ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は10月8日から11月22日までのイスラエル軍との戦闘で兵士354人以上を殺傷、入植地5ヵ所、陣地40か所、装備(戦車など)21輌を攻撃(2023年11月23日)

マナール・チャンネル(11月23日付)は、レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗が22日午前10時から23日午前10時までにイスラエルに対して行った攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

このインフォグラフィアによると、レバノン・イスラーム抵抗は、ラーヒブ陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊や装備、バイヤード・バリーダー陣地、ヤフターフ兵舎、ザルイート陣地一帯に展開するイスラエル軍歩兵部隊、ラーミヤー陣地、マイタート兵舎、マーリキーヤ陣地および同地に集結するイスラエル軍部隊、ハニタ(キブツ)一帯の森林地帯に展開するイスラエル軍部隊、バグダーディー陣地、アースィー陣地、マナーラ入植地、マルジュ陣地などに対して14回の砲撃や銃撃を行った。

マナール・チャンネルは併せて、イスラエル軍が同時刻にレバノン領内に対して行った攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

このインフォグラフィアによると、イスラエル軍は、ナークーラ村、アイタルーン村郊外、カフルカラー村、バリーダー村郊外、ムハイビーブ村、ヤールーン村、アイター・シャアブ村、ダヒーラ村郊外、ティールハルファー村、アルマー・シャアブ村、マイス・ジャバル村、ハウラー村郊外、サルーキー渓谷、シーヒーン村に対して8回の砲撃を、ナークーラ村郊外、マジュダル・ズーン村、シーヒーン村、ジッビーン村、マルワヒーン村・ウンム・トゥート村間、アリーク渓谷に対して4回の爆撃を実施した。

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マナール・チャンネルはさらに10月8日から11月22日までのレバノン・イスラーム抵抗の戦果を示したインフォグラフィアを公開した。

それによると、レバノン・イスラーム抵抗は、イスラエル軍兵士354人以上を殺傷、入植地5ヵ所、陣地40か所、装備(戦車など)21輌を攻撃した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前10時33分、イスラエル軍戦闘機複数機が、ザルイート一帯に対戦車ミサイルを発射したセルを捕捉、イスラエル軍これを砲撃。また、レバノン領内からの砲撃を確認し、発射地点を砲撃。前日にレバノン領空でのイスラエル軍戦闘機に対する地対空ミサイルの攻撃を撃破、ミサイル発射地点や武器弾薬庫を攻撃。

午後6時32分、イスラエル軍の作戦システムが、ヒズブッラーによって発射された砲弾多数がレバノン南部に着弾したことを確認。


AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Qanat al-Manar, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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