5日にヒムス県ヒムス市にある軍事大学の卒業式を狙った無人航空機(ドローン)によるテロ攻撃への報復として、シリア軍とロシア軍による激しい爆撃、砲撃が続いた。
イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市のジャーミア地区を砲撃し、子供3人と女性2人を含む6人が死亡した。
ホワイト・ヘルメットがフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/)などを通じて発表したところによると、8日のシリア軍による攻撃で、子供2人と女性1人が死亡、子供10人と女性4人、ホワイト・ヘルメットの隊員2人を含む28人が負傷した。
シリア人権監視団によると、10月5日以降のシリア軍が発射した砲弾の数は1150発以上に達し、民間人47人を含む52人が死亡した。
民間人犠牲者47人のうち、シリア軍の砲撃による死者は41人(子供は20人、女性は5人)、ロシア軍の爆撃による死者は子供1人、シャーム解放機構が主導する反体制武装集団の攻撃による死者は10人。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるファターティラ村近郊の前線を砲撃、これにより兵士1人が死亡、多数が負傷した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるラタキア市近郊のシリア軍の指揮所複数ヵ所を砲撃した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるヌッブル市、ザフラー町を砲撃した。
またタッル・リフアト市近郊のタナブ村近郊に、シャーム解放機構の無人航空機(ドローン)1機が墜落した。
さらに、シリア政府の支配下にあるアレッポ市郊外にも偵察用のドローン1機が墜落した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町で正体不明の武装集団がシリア軍の士官1人を銃で撃ち殺害した。
AFP, October 8, 2023、ANHA, October 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2023、‘Inab Baladi, October 8, 2023、Reuters, October 8, 2023、SANA, October 8, 2023、SOHR, October 8, 2023などをもとに作成。
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