局と麻薬密輸グループが交戦、1人が死亡、複数人が負傷

ラッカ県では、ANHAによると、本日、ラッカ市シュアイブ地区でアフマド・シャルア移行期政権に所属する武装グループと正体不明の武装グループが衝突し、1人が死亡、複数人が負傷した。

シリア人権監視団ムラースィルーンによると、衝突は移行期政権の内務治安局部隊が家宅捜索を行っている際に麻薬密輸グループとの間で発生、住宅内部から銃撃を受けた治安要員1人が死亡した。

この衝突で、内務治安局部隊は麻薬取引および使用に関与していると疑われる2人を拘束、また衝突中に麻薬取引業者1人が死亡したとの情報もある。

一方、SANAによると、ラッカ市中心部の県庁広場に巨大なシリア国旗が掲揚された。

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スワイダー県、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市に人道支援が輸送される

スワイダー県では、SANAスワイダー24によると、ウンム・ザイトゥーン検問所が封鎖されているなか、503トンの小麦粉、食料品およびディーゼル燃料を積載した31台のトラックからなる車列がスワイダー県に向けて出発した。

物資は、県当局、シリア・アラブ赤新月社、世界食糧計画(WFP)の支援・連携のもとに準備されたもの。

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アレッポ県では、ANHAによると、北クルディスタン(トルコ南東部)の住民らが「アメド(ディヤルバクル)市保護連帯プラットフォーム」の名のもとに調達した支援物資が、積んだ17台のトラックに積まれ、シリア・アラブ赤新月社によって輸送され、アイン・アラブ(コバネ)市に到着した。

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人民議会最高選挙委員会はラッカ県のラッカ郡およびサウラ郡の両選挙区に下部委員会を設置

人民議会選挙最高委員会は、テレグラムを通じて、ムハンマド・ターハー・アフマド委員長による2026年決定第1号を発出し、北・東シリア地域民主自治局の実効支配下からアフマド・シャルア移行期政権の統治下に復帰したラッカ県のラッカ郡およびサウラ郡の両選挙区に下部委員会を設置することを定めた。

委員会のメンバーは以下の通り:

    • イブラーヒーム・ハリール・ハッスーン委員長
    • マフムード・ジュムア・アフマド
    • ジャースィム・サーリフ・ジャーベル

なお、ラッカ県は三つの選挙区があり、2025年10月末に実施された選挙ではタッル・アブヤド選挙区から2人の議員が選出された。

一方、ラッカ選挙区からは3人、サウラ選挙区から1人を選出するための準備が続けられている。

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