ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族による蜂起が続き、ユーフラテス川東岸とハーブール川河畔一帯をシリア民主軍より奪取し、掌握(2023年9月1日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族による蜂起が続き、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、ユーフラテス川東岸とハーブール川河畔一帯を掌握した。

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アラビー・ジャディード(9月1日付)が、活動家のウィサーム・アカイディー氏からの情報として伝えたところによると、ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族の民兵は、シリア民主軍との激しい戦闘の末、ハジーン市、バーグーズ村、ブーハーティル村、キシュマ村、シャアファ村、スーサ町、シュハイル村、ハワーイジュ村、ウマル油田に至る街道と武器弾薬庫、ズィーバーン町にあるシリア民主軍特殊部隊の指揮所、を制圧した。

アカイディー氏によると、シリア民主軍からは70人あまりが離反し、ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族の民兵側に参加したという。

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オリエント・ニュース(9月1日付)によると、ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族は、シリア民主軍との激しい戦闘の末、タヤーナ村、バフラ村、ダンダニーヤ村、アブー・ハルドゥーブ村を制圧したほか、ガラーニージュ市、シュハイル村、フライザ村のシリア民主軍検問所をほぼ制圧した。

戦闘により、シリア民主軍の戦闘員少なくとも16人が死亡、100人あまりが離反したという。

戦闘はまたズィーバーン町でも発生し、ダイル・ザウル軍事評議会側の戦闘員5人、シリア民主軍の兵士7人が死亡した。

ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族は、ブサイラ市、ズィーバーン町、スーサ町、マラーシダ村、ムーザーン村、バーグーズ村、ハジーン市、ブーハーティル村、ブーハサン村、キシュマ村、シャアファ村も制圧、アブー・ハマーム市、ガラーニージュ市、スブハ村、ラビーダ村、ハスィーン村、ムワイリフ村、ガリーバ村(西ガリーバ村、東ガリーバ村)でシリア民主軍と戦闘を続けている。

一方、シリア民主軍はラビーダ村を砲撃したほか、ジュダイド・バッカーラ村を無人航空機(ドローン)で爆撃、これによって民間人1人が死亡した。


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ザマーン・ワスル(9月1日付)によると、ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族は、シリア民主軍との激しい戦闘の末、シュハイル村、ズィーバーン町、ハジーン、バーグーズ村、ブーハーティル村、キシュマ村、シャアファ村、スーサ町、ガラーニージュ市、バフラ村、アブー・ハマーム市、ジャルズィー村、スワイダーン・ジャズィーラ村、ダルナジュ村、ハワーイジュ村、スブハ村を制圧したほか、ブサイラ市の大部分を制圧した。

また、戦闘中にシリア民主軍の兵士約80人が離反した。

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シリア人権監視団によると、ブサイラ市、ズィーバーン町、シュハイル村でダイル・ザウル軍事評議会、アラブ系部族と、シリア民主軍の戦闘が続き、ダイル・ザウル軍事評議会側がズィーバーン町の約70%を制圧した。

ダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族はまた、ハルムーシーヤ村(大ハルムーシーヤ村、小ハルムーシーヤ村)を襲撃した。

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シリア人権監視団によると、27日以降の戦闘による死者は54人、負傷者は45人に達した。

死者の内訳は、民間人が6人(うち子供3人、女性1人)、ダイル・ザウル軍事評議会、アラブ系部族の民兵側が31人、シリア民主軍が13人、ダマーン村でシリア民主軍のパトロール部隊に殺害されたのが4人。

負傷者の内訳は、ダイル・ザウル軍事評議会、アラブ系部族の民兵側が28人、シリア民主軍が17人。

AFP, September 1, 2023、ANHA, September 1, 2023、al-‘Arabi al-Jadid, September 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2023、‘Inab Baladi, September 1, 2023、Orient News, September 1, 2023、Reuters, September 1, 2023、SANA, September 1, 2023、SOHR, September 1, 2023、Zaman al-Wasl, September 1, 2023などをもとに作成。

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