シャーム解放機構がアレッポ県西部のシリア軍陣地に特攻自爆(インギマーシー)攻撃、兵士多数が死傷:国防省はテロリスト数十人を殺傷、ドローン7機を撃破したと発表(2023年12月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と親政権の民兵が第46中隊基地一帯への潜入を試み、「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、第46中隊基地一帯、カフル・アンマ村、カスル村を砲撃した。

これに対して、イナブ・バラディー(12月7日付)によると、シャーム解放機構のウマル・ブン・ハッターブ旅団は、第46中隊基地に近いオリーブ工場に設置されているシリア軍の陣地に対して特攻自爆(インギマーシー)作戦を行い、陣地にいたシリア軍兵士のほとんどを殺害、これを制圧した。

シリア軍はこの陣地を奪還するべく複数回にわたって攻撃を繰り返し、シャーム解放機構と激しく交戦、戦闘で、士官1人を含む兵士11人が死亡、15人あまりが負傷した。

シリア人権監視団によると、一連の戦闘でシリア軍兵士3人と外国人戦闘員4人、また多数が負傷、シャーム解放機構の特攻自爆戦闘員も5人が死亡した。

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これに関して、国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍がアレッポ県西部農村地帯にある複数の軍事拠点に対する複数のテロ集団の攻撃を迎撃し、テロリスト数十人を殺傷し、その武器や装備を破壊したと発表した。

シリア軍部隊はまた、同地の軍事拠点複数ヵ所を攻撃しようとした爆発物を装填した無人航空機(ドローン)7機を撃墜した。

SANA(12月7日付)が伝えた。

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一方、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、北西部の緊張緩和地帯で、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党によるシリア軍陣地への砲撃を4件(アレッポ県2件、イドリブ県2件)確認したと発表した。

AFP, December 7, 2023、ANHA, December 7, 2023、‘Inab Baladi, December 7, 2023、Reuters, December 7, 2023、RIA Novosti, December 7, 2023、SANA, December 7, 2023、SOHR, December 7, 2023、December 8, 2023などをもとに作成。

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