シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、ラタキア県などを砲撃し、メンバー2人を殺害(2023年11月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を砲撃、同機構のメンバー1人が死亡した。

シリア軍はまた、ファッティーラ村、ナイラブ村一帯を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるハントゥーティーン村一帯を砲撃したほか、ミラージャ村一帯、カウカバー村一帯でシリア軍と砲撃・銃撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のクバイナ丘一帯を砲撃し、同機構のメンバー1人が死亡した。

一方、シャーム解放機構はトルコマン山近郊を砲撃、シリア軍兵士1人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町で正体不明の武装集団が若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, November 23, 2023、ANHA, November 23, 2023、‘Inab Baladi, November 23, 2023、Reuters, November 23, 2023、SANA, November 23, 2023、SOHR, November 23, 2023などをもとに作成。

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