国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍部隊がアレッポ県とイドリブ県の農村地帯で、シリア政府の支配下にある安全な町村や軍の拠点への攻撃を試みたテロ組織の無人航空機(ドローン)8機を撃墜し、攻撃を阻止したと発表、撃墜したドローンの写真を公開した。
国防省はまた別の声明で、イドリブ県南部および北西部でロシア軍戦闘機の支援を受け一連の特殊精密作戦を実施し、、テロリストの指揮所、要塞、武器弾薬庫などを攻撃、これらを完全に破壊し、テロリスト数十人を殺傷するとともに、ドローンでテロリストのシェルター、塹壕、指揮所などを攻撃、テロリスト多数を殲滅したと発表した。
攻撃は、テロ組織の攻撃への報復として実施されたもの。
殺傷されたテロリストのほとんどは、シャーム解放機構、アンサール・タウヒード、トルキスタン・イスラーム党のメンバーだという。
SANA(12月25日付)が伝えた。
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ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア軍がイドリブ県でシリア軍に対する攻撃に関与した反体制武装集団を標的とした爆撃を実施し、管制施設と倉庫を破壊したと発表した。
クリット副センター長はまた、イドリブ県内の緊張緩和地帯で、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党によるシリア軍陣地への砲撃を15件(アレッポ県5件、イドリブ県7件、ラタキア県3件)確認、イドリブ県での砲撃ではシリア軍兵士1人が死亡、1人が負傷したと発表した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。
これに対して、シャーム解放機構はシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、ミラージャ村、ダール・カビーラ村を砲撃した。
また、「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
さらに、シャーム解放機構の狙撃連隊がカフルムース村一帯とカウカバー村一帯でシリア軍兵士を狙撃、2人を殺害した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるマリク丘一帯を砲撃した。
これに対して、シャーム解放機構はアブー・アリー山一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し殺害した。
AFP, December 26, 2023、ANHA, December 26, 2023、‘Inab Baladi, December 26, 2023、Reuters, December 26, 2023、RIA Novosti, December 26, 2023、SANA, December 26, 2023、SOHR, December 26, 2023などをもとに作成。
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