ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を13回攻撃する一方、イスラエル軍のレバノン南部への爆撃でレバノン軍兵士4人死傷(2023年12月5日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、以下の通り発表した。

午前9時50分、ルサイサト・アースィー陣地に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与えた。

午前9時50分、タイハート三角地に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与えた。

午前10時15分、占領下シャブアー農場(ナバティーア県)のザブディーン陣地を対戦車ミサイルで攻撃し、直接の損害を与えた。

午前10時20分、バイヤード・バリーダー陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時00分、ジャル・アラーム陣地、ダヒーラ陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時00分、コブラ陣地を対戦車ミサイルで攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時30分、ハッラト・ワルダ陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時30分、メトゥラ陣地を無人航空機(ドローン)で攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時35分、リーシャー池の陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時45分、バラーニート陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時45分、ラーミヤー陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後4時40分、マナーラ入植地を対戦車ミサイルで攻撃し、死傷者を確実に出した。

午後5時10分、ハッラト・ワルダ陣地を再び攻撃し、死傷者を確実に出した。

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マナール・チャンネル(12月5日付)は、12月4日午前10時から5日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍の攻撃は以下の通り:

12月4日

午前11時14分、ダヒーラ村近郊、アイター・シャアブ村近郊を砲撃。

午前11時45分、ウダイササ村近郊、カフルカラー村近郊、ナークーラ村近郊、ラッブーナ村近郊を砲撃。

午前12時34分、アイター・シャアブ村近郊、ラーミヤー村近郊、カフルハマーム村近郊を爆撃。

午後2時12分、ナークーラ村近郊を砲撃。

午後2時28分、バリーダー村近郊を砲撃。

午後2時36分、ヤールーン村の灌木地帯、マールーン・ラース村近郊を砲撃。

午後3時2分、マールーン村南部近郊を砲撃。

午後5時57分、カフルカラー村近郊、ダイル・ミーマース村近郊を砲撃

午後6時41分、カフルカラー村北のナッハース丘、ヒヤーム村南のハマーミス丘を無人航空機(ドローン)で爆撃、ハマーミス丘を砲撃。

12月5日

午前0時17分、ハマーミス丘方面を砲撃

午前0時41分、タイバ村、ウダイサ村方面を戦闘機で爆撃。

午前0時45分、ダイル・ミーマース村近郊の丘陵地帯を砲撃。

ナハールネット(12月5日付)によると、ウダイサ村に対する爆撃で、レバノン軍兵士1人が死亡、3人が負傷した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前12時50分、本日早朝、レバノン領内からイスラエル北部に向けて多数の砲撃を確認、砲弾は空地に着弾。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、レバノン領内にあるテロ・インフラ、武器貯蔵やテロ作戦に使用している陣地複数ヵ所を爆撃した。

午後1時38分、本日早朝、敵航空機がレバノンからイスラエル北部のマルガリオット入植地上空に侵入、同地に展開するイスラエル軍が動機を捕獲した。

AFP, December 5, 2023、ANHA, December 5, 2023、‘Inab Baladi, December 5, 2023、Naharnet, December 5, 2023、Qanat al-Manar, December 5, 2023、December 6, 2023、Reuters, December 5, 2023、SANA, December 5, 2023、SOHR, December 5, 2023などをもとに作成。

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